スマイルプリキュア!~新たなるプリキュア、その名はキュアアギト!?~   作:ユウキ003

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今回は自分が作った完全なオリジナルの話です。


第5.5話 6人目

~~前回までのあらすじ~~

キュアマーチが覚醒し、それに続いて第5のプリキュア、

『キュアビューティ』として青木れいかが覚醒。

こうして5人全員のプリキュアが揃った。

しかし一方で、アギトとして戦う黄金は孤独感と

自分自身の立場を強引に自分に言い聞かせ、壊れ行く

心と体を押して戦うのだった。

 

ビューティの覚醒から数日後の昼休み。

あかね「は~。やっと午前中の授業は終わったわ~」

なお「あかねは相変らずだね。…この後はいつもの場所で

   みんなでお昼でしょ?」

みゆき「うん!あ、そうだ。黄金ちゃんも一緒にどう?みんなでお昼!」

黄金「私は……。ごめん、今日はちょっと無理。それじゃ」

とだけ言うと、黄金は自分のお弁当を持つと足早に教室を出て行ってしまった。

あかね「何か最近、付き合い悪いな~黄金」

なお「そうだね。…前はむしろ自分から人を誘ってたのに。今は……」

れいか「確かに、最近の黄金さんと以前の黄金さんでは、

    随分印象が変わってきましたね。なんというか、

    暗いと言うか、何かを抱えているような……」

みゆき「……黄金ちゃん」

みゆき達5人は、黄金の去って行ったドアを見つめ、彼女の変わりようを

心配するのだった。

 

 

私はもう、人間じゃないんだ。だから友達もいらない。家族もいらない。

どうせ、私が化け物だって知れば私を怖がって離れて行くんだ。

だからいらない。話したくもない。私は、一人で良いんだ。

 

屋上で、フェンスの金網に縋るようにして、自分にそう言い聞かせながら、

必死に孤独に耐え、声を上げて泣きそうになるのを必死に

堪えながら、それでも涙を流す黄金だった。

 

その後、みゆき、あかね、やよい、なお、れいかとキャンディが

集まっていつもの中庭の屋根付きベンチでお昼を食べていた。

やがて、その話はプリキュアの事になったのだが……。

 

れいか「それにしても、不思議な方ですね」

あかね「何や、あのアギトの事かいな?」

れいか「はい。キャンディの話の通りなら、プリキュアは本来5人のはず。

    ですが、あの方はまるでプリキュアのように姿を変え、

    私たちと一緒に戦いました。皆さんのお話を聞く分には、今まで

    何度も現れているそうですね」

みゆき「うん。私が初めて変身した日からずっとね。何度も私たちを

    助けてくれたんだ」

なお「それって、みゆきちゃんが転校してきた日でしょ?」

みゆき「うん。帰り道にちょっと色々あって、そしたらプリキュアに  

    なっちゃってね。アハハ」

やよい「でも、一体誰なんだろうね。アギトの正体って」

れいか「皆さんの話を総合すると……。

1、 変身にはベルトを使う。

2、 姿を変える事ができる。

3、 本人が私はプリキュアではないと言った事。

くらいでしょうか?」

あかね「プリキュアやないけど、それ以上に強い謎の女の子か~。

    変身してるんやから元は人なんやろうけど……。

    けど一体誰なんや~!あ~わからん!」

れいか「今まで現れた場所は、商店街と河川敷が1回ずつと学校が

私の時を入れて3回。ここまで来ると、おそらくそのアギトなる

人物も私たちと同じようにこの七色ヶ丘中学校の女子生徒、と

考えるべきでしょう」

なお「でも、先輩後輩を入れても数百人は居るんだよ?そんな中から

   一人を特定するのは難しいじゃないかな~?」

れいか「いえ。こうなって来るとおそらくアギトに変身する方も

    プリキュアのように私たちに近しい、同い年の女の子。

    という可能性もあります」

あかね「せやけど、それをゆうたら後は黄金くらいしか残って

ないんとちゃう?」

なお「……そう言えば」

みゆき「なおちゃんどうかしたの?」

なお「いや、これはみゆきちゃんが転校してきた次の日に黄金から

   聞いた話なんだけど、黄金、前の日。つまりみゆきちゃんが

   転校してきた日の帰り道で倒れたらしんだ」

あかね「ちょっ!?初耳やでそんなん話!?」

なお「その時、黄金が言ってたんだ。声が聞こえたって」

やよい「声?」

なお「うん。ただ、私もそれについて詳しく聞かなかったからよくは

知らないんだけど……」

れいか「そう言えば、私となおがその話を聞いてからじゃないかしら?

