執筆したのが少し前なので、当時まだ未実装だった姉妹艦は登場しません(ごめんなさい)。
今回お借りした楽曲
#sm29355539 http://nico.ms/sm29355539?cp_webto=share_tw-spweb
#sm23905664 http://nico.ms/sm23905664?cp_webto=share_tw-spweb
#sm26777406 http://nico.ms/sm26777406?cp_webto=share_tw-spweb
大淀「提督、入電です」
提督「あぁありがとう.....んん?なんだこの、『各鎮守府における催し物について』とは」
大淀「先日、大本営の方から伝達がありました」
曰く、国民から『艦娘』という人のようでありながら人ならざる存在に対し、不信感を感じさせる声が寄せられている
曰く、その艦娘を我が国の防衛の手段として用いている現在の海軍そのものに対しても、不信感を抱き始める者まで出始めたとの報告が上がっている
提督「......つまり?」
大淀「このままだと海軍は、国民からの信用が無くなってしまうかもしれないのでなんとかしてこの現状を改善しなくてはいけない、ということです」
提督「で、その大事なトコは俺たち各鎮守府の司令官に丸投げと.....」
大淀「ハイ。他の鎮守府にも同じ通達が届いてるハズです」
提督「まいったな、戦闘作戦とかならまだしも、イベントの企画なんて考えたこともないぞ.....」
大淀「ご安心ください。そうかと思って、私が既にアイデアを固めておきました」
提督「本当か?それはありがたい。ちなみに何を?」
大淀「『鎮守府スーパーライブ』です」
提督「.....え?」
大淀「『鎮守府スーパーライブ』、です」
提督「....音楽的なやつの?」
大淀「そうです」
提督「なんでまたライブなんか?」
大淀「他に、艦娘が出し物をするお祭り等も考えたのですが、やはりここはライブがいいかなと」
提督「その心は?」
大淀「面白そう」
提督「賛成」
〜後日、食堂〜
提督「え〜、皆に集まってもらったのは他でもない。今度行われる鎮守府ライブの話だ」
ザワザワ....
漣「ご主人様!三行で」
提督「大本営
海軍やばい
なんとかして」
漣「ハァ (・Д・)?」
提督「まぁつまり、艦娘のイメージアップの為さ」
提督「なぜライブなのかと言うと、盛り上がり的な観点で見たらこれがベストじゃないかと思ってな」
響「司令官、私達は多分全員楽器を弾いたことも作曲したこともないと思うんだけど」
提督「問題ない。曲に至っては大淀がゲストに頼んで製作してもらった」
妙高「随分準備がいいんですね」
提督「彼女がツテを持ってたらしいからな。よし、じゃあそのライブメンバーを発表するぞ」
提督「3つのバンドグループに別れる。まず陽炎、木曾、時雨。君たちがボーカルだ」
陽炎「ぅえ゛!?」
木曾「俺もかよ!?」
時雨「僕、あまり歌ったこととかないんだけど....」
提督「そんでその姉妹艦達....つまり陽炎型、球磨型、白露型のメンツには演奏を担当してもらう。誰がどの楽器かは各自で決めてくれ」
提督「それと、楽器演奏等の問題も大丈夫だ。期限は数ヶ月ある。一曲分の演奏くらいはなんとかなるだろう。楽器も臨時支給されるからな」
提督「後で細かい知らせを伝える。代表のボーカル三人はこの後執務室へ来るように。では解散」
ゾロゾロゾロ....
