スマイルプリキュア!~新たなるプリキュア、その名はキュアアギト!?~   作:ユウキ003

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今回からまた本編に戻ります。


第11話 ミクロアドベンチャー

~~前回までのあらすじ~~

横浜で復活をもくろむフュージョン。それを

阻止するためにみゆき達6人は横浜へと向かい、

そこで一人の少女と出会う。彼女、あゆみは

フュージョンの欠片の一つであるフーちゃんと

親交を深めていた。そして、二人の不一致から

始まった決戦の中で、アギトは右腕を切断される

程の重傷を負ってしまうが、一時的に覚醒した

仮面ライダーギルスの力でこれを退け、勝利を

納めるのだった。

 

 

横浜での戦いから数日。私は何とかギルスへの

変身によるダメージを何とか回復させた。

リアルなギルスへの変身は、キュアアギトと

同じ中途半端な変身と違ってダメージも大きかった。

まぁそれも何とか回復したから、今はこうして

自転車通学してるわけだけど……。

 

放課後。

黄金「よ、っと」

   『ガシャンッ』

駐輪場に止めていた自転車のスタンドを外し、自転車を

押しながらみんなが待っている方へと向かう。 

  「みんなお待たせ~って、あれ?」

私が合流した時、丁度花壇の所でやよいちゃんが屈み込んでいた。

これでみんなと合流できたんだけど、やよいちゃん

何やってるんだろう?

あかね「何してんねんやよい」

なお「帰るよ~?」

やよい「ねぇ見てみて」

そう言ってこちらに向けられた両手のお椀の

中には、丸くなっているダンゴムシの姿が。

お~。ちっちゃいな~。

 

と、私達が見つめているとダンゴムシが

丸めていた体を元に戻す。すると………。

なお「ひやぁぁぁぁぁぁぁっ!うわぁっ!」

急になおちゃんが後退ったかと思うと何か

に足を滑らせてこけてしまった。

れいか「なお!大丈夫!?」

あかね「どないしたん!?」

 

自転車のスタンドを立て、慌ててなおちゃんの方

に駆け寄る私やれいかちゃん。

黄金「なおちゃん大丈夫?」

なお「イッテッテ。今何か踏んだような……」

私が手を差し出すと、それを握りながら立ち上がる

なおちゃん。

ん?何これ?

その時私はなおちゃんの足下に何かがある事に

気づいて拾い上げた。

黄金「これって……」

 

拾い上げたそれは、赤のカラーに金の装飾が施され、

変なマークが描かれている小さい木槌だった。

あかね「何か、打ち出の小槌っぽいな」

キャンディ「な~にそり?」

みゆき「昔話の一寸法師に出てくる不思議なアイテムだよ」

と、キャンディにみゆきちゃんが説明する。

黄金「けど、仮にそうだとしても何でこんな物が

   外に、それもこんな所に」

れいか「劇などに使われる小道具でしょうか?」

黄金「う~ん、職員室にでも届ける?」

とか私が言っていると……。

 

キャンディ「黄金~!キャンディ大きくなりたいクル~!」

そう言って小槌に手を伸ばしているキャンディ。

黄金「アハハ、まぁおもちゃだと思うけど。はい」

キャンディ「ありがとうクル~!」

最初、私はそれをおもちゃだろうと思ってそれを

キャンディに渡した。

……でも、それが不味かったのかもしれない。

     「大きくな~れ!」

みゆき「イダッ!!」

振りかぶった小槌がみゆきちゃんの顔に

クリーンヒット!?

黄金「ちょっ!大丈夫みゆきちゃ――」

私が声を掛けようとした時。

   『ピカァァァァァァッ!』

小槌からまばゆい光が溢れ出した!

これ、おもちゃじゃないの!?

そう思いながら、私達は驚き目をつむって

しまった。

 

 

そして、目を開けたその時。

黄金「な、なな、何じゃこりゃぁぁぁぁぁぁっ!」

私は驚きのあまり女子らしくない声で絶叫してしまった。

 

だ、だって!目の前の巨大な木槌を持った巨大な

キャンディが居るんだよ!?キャンディ怪獣に

なっちゃった!?