    ほら、最近黄金さん頭痛がひどい時が多くなって」

やよい「そう言えば、最近よく頭を押さえている事が多くなったような」

あかね「それに、何かそのあたりから雰囲気も少しずつ変わって来てたな」

なお「そうだね。何て言うか、笑わなくなったようにも見えるし、

   笑っていても、なんだか無理に笑ってるみたいだし…」

キャンディ「でも、その黄金って子がアギトなら、なんで隠してるクル?」

やよい「やっぱり、みゆきちゃんみたいにすぐ自分でバラしたり

    しないからかな?」

あかね「まぁ、みゆきは自分ですぐバラしてたしな~」

みゆき「うぅ、言い返せない」

なお「でも、アギトはあかねややよいちゃん。私やれいかが

   プリキュアだって知ってるんでしょ?だったら、れいかと黄金

   にこの前話をしに行った時に何で知らないふりをしたの?」

あかね「それは、う~~ん。わからん」

なお『でも、確かに何か引っかかる。何だっけ…』

と、一人頭を悩ませるなお。その時だった。

みゆき「スマイルパクトやキュアデコルを見せてもダメだったしね~。

    やっぱり黄金ちゃんじゃないのかな~?」

それを聞いて、ある事を思い出すなお

なお『待った。あの時、みゆきちゃんはデコルの事を『これ』としか

   言ってなかった。なのに、黄金は確かにキュアデコルって……。

   その単語を知ってるのは、私たちと一緒に戦える……。まさか!』

  「……繋がった」

れいか「?なお?どうかしたの?」

なお「皆、放課後、黄金に会いに行こう」

みゆき「え?どうして?」

なお「わかったんだ。黄金がアギトだっていう証拠が」

み・や・あ「「「……えぇぇぇぇぇっ!?!?」」」

 

 

その日の私は、普通に授業を受けて、普通に帰れる、はずだった。

 

私が授業が終わった後、教室で帰り支度をしていた時だった。

 

なお「黄金」

声がしたので振り返ると、そこにはみゆきちゃん達5人が揃っていた。

黄金「あ、なおちゃん。それにみんなも。どうかしたの?私に用?」

なお「うん。ちょっと黄金と話したい事があるんだ。屋上に来てくれないかな?」

黄金「今から?…わかった。行くよ」

 

数分後、鞄を片手に私はみゆきちゃん達と一緒に屋上に来ていた。

  「それで、話って何?」

なお「単刀直入に聞くよ。黄金、あなたはプリキュアの事、ほとんど

   知ってたんじゃないの?この前、私たちがれいかと同じように、

   説明したあの日よりもずっと前から」

あかね「ちょっ!?どういう事やなお!」

黄金「そうだよ。どうして私がプリキュアを知ってる事になるの?

   私はあの時4人の話を聞くまで―――」

なお「嘘」

黄金「ッ」

黄金の言い分をバッサリと切り捨てたなおはポケットからイチゴデコルを

取り出して黄金の方へ向けた。

なお「黄金にプリキュアの話をしたとき、みゆきちゃんはキュアデコルの

   事を、これとしか言っていなかった。なのに黄金は

   『キュアデコル』って名前を知って居た。自分で言ってたじゃない。

   ≪キュアデコルはアクセサリーにしか見えない≫って」

あかね「そういや、確かにそんな事をゆうてたな」

なお「あの時、私たち4人とキャンディ以外でキュアデコルって名前を

   知って居る可能性があるのは、一緒に戦っていたアギトただ一人。

   つまり……黄金!あなたがアギトなんでしょ!」

黄金「………」

なお「それに、黄金なら河川敷の時の事もわかる。

   あの時間、あの場所に私たち以外に居たのは黄金だけだった。

   すぐ近くに居たから、敵が現れた時、すぐに駆け付ける事が出来た。

   れいかの時もそう。私たちのすぐそばにいたから、すぐに変身して

   戦う事ができた。違うの!黄金!」

黄金「………」

 

黄金はうつむいたまま、無言を貫いた。

 

迂闊だった。まさか、ポロっと口から出たあの一言に気づかれるなんて。

それをなおちゃんに気づかれるなんて……。

 

でも、だからなんだって言うの。私は、結局化け物。

…化け物だって、バレたらどうなるの?私は……私はどうなるの?

嫌われる?恐れられる?5人が周りに言いふらす?

そうなったらどうなる?私は……私は……。

 

気づかれた失敗した不味い言い訳?考えなきゃ何を?どう言い訳する?

わからない。分からない分からない!どうすればいい?

目の前の5人を殺す?口封じ?何で?どうしてこうなった?

私が化け物だから?何で私が化けものなの?何で?

