安全主義者と戦乱の日々   作:天翔青雷

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第十五話 眷属軍勢

 僕の一部である保存空間には、直接眷族を創ることが出来るのではないか?

 掃除を終え、なお時間を持て余した僕は、そんなことを考えていた。どうせ暇だし、オラクルもたくさんあるんだから、早速試してみよう!

 自分の内側、保存空間に意識を向け、眷属を創造し始める。今回は、ナインのような手の込んだものではない。原作そのまんまの再現だ。まずは、低級モンスターから創ってみよう。そもそも、上手くいくかどうかも分かんないんだし。

 

――――――――――――――――――――――――――――――

 

 決論から言えば、上手くいった。今、保存空間の中には、小型アラガミのオウガテイル各種、コクーンメイデン各種と、ポピュラーなアーマメント、イーターにホーネット、そしてFF初級モンスターゴブリンにMHのアイルーがウヨウヨしている。正直、やりすぎた。

 さて、こいつらは(現実世界)に出さないと意味を持たない。一応策は考えてあるから、早速試してみよう。これも、上手くいく保証は無いけど。

「形態変化、捕食。」

 左腕を捕食形態に変える。本当は別に始動キーなんていらないけど、なんとなくつけてみた。格好いいし。イメージしやすいし。まぁ、それは置いといて、

「吐き出せ」

「ウニャア~」

 試しにやってみたところ、これまた成功。アイルーが出てきた。ちなみにこれは吸い込みの応用、というより逆だ。保存空間へと吸い込めるんだから、保存空間から吐き出すこともできるだろうっていう逆転の発想は、見事に成功した。自分でも、ここまであっけなく上手くいくとは思わなかったけど。

 さて、小型・初級モンスターは成功したんだ。今度は、大型モンスターにも挑戦してみよう……と思ったけど、数を創りすぎたせいでオラクル残量が残り少ない。仕方がないから、また光合成しながら寝ていようか。

 ――――ダメだ、もう日が沈んでいる。

 

――――――――――――――――――――――――――――――

 

 翌日、午前零時。やっぱり、紅世の秘宝(零時迷子)に安眠を妨害された。もう、それが当たり前になってしまったのが悲しい。

 それはさておき、今日は大型モンスターを創ってみよう。せいぜい2,3体が限界かな?

 早速保存空間に意識を集中させる。失敗の可能性もあるから、あまり思い入れのあるモンスターは創りたくない。思い入れが無くて大きいモンスターかぁ……。クアドリガくらいでいいや。

 

―――――創造開始―――――

 

 出来上がった。これまた成功。クアドリガと、クアドリガ堕天種(亜種)が1体ずつ生まれた。合計で2体。……3体くらいはいけると思ったんだけどなぁ。

 ちなみに、保存空間は四次元だから、どれだけでも収納できる。

 これから何日もかけて、眷属の軍勢を作ってやろう。いい暇つぶしになりそうだ。……折角だし、感情を持たない人形でも創ろうか。一種の兵器として。

 

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