「ちょっとちょっとちょっとーー!!!」
提督「やっぱ来たよ。予想はしてたが」
那珂「もしかしたらと思って黙ってたけど、なんで那珂ちゃんのパフォーマンスが無いわけー!?」
提督「あぁ〜それなー.....」
那珂「ちゃんと説明してくれないと、那珂ちゃん不機嫌だぞー!」
提督「....あのな、確かにお前はライブがどういうものか知ってるだろうし、歌唱力で言えばウチでナンバーワンだろう。けどな、今回は無しだ」
那珂「なーんーでー!!」
提督「単刀直入に言おう」
提督「もうお前は『明るいキャラ』として定着してるから、やっても効果が薄いんだよ。今回は『イメージアップ』がテーマだからな。なるべく先入観の持たれてないヤツで実行する必要があるんだ」
那珂「え〜....」
提督「まぁそう落ち込むな。上手いことすれば、そのうちメインで出してやるから」
那珂「んもう〜、ちゃんとお願いしますよプロデューサーさん!」
提督「いやプロデューサーじゃなくてアドミラールです」
〜その後〜
木曾side
木曾「役職としては、ボーカルの俺と他にドラム、ベース、ギター2人らしい。姉さん達、何がやりたい?」
球磨「球磨はドラムをやってみたいクマー!」
多摩「多摩はなんでもいいにゃ」
北上「あたしもなんでもいいかなー」
大井「私は北上さんと一緒がいいです!」
木曾「んじゃあ....北上姉と大井姉がギターだな。ドラムが球磨姉なら多摩姉はベースになるぜ?」
多摩「いいにゃ」
木曾「よし、じゃあ譜面を配るぞ」
陽炎side
陽炎「とりあえずギターとベース、ドラムにキーボードなんてのもあるわね。人数が多いから役職をさらに増やしても良いって言われたけど、希望ある?」
不知火「ギターに少し興味があります」
黒潮「ウチはドラムやねぇ。あのドカドカいわすんがカッコええわぁ」
雪風「雪風はキーボードやりたいです!」
初風「ベースやってみようかしら」
舞風「ライブといえばバックダンサー!私がプロデュースするわ!浦風!浜風!」
浦風「ファッ!?」
浜風「私もですか....」
嵐「俺もギターやりてぇな」
秋雲「私はそんな皆のこと描いてるだけでいいやー」
磯風「私も遠慮しておこう」
野分「よくわからないので私も...」
天津風「私もパス」
萩風「私も遠慮しておきます」
陽炎「自由ねぇウチは....じゃあさっそく楽器触ってみよっか」
時雨side
白露「ちょっとちょっと時雨!なんで1番初めにボーカルやるのが私じゃないのぉ!?」
時雨「し、知らないよそんなこと」
村雨「まあまあ姉さん、楽器で1番上手い演奏すればいいじゃない」
白露「むー....それもそうね!」
夕立「ところで、夕立達は何をすればいいっぽい?」
時雨「そうだね、提督が言うには、ギター、ベース、ドラム、ピアノの四人が必要だよ」
白露「はーい!私は1番派手なやつやりたい!」
村雨「私は〜.....どうしよ」
夕立「夕立、ギターやりたいっぽい!」
五月雨「私、ちょっとだけならピアノ出来ます!」
涼風「あ〜、私パスだわ」
江風「楽器ねぇ。キョーミないしやめとく」
海風「私もやったことないので....」
時雨「えっと、じゃあ白露姉さんがドラムかな?そうなると村雨がベースだね。夕立がギターで、五月雨がピアノってことで良いかな?」
村雨「いいんじゃないの?」
白露「いっちばんカッコイイ演奏するんだからー!」
時雨「じゃあ、これが譜面だよ」
〜それから、各チームの練習が始まった〜
球磨「クマァ〜....この曲、けっこう激しいリズムクマー。疲れるクマー」ドコドコドコ
多摩「爪が削れるにゃ....ピック欲しいにゃ....」ヴヴーン...