 

何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で。

 

 

―――何で、私なの?―――

 

壊れ始めて行く黄金の心。自分自身の歪んだ決意と不安定な心の

不安定なバランスが、今、崩れ始めた。

 

と、その時。

 

突風が巻き起こってなおの持っていたイチゴデコルが空へと

舞い上がってしまった。

キャンディ「あぁ!デコルが飛んでっちゃったクル!」

慌てるキャンディ。と、その時、何者かが空中のイチゴデコルを

キャッチした。それは……

 

マジョリーナ「ひぇ~っひぇっひぇ!デコルをゲットしただわさ!」

なお「ッ!?マジョリーナ!?」

つい先日、れいかの覚醒の際に戦った敵の幹部、マジョリーナだった。

あかね「こらぁ!返せ!それはウチらのもんやで!」

マジョリーナ「ふん!これはもうあたしの物だわさ!」

 

そう言いながら、黒い本を取り出すマジョリーナ

      「世界よ!最悪の結末、バッドエンドに染まるだわさ!

       白紙の未来を黒く塗りつぶすだわさ!」

黒い絵の具を握りつぶし、闇の絵本を使ってバッドエンド空間を

作り出すマジョリーナ

      「人間どもの発したバッドエナジーが悪の皇帝

       ピエーロ様を蘇ら―――」

と、その時、マジョリーナの手元に小石が命中し、闇の本が地面に向かって

落下した。

 

その本の軌道を目で追っていたみゆき達5人。と、その闇の絵本を

キャッチした人物がいた。黄金だった。

 

みゆき「こ、黄金ちゃん」

黄金「………」

声をかけるみゆき。だが、今の黄金の表情は彼女が視線を下に落としている

のと前髪に隠れているせいで、みゆき達からは分からなかった。

そして彼女は無言のまま手に持っている闇の絵本を見つめると……。

   ≪ビリッ!ビリリリッ!≫

中学生とは思えない握力でその本を背表紙ごとバラバラに破いて、

フェンスの方へと歩み寄り、屋上から学校の校庭の方へと投げ捨ててしまった。

これによって、バッドエンドエナジーの収集は中途半端な状態で

中断されてしまった。

マジョリーナ「お前ッ!何てことするだわさ!というか、何で

       プリキュアでもないお前がこの空間でそんな風に

       動けるだわさ!」

驚き、黄金を問い詰めるマジョリーナ。だが……。

 

黄金「御託は良いからさっさとあんたの手下のアカンベェを出しなよ」

そう言って、振り返りながら、今までみゆき達が見た事もないような

絶対零度の瞳でマジョリーナを睨みつける黄金。

みゆき「こ、黄金、ちゃん?」

  「……。聞こえなかったの?倒してやるからさっさとアカンベェを出せ  

   って言ってるのよ」

マジョリーナ「ッ!」

黄金「………来ないなら……」

体をマジョリーナの方に向けた黄金。

  「こっちから行くよ」

 

そう言った黄金は両手を左腰でクロスさせてから右手を右側に

戻した。

   ≪QUUUUUN!≫

すると、光と共に黄金のお腹にオルタリングが出現した。

 

あかね「この光、もしかして!」

れいか「あのベルト!まさか、本当に黄金さんが!?」

   ≪QUOON……QUOON……QUOON……≫

二人の疑問に答えるように、静かに鳴動するオルタリング。そして……。

黄金「……変、身」

ベルトの左右のスイッチを叩く黄金

   ≪VUUUUUUUN!≫

光の波動が黄金を包み込み、彼女は初めて、みゆき達の前で

素顔をさらしながら変身した。

 

みゆき「じゃあ、黄金ちゃんが……キュアアギトで、最初から、

    私たちと一緒に、戦ってたんだ」

余りの事に驚くみゆき達。

 

だが、アギトは彼女たちに一瞬視線を向けただけで、すぐに

相手をマジョリーナに変更した。

そして、飛び上がってベルトの左側のスイッチを叩いた。

ストームハルバードを取り出し、ストームフォームとなりながら

変形したハルバードの切っ先をマジョリーナめがけて縦に振り下ろす黄金。

 

だが、切っ先はマジョリーナのローブの裾を掠っただけだった。

滞空できないアギトは、みゆき達の前に着地した。

アギト「ちっ。外したか。……でも……今度は逃がさない。

    確実に息の根を止める」

余りにも物騒な言葉に、彼女の以前の優しさを知る5人は

表情が蒼白になった。

なお「何、言ってるの。黄金」

そう言ってアギトの肩に手を置こうとするなお。

 

だが、アギトはその手を振り払った。

アギト「……戦うのも逃げるのも好きにしていいけど……」

そう言いながら振り返ったアギトは……。

   「邪魔だけはしないで」

マジョリーナと同じように絶対零度の瞳でみゆき達を睨みつけた。

 

その視線に背筋が凍るみゆき達

   「私の戦いを邪魔したら、誰でも倒す」

なお「黄金。……あんた自分が何言ってるかわかってるの!?

