傭兵異世界転生記   作:旧人名無し

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前回のあらすじ;髭親父

どうも、旧人名無しです。

今回は別行動になると思いたいです。


第九発 ステータス

「「やらせていただこう!」」

 

二人の気持ちの良い回答に髭親父はニンマリと嗤い、

そしてその笑顔のまま話を進める。

 

「おう!、そう言ってくれると思っていたぜ、まぁその試験だが一人づつでやるんだ。

 まぁ、準備があるからどっちが先にやるか決めとけよ」

 

と髭親父は言うと後ろの扉へ姿を消した。

 二人は向かい合い天月はコインをおもむろに取り出し

出雲は何時もの事のように

 

「表」

 

「じゃあ俺は裏だな」

 

天月はコインを弾く。

軽快な金属音が響き、コインが宙を舞う。

回転しながら急降下するコインは天月の手の甲に座れるように落ち、それに手を覆う

その覆った手を惜しそうにどける

 

「表、か」

 

「んじゃ出雲が先だな」

 

「だな、その間にどこか行ったらどうだ?」

 

「そうだな」

 

天月は答えながら受付嬢の所へ向かう

 

「何か御用でしょうか?」

 

可愛らしく少し小さめの受付嬢は人懐っこい笑顔を見せて天月に話しかける

 天月は冷静に聞き出す

 

「ああ、とりあえず・・・本、本は無いか?」

 

「え、あ~本ですか、一応ギルドに文献を保存する所がありますが、面白い本でもないと思いますよ?」

 

「いや、この世界についての情報が欲しいからな、かまわないよ」

 

「?そうですか、ではこちらに」

 

天月は受付嬢に連れられてここを後にする

それを見計らったかのように扉から髭親父が顔を出す。

 

「おう、最初はお嬢さんか、こっちだ」

 

「了解」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ここですよ」

 

 それほど大きくはないが結構な量の本が所蔵されている図書室だ。

町としてこれほどの蔵書量は素晴らしい、あいつが終わるまでにど位読めるだろうか。

 

「それではこれを」

 

受付嬢は胸元のポケットからチェーンのついた本の形に掘られたペンダントを手渡す

 

「これはこの図書室の使用するためのものです。必ずこれを首にかけて入ってください。 そして図書室から出るときはギルドの受付で返却してください」

 

「何か、図書室の中での制約はありますか?」

 

「本をむやみに傷つけないということと関係者以外立ち入り禁止の所へは入らないでください」

 

「ありがとう、了解しました。」

 

「それではごゆるりと」

 

受付嬢は丁寧に頭を下げると入ってきた扉から出ていく

 

さて、まずは・・・おっ、あったあった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「さて、まずはこれをもって魔力を流し込んでくれ、何、念じるだけで良い、だが全力でやらないと意味は無い」

 

髭親父はギルドカードを出しフライング気味に話す。

出雲はふと気になり質問をする

 

「これはどういうものなんだ」

 

「ギルドカード、これには魔力を受け取ると魔力の主のステータスを表示できる魔法加工がされている」

 

成程これに魔力を流すとステータス表示が現れるわけか。

とりあえずやるだけやってみよう、まあ全力で流すわけじゃない。

能ある鷹は爪を隠す、自分の能力をすべて晒すことはしない

 

出雲は片手間に魔力を流すと

 

ギルドカードが光を数秒放つ、まぶしくて目を閉じる。

薄く目を開けると

ステータスが現れていた、名前も浮き上がっているようである

 

lv10 出雲 透  種族;人種

攻撃力;10

防御力;6

素早さ;15

知力 ;80

魔力 ;50

 

スキル;エラー

 

ふむ、弱すぎた?ステータスに一桁とか混じってるわ、

それにスキルエラー?なんじゃそれ、弱すぎて調べる気もなかったのか?

まぁいい

 

私は髭親父にギルドカードを差し出す。

髭親父は顔を顰めて私を睨む、おーこわっ

 

「全力で魔力流せって言わなかったか?」

 

「それが全力だよ、きっと」

 

「・・・ったく、どうせ自分の力を見せないためだろ。」

 

ばれてーら

 

「まぁそういうことだ」

 

「ハァ・・・まぁいい」

 

いいんだ、ステータスってのは一つの目安ってだけで、重要視されていないのかな?

 

「次は実技だ、ついてこい」

 

「待ってました!」

 

ーーーーーーーーー

 

まじか、こんなところもあるのか、

 

其処は訓練場であった、大きさは大体ギルドと同じぐらいの面積がある。

まぁ、大きさはアレとして見た目は普通の地面だ。

 髭親父は髭親父と同じぐらいの大きさがある斧を片手で持ち挑発する

 

「実技は、俺と戦う。だ普段なら魔獣とやらせるんだが・・・お前もこっちの方が良いだろう?」

 

私は無意識に笑みをこぼしていた。

 

「ああ、望むところだ。」

 

私は構える

 

「武器は持たないのかい?お嬢さん」

 

「いらないね、私の武器は私自身さ」

 

「その心意気、素晴らしい!」

 

そう言うと、髭親父はまっすぐに突撃してきた。

砂を巻き上げ突撃する様はあのイノシシよりも迫力がある。

目の前に来たところで髭親父は

大斧を振りぬく。

 重く鋭い聞いただけで身震いするような風切り音を鳴らし私の胴体をめがけて刃が迫る。

私はそれをジャンプで避ける

 

うーっわ、あんなの喰らったらひとたまりもないな。怖ッ

 

「やるじゃねえか。」

 

「どうも、んじゃ次はこっちから行かせてもらうよ!」

 

私は地面を蹴り髭親父に向かって走る、いやウサギのように飛んでいるという方が正しいだろう。

 髭親父の目の前に立つと、単純、至極単純な正拳突き、だがその熟達された突きは髭親父の防御よりも早く、顔面の前に到達していた。

寸止めだったが風圧により髭親父は軽く後退していた。

その後髭親父は呆れたように

 

「はぁ、強いな、アンタ」

 

「そりゃどうも」

 

「試験はこれで終わりにしよう」

 

「もう終わりかい?」

 

「お前の実力を調べるためのもんだがお前は俺より強いだろう、調べることも出来ん」

 

「あ~、それは残念だ」

 

「片割れを呼んで来い。片割れの試験が終わった後にお前らの評価を下す」

 

「あいよ」

 

「そいえば俺の名前を言っていなかったな、俺の名はガイル・アーカイムだ。」

 

「ああ、私の名前は出雲透、この国だと、トオル・イヅモ だ」

 

「そうか、じゃあ頼んだぞイヅモ」

 

「了解した」




此処まで読んでいただき有難うございます

個別になって改めて思ったんですが・・・
二人って書きづらいですね!はい(アセアセ

まぁ、書いちゃったものは仕方ないので頑張りたいです。

それでは、また、いつか ノシノシ
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