と、私達6人驚き呆然としていた時。

 

あかね「ん!?ちゃうっ!これって、ウチらが

    小っさくなったんや~~!」

周囲を見回し気づいたあかねちゃん。私達の右側には、

巨大な花壇があり、それを証明していた。

6人「「「「「「えぇぇぇぇぇぇっ!?!?」」」」」」

 

こうして、私達6人の世にも不思議な、

いやまぁプリキュアとかに関わってる時点で

不思議だけど、おかしな珍道中が始まってしまった。

 

 

やよい「私達、一寸法師になっちゃった♪」

黄金「いやいややよいちゃん?この状況は喜んでる

   場合じゃ無くない!?」

驚く私達。原因は言わずもがな、あの小槌。

必死に声を張り上げる私達。でもキャンディは一向に

気づかない。

しかも……。

 

  「うわぁぁぁっ!こっち来た~~!」

今の私達から見れば巨大なキャンディの足に

踏み潰されそうになり、慌てて避ける私達。

キャンディ「ど~こ~ク~ル~!」

(私達から見れば)巨大なキャンディの声がエコー

混じりに聞こえてくる中、私達は走り回るキャンディ

に潰されないように走り回る。

もう~!お願いだから大人しくしてよ~。

とか私が思っていた時。

なお「い~~や~~~~~~!」

どこからかなおちゃんの悲鳴が!

黄金「なおちゃん!?」

慌ててそちらを向くと、みゆきちゃんに走りより

カックンカックンとみゆきちゃんの肩を掴んで振る

なおちゃん。

なお「バババババ、バッタバッタババババッタが!!」

そう言って花壇の方を指さすなおちゃん。しかし……。

そこには何も居なかった。

黄金「お、落ち着いてなおちゃん。バッタはもう

   居ないよ?」

慌てて近づいて私がなおちゃんをなだめる。

なお「あ、あれ?」

あかね「バッタ?」

なお「ッ!!え、えっと、これはその!!」

疑問符を浮かべるあかねちゃんに、なおちゃんは

顔を赤くしていた。

 

しかし……。

やよい「あぁっ!キャンディが行っちゃう!」

そう言ってやよいちゃんが指さす方向に、例の木槌を

抱えたままのキャンディが走って行ってしまう。

れいか「追いかけましょう!あの小槌を調べれば、

    元に戻る方法が分かるかもしれません!」

なお「おほんっ!張り切って追っかけるよみんな!」

あ、誤魔化した。

 

とか思いながら、気を取り直してキャンディを追う私達。

 

そして私達は第1関門にさしかかった。

みゆき「こ、これは……」

呆然と驚く私達の前に広がるのは、今の私達から見たら

湖と見まがう大きさの水たまり。

   「湖だ!」

あかね「水たまりや」

と、ツッコみを入れるあかねちゃん。

黄金「にしても。どうする?このサイズじゃ迂回

   するだけでもかなり時間をくっちゃうよ?」

みゆき「う~~ん。……あ!そうだ!」

何かを閃いたみゆきちゃん。

 

で、結果……。

   「葉っぱの船!」

落ち葉を船にして水たまりを渡る私達。

黄金「なおちゃん、船頭みたいだね」

なお「そ、そうかな」

とか話をしていると……。

やよい「あ。アメンボ」

なお「ひっ!?」

 

続く第2の関門は……。

みゆき「おぉぉぉっ!何て高い山!」

黄金「いや階段だからね?うん、階段だから」

あかね「よっしゃぁっ!こうなったら肩車大作戦で!」

黄金「あ、待ってみんな」

何やら始めそうだったあかねちゃんを止める私。

  「みんなで横一列になって私と手を繋いで」

あかね「は?手を繋ぐ?」

黄金「うん。ここは私に任せて。多分行けると

   思うから……」

そう言って、私の左隣にあかねちゃん、やよいちゃん。

右隣にみゆきちゃん、なおちゃん、れいかちゃんと

並んでみんなが手を繋ぐ。

 

