ストライク・ザ・ブラッド the Garden of sinners 作:蒼穹の命
学校最後の登校して履いた靴の紐がブチ切れたり、卒業式にネクタイ忘れてパニクったり、バイトに励んだり、USJのハリーポッターに行って嬉しさのあまり興奮したり、FGOのサーヴァント育成とプロトアーサーを当てる為に石集めしたり(無課金です)、と忙しかった為に中々書き上げられませんでした。 誤字脱字や変な表現があると思いますが、その時は報告お願いします!
後、お気に入り登録者が90人になりました!本作品を読んでくれて有難うございます‼︎
織が寝始めて数時間。修道院へ向かって歩いている2人の少女がいた。 1人はバスケットを持っている黒髪のポニーテールの少女、もう1人はビニール袋を持っている銀髪の少女だった。
和気藹々と楽しそうに話しながら2人が修道院へ入った先に映った光景は、椅子の上で横になっている織と、その下で猫達と一緒に丸まって寝ているナナキだった。
『ねえじいちゃん』
これは……夢……か?
『ん? なんじゃ織』
あ、爺ちゃんがいる……
『命ってなんなの?』
てことは俺がまだ◼️◼️織だった時の記憶なのか……
『……お主随分と難しい質問をしてくるのぉ』
あの時、何でこんな質問したんだっけ?
『おじいちゃんでもわからないの?』
えっと……確か……
『わからんわけではないが……それが正しい答えかどうかは知らぬ。それでもいいかの?』
ああ、そうだ……
『聞きたい!』
身体が弱かった
『……分かった。命とはの……』
命って一体何のためにあるのか、俺より長く生きてる爺ちゃんから聞いて知りたかったんだっけ……
「ん……」
ヒドく懐かしい夢を見た。 どうも今日は◼️◼️織の時の記憶を思い出す事が多いみたいだ。 いつもは霧に覆われてるかのように思い出しにくい上に殆どはもう
閉じていた瞼を開けると目の前に映った光景は崩れ落ちた天井から見える青空では無く、見覚えある2人の少女の顔だった。 鼻に息がかかるくらいの至近距離で、同級生の暁凪沙と叶瀬夏音が織の寝顔を覗き込んでいた。
「………………」
「………………」
顔を赤く染めながら無言で固まっている2人から離れて、横にしていた体を起こして軽く伸びをしてから、先程まで体を横にしていた椅子から立ち上がって織は2人の前に立った。 それと同時に丸まって寝ていたナナキも目を覚まし、周囲にいる猫達の眠りを邪魔しないように身体を起こして織達へ近づいた。
「ふぁあああ……おはよー織。よく眠れた?」
「まぁそれなりにはな。ってかお前も寝てたのかよ」
「だってこんなにいい天気だよ〜。仕方ないじゃ〜ん」
マイペースな己の使い魔の弁明に溜息を吐きながら、未だに固まっている2人に話しかけた。
「よう凪沙、夏音……って何で2人共顔赤くしてんだ?」
「ななな何でもないよ! ねえ夏音ちゃん!」
「は、はい……何もありませんでした」
「……なら良いんだけどよ」
どう考えても何かあったとしか思えない露骨な反応だったが、余り深く聞かない様にした。
「そういや此処で俺たちが揃うのは久しぶりだな。いつ以来だ?」
「夏休み入ってからは全然揃ってないよ。 織は仕事、凪沙は部活で忙しかったし、オイラも怪我治すためにずっと休んでたから。ここに来てくれたのは夏音だけだったよ」
「そうだったのか……猫達の世話あんのに内の大飯食らいの使い魔の面倒まで見てくれて悪いな夏音」
「いえ、私もナナキ君と過ごすのは楽しかったのでした」
と嬉しそうに夏音は織に返事をする。 だが、いつの間にか凪沙にモフられてたナナキが不機嫌そうな顔をしながら織の方に向けた。
「ちょっと織ー、大飯食らいってオイラの事?」
「他に誰がいるんだボケ。那月義姉が決めた食費をオーバーしまくって俺のポケットマネーまで全滅寸前に追い込みやがっただろ! お陰で限定の茶菓子と小説が買えなかった上に那月義姉からベランダ干しの刑まで食らったんだよ‼︎」
「だってご飯少なくてお腹空いたんだよ」
「だってじゃねえよ! 我慢することを覚えろ! 何年俺の使い魔やってんだよ‼︎」
「五年だよ。あれからもうそんなに経ったんだね〜〜」
「五年も過ごしてんだから少しは察しろよ! 大体お前は……」
「なにさ、そう言う織だって……」
些細な一言により痴話喧嘩をはじめる主従達を見