安全主義者と戦乱の日々   作:天翔青雷

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第一話 ハジマリ

 僕の第二の人生(セカンドライフ)を祝福するように、太陽は輝き、風が頬をなで、大地が迫ってくる。

 …………詩的な表現(現実逃避)をしても、現実は変わらない。僕は今、絶賛落下中だ。痛覚の遮断はしてあるけど、まだほとんどオラクルを保有していないから、翼を展開したりはできない。だから―――

 

――――グシャリ

※人に見せられない姿になりました。しばらくお待ちください。

 

 ……再生完了。約束された勝利の剣(エクスカリバー)をもらっておいて正解だった。全く、酷いことをしてくれるよ。僕には不幸属性でもついてるんだろうか?

 周りを見た感じ、どうやらここは森の中のようだ。とりあえず、適当にものを喰らって、オラクルを蓄えることにする。まだ、翼同様、口を出すこともできないから、味覚を遮断し、本物の顔についた口から、近くの植物を食べようか。アラガミだから、腹を壊すこともないだろうし。ムシャムシャ……。無味無臭って、意外と気分が悪い。

――――――――――――――――――――――――――――――

 あの後、溜まったオラクルで左腕を神器形態にして、半径10メートルほどにあった植物を皆吸い込んだ。アラガミとカービィの能力の相性は抜群だ。捕食者同士だからか?

 くだらないことを考えるのは止めよう。とりあえず今度は、動物を探すことにする。喰らえば、植物よりも多くのことが得られるだろうし。できれば、構成情報(DNA情報)も集めておきたいし。まぁ、集めたら何かの役に立つってわけじゃないけど。

 ……ちなみに、喰らった植物の情報は保存空間に収納された。純粋なDNA情報から、生息地、効能とかまで、色んな情報が揃っている。この調子なら近いうちに、植物図鑑が出来上がりそうだ。

 

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