スマイルプリキュア!~新たなるプリキュア、その名はキュアアギト!?~ 作:ユウキ003
~~前回までのあらすじ~~
第3の戦士、キュアピースの覚醒に続き、
家族の絆を守るために覚醒したキュアマーチ。これで、
4人のプリキュアが揃った。しかし、アギトである黄金は
情緒不安定な事が追い風となって自身の戦う意味。
化け物の自分が人間のために戦うと言う構図に疑問を
抱いてしまったのだった。
キュアマーチとして、なおちゃんが目覚めた数日後。
みゆきちゃん達4人とあの妖精は中庭の屋根付きベンチに
集まって食事をしていて、私は屋上からその様子を見ていた。
本当なら、声が聞き取れる距離じゃないけど、今の私の力なら、
この程度の距離なら、相手の声を聴くことなんて造作もない。
何か、最後の五人目について話をしているみたいだけど……。
なお「水の妖精ね~。…それにしても……」
あかね「何や、何か気になる事でもあるんかいな?」
なお「ちょっとね。キャンディ、プリキュアは5人で全部
何だよね?」
キャンディ「そうクル!」
なお「なら……あの金色の、確か、アギトだっけ?
そのアギトって、一体何者なんだろう?」
やよい「なら、私たちの、プリキュアの先輩、とか?」
なお「それも違うと思う。本人が自分でプリキュアじゃないって、
否定していたからね」
あかね「でも、あのアギトがプリキュアじゃないって言うなら、
アギトってそもそも何なん?」
なお「…正体不明、としか言いようがないかな?
プリキュアとも違う、力の持ち主、としか言えないよ。
そもそも、誰がアギトなのかも、私たちは知らないわけだし……」
やよい「そう、だよね。……そう言えば、あの時、確かアギトって
最後のメンバーが私たちの近くに居るって言ってたよね」
みゆき「あ!そう言えば確かに!」
あかね「ウチらの身近な人間でプリキュアになれそうな友達か~?
なおややよいは誰か思い当たる人おるん?」
なお「う~~ん。強いていうなら、黄金、かな?黄金は
結構優しいし、面倒見も良いから。って、思ったんだけど……」
あかね「わらかんでもないけど……。けど、最近の黄金、なんか少し
変とちゃう?今日だってお昼一緒に食べようゆうても断ってたし」
なお「確かに。ここ数日、ずっと様子がおかしいけど……」
みゆき「じゃあさ!私がプリキュアだって思う人と黄金ちゃんの
両方に聞いてみようよ!」
どうやら、みゆきちゃん達は最後の一人のプリキュアの候補に
私ともう一人の子を選んだみたい。
けど、私はプリキュアになれない。適当にあしらうしかないか。
そう思った私は、速足で教室に戻った。
放課後。帰り支度をしている私の所に案の定みゆきちゃん達4人が
集まってきた。
黄金「あれ?みんなして、どうかしたの?私に用?」
みゆき「そうなの!それで、悪いんだけどここじゃ話せないから、
屋上に来てくれないかな?」
黄金「何?良いけど、恋の相談とかは、受け付けてないからね♪」
と、言って私は笑った。
みゆき「べべべ、別にそんなんじゃないよ~!」
黄金「アハハ♪冗談だってば。それじゃ、行こっか」
私は鞄をもって、みゆきちゃん達と一緒に屋上に向かった。
そこで、私はプリキュアの事を聞き、――全部知ってたけど――さらに
キャンディを見せてもらった。
みゆき「私たちはプリキュアって言う戦士でね!『これ』を集めて
キャンディの世界を救うの!」
と言って、イチゴデコルを見せるみゆき。
黄金「伝説の戦士、プリキュア、か~。…それで、私がそのプリキュアの