  「はぁ、ふぅ」

イメージだ。イメージ。私の力で、みんなを包み込む。

そのまま静かに私は目をつむる。

 

そう私がイメージを浮かべた時、淡い金色のオーラが

私達6人を包み込む。

みゆき「うわっ!黄金ちゃんこれって!?」

黄金「ごめん今話しかけないで。集中力が

   途切れるから」

思考を乱さず、考えろ。私達は今、無重力の宇宙に

居る。

 

 

黄金がそう考えた瞬間、6人が一斉に浮かび上がる。

れいか「これは!?」

なお「浮いた!!」

やよい「お~!すご~い!」

彼女たちが驚く中、黄金はその額に汗を浮かべ、唇を

かみしめながら力をコントロールする。

そして、おおよそ一分の時間を掛けて階段の上まで

飛んでいく6人。

 

そして、着地した時。

   『ガクンッ!』

黄金「ハァ、ハァ、ハァ!」

着地した瞬間、私は地面に膝と手をつき、荒い呼吸を繰り返した。

れいか「黄金さん、大丈夫ですか?」

黄金「ハァ、ハァ。……ふぅ。ごめん。もう大丈夫。

   まだ細かい操作に慣れて無くて、いつも

   以上に力を使っちゃった」

みゆき「だ、大丈夫なの?」

黄金「平気だよ。普段から超能力は、練習は

   してるし」

と言っていた時、私は危うく、戦いに役立ちそうだから、

と口を滑らせてしまう所だった。

  「それより早くキャンディを追わないと。行こう」

みゆき「うん!行こう!」

急いでキャンディの後を追う私達。

 

私は、横浜の戦いの一件以降、何というか急速に

変化、違う、進化が進んでいるのを自覚していた。

超能力のパワーも、身体能力も上がっている。

……あの日、無理矢理ギルスの力を発動した結果

なのか、フュージョンを喰ったからか、なのかは

分からなかった。

 

けど、今はそんなことより……。

私は考えていた事を中断してみんなに続いた。

 

でもその時、れいかちゃんが私の背中を心配そうに

見つめていた事に、私自身は気づかなかった。

 

その後、教室までキャンディを追って行った私達は、

机の隣に掛けてあった袋の糸を伝って机の上に上り、

キャンディを見つけて駆け寄ろうとしたけど、机と

机の間は正に断崖絶壁だった。

その問題はやよいちゃんの定規を橋にする案で

解決したけど……。

 

あかね「下見たらアカン。下見たらアカン」

なおちゃんとあかねちゃんが結構怯えていた。

黄金「大丈夫だよ二人とも、いざとなったら

   私がウィンディフォームで助けるから」

と、フォローになってるか分からないけど

そう言って二人を落ち着けながら何とか定規の橋を

渡りきる私達6人。

 

でも渡りきった先にキャンディの姿はなかった。

窓枠に飛び乗って下を見ると、教室の下の草地に

キャンディが降りていた。

どうしよう?もう一度私の超能力で飛ぶか……。

と私が思っていた時。

れいか「あ!そうだ!良い考えがあります!」

良い考え?

首をかしげる私達をよそに、れいかちゃんはスマイルパクト

と傘デコルを使って、黄色、オレンジ、ピンク、青、緑、

黒の傘を作り出した。

私達はそれを使って、アニメのワンシーンのように

窓枠から飛び降りる。

 

ちなみに……。

あかね「下見たらアカンで!下見たらアカンで!」

傘を二つ使って居るあかねちゃんとそれにがっちり

抱きついているなおちゃん。

二人とも、高所恐怖症なんだな~。

とか思いながら、私も黒い傘を片手に降りていく。

 

みゆき「お~~い!キャンディ~~!」

そしてキャンディに向かって叫ぶみゆきちゃん。

でも、それが不味かったのかもしれない。

キャンディ「ど~こ~ク~ル~~!」

   『ブワァァァァァァッ!!』

5人「「「「「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」」」」」

振り返ったキャンディが生み出すそよ風が、

私達にとっての暴風となり私達を弾き飛ばしてしまう。

 