   友達にそんな―――」

アギト「私に友達なんてもういない」

その言葉に5人は絶句した。

   「私に残ったのは、このアギトの力だけ。友達なんて

    いらない。…だから、邪魔をするならなおちゃん達も敵だから。

    敵は、倒す」

 

と、その時……。

マジョリーナ「ひぇ~っひぇっひぇ!仲間割れとは良い事を聞いただわさ!」

そう言って笑い声を上げるマジョリーナ。だが……。

 

アギト「バカな魔女だね」

マジョリーナ「何だと!?あたしをバカにするのかだわさ!?」

アギト「私はプリキュアじゃない。ただ姿が似てるだけ。

    だから、みゆきちゃん達とも仲間なんかじゃない。ただ

    同じ敵、あなたたちの相手をしているだけ。

    そして、私は………相手を浄化するんじゃなく、

    ≪殺して≫倒す」

その言葉に、再びみゆき達の背筋が凍り付いた。

 

   「だからこそ、今この場所で私があなたを殺す」

その殺意に怯むマジョリーナ。しかし……。

 

マジョリーナ「ふ、ふん!そんなの見掛け倒しに決まってるだわさ!」

そう言って、彼女は手元にスペアの赤っ鼻に先ほど奪った

イチゴデコルを入れ、赤っ鼻を完成させてしまった。

キャンディ「イチゴデコルが~!」

マジョリーナ「これでまた新たなアカンベェを作れるだわさ!  

       出でよ!アカンベェ!」

すると、近くにあったバレーボールとネットを使って

バレーボールの体にネットで出来た翼を持ったアカンベェが

生まれた。

 

キャンディ「みゆき達も変身するクル!」

みゆき「うん!デコルを取り戻そう!」

それぞれがデコルを取り出し、パクトにセットした

   『レディ!』

み・あ・や・な・れ「「「「「プリキュア!スマイルチャージ!」」」」」

   『ゴー!ゴーゴー!レッツゴー!』

ハッピー「キラキラ輝く未来の光!キュアハッピー!」

サニー「太陽サンサン!熱血パワー!キュアサニー!」

ピース「ピカピカぴかりん!じゃんけんポン!キュアピース!」

マーチ「勇気リンリン!直球勝負!キュアマーチ!」

ビューティ「しんしんと降り積る清き心!キュアビューティ!」

 

変身し、名乗りを上げる5人。

 

マジョリーナ「現れたねプリキュア!アカンベェ!    

       そいつらを空から狙い撃ちにするだわさ!」

   『アカンベェ!』

 

すると、アカンベェは背中の翼を使って上空に陣取り、口から

無数のバレーボールを発射してきた。

狭い屋上に所せましと降り注ぐボールの嵐。

 

ハッピー「うわっ!?ととっ!あいた~!」

それを危なげに避けていたハッピーの背に一発が命中した

サニー「ハッピー!うわっ!?」

マーチ「サニー!きゃぁっ!?」

それぞれがそれぞれを気にしている隙に、さらに命中弾や至近弾に

よってダメージを喰らうプリキュア達。

 

アギト「…………」

   『ズパッ!シュバッ!』

 

一方のアギトはストームハルバードで飛来するすべてのボールを切り裂いていた。

しかし、彼女はハッピー達が被弾しようが眉一つ動かさず寡黙なまま

ボールをさばき続けていた。

 

アギト『今のアギトには、あれを撃ち落とすだけの銃のような武器は

    ない。だったら、何かを投げるしかない、か』

そう言いながらアギトは周囲を見回し、飛来するボールを

見つめていた。と、その時……。

 

ハッピー「こうなったら!」

攻撃を受けて地面に倒れていたハッピーは立ち上がって……。

    「う~~!気合いだ気合いだ~~~!」

アギト「ッ!?」

いきなりスマイルパクトに気合をチャージした。そして……。

ハッピー「プリキュア!ハッピーシャワー!」

必殺技を発動してアカンベェに向けて発射した。

 

しかし、その攻撃をひらりと回避するアカンベェ。

    「えぇぇぇっ!?よ、避けられちゃった~」

と、ヘロヘロになりながら床にへたり込むハッピー。

サニー「だったら今度はウチや!」

   「プリキュア!サニーファイヤー!」

今度はハッピーに続いてサニーが必殺技を放つが、それもまた

回避されてしまった。

   「あ、アカン。もうダメや。力が……」

ピース「じゃ、じゃあ私が!」

マーチ「私も!」

ビューティ「待ってください!無暗に技を使っては!」

しかし、そんなビューティの制止の声も届かず、技を使う二人

ピース「プリキュア!ピースサンダー!」

マーチ「プリキュア!マーチシュート」

 

連続で繰り出される必殺技。しかし、アカンベェは大きく旋回

する事でその二つを回避した。

ピース「そ、そんな~~~」

マーチ「ち、力が、入らない」

 

その姿勢にアギトはため息をつき、彼女たちの前に立った。

 

アギト「戦えないのなら、そこで見ていない。闘いという物を

    見せてあげる」

そう言いながら、アギトはストームハルバードを構え、それを

手元で回転させ始めた。

次第に、アギトの周囲に風が集まり始めた。

 

ブォン、ブォンと風を集めるハルバード。

 

マジョリーナ「そんな事をして何になるだわさ!アカンベェ!