5番目の戦士かもしれないって事?」
みゆき「うん!そうなの!」
それを聞いて、私は……。
黄金「あのね、みゆきちゃん」
みゆき「うん!」
黄金「――病院、行こっか」
みゆき「へ?」
黄金「だってさ~。狼男に鬼が出てきてピエロのお化けを使って
襲ってくるなんて。漫画の世界じゃないんだから。
そんな事、あるわけないでしょ?」
やよい「本当なんだよ!お願い信じて!」
黄金「う~~ん。…そもそも、私がそのプリキュアに
なれるかもわからないし、見た事もない敵と戦えって、
言われてもね~。そもそも、≪キュアデコル≫ってのを
見せられてもね~。ただのアクセサリーにしか見ないし」
そう言って、私は立ち上がった。
「悪いけど、その話、私はパスで」
みゆき「そっか~。仕方ないか~。あ、そう言えば黄金ちゃん。
青木さんが今どこにいるか知ってる?」
黄金「あぁ、れいかちゃん?れいかちゃんなら今頃……」
と、言うわけで私はみんなと一緒にれいかちゃんが所属する
弓道部の練習場に来ていた。
みゆき「へ~。青木さんって弓道部だったんだ~」
黄金「うん。今は練習の時間だから、多分弓道場に……。
あ、居た」
みゆき「あ、青木さんだ!」
黄金「それじゃ、私はこれで失礼するね」
みゆき「あ、ま、待って!どうせだから、一緒に説得、
お願いできないかな?」
黄金「私が?…まぁ、別に良いけど……」
というわけで、私も話し合いに参加する事になってしまった。
しかし、れいかちゃんの答えはNOだった。
理由を知るために、私たちは生徒会室に向かった。
何でも、生徒会は毎年、隣の小学校で童話の読み聞かせをしている
のだと言うれいかちゃん。
そして、生徒会会長である入江先輩が風邪をこじらせて参加できないらしい。
用はそっちが忙しいと言う事だよね。
まぁ、この方が私もアギトを忘れられるんだけどね。
何て思っていると、みゆきちゃんがそれを手伝うと言い出し、
結果的に私もそれに巻き込まれてしまったのだった。
まぁ、たまにはこういうのも楽しいし。これはこれでありかな。
って、思いながら、私はみんなを手伝った。
翌日。私たちは小学校へとやって来ていた。
読み聞かせの元は『白雪姫』で、みゆきちゃん達のアイデアで
紙人形や背景までもを作り、その規模は小さな劇クラスにもなっていた。
そして、私も劇を手伝う予定だったのだが……。
―――キィィィィン!―――
……。敵が、来た。
黄金「みゆきちゃん」
みゆき「え?何?どうしたの黄金ちゃん」
黄金「私、ちょっと体の調子が悪いみたい。ごめん、後を任せて良いかな?」
みゆき「そうなの?わかった。じゃあ、舞台袖で休んでてよ」
黄金「うん。ごめんね」
―――私は、友達に嘘をついているんだ―――
結局、私は人の皮を被った怪物でしかない。戦うしか、もう私には
残っていないんだ。だから、友達も、仲間もいらない。ただ、戦うだけ。
私はその後、舞台袖のカーテンの陰から敵…魔女みたい恰好の
ババアが入って来るのを監視していた。
そして、そのババアがあの狼男や赤鬼みたいに黒い絵の具と本を
使ってバッドエンド空間を作り、読み聞かせを聞いていた子供たちや
れいかちゃん達生徒会の3人を絶望に染めてしまった。
さて、そろそろ、戦いの時間だ。
私はカーテンの陰から出て、ポーズを取って構えた。
≪QUUUUUN!≫
黄金の腹部に、オルタリングが出現した。
「……変身」
右手をスライドさせながら、私はベルトのスイッチを叩いた