黄金「くっ!?こんなのぉぉっ!」

空中で体勢を立て直した私は、足下に壁を

イメージしてそれを蹴る。

   『バッ!』

  「まずはっ!」

   『ガシッ!』

蹴った先に居るみゆきちゃんの腕を掴む。

  「一人!次!」

みゆきちゃんを掴んだまま、跳躍してあかねちゃんを

左手で掴む。

  「二人!」

更になおちゃんとれいかちゃんには足に捕まって貰って。

  「三人!四人!ラスト!」

やよいちゃんは背中にしがみついて貰う。

 

けどもうすぐそこまで地面が迫っていた。

間に合え!

そう考えながら私は、私達6人を囲む球体を

イメージする。

そして……。

   『ドガァァァァンッ!』

 

6人を包んだ光球が地面に落ちて、小さな

クレーターを作る。

やがて、6人を覆っていた光が霧散する。

 

そんな中で私は、軽いめまいを覚えていた。

う、くっ。ここ最近、力が上がってきた

超能力を調子に乗って使いすぎたかな?

頭痛い。

私は頭痛を振り払うかのように頭を振る。

と、そこへ……。

   『カサカサッ』

みゆき「あ!トノサマバッタ!」

なお「い~~~や~~~~~~~!」

え~~!?なおちゃん!?

いきなり逃げ出すなおちゃん。でも……。

てぇっ!?なおちゃんそっちダメ!

叫ぼうとした私だけど、時既に遅し。

  「わぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

芋虫に激突し慌てて逃走するなおちゃん。

しかしその後も蟻の行列に遭遇したり蝶々を

見て逃げたり、蜘蛛に捕まりそうになったり……。

 

そして、今私達の前でぜぇぜぇと荒い呼吸を

繰り返しているなおちゃん。

みゆき「なおちゃんどうしたの?」

なお「だって!ん?」

がばっと顔を上げたなおちゃんの視線の先、

みゆきちゃんややよいちゃんの後方には

テントウムシが居た。

 

  「テントウムシィィィィッ!

   来ないで~~!」

なおちゃんは絶叫してそばにいたれいかちゃん

の背中に隠れる。

あ~~。そう言えばすっかり忘れてたけど……。

黄金「なおちゃん、虫嫌い克服してなかった

   んだね」

苦笑気味に、昔のことを思い出してしまう私。

み・あ「「えぇぇぇっ!?」」

なお「虫だけはダメなの。絶対ダメなの」

と、涙目のなおちゃん。やっぱりなおちゃんの虫嫌いは

重症のままか~。

とか思って居ると、なおちゃんがテントウムシに

追っかけられ始めた!何で!?

とか思いつつ追いかけると、なおちゃんは植物の茎を

上っていく。と、その時。

   『ツルッ!』

 「え?」

 

なおちゃんの体が、宙に投げ出される。

4人「「「「なお!(ちゃん!)」」」」

くっ!?間に合え!

みんなが叫ぶ中、私は超能力の力で自分の

体を軽くし、地面を蹴って飛ぶ。

黄金「おぉぉぉぉぉっ!!!」

 

そして、空中でなおちゃんをキャッチし、そのまま

なおちゃんの頭と体を抱く。

左手でなおちゃんの頭を守り、右手でなおちゃんの

体を抱きしめる。そして……。

   『ドッ!!!』

私の体が背中から地面に叩き付けられた。その時。

   『ゴッ!!!』

  「うっ!?」

何か固い物、多分、石か何かに左腕が当たって、

やっと止まった。

 

みゆき「なおちゃ~~ん!黄金ちゃ~~ん!」

あかね「二人とも無事か~~!」

遠くからみんなが走ってくる。それに気づいた私が

左腕で体を起こそうとした時。

   『ズキンッ!』

うっ!?

