コピー能力『エンジェル』
それはその名の通り、天使の能力。頭には金色の輪、背中には純白の翼。そしてその手には、神々しき弓。余談だけど、捕食形態は解除される。何でだろう?
そして『エンジェル』最大の特徴は、浮遊能力。ホバリングを行えるカービィにはあまり意味が無いけど、今の僕にはなかなかありがたい。
さすがのアロサウルスでも、空までは追ってこられまい。まぁ、この時代には
さぁ、
僕はオラクル細胞を変換して創った弓を引き、空中からアロサウルスを狙う。攻撃の術をもたない奴は、ただの大きな的でしかない。
「グギャア!?」
やっぱり、奴は僕を獲物だと思っていたらしい。攻撃を受けたことに驚いている。けど、その大きな体にはそれに見合うだけの生命力が宿っているようで、僕の放った矢は先端が刺さっただけで、致命傷を負わせられなかった。
一本でだめなら、もう一本。それでもだめなら、また一本……。息の根を止めるまで、矢を射り続ける。毎回オラクルが消費されてるが、後でアロサウルスごと
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あれからどれくらいの時間が経っただろうか。アロサウルスは、かろうじてまだ生きている。が、もはや原形をとどめてはいない。今の奴は、何処からどう見ても巨大な針山にしか見えない。
……塵も積もれば山となる、とは言うけど、なにも本当に針「山」にならなくてもいいだろうに。というか、いい加減くたばれ。矢が矢に当たって、刺さらなくなってきた。そろそろ、ステゴサウルス分のオラクルが尽きそうなんだけど……。仕方が無いから、一撃にかけてみようか。
もう一度オラクル細胞を変換し、矢を創る。けど、今回はこれで終わりではない。今度はオラクルを雷に変換し、矢に纏わせる。さすがに保有オラクル量が残り少なくなってきたから、これで終われないと正直辛いんだけど……。
「貫け雷光、プラズマアロー!!」
ヒュン、と。僕の放った一筋の光は、既に刺さっていた矢を砕き、寸分の狂い無く、アロサウルスの頭部を貫いた。
「グギャアアアアァァァァァァァァァァ」
なんとか、仕留められたようだ。まぁ、頭部を貫いたのだから当たり前だけど。しかし、自分で撃って、自分で驚いた。刺さっていた矢ごと貫いた威力にも、頭部に当たったコントロールにも。前世で弓を扱ったことなんて無かったんだけど……。これも弓矢を武器とするコピー能力『エンジェル』の恩恵なんだろうか?
それはさておき、せっかく苦労して狩った獲物だ、早速いただこう。
もう一度左腕を捕食形態にして、僕はアロサウルスを吸い込んだ。
~プチ設定資料~
■エンジェル
星のカービィのコピー能力。天使の輪と翼が生え、常時浮いていられる。攻撃手段は弓矢。引く(チャージする)と、矢の射程、威力、本数が増える。
■プラズマアロー
本来(原作)では、雷を纏った矢ではなく、矢のような雷で、カービィのコピー能力プラズマ(作品によってはスパーク)が持つ技。
今作では、矢が雷を纏い、スピードと貫通力を増している。
その他、設定の分からないものがありましたら、感想にでも書いていただければ第三部にて更新します。
誤字脱字等の指摘もお待ちしております。