≪QUOON……QUOON……QUOON……≫
そして、私はいつものように光を放ちながら、ステージの上に
姿を現した。
そして、その光に気づくみゆき達4人と『バッドエンド王国』の魔女
『マジョリーナ』
マジョリーナ「お前、何者だわさ」
黄金「………」
いつものように、ただ黙ったまま、敵を見つめる黄金。そして……。
≪VUUUUUUUN!≫
ベルトからより一層強い光が放たれ、黄金はアギトへと変身した。
みゆき「キュアアギト!」
なお「これが、アギトの変身」
マジョリーナ「そうか。お前がウルフルン達が言っていた一番強い
プリキュア。キュアアギトかだわさ!」
アギト「…………」
マジョリーナ「無視するなだわさ!こうなったら、あたしのアカンベェ
で捻る潰してやるだわさ!」
そう言って赤っ鼻を取り出すマジョリーナ
キャンディ「皆!変身クル!」
みゆき「うん!みんな、行こう!」
みゆきの声に合わせ、スマイルパクトを取り出す4人。
そして、それぞれがそれぞれのデコルをスマイルパクトにセットした。
『レディ!』
み・あ・や・な「「「「プリキュア!スマイルチャージ!」」」」
『ゴー!ゴーゴー!レッツゴー!』
それぞれが光りのパフを使い、変身をしていった。そして……。
ハッピー「キラキラ輝く未来の光!キュアハッピー!」
サニー「太陽サンサン!熱血パワー!キュアサニー!」
ピース「ピカピカぴかりん!じゃんけんポン!キュアピース!」
マーチ「勇気リンリン!直球勝負!キュアマーチ!」
着地し、それぞれの名乗りを上げる4人。
マジョリーナ「現れたなプリキュア!しかし、あたしは他の二人のようには
行かないだわさ!出でよ!アカンベェ!」
赤っ鼻から放たれた闇の力がみゆき達が作った鏡の絵と
融合して鏡型アカンベェとなった。
「アカンベェ!鏡の力を見せてやるだわさ!」
『アカンベェ!』
すると、アカンベェの体が無数に分裂した。
ハッピー「うわぁ!分身した!?」
マジョリーナ「どうだい?本物のアカンベェは一体だけ。お前達に
それが見破れるかだわさ!」
キャンディ「プリキュアの力で浄化するクル!」
ハッピー「そうか!よ~し!」
アギト「……待ちなさい」
気合いを溜めようとする4人を止めるアギト。
サニー「何や!?何で止めるんや!?」
アギト「……この状況での一発しか出せない技を使うのは、
自殺行為。もっとよく相手を見てから使いなさい」
マーチ「でも、このままじゃ……」
アギト「………」
それを聞くと、アギトは右腰のスイッチを叩いた。
数歩前に出ながら、オルタリングから出現したフレイムセイバーの柄を掴んで
引き抜き、赤い、フレイムフォームへ進化するアギト。
そして、アギトはフレイムセイバーを構え、クロスホーンを
展開しながら目をつぶった。
相手が影なら、重さも、力もないただの投影された影。
本当の敵は、重さを持った本体。そして、物が動くとき、風の流れが
変化する。
フレイムフォームにおいては、感覚を強化することができるのだ。
だからこそ、剣の達人でしかなしえないような居合や瞬間的な見切り。
そして、目をつぶり、五感を研ぎ澄ますことができるのだ。
マジョリーナ「ふん!目を瞑った所で何になるだわさ!
やるだわさ!アカンベェ!」
『『『『『アカンベェ!』』』』』
アギトの周囲のアカンベェが、一斉に襲い掛かってきた。
ハッピー「危ない!」
ハッピーが警告を発するが、アギトは動こうとしない。そして……。
見えた。そこ!