左腕に、鈍い痛みが走る。でも、私は一瞬表情を

歪めながらもなおちゃんの顔をのぞき込む。

そこへ、みんなが駆け寄ってくる。

れいか「二人とも、大丈夫ですか?」

黄金「私は何とか。けど、なおちゃんは気絶してる」

そう呟く私の腕の中でなおちゃんが眠っている。

 

あかね「しゃあない。しばらくあっちで休もか」

みゆき「そうだね」

 

その後、私達は葉っぱの布団を作ってそこになおちゃんを

寝かせた。

その時。

   『ズキンッ』

うっ。

   『ギュッ』

まだ痛む左腕をそっと右手で掴む私。

黄金「あの、ごめんみんな。私ちょっと向こうの

   陰で休んでくる。超能力使って少し疲れちゃった」

みゆき「あ、うん。わかった。なおちゃんは私達が

    看てるから」

そう言って、私はみんなから少し離れた草の陰に座り込み、

超能力の応用で左腕の様子を『観る』。

骨は、大丈夫。軽い打撲で済んだみたい。

ダメージは小さい。これなら、大丈夫か。

そう思った私は、草に背中を預ける。

 

最近、私の回復能力もまた、増している。

右腕を切断されても再生させたギルスの恩恵なのか、

或いはフュージョンが原因なのか。さっぱり分からない。

……戦いを重ねるごとに、特に大きな戦いを重ねれば、

それだけ私は人という存在からかけ離れていく。

 

そう考えながら、私はギュッと右手で握りこぶしを作る。

いや、それでも良い。この力は、友達を守るために

あるのだから。

 

そう考え、ある程度体力が戻った私は立ち上がって

なおちゃん達の所ヘと戻った。

見ると、何やらみんなの元から小さい、子供の

ダンゴムシが去って行きみゆきちゃん達が

手を振っている。

  「どうかしたの?」

あかね「あぁ、あの子供ダンゴムシがなおを心配して

    葉っぱを届けてくれたんよ」

黄金「へ~~」

関心しながらもダンゴムシを見ている私。

 

やがて、私達は近くに居る虫たちを見つめている。

 

  「ここは、生命が集まる場所なんだね」

なお「生命?」

黄金「うん。生命って、生きてる命って書くでしょ。

   命に、人間も虫もない。私達にも生きていく

   場所があるように、れいかちゃんがここを

   虫たちの街と言ったように、ここは虫

   達が暮らす、生命に満ちた場所なんだよ」

なお「……生命の、満ちた場所」

 

そして、私は風の音と虫たちの奏でる音に安らぎを

感じ、地面に腰を下ろしていた。

と、その時。

   『ドォォォォンッ!!』

……やば~い。最悪だ~。私達の前にマジョリーナ

が現れた~。

しかもこいつの言うとおりなら、あの小槌は

『チイサクナール』という物らしい。

相っ変わらずのネーミングセンスでろくでもない物

作りやがって。

 

とか思って居ると……。

マジョ「世界よ!最悪の結末、バッドエンドに染まるだわさ!

    白紙の未来を黒く塗りつぶすだわさ!」

いつものようにバッドエンド空間が形成され、虫たちから

バッドエンドエナジーを吸収している!

虫からもあれ取れるの!?

 

みゆき「みんな!行くよ!」

5人「「「「「うん!」」」」」

 

そして、私達は変身のプロセスを発動する。

   『レディー!』

5人「「「「「プリキュア!スマイルチャージ!」」」」」

   『ゴー!ゴーゴー!レッツゴー!』

 

   『バッ!ババッ!』

   『QUOON……QUOON……』

黄金「はぁぁぁぁ…………!変身っ!」

   『カチッ!』

みんなが光のパフで。私がオルタリングの力で

変身する。

 

ハッピー「キラキラ輝く未来の光!キュアハッピー!」

サニー「太陽サンサン熱血パワー!キュアサニー!」

ピース「ピカピカぴかりん♪じゃんけんポン♪

    キュアピース!」

マーチ「勇気リンリン直球勝負!キュアマーチ!」

ビューティ「しんしんと降り積もる清き心!キュアビューティ!」

アギト「神が生みし悪を断つ戦姫!キュアアギト!」

6人「「「「「「6つの光が導く未来!輝け!

