安全主義者と戦乱の日々   作:天翔青雷

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未だにスランプから脱却できず……。かなりの駄文です。
ようやく、原作キャラの登場です。まだ原作が始まるわけではありませんが


第三章
第六十六話 出逢い 前編


~SIDE 龍~

 

「ふわあぁ~あ、よく寝たねぇ」

 

 とは言いながら、実際どれくらいの間寝てたかなんて分からないんだけど。

 

「オハヨウゴザイマス、アルジ」

「モースト、おはよう。ところで、クイーンは?」

 

 情報を求めようと思ったら、クイーンに聞くのが一番早い。……けど、クイーンの姿が見当たらない。モーストと視覚を同調(リンク)させたりしても探せるけど、寝起き早々に面倒なことをしたくないから、普通にモーストに聞くことにした。

 

「クイーン、客ト、話シテル」

「へぇ、客と……って、客!?」

 

 モーストの言葉が少し聞き取りやすくなったこととか以上に、ここに客人がいることに驚いた。しかも、モーストやクイーンに受け入れられてるみたいだし。

 

「……で、その客人っていうのは、どんな人なの?」

「アルジヲ信仰スル、ヴァンパイア」

 

 ………………え?

 

 

~SIDE OUT~

 

 

~SIDE クイーン~

 

「いつも、ありがとうございます」

 

 礼を言いながら、私に頭を下げる女性。何度も言っているのですが、感謝の言葉は私ではなくマスターに言ってほしいものです。

 

「ところで、邪神様はまだ……?」

「えぇ、残念ながら」

 

 たしかに、邪神様が眠られている以上、礼を言えるわけが無いのですが、ね。

 

「(クイーン、聞こえる?)」

「!?!?」

「クイーン様、どうかなされましたか?」

 

 客人に心配されるとは……。いえ、今はそれよりも大切なことがあります。

 

「(マスター、お目覚めになられたのですか!?)」

「(うん。……あと、モーストから、ヴァンパイアが訪ねてきてるって聞いたんだけど、説明してくれる?)」

「(承知しました)」

 

 まずは、このことを客人に伝える必要がありますね……。

 

「クイーン様?何か、重大なことでも……?」

「はい。非常に重大なことが起きました。そしてそれは、貴方にも関係のある話です」

「私にも、ですか?」

 

 客人の表情からは、恐怖が見て取れます。恐らく、自分の存在が私達に悪影響を与えたと思っているのでしょう。客人は、一部の相手から狙われている種族なのですから。

 

「ご心配なく。追っ手の類が現れたわけではありませんよ。それに、仮に貴方を狙うものが現れたとしても、それは私達にとって、餌でしかありません。ですから、気に病む必要などありません」

「ありがとうございます。……それでは、私達に関係する重大な話とは、一体?」

 

 重大なことと言われて、追っ手しか出てこないというのも逆に凄い気がしますね。まあ、それはさておき。

 

「マスターがお目覚めになられました。直接、礼を言いに行きますか?」

「はい、是非とも。邪神様には、長い間お世話になっておりますので」

 

 実のところ、彼女は対価として血や髪を差し出しているので、そこまで感謝する必要はないのですが、ね。

 

「それでは、邪神様の下へと案内しましょう。……月村忍さん」

 

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