魔法少女リリカルディケイド 作:273
プロローグ
「ここは?」
俺が目を覚ますと眼前に映ったのは真っ白で何もない空間だった。
「あら、気が付いたのね」
後ろを向くとオレンジ色のロングヘアーの女性がいた。
「あんたは?」
「私はレイ、貴方の世界で言うと神様かしら」
「か、神様⁉︎」
「なによ、信じてない顔ね」
「そりゃそうだろ、神様なんて普通居るかどうかも怪しいのに」
「現に私は神よ、今は事情があってここに居るんだけどね」
しかし、神様っていうより、独身で仕事ができるOLみたいな感じだな。
「なんですって、・・・・・い、今なんて言ったのかしら」
「あ、あれ、今口に出してた?」
そんな馬鹿な、ちゃんと心のなかで言ったはずだ。
「私にはね聞こえるのよ、貴方の心の声が」
「頭に来たわ、貴方、踏み台転生者になりなさい」
「は?なにそれ」
踏み台?聞いたことない単語だな
「踏み台って言うのは、女の子に俺の嫁って言って困らせて、その世界のオリジナル主人公にボッコボコにされる役ね」
「ふざけんな、なんで俺がそんな役やらなければならん、お断りだ」
「貴方に拒否権は無いわ、今私が決めたの」
「断る、貴様の指図など受けん‼︎」
「貴方が行く世界はリリカルなのはの世界ね」
「話聞けよ」
「転生特典は、王の財宝とサーヴァント並の身体能力、一生遊んで暮らせるお金なんだけど、何か要望はあるかしら?」
「そこは普通に聞くんだ」
「何よ、文句があるなら一応聞いてあげるけど」
「いや無いけどさ」
「で、いるの?いらないの?」
「じゃあ保留でいいよ」
「それじゃあ転生させるわ、転生完了したら自分の仕事をきちんとすること、いいわね」
「はいはい、わかったから、口煩せー母親かっての」
ピッ
「じゃあ逝って来なさい」
「あれ、行くの字が違って聞こえたような」
ガコン
「えっ」
「嘘ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン⁉︎」
行ったわね
あの方はまだあの世界に裕輝が行ったことを知らないはず、あの子が記憶を取り戻すまでは知られるわけにはいかない
私も貴方の記憶が戻るように最大限力を貸すわ
だからお願い、世界をあの方から救うために戦って
そう言ってレイは両手を合わせ、神北裕輝に祈りを捧げた
あれ、何処だここ?
見渡すとそこは見知らぬ部屋だった。テーブルの上に手紙が置いてあったのでそれを広げて見ると
「ちゃんと転生できたようね、安心したわ。
一応説明しておくと、貴方の家族は一応海外に出張してる設定よ。それと生活に必要な物は全て私のほうで用意したわ。何か必要な物があったら私に言って頂戴、すぐに用意するわ。銀行の口座にある金額は○○○○○○円よ、無くなりそうだったら事前に連絡すること。無駄遣いは駄目よ。
それじゃあ頑張って頂戴、いい結果を期待してるわ」
お姑さんですか貴方は?
て言うか、口座にある0が数え切れないほどあるんだが間違いじゃないよな。そもそも俺、ちゃんと魔法つかえんのか?使い方なんて知らねーぞ。
あいつ、要点だけまとめてすぐに転生させやがって。
その踏み台ってやつをちゃんと説明してから送れよな
「ん?なんだこれ?」
そこには『踏み台に関する説明書』と書かれた薄い本が置かれていた。
「なになに?」
「踏み台とは女の子全員に俺の嫁と言い、困らせて反感を買って、その世界の主人公やオリ主からフルボッコされることを・・・指すだと」
「・・・・・」
「ふっざけんなやーーーーーーーーーーーー!!」
なにそれ⁉︎嫁って言っただけで俺ブッ殺されんの?
どんだけ理不尽な世界なんだよここは
あいつが魔法の世界とか言ってたけど、魔法じゃなくて暴力の世界の間違いなんじゃねーの。そんな物騒な世界なら外に出たくないんだけど
なーんか面倒くせーからやめっかな。そもそもなんで好きでもねー奴にそんな事言わなくちゃいけねーんだよ。なんか俺にメリットがあんのか、デメリットな未来しか思えねーんだけど。
面倒ごとは避けたいしな。話し掛けられても最低限の対応すればいいだけだし。
つーか俺ってこんな色の髪だったっけ?前黒髪だったのに銀髪になってるんですけど。目の色も茶色じゃなくて赤目になってるし
ま、いいか。この世界見た目じゃなくてどれだけたたかえるかだよな
あー、そろそろ腹減って来たし飯にするかな。バビロンの練習は後ですればなんとかなるかな。
とりあえず考えんのは後、まずは飯からだ
今回はこれで終わりです。タグにつけたディケイドは無印の中盤で出す予定です。