     スマイルプリキュア!」」」」」」

と、名乗りを上げたは良いものの……。

 

   『ドシンッ!』

5人「「「「「うわわっ!!」」」」」

マジョ「へっへっへっ!ちっちゃいちっちゃい!

    まるで豆粒だわさ!」

今の私達から見れば、普段は小さいこいつも巨人サイズ。

   「出でよ!アカンベェ!」

そして、奴がタンポポをベースに作り出したアカンベェは!

 

 

 

……………。なぜか私達とあんまり変わらないサイズ

だった。

しかもこの魔女、それに一切気づいていない。

やはりこいつらは馬鹿なのだろうか?

 

とか考えている内に……。

   「行け!アカンベェ!」

   『アカン、ベ、ベェッ!』

タンポポ型アカンベェが、花の頭部から種型ミサイルを

発射してくる!

咄嗟に周囲に散開して攻撃を避ける私達。

そして、ビューティとピースが左右から攻撃し、サニーが

真下からアカンベェを上に吹き飛ばす。そしてマーチが

追撃するけど、弾かれてしまう。

 

更にアカンベェが種型ミサイルを飛ばしてくるが……。

アギト「舐めるなぁっ!」

   『カチカチッ!』

ベルトの左スイッチを二回叩いて私はアイアンフォーム

へと変身し、シールドを展開する。

   『ドドォォォンッ!』

ミサイルがシールドに命中し爆発する。でも……。

   『ドォォンッ!』

シールドで受け止めきれなかったミサイルが

周囲の草花を散らしていく。

ピース「やめて!ここは虫さん達の大事なお家

    なんだよ!」

マジョ「虫ぃ~?はっ!虫けらなんざどうでも良い

    だわさ!アカンベェ!まとめて始末して

    やるだわさ!」

   『アカンベェ!』

 

種型ミサイルを発射してくるアカンベェ。

だけど!

アギト「何度もっ!」

私はアイアンフィストの出力を最大にして

サイコキネシスのパワーを上乗せし発動、ミサイルを

掴む。

   「同じ手が、通じると!」

回転させ、勢いを増したミサイルを私は……。

   「思うなぁぁぁぁっ!!」

アカンベェ目がけて投げ返した。

   『ドドドォォォォォンッ!』

   『アカンベェッ!?!?』

 

アカンベェが爆発で吹っ飛び、マジョリーナの顔面に

命中する。

マジョ「痛いだわさっ!?何するだわさ!」

アギト「……そう、それが痛みだ」

マジョ「なんだわさ!?頭の中に声が聞こえる

    だわさ!?」

どうせこの姿じゃ声は聞こえないだろうから、

喋りながらテレパスを飛ばす私。

   「私達は人。でもそれ以前にたった一つの命を

    持つ生命体だ。人間も、キャンディも、虫も、

    そして、お前さえも!」

ビシッと私はマジョリーナに握った右拳を突き付ける。

   「私達にも、この虫たちにも、生きる場所がある!

    それを壊そうとする奴は、私が許さない!

    生命の満ちたこの場所を、お前達の好きには

    させない!」

その言葉が響いた時、マーチの脳裏に自分を心配して

来てくれた、あの子供のダンゴムシの事がよぎった。

マジョ「何を訳の分からん事を!アカンベェ!

    まとめて吹き飛ばすだわさ!」

   『アカンベェ!』

そこへ、アカンベェがミサイルを発射してくる。

咄嗟に私はシールドを展開する。でも……。

 

マーチ「はぁっ!だぁっ!」

私の横を通り抜けたマーチが蹴りでミサイルの

軌道を反転させ、アカンベェに命中させる。

アギト「マーチ!」

マーチ「……確かに、私は虫が苦手。だけど!

    命を踏みにじる奴は、許せない!