       そいつを捻り潰すだわさ!」

   『アカンベェ!』

すると、翼を羽ばたかせたアカンベェが一直線にアギトに

突っ込んできた。

 

でも、こちらのリーチに突進してくれるのなら、返って好都合。

そう思いながらアギトは密かに笑みを浮かべた。

 

そして、アカンベェの拳がぶつかりそうになった次の瞬間、

   『ズバシャァッ!』

まるで瞬間移動のような素早さでアギトのストームハルバードが

アカンベェの背中の羽を両断した。

   『アカ、アカンベェ~~~~!』

ハッピー「うわわわっ!!」

翼を切られてコントロールを失ったアカンベェがハッピー達の

頭上をギリギリで通過し、フェンスに激突して、さらにそれを

突き破って校庭の方へと落下していった。

 

破れたフェンスの前に立ち、校庭で倒れているアカンベェを見下ろすアギト。

そして彼女は無言のままそこから一歩前に踏み出し、重力に任せて

下へと降りて行った。

 

まるで映画のワンシーンのように、風を操り、地面の直前でスピードを

殺して、ふわりと着地するアギト。

と、その時……。

 

ハッピー「ま、待って~~!あわわわわ~!」

校舎のでっぱりを伝って降りて来ようとしたハッピーが手を滑らせて

校庭に落っこちてきた。

 

サニー「は、ハッピー!大丈夫かいな!?」

と、そこに、他の4人が上か降りてきて着地し倒れている

ハッピーに駆け寄った。

ハッピー「あ、アハハ、力が抜けちゃって、手が滑っちゃった」

そう言って気恥ずかしそうに後頭部を掻いているハッピー。

 

アギト「……」

そんな彼女たちを一瞥してから、アギトは視線を目の前で

起き上がったアカンベェへと向けた。

どうやら、翼を失っても戦う意思は残っているようだった。

 

これで、このアカンベェに残っている攻撃はバレーボールの

ブレス攻撃と肉弾戦だけ、か。

 

そう思ったアギトはハルバードを戻してストームフォームから

グランドフォームへと戻り、逆に右側のスイッチを叩いて

フレイムセイバーを引き抜くのと同時にフレイムフォームへと

進化した。

 

マジョリーナ「姿を変えたところで何になるだわさ!   

       行くだわさアカンベェ!」

   『アカンベェ!』

アカンベェの横に箒に跨った状態で現れ、命令を飛ばすマジョリーナ。

そして、アカンベェは猛然と走りだし、アギトに向かって

右ストレートパンチを叩き込んできた。だが……。

   『ガキィィィィンッ!』 

『ア、 アカン!?』

その攻撃はアギトの、片手で保持したフレイムセイバーに

簡単に防がれてしまった。

 

アギト「私を、素人のハッピー達と一緒にしてもらっちゃ、

    困るわね」

そう言いながらアカンベェの拳を、セイバーを振って払うアギト。

   「浄化ができない分、私のアギトはプリキュア以上に

    『戦う事』だけに特化している。だからこそ……」

そう言って、セイバーを左腰に持っていき、抜刀寸前の武士の

用に構えるアギト

   『アカンベェ!』

 

再び殴りかかってきたアカンベェ。だが、次の瞬間。

   『ギンッ!』

一瞬だった。拳があわやアギトの届く寸前でセイバーの

ホーンが展開され、灼熱の熱波を纏ったセイバーが

迫りくるアカンベェの腕を一瞬の元、肘から先を

断ち切ったのだった。

   『ズズンッ!』

次の瞬間、アカンベェのピエロ然とした右腕が地面に音を立てて

落下した。

『ア、 アカン!アカン!アカンベェ~~~~!』

余りの事に平静を失い、怯えだすアカンベェ。だが、

これで終わりではなかった。

 

次の瞬間、アギトのセイバーの切っ先がアカンベェの左ひざを真正面から

貫通した

   『アカンベェ~~~~~~!』

痛みに耐えかね、その瞳に涙を浮かべるアカンベェ。

 

だが、アギトはそこからさらにセイバーを捻ってアカンベェの

膝を徹底的に破壊し、セイバーを抜いてアカンベェを空いている

左手で殴り飛ばした。

 

ズズン、と音を立てながら倒れたアカンベェは痛みによって

呻きながら地面の上でジタバタと暴れていた。

 

そしてアギトは、アカンベェを突き刺した時にセイバーに

突いた赤黒い液体……。

――血液ではなく、アカンベェ召喚の際に発生するエネルギー――

それをセイバーを振って払った。

   「この程度、造作もない」

 

ビシャッ、という音と共に地面に振り払われた赤黒い闇のエネルギーは

シュウシュウと煙を出しながら消滅していった。

 

 

そして、その戦い方にプリキュア達5人は怯えていた。

 

アギトの戦い方におびえていたのだ。

冷徹なまでに相手の体を破壊し、まるで血に濡れた刃のような

セイバーを見ても顔色一つ変えないアギトに恐怖していた。

サニー「何が、どうなってるんや。あれが、あれが本当に、

    あの優しかった黄金なんか」

ビューティ「一体、何が黄金さんをここまでさせるのでしょうか」

マーチ「黄金!どうしちゃったんだよ!?

