安全主義者と戦乱の日々   作:天翔青雷

10 / 84
第六話 初めての眷属

 今更ながら、アロサウルスは恐らくジュラ紀最強、仮にそうでなくても上級捕食者であることに変わりはない。ならば、アロサウルスに化けていれば、今回のように襲われることはなくなるのではないだろうか。草食竜には逃げられるかもしれないけど、安全だ。では早速…

 ……いや、なにも僕が(・・)化ける必要はない。僕には能力(チカラ)がある。

 ――――創造能力。基本的には、イメージ通りのものができる、ハズ。試したことは無いけど。そして僕の保存空間には、喰らったアロサウルスの遺伝子情報(データ)や、前世の記憶(モンスターデータ)がある。だったら、創ってやろうじゃないか。僕の身を守る盾となり、獲物を喰らう僕の手足となる、最初で最高の眷属(モンスター)を!!

 

 ベースとするのは、当然アロサウルス。この時代にいない生き物を創っても、元々の目的である他の肉食竜への牽制が出来ないし。一番の目的は、僕が力をつけるまでの間の襲撃を避けるたことだし。

 しかし、やはりそれだけではいけない。戦闘力に不安が出るし、そもそも他種共々絶滅するだろう。そこで必要となるのが、モンスターのデータだ。それを基盤に加えていく。

 付与データその1。MH最凶のモンスター、恐暴竜イビルジョー。その特徴の一つ『暴食』はアラガミの眷属にピッタリだし、戦闘力も申し分ない。味方すら喰いそうで怖いけど、その辺の調整も出来るだろう。たぶん。

 付与データその2。僕が知る中でFF最強のモンスター、召喚竜バハムート。(ドラゴン)繋がりだし、僕の好きなキャラクターだし、その攻撃力は他を圧倒する。他にも理由を挙げるなら、召喚獣であるバハムートを加えておけば制御しやすそうだと思ったことと、高い知能を持ちそうだったことくらい。

 付与データその3。これはどちらかといえば設定だけど、ONとOFFの切り替え可能な、同調(リンク)機能を付けてみる。これで、僕自身が何もしなくても、眷族が見聞きした情報を手にし、眷属が喰らったものの情報データやオラクルを得ることが出来る。これはもはや、分身とも呼べるかもしれない。

 ……とまぁ、色々と考えてみたけれど、オラクルは足りるんだろうか?アロサウルスからの逃亡でかなりのエネルギーを使ったから、今の僕にはアロサウルス一頭分とステゴサウルス半頭分のオラクルしか残っていない。基盤にアロサウルスを使うと考えれば、付与データに使えるのはステゴサウルス半頭分……。足りないな、絶対。

 でも考えてても仕方ないし、やれるだけやってみようか

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。