木曾「他のとこに余ってないか聞いてこい。あと北上姉、大井姉、勝手に自分らだけでやってんな。合わせなきゃ意味ないぞ」
北上「いや私はいいんだけど大井っちがさ〜」ジャーン
大井「もう何よ!折角北上さんとのデュオを楽しんでたのに!」ジャジャーン
木曾「こっちの方が手間かかるな....」
陽炎「なんか、歌詞を見る限りアイドル曲っぽいわね。なんとなく那珂さんに悪い気がするわ.....」
嵐「っか〜、手首疲れるなぁコレ....」
不知火「嵐はスナップだけで弾いてます。それだと効率が悪いので肘の動きと絡めて使うと疲れが和らぐでしょう。こんな風に」ジャジャージャーン
黒潮「叩いてばっかもなぁ....なんかこう、パフォーマンスやろかなぁ」ドドドシャーン
雪風「あるー日♪森のー中♬熊さーんに♪出会ーった♬」ピロンポロロン
初風「.....ねぇ、あの子ピアノ出来たっけ?」ボロロォン
陽炎「本人はやったことないって言ってわよ?」
初風「やったら出来た.....幸運てなんでもアリね」
舞風「はいソコ!ターンをもう少し早く!笑顔も忘れちゃダメだよ!!」
浦風「なぁ、コレってウチらいるん?」
浜風「さぁ.....?正直必要性は感じませんが.....」
野分「ゴメンなさい二人とも。舞風が勝手なこと言って」
秋雲「うーん、いいねぇ、楽器を練習する女の子!まるでけい◯ん!みたいだねぇ」描き描き
磯風「よし、では私が皆に差し入れのお弁当でm」
「「「「「「あ、大丈夫」」」」」」
磯風「」
白露「ィィヤッホーぅ!」ドドドドシャーン!!
村雨「ンーンン〜♬」ジャジャン
夕立「ぽいぽぽーい!」ジャンジャーン
五月雨「えっと、えーっと....」ポロンポンポロン
時雨「あの白露姉さん....悪いんだけどこの曲、激しい音は要らないんだ」
白露「う....嘘だっ!!」
時雨「ホントだよ」
江風「......なぁ村雨の姉貴、ちょっとだけやらせてくンね?」
海風「アナタ興味ないって言ってなかった?」
江風「いーじゃン暇なンだしさぁ」
〜数ヶ月後〜
鎮守府内臨時特設ドーム
ザワザワ....
提督「この日が来たな」
大淀「ハイ。客席は満員御礼、カメラからネットへのライブ中継もありますので」
提督「なんか本格的だな。まあそれが目的なんだけど」
大淀「皆さんの様子が気になりますね。舞台裏へいってみましょう」
〜舞台裏〜
木曾「コ、コレハ.....」
陽炎「オキャクサン、スゴイ....」
時雨「オナカガ、イタイ....」
大井「ホントにスゴイ数ですね....」
黒潮「そんなウチらに興味あるんかねぇ?」
五月雨「人....人....人.....」ゴックン
提督「よし、お前達。いよいよ本番だ」
提督「皆よく頑張ったな。まぁ、いくら任務って言っても、これはライブなんだ。お客さんを楽しませて、自分たちも楽しむことだけ考えろ。きっと成功するさ、大丈夫。信じてるぞ」
北上「んじゃあ提督、景気づけに円陣でも組もうよ」
提督「あぁ、そうだな」
ガバッ
提督「きっと皆楽しんでくれる!!お前達も全力でいけ!!死ぬ気で楽しんでこーぜ!!!」
「「「「「応ッ!!!」」」」」
ステージ上
提督(マイク)「えー皆様、本日はお越し頂きありがとうございます!これより、艦娘達の音楽ライブを始めます!!」
ワー!!
パチパチパチパチ!!!
提督「皆様の中には、艦娘のことをよく知らない、はたまた快く思えない方もいることでしょう。しかし、彼女たちは我々人間となんら変わらない存在なのだと、音楽に乗せてお伝え致します!!それでは、どうぞお楽しみ下さい!!!」
フッ.....
カッ!!
ドシャーンギュイイーンドコドコドドーン!!!
木曾「ッッシャーー!!お前ら準備はいいかーー!!!」
ワアァァァァ!!!