    戻ってよ!元の優しい黄金に戻ってよ!」

口々に目の前で起きた事が信じられず、声を荒らげるマーチたち。

 

そして、その声はアギトの耳にも届いていた。

 

 

私だって、好きで戦ってるわけじゃない!

でももうこれしか私には残っていないんだよ!これしか!

戦って戦って!戦って死ぬしか、もう私には残ってないんだ!

だから邪魔しないで!私に関わらないで!

 

心の中で、戦う事しかできないと言い張る自分と、それでも

かつてのようになおやれいか、あかねややよい。そして、

みゆき達と笑っていたいと言う自分の板挟みになっていた黄金。

 

異形となった恐怖が彼女の心に傷を作り、孤独がその傷を

深く抉り、その傷は彼女の心をバラバラにしていくのだった。

 

アギト「私は、戦う事しかできない。

    癒しの力なんてない。浄化なんてできない。

    あるのは、『殺戮』と『破壊』の力だけ」

ピース「そんな……!」

アギト「だから、私は倒すことしかできない。

    言ったはずよ。私はプリキュアとは違うって」

そう言いながら、アギトはグランドフォームへと姿を戻した。

 

そして再び、頭部のクロスホーンが展開された。

左足を前に出し、両手を胸の前で開く。すると、彼女の足元に

アギトの紋章が現れ、手を動かす動作に合わせて、足裏に吸収されていった。

そして、アギトはチャージを終えると前方の、僅かに

立ち上がったアカンベェを見つめ、走り出した。

 

そして、その数メートル手前で飛び上がり、必殺の『ライダーキック』

をその顔面に叩き込んだ。

   『アカンベェ~~~~~!』

 

キックを喰らい、吹っ飛ばされたアカンベェは校庭に生えた木に

衝突して……。

   『ズドォォォォォン!』

爆音を上げながら爆発した。

轟々と燃え上がる炎を見つめてから、マジョリーナを睨むアギト。

 

マジョリーナ「まさか、アギトただ一人に負けるなんて……!  

       覚えてるだわさ!」

そう言うと、瞬間移動で撤退していくマジョリーナだった。

 

と、その時、アギトは上から降ってきたイチゴデコルをキャッチした。

 

だが、そのデコルは煤こけ、何と各部に小さなヒビが入ってきた。

それでもアギトはそれを別段気にする事もなく、イチゴデコルを

ビューティに向かって放った。それをキャッチしたビューティと

彼女の手元を覗き込むキャンディ

キャンディ「クル~!デコルが戻ってきたクル~!って、

      こりは~!?何でデコルがボロボロになってるクル~!?」

ハッピー「えぇぇぇっ!?どうして!?」

アギト「……浄化ではない私の技は、全てを破壊する。

    アカンベェの核のデコルも同じようにね。

    もっとも、壊れたところで私に損な事なんて、

    ありはしないのだけどね」

その言葉に、怒った者がいた。サニーだ。

 

サニー「黄金!いやアギト!今の言葉は聞き捨てならんで!

    ウチらが頑張って集めたもんをそんな―――」

アギト「頑張った?笑わせないでよ」

サニーの主張をそう言って一蹴するアギト。

   「この戦い。変身した挙句、技を連発してへばって

    すぐ戦えない状態になったのは一体どこの誰よ」

サニー「そ、それは……」

アギト「ビューティ、れいかちゃんは冷静だから戦士としては

    及第点。でも、他のみんなは何も変わってない!

    この前のビューティの戦いだってそう!焦って技を

    連発してすぐに戦えなくなりかけた!今日だってそう!

    何が伝説の戦士よ!所詮はビギナーズラックで勝っている

    だけ!マーチの時もそう!戦いになってもじゃんけんが

    どうのこうのだの!」

そう言ってハッピー達を指さすアギト

   「みんなは戦いが分かってない!そんなみんなが

    戦場に立つこと自体自殺行為!わかる!?

    お遊びでやってるんじゃないんだよ!?

    一歩間違えれば死ぬかもしれないんだよ!