アギトはセイバーを背後に回し、その刃でアカンベェの拳を受け止めた。
そして、それ以外の陰の攻撃はアギトの体をすり抜けた。
肩越しに後ろのアカンベェを睨みつけるアギト。
『ア、 アカンベェ!?』
マジョリーナ「バカな!?本物を見切れるなんて…。
こんなことありえないだわさ!」
サニー「す、すごいで!本物を見切ってる」
ピース「すごいすご~~い!」
驚く彼女たちの声を聴きながら、アギトはフレイムセイバーの
刃に炎を纏わせ、鍔部分のホーンを展開した。
アギト「はぁっ!」
そして、アカンベェの腕を振り払い、振り向きざまにその胴体を
逆袈裟切りで切り裂いた。
『アカンベェ~~~』
攻撃を喰らってよろめき膝をつくアカンベェ。
「……他愛もない」
マジョリーナ「おのれ~キュアアギト!……ん?」
その時、攻撃で発生した突風で劇で使われていた白雪姫の
紙人形がマジョリーナの足元に落ちて行った。
「何が白雪姫だわさ!下らんだわさ!」
アカンベェがやられた八つ当たりで、その紙人形を踏みつけるマジョリーナ。
と、その時だった。
れいか「え、あ、あれ?」
舞台の上で絶望に染まっていたれいかが戻ってきた。
ハッピー「あ!青木さん!」
アギト「ん?」
……まさか。…成程、みゆきちゃんが目を付けただけの事はある、という事ね。
プリキュアになる者は、まず最初にこのバッドエンド空間で自我を保てる
ようになる。つまり、今まさに自我を保てるようになったれいかちゃんには、
プリキュアに慣れる素質があると言う事ね。
そう考えながら、アカンベェにセイバーを向けながら肩越しに振り返るアギト。
れいか「な、何?あなた達は……」
ピース「え、えぇっと。通りすがりのスーパーヒーローです」
サニー「合ってんねんけど何かちゃう!」
れいか「スーパーヒーローって、昨日黄瀬さんが言っていた。
……まさか、星空さん達なんですか!?」
ハッピー「ごめん。それは秘密なの~」
サニー「昨日自分でバラしたや~~ん」
マジョリーナ「お前かだわさ。こんな下らない読み聞かせ会を考えたのは」
れいか「え?」
マジョリーナ「何が読み聞かせだわさ。こんなちんけな人形まで作って。
ちゃんちゃらおかしいだわさ!」
そう言って、踏んづけていた紙人形を蹴飛ばし、ステージに居る
れいかの横まで飛ばすマジョリーナ
それを見て、アギトは笑っていた。
「お前の努力なんて、ただの無駄だわさ!」
アギト「……それはどうかな?」
そう言いながらマジョリーナにセイバーを向けるアギト
マジョリーナ「なっ!どういう意味だわさ!」
アギト「私は今まで、プリキュアの覚醒を見てきた。
それは、彼女たちの感情の爆発が引き金になると言っても
良いくらいの物。サニーやピースは友情を引き金に。
マーチは家族への想いを引き金にプリキュアとなった。
そして、彼女たちは覚醒前、必ず最初にこのバッドエンド
空間で自我を保てるようになった。
……ここまで言えば、わかるかな?」
その言葉を聞いて、ハッとなるマジョリーナとハッピー達。
そして、剣を構えるアギトの横に、れいかが現れ、アギトはセイバーを下した。
れいか「あなた達がどこのどなたか知りませんが、これ以上の校内での
狼藉を認めるわけには行きません。お引き取り願います」
マジョリーナ「な、何なんだわさ!お前は!」
れいか「私は、この七色ヶ丘中学校生徒会副会長、青木れいか。
あなた方の校内での乱暴なふるまい。生徒会副会長として
見過ごせません。…いいえ、私、青木れいかが、許しませんっ!!」
毅然とした姿勢で言い放つれいか。と、次の瞬間、彼女を青い光が包み込んだ。
ハッピー「これって、もしかして」
アギト「……第5の、最後の目覚めの時」
れいか「な、なんですか!?」
青い空間を漂いながら、あまりの事に驚くれいか。
と、その彼女の元にスマイルパクトと、パクトに続いてキャンディが
現れた。
キャンディ「ちみが最後のプリキュアだったクル~!」
れいか「へ?」
キャンディ「スマイルパクトにキュアデコルをセットして、
プリキュアスマイルチャージって叫ぶクル!」
れいか「全く意味がわかりませんけど、わかりました!」
そして、れいかは決意を固め、第五のデコル、ライトブルーの