木曾「最初だからってヌルくはいかないぜ!!全員本気でアツくなれよ!聞いてくれ、『不滅の激情』!!!」
『不滅の激情』
Vo.木曾
Gt.北上
Gt.大井
B.多摩
D.球磨
〜〜♪ーー♬〜ー♬
『白い息を吐き 天を睨み
凍る世界さえ ほらほらほらほら
溶かして』
〜ーー♬〜
モニター室
提督「お、良い顔してるじゃんか。木曾」
大淀「ええ、とても強く凛々しい表情をしています」
『白と黒を抱き 隠れ潜み
雪を燃やす程 いまいまいまいま』
『この手を衝き上げる 熱く滾る闘志
右目に宿す 不滅の激情』
『進め!闘え!!唯一無二の勝利を!!!』
『放て!蹴散らせ!
見せてやろう 愛と絆!』
『謳え!煌け!!唯一 君に勝利を!!!』
『誇れ!気高く!
例え底に堕ちたとしても 不滅の激情』
〜ー〜♬〜〜♪〜♬
提督「イヤ〜、このサビはいつ聴いてもアツイなあ」
大淀「影山ヒ◯ノブ好きとかならそうなりますね」
提督「ライブ動画の方はどうだ?」
<アツイ!アツイゼ!
<会場行きてー
<これDVDとかにならない?
<ヲ!!
<いいねぇ、痺れるねぇ
大淀「......深海凄艦いませんでした?」
提督「気のせいだろ」
『嗚呼.....今も消えず猛り
燃え盛る 焔の様に』
〜ーー〜♬〜〜ー〜♪♬
『この手を衝き上げる 熱く滾る闘志
脈打つ鼓動 赤く焼ける息吹
静かに眠ることもせずに 咆えて』
『右目に宿す 不滅の激情』
『進め!闘え!!唯一 君に勝利を!!!』
『放て!蹴散らせ!
見せてやろう 愛と絆!』
『謳え!煌け!!唯一 君に勝利を!!!』
『誇れ!気高く!!例え底に堕ちたとしても
不滅の激情 この目に宿して』
『明日に刻め!!』
〜〜♪ー〜♬〜〜ー〜ーー
木曾「センキュー!!!」
ワーーーー!!!!!
パチパチパチパチパチパチ!!!!!
提督「よかったな」パチパチ
大淀「ええ、予想以上の盛況です」パチパチ
<ちょっと木曾育ててくる
<ギター弾いてる北上さんハァハァ
<キソー!!
<CD化はよ
<行けばよかったなー
提督「うんうん、画面の向こうの人達も楽しんでるみたいだ」
大淀「他の鎮守府の大井さんもハイになってるみたいですね」
〜舞台裏〜
木曾「いやー.....お疲れ、球磨姉たち」
球磨「つっかれたクマー.....」
多摩「失敗しないで良かったにゃ」
北上「でも楽しかったねー」
大井「若干汗ばんでる北上さんハァハァ」
提督「よ、お疲れ」
大淀「皆さん素晴らしかったですよ」
木曾「おう」
提督「さっそくだがもう次の準備が終わったようだ。お前達も一休みしたら見にこい」
大淀「次は時雨さんたちですよ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
時雨「スッゴイ緊張してきたよ.....」
白露「なっさけないわねぇ。アナタが歌うんだからしっかりしないとダメよ?」
村雨「まあでも、私もちょっと.....」
五月雨「人.....人.....人.....人」ゴックン
夕立「それより五月雨ちゃん大丈夫っぽい?さっきからずっと掌に人って描いて飲んでるっぽいけど」
涼風「おっら五月雨!気合い入れろよぉ!」背中バシーン
五月雨「イッタい!!?」
江風「ガンバってな姉貴たち〜」
海風「裏で応援してますからね!」