    何でそんな風に笑ってられるの!」

と、声を荒らげ、ここに来て、心が決壊しだすアギト。

 

彼女はハッピー達に背を向け、カタカタとセイバーと自分の肩を

震わせた。

数秒後、ハッピー達が人の姿に戻り、黄金も5人に背を向けたまま

変身を解除した。だが……。

 

黄金「戦いもわからない素人が、戦場に立たないで。

   『邪魔』なだけだから」

その言葉に、なおが切れた。

 

なお「黄金!今の言葉はいくら何でも聞き捨てできないよ!」

そう言ってなおは黄金の肩を掴んで強引に振り向かせた。

 

 

そして、黄金自身は、その瞳に大粒の涙を浮かべていた。

 

  「ッ。こ、黄金」

黄金「……みんなは良いよね。…そうやって、人間に

   ≪戻れる≫んだから」

なお「何、言ってるんだよ、黄金」

その言葉に、黄金は唇を噛みしめ、そして……。

 

黄金「何度も言わせないでよ!私はプリキュアとは違うの!」

そう叫んだ次の瞬間、黄金の体に、アギトとしての彼女が

まるで蜃気楼のように重なり、現れては消えを繰り返しだした。

  「皆はそうやって戦いが終われば人間でもいられる。

   なのに、私は……」

そう言いながらアギト化している自分の右手を見つめる黄金

  「私は……私はもう≪化け物(アギト)≫なんだよ!」

そう言いながら、今まで溜め込んでいた物をみゆき達に向かって

吐きだす黄金。

  「私だって好きでアギトになって、好きで戦ってるわけじゃない!

   でももうこれしか私には残ってないんだよ!!

   もう、戦う力しか、私の中に残ってないんだよ!!!」

みゆき「そ、そんな」

黄金「皆にわかるの!?毎日、少しずつ私の体が私の体じゃなくなっていく

   恐怖が!私ね!誰かに触る事で相手の考えてる事がわかるんだよ!」

もはや自暴自棄になってハイライトを失いかけている瞳で

叫ぶ黄金。

  「戦う度に私の体は戦うためだけに強くなっていくんだよ!

   化け物としてね!」

やよい「ば、化け物って」

そう言って涙目になるやよい。

 

これだよ。わかってた。だから……。

黄金「そうだよ。あの時なおちゃんが覚醒した後、私にデコルを

   見せる前から全部知ってたんだよ!みゆきちゃんもあかねちゃんも

   やよいちゃんも、3人ともプリキュアだってこと!」

泣きわめくように全てを語っていく黄金。

  「だけど私は誰にも知られたくなかった。化け物だって誰にも

   知られたくなったんだよ!だから隠してきたのに!」

なお「そ、そんな」

黄金「私だって最初は……。最初は誰かを守るために戦おうって思ったよ!

   でも、なおちゃんが目覚めた時、なおちゃんの言う絆が

   理解できなかった!人間でもない私が人間のために戦う理由って

   何!?私にはもう、戦う事しかできないんだよ!理由もなく、

   正義もなく、ただ戦って戦って、戦い続けることしかできない!」

れいか「黄金さん」

黄金「私だって……私だって普通の女の子で居たかったよ!

   みんなと一緒に仲良くなって一緒に笑って居たかったよ!

   でも……私、もう」

なお「ッ!黄金!」

そう言って地面に崩れ落ちそうになる黄金をなおが咄嗟に支えた。

 

黄金「私は、もう、何を信じていいのかわからない。

   自分自身が化け物に変わっていくのが怖くて。誰かに否定されるのが

   怖くて。私の毎日が壊れて行くのが怖くて。ただ、戦う事しか、

   できなくなっていく自分が怖くて……何もかもが怖くて。

   でも…。でも、誰にも、言えなくて……。

   うぅ、うあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

みゆき達に向かっていた怒りはやがて悲しみと孤独に押しつぶされそうに

なっていた少女の苦痛となって溢れ出した。

対して、みゆき達はみな、悲痛な表情を浮かべていた。

 

今まで、助けてもらった友人がこんなにも苦痛を抱えていたのに

それに気づけなかった自分たちを心の中で責めていたのだ。

 

なお「ッ!黄金!」

ついに感極まったなおは、黄金と同じように瞳に涙を浮かべながら

黄金を抱きしめた。

 

黄金「離して!離してよぉ!」

抱き着くなおを振り払おうと暴れる黄金。だが、

アギトではなく、心が傷を負った状態の今の黄金では、

なおを振り払うほどの力を発揮できなかった。

 

  「私は……私には、もう、何も、何も…残ってない」

大粒の涙を浮かべ、きつく瞳を閉じたままの黄金。

振り払おうとするたびに何度も黄金を抱きしめるなお。

なお「ごめんね。ごめんね。黄金の苦しみに、気づいてあげられなくて。

   本当にごめんね」

黄金「私は……私は……。もう、いっそ、楽になりたい。

   死にたい」

そう言った瞬間、声を荒らげる者がいた。

 

みゆき「そんなのだめだよ!!死にたいとか、そんな事言っちゃ

    ダメだよ!!」

黄金「だって……だって私にはもう戦う力しかないんだよ!?