    行くよ!アギト!」

アギト「ッ!了解っ!」

   『ガァァンッ!』

頷き、私はアイアンフィストを打ち付け合う。

 

マジョ「アカンベェ何してるだわさ!早くそいつらを

    吹き飛ばすだわさ!」

   『アカンベェ!』

再び奴がミサイルを発射してくる。でも、同じ事。

マーチ「何度も何度も同じ手ばかり!」

アギト「芸が無いね!」

左右に分かれて飛ぶ私とマーチ。そして、周囲に被害の

出そうなミサイルはビューティとピースが破壊

してくれる。そこへ。

サニー「ハッピー!パァァァスッ!」

 

近くに落ちていた空き缶をサニーが上空に投げる。

ハッピー「はぁぁぁぁぁぁっ!」

それを殴り、アカンベェにぶつけるハッピー。

そして、それが勝利へと繋がる隙を作る。

 

キャンディ「今クル!」

マーチ「うん!アギト!」

アギト「任せて!合わせるよ!」

そう言うと、私はベルトの右スイッチを二回叩き、

体を風が包んでウィンディフォームへと変身する。

 

そして、マーチがスマイルパクトに気合いを込めると、

空中に緑色のエネルギーの球が出現した。

更に……。

   「はぁぁぁぁ……!」

グランドフォームと同じ型で、私の足下に出現した

緑色のアギトの紋章を左足に取り込む。

ア・マ「「はぁっ!!」」

私達二人が空中の球体目がけて跳躍する。

そして……。

   「「ユニゾンッ!シュートォォォッ!!」」

私達二人は、同じタイミングでボレーシュートの

ポーズを決め、マーチが生み出したエネルギーを

蹴る。当然、その時に私のエネルギーを球に

上乗せしたから……。

 

   『ドォォォォォォンッ!』

いつもより5割増しくらいには大きくなった球が

アカンベェに命中して爆発、浄化した。

 

よしっ!勝った!

着地して、私はそんな事を思って居たら……。

   『ドシンドシンッ!』

マジョリーナが地団駄踏んで、それだけでこっちは

大地震だよ!?

そうだった~!抜本的問題が解決してなかった~!

 

マジョ「あぁ!ちっちゃいんだからアカンベェ

    出さなくても倒せるだわさ!」

今更かよ!?

とか内心思っていると、あいつは近くに居た

キャンディから木槌を奪ってこちらに

振り下ろしてきた。

アギト「危ないっ!」

私は咄嗟にみんなを抱えて飛ぶ。

直後、私達の居た場所に木槌が叩き付けられる。

くっ!?あんなの、食らったら一発で紙みたいに

ペラペラにされる!

と思って居た時。

   『ピカァァァァァァッ!』

木槌から光が!

 

そう思った次の瞬間……。

 

   「ッ!戻った!」

気づいた時、私達は元の大きさに戻っていた。

ハッピー「やったね!戻れたよ!」

マジョ「しまった!」

ビューティ「あの光を浴びると、もう一度元に戻る

      と言う事ですね!」

マジョ「むぅっ!今日はこの辺で勘弁してやるだわさ!」

そう吐き捨てると、マジョリーナは撤退していった。

 

その後、元に戻った草地をみていると、口紅の形を

したデコルを入手して、今回の戦いは終わりを

迎えた。

 

しかし……。

   『ピトッ』

あ!なおちゃんの鼻先にテントウムシが……!

なお「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!!

テントウムシィィィィィッ!!!」

れいか「やはり、ダメな物はダメみたいですね」

あちゃ~~。これは、まだまだだな~。

 

その後。

なお「えぐっ、ぐすっ!黄金~~!」

黄金「はいはい。じっとしててね~なおちゃん」

そう言いながら私は指先をなおちゃんの鼻先へと

近づける。すると、テントウムシが私の指先に

上る。

「ほら、お行き」

そう言って指先を空に向けると、テントウムシは

飛んでいった。そして私の側では……。

なお「えぐっ、うぅ、くすん、怖かったよ~」

私の腰元に抱きついて涙目のなおちゃんが……。

黄金「お~よしよし。もう大丈夫だからね~」

とか言って頭を撫でながら、私はなおちゃんの虫嫌い

克服の道が遠いことを実感していたのだった。

 

     第11話 END

 




みらいのともだち編での黄金の右腕がどう言う結果を
生むのかは、もう少しお待ちを。
感想や評価、お待ちしています!
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