時雨「......よし、行こう」
「「「「「おー」」」」」
ワー!パチパチパチパチ
時雨「えーと....皆さんこんにちは。白露型駆逐艦の時雨です。僕も、木曾さんに負けないくらい良い歌を披露するので.....聞いて下さい、『まっくろな雨』」
『まっくろな雨』
Vo.時雨
Gt.夕立
B.村雨
D.白露
Key.五月雨
『はらりはらり 波紋を描いて
はらりはらはらと 零れたひとひら』
提督「お、始まったな」
大淀「時雨さん、普段もそうでしたけど、綺麗な声してますね」
『ひらりひらり 弧線を描いて
ひらりひらひらと蝶は舞った』
『まっくろな雨が 頬濡らしても
このまま この目に焼き付けよう』
『誰もが 雨の中に消えても
僕だけは 見届けるよ』
〜〜ー〜♬ーー〜〜♪
扶桑「提督」
提督「お、来たな。西村艦隊の諸君」
山城「あの子の晴れ舞台がモニター越しなんて.....不幸だわ」
最上「時雨ったら、結構サマになってるじゃないか」
山雲「時雨ちゃん〜、頑張って〜」
朝雲「あの子が歌詞間違えませんように....」
満潮「ふん、わざわざ呼び付ける必要なんてあったの?」
提督「大アリだ。なんせ、この曲はお前達に向けて作られたものと言っても過言じゃない」
扶桑「.......確かに」
山城「あの子を置いて、私達は全員沈んでしまいましたからね......」
<優しい歌やね
<ウチの西村艦隊にも見せてあげよう
<ちょっと時雨さんと雨に当たってくる
<レ!
<●REC
大淀「.......提督、今度はレ級が」
提督「気のせいだろ」
〜〜ー〜〜♬♬♪
『まっくろな雨が 降り続けても
いつかは 光降り注ぐから
今より強くなるよ 見ていてね....Ah』
『まっしろな雨が降る この場所で
待ってるよ 巡り会うその時まで』
扶桑「.....みんな」
山城「.....ハイ」
最上「うん、解ってるよ」
満潮「.....フン」
山雲「ハイ〜」
朝雲「....ええ」
扶桑「もう、あの子に悲しい思いをさせてはいけないわ。今度は.....今度こそ、私達が守ってあげるのよ」
提督「そうさ。今度こそ.....その為に、お前達はもう一度、生を受けたんだ」
『この雨は優しいね
あの頃と同じように 笑い合おう』
『いい雨だね』
ー〜〜ー♬ーー〜♪
< (´;ω;`)ブワッ←大真面目
<堪えてたのに....最後で涙腺崩壊
<さすが俺の嫁
<↑↑ホントそれな
<時雨のことしか考えられなくなったどうしてくれる
時雨「ありがとうございました!」
パチパチパチパチパチパチ!!!!
〜舞台裏〜
時雨「ふぅ......」
白露「あーあー、なんか物足りないな〜」
村雨「なんで本来一番疲れてるハズの姉さんがそんな元気なのよ....こっちはミスらないか不安で休まる暇もなかったのに......」
夕立「でも結構楽しかったっぽい!!」
五月雨「まだ....高揚感が残ってる....」ドキドキ
江風「おっつかれー」
海風「お疲れ様です。とっても良かったですよ!」
提督「みんな、お疲れ様」
時雨「あ、提督。......どうだった?」
時雨「凄い良かったぞ。もちろん演奏もな」
扶桑「時雨」
時雨「あ、扶桑....」
扶桑「もう、一人になんてしないわ。これからは.....ずーっと、私達一緒よ」ギュ....
時雨「うん.....うん」ギュ.....