専用デコルをパクトにセットした
『レディ!』
「プリキュア!スマイルチャージ!」
『ゴー!ゴーゴー!レッツゴー!ビューティ!』
ハッピー達と同じように、現れた光のパフを使い、その身を
変化させていくれいか、もといビューティ。そして……。
ビューティ「しんしんと降り積もる清き心!キュアビューティ!」
新たなる存在として、名乗りを上げるビューティ。
キャンディ「やったクル!これでホントに5人全員そろったクル!」
ビューティ「え?えぇ!?何ですか、これ?!」
マジョリーナ「くっ!?まだプリキュアが居たとは……。
だが、あのアギトではないなら、分身したアカンベェには
対応できないはずだわさ!行け!アカンベェ!」
『アカンベェ!』
何とか動けるようになったアカンベェが立ち上がってビューティに
襲い掛かった。
アギト「来るよ!避けて!」
ビューティ「は、はい!」
アギトの指示で咄嗟に真上にジャンプするビューティ。
そして、彼女自身がその跳躍っぷりに驚嘆しつつも、冷静に分析していた。
と、空中のビューティを分身、本体を含めた4体のアカンベェが包囲した。
マジョリーナ「ふっふっふ!アカンベェ!鏡の力を見せてやるだわさ!」
ビューティ「鏡?」
その単語を聞いて、冷静に4体を観察するビューティ。そして……。
「本物は、あなたですねっ!!」
4体のうちの1体に向かって回転しながら接近し、回転蹴りを叩き込んだ。
それは見事に本体であったアカンベェに命中し、その巨体を床に
叩きつけ、同時に無数の分身を消滅させた。
ハッピー「すごいけど、なんで本物が分かったの!?」
ビューティ「鏡は姿を左右反対に移します。つまり、この中で一つだけ
リボンの位置が違う方が本物です!」
マジョリーナ「ちっ!中々やるみたいだわさ。でも、まだ終わりじゃないだわさ!
立つだわさ!アカンベェ!」
すると、マジョリーナの命令通り、起き上がるアカンベェ
ビューティ「ッ!どうすれば!」
キャンディ「スマイルパクトに力を籠めるクル!それで、
ビューティブリザード、プリキュアの癒しの力で
アカンベェを浄化できるクル!」
ビューティ「わかりました。……うぅぅん。はぁっ!」
パクトを胸に抱き、力を籠め、その力が臨界となった。
キャンディ「今クル!」
キャンディの声に合わせ、技を発動するビューティ
ビューティ「プリキュア!」
最初に右手に氷のエネルギーを球体状に変化させて集め、
そこから左手で空中の三本の線を描き、それを氷の結晶へと
変化させ、二つを混ぜ合わせた。
「ビューティブリザード!」
それを光波状にして打ち出した。
撃ち出された青白い光、ビューティブリザードはアカンベェに命中し、
その闇の力を見事浄化させたのだった。
そして、アギトはマジョリーナを倒そうとセイバーを構えるが、
既に撤退された後だった。
逃げられた、か。
周囲を見回してそれを確認したアギトはグランドフォームへと戻り、
歩き出したのだが……。
ハッピー「あ!ありがとうアギト!今日も助けてくれて!
それと、やっぱり一緒に戦おうよ!私たち6人で
みんなの笑顔を守るの!」
その言葉に、アギトは足を止めた。そして……。
アギト「何度も言ったはずよ。私はあなた達プリキュアとは違うの。
だから一緒には戦えない」
ハッピー「違くたって良いじゃない!私たち、もう仲間でしょ!ね!」
諦めてよ。いい加減。……私はもう、人間じゃないんだから!
そっちには、もういけないんだからぁ!
カタカタと震えだすアギトは、掠れる声を絞り出した
アギト「私を…勝手に、仲間呼ばわりしないで」
ハッピー「え?」
アギト「私は私のやり方で戦う。化け物として」
それだけ言い残すと、アギトは去って行った。
その後、読み聞かせ会は無事終了し、れいかは改めてみゆき達4人の
仲間となった。これで、5人全員が揃ったプリキュア。
だが、夕暮れに笑い合う5人を、陰から見つめていた黄金は
唇を噛みしめ、握りこぶしを作ってその場を後にした。
そして、黄金が立っていた地面は、数滴の涙が落ちていたのだった。
第5話 END
と、こんな感じです。
次はオリジナルの5.5話を投稿しますが、
話自体は駆け足気味です。