   それでどうやって生きていけるの!?」

そう言って全てを打ち明けるように叫ぶ黄金。

その時、なおと同じようにみゆきが黄金を抱きしめた。

みゆき「そんな事無いよ。黄金ちゃんには、私たちが居るよ」

そんな彼女の言葉に続くようにあかねややよいまでもが、黄金を

抱きしめた。

あかね「そや。…黄金は今までウチらを守ってくれたんや。

    否定なんてせえへん。黄金はウチらの大切な友達や」

やよい「そうだよ。私を助けてくれた時の黄金ちゃん、すっごく

    かっこよくて、王子様みたいだったよ」

れいか「黄金さんは、一人ではありません。そして、その痛みに

    いつもそばにいた私たちが気付けなかったのも事実」

なお「黄金は、ずっと辛い心を押さえこんで、私たちを助けてくれてた。

   でも、その辛さに、気づいてあげられなくてごめんね。でも、

   黄金はもう一人じゃない。その辛さが重すぎるなら、私も一緒に

   背負うよ。だって…。だって私たちは……」

み・あ・や・な・れ「「「「「友達だから」」」」」

 

黄金「なおちゃん。みんな……。私は、私は……。

   うああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

アギトになってから、久しく忘れていた人肌のぬくもりを感じながら、

黄金は大粒の涙を流した。

 

 

数分後、ようやくの事で落ち着いた黄金。

  「……ごめんなさい」

あかね「い、いきなりどないしたんや?」

黄金「さっき、みんなに酷い事、言っちゃったから」

やよい「気にしないで。私たちは怒ってないから。

それに、黄金ちゃんは追い込まれたみたいだし」

黄金「それでも、だよ。私は―――」

そう言おうとした黄金の口をれいかが人差し指でふさいだ。

れいか「謙遜は美徳ですが、行き過ぎてもだめですよ。

    ましてや、自分を貶めるのは尚更です。それに、

    人はみな誰しも一人では生きていけません。

    だからこそ、私たちを頼ってください。私たちだって、

    守られてばかりではありません」

黄金「……私は……。ありがとう、れいかちゃん」

あかね「ほな、色々一件落着したことやし、そろそろ帰るか」

みゆき「うん、そうだね。…ってあぁ!鞄屋上に置きっぱなしだよ~!」

やよい「そうだった~!」

慌てて、鞄を取りに戻る6人。

 

その後、屋上に着いたのだが……。

黄金「みんな!」

みゆき「ん?黄金ちゃんどうかしたの?」

 

 

私はここに来るまでに決めた事を今ここでみんなに話そう。

私は、みゆきちゃん達5人と向かい合い、深呼吸した。

黄金「私、決めた」

なお「決めたって、何を?」

黄金「……。私には、戦う事しかできない。みんなみたいに相手を

   浄化する器用な技もない。でも……」

 

これは決めた事だ。もう迷わない。

  「私は、みんなの≪剣≫と≪盾≫になる」

みゆき「え?」

黄金「私はアギトとして戦う。でも、それはみんなを。

   私を友達と言ってくれた、みんなを守りたいから。私は、

   この力の全てを≪友達≫のために使う。そう決めたんだ。

   私の力は、みゆきちゃん。あかねちゃん。やよいちゃん。

なおちゃん。れいかちゃん。みんなのために」

と、言って、黄金はみゆき達5人の剣となり盾となる事を決意し、

それを告白した。しかし……。

 

 

夕日に照らされながらまるで王子様の告白のようなセリフに

5人は赤面していた。

みゆき『ほあ~~~。黄金ちゃんかっこいい~~。って、私ってば

    また何を考えて!?』

あかね『あ、アカン。今、ウチ心臓がキュンッってなってもうた』

やよい『い、今のって、なんだか告白みたい。ちょっと、うれしいかも』

なお『黄金って、無自覚でそう言う事あるし、私はさっき思いっきり

   抱き着いた事を思い出して恥ずかしいし!わぁぁぁん!」

れいか『こ、黄金さんは卑怯です。こんなシチュエーションで

    そんな事を言うなんて////』

 

そして、返事がない事が気になった黄金。

黄金「みんな?どうかしたの?」

みゆき「え!?あ!なんでもないよ!そうだね!私たち6人で

    頑張ろう!そして今日はもう帰ろっか~!」

あかね「せ、せやな~!」

そう言うと、5人は足早に屋上を出て行こうとした。

黄金「あぁ!みんな待ってよ~~!」

黄金は、笑みを浮かべ、本当の戦う意味を見出し、

夕暮れの中を走りだしたのだった。

 

 

アギトの真なる覚醒。光は、太陽があってこそ存在する。

黄金は、友人と言う太陽を見つけ、彼女たちを守るために、

剣となる決意を固めたのだった。

 

     第5.5話 END

 

 




もうちょっと話が進んだらオールスターズニューステージ、
みらいのともだちも書こうかと思ってます。
個人的にはフーちゃんの死亡フラグを全力でへし折る気満々です。
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