山城「良かったわよ、時雨」
最上「いいねぇ、なんかこう....儚さ?みたいなのがあってスゴイ良かったよ」
満潮「ま、よくやった方なんじゃない?」
山雲「凄い良かったよ〜時雨ちゃん〜」
朝雲「ホントにとっても綺麗な声だったわよ、時雨」
時雨「山城さん、みんな.....」
提督「.....よし、今度お前達全員オフを合わせてやろう。どこか出かけたりでもすれば良い」
時雨「え、でもそんな」
提督「いいんだよ。みんなとゆっくりしてきなさい」
時雨「......ありがとう、提督」
提督「さて、今度は陽炎たちの番だ。これがフィナーレだぞ、よく見とけよ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜舞台裏〜
陽炎「あぁああぁぁあぁキンチョーしてきた〜!」
不知火「練習通りにやれば大丈夫です。考えすぎず行きましょう」
黒潮「ちゅーても、こんなにお客さんおったら緊張するんも仕方ないで」
嵐「さぁ、特大の嵐を巻き起こしてやろうぜ!」
初風「フゥ〜」頬バシバシ
雪風「でも楽しみですね!」
浜風「ダンスなんてやったの初めてですよ.....うまく出来るかどうか.....」
浦風「まぁここまで来たら開き直るしかないけえ、全力でやろうて」
秋雲「みんな頑張ってねぇ〜」
磯風「私達も、ここから応援してるぞ」
萩風「皆さん、頑張って!」
天津風「きめちゃってきなさい!」
野分「きっと成功しますよ!」
舞風「じゃあ浦風、浜風、特訓の成果見せてね!」
陽炎「........よ〜し!行くわよ!!」
ワー!パチパチパチパチ!!!!
陽炎「えーと、皆さんどうも!陽炎です!これから歌う曲は、皆さんがきっと元気になると思って全力で歌います!皆さんも全員ノって下さい!『陽の光浴びて揺らめき立つ陽炎のように』!!」
『陽の光浴びて揺らめき立つ陽炎のように』
Vo.陽炎
Gt.不知火
Gt.嵐
B.初風
D.黒潮
Key.雪風
BD.浦風 浜風
『陽の光浴びて揺らめき立つ陽炎のように
あたたかな笑顔 見ててね』
陽炎「せーのっ!!」
〜〜ー♬〜〜♪ー〜♪
(観客席)<<ハイ!ハイ!ハイ!
『碧がこぼれる 空の下 風の撫でて疾走る』
<<両舷前進原速!!
『心交わした仲間たち
笑顔がいっぱい溢れだす』
大淀「那珂さんに負けないくらい元気な曲ですね」
木曾「これ、那珂には見せない方がいいんじゃね?」
球磨「対抗心燃やしそうクマー」
時雨「......あれ?そういえば提督は?」
夕立「『俺も参加したい』って言って客席に行ったっぽーい」
〜客席〜
提督「陽炎ちゃーーーん!!!」両手サイリウム
『どんな困難だって 高いハードルだって
君と一緒なら 越えてゆけるの』
『陽の光浴びて揺らめき立つ陽炎のように
気付いた?』
<<気付いた!!
『気付いたかな? 描いた軌跡』
『ここから君と歩んでゆく 未来を信じて
あたたかな笑顔見ててね』
大淀「いいですね、こちらも元気になりそうな明るい歌です」
北上「時雨の曲の次にこのテンポを持ってくるとはねぇ、提督もやるねぇ」
白露「しかも、これで最後の一曲、そしてお客さんも楽しめる曲ってことで、今までの中でいっちばん盛り上がってるみたい!」
<画面越しなのが死ぬほど悔しい
<ツアーを!全国ツアーを!!
<まだ間に合う!大和、俺を会場に向けて砲撃してくれ!
<タ!
<後ろのきょぬーのバックダンサー俺得すぎ
『悲しくて!』
パンパン!!(手拍子)
『切なくて!』
パンパン!!
『泣いちゃいそう そんな日は』
『君宛の!』
パンパン!!
『言の葉を!』
パンパン!!
『何度何度も綴るんだ!!』
ー〜ーー〜〜♬ー〜〜ーーー♪♬
山城「これアレだわ。CDとかにしたら売れるわね。間違いなく」
雪風「陽炎さんも、お客の人達も、みんなとっても楽しそうです!」
『今はまだとっても小さいけど
力の限りに 声を届けて』
『陽の光浴びて揺らめき立つ陽炎のように
気付いた?』
<<気付いた!!
『気付いたかな? 描いた軌跡』
『ここから皆で築いてゆく 未来を信じて
あたたかな笑顔みててねっ』
『たまには笑顔見せてよ』
陽炎「ねっ!」
〜〜ーーー♬〜〜♪ー♬
<沢山元気もらった。今日から那珂ちゃんのファンやめて陽炎ちゃんのファンやります
<感動しました。陽炎ちゃんのファンになります
<那珂ちゃんじゃなくて陽炎のファンやります!
<那珂ちゃんのファンやめます
<なんでや那珂ちゃん関係ないやろ!
ワーー!!!パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!!!!!
陽炎「ありがとーーー!!!」
提督「ハイ、ありがとうございました!これにて鎮守府スーパーライブ、終了させて頂きます!本日はどうもありがとうごさいました!!!」
パチパチパチパチパチパチ!!!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜数週間後〜
提督「ライブは無事成功、民間人が艦娘に対して思っている悪いイメージを取り除くには十分だっただろう」
提督「アレに乗せられて、新しく楽器を始めた娘もいるくらいだ」
提督「そして、ライブの当事者たちはというと.....」
子供A「あ、眼帯のお姉ちゃんだ!」
子供B「ホントだ!サインちょうだい!!」
わらわらわら....
木曾「お、おう......」
球磨「またかクマー、これで何回目だクマ?」
多摩「ちょっと買い物に出たらスグこれにゃ」
提督「木曾は主に子供に」
陽炎「困ったわね....」
ザワザワザワ....
男A「陽炎ちゃん、一緒に写真撮って!」
男B「いやサイン下さい!」
男C「せめて握手だけでも!」
不知火「ちょ....多い....!」
黒潮「早よ帰らんと司令はん心配するで?テキトーにあしらって帰らへん?」
陽炎「いやそういうわけにも....」
提督「陽炎はアイドル好き(主に男性)に」
婆A「おんやまあ、いつぞやの艦娘ちゃんじゃないのかえ?まだ若いのに偉いねぇ」
爺A「ほりゃ、ウチの野菜サービスしとくっぺよ。他の子達にも食わしてやんな」
婆B「なんやぁウチのコロッケの方が美味いでよ、ほれ、オマケしとくから持ってき」
時雨「あ、ありがとうございます」
夕立「時雨ちゃんすごいっぽ〜い!もう貰い物の方が買ったものより多いっぽい!」
村雨「白露姉さん連れてこなくて良かったわねぇ。こんなの見たら確実にスネるわよ....」
提督「時雨はご老人たちに、それぞれ人気の存在になった」
提督「外出の度に注目の的になるのは嬉しくもあるが少し迷惑な気もするらしい」
提督「いずれにしろ、このイベントは大成功。もしまた行うのであれば、もっと観客に近くなれる催し物をするのも良いだろう」
提督「なお、ライブをするに至っては某川内型軽巡が騒ぐので注意しておくべし」
提督「こんなもんかな。報告書としては」フゥ....
コンコン...ガチャ
神通「お疲れ様です提督。コーヒーをお持ちしました」←秘書艦
提督「お、ありがとう。まあでも今日の執務は全部終わらせたからもう大丈夫だ」
神通「あ、スミマセン....」
提督「いーよいーよ。ついでだ、数日先の演習用の編成でも作っとくから」
神通「では私もお供しますね」
提督「明日大丈夫なのか?」
神通「はい、私もお休みを頂いているので」
提督「そっか。じゃあ頼むよ」
神通「はい。お任せ下さい」
今日も静かに夜は更けてゆく.....
To Be Continued.....
バンドメンバーについては、主がその楽器に似合いそうな娘たちを(勝手に)選びました。
ご協力いただいたキネマ106様には、この場をお借りして感謝を申し上げます。これからも素晴らしい曲を作成できるよう応援しております。
ちなみに、主の嫁は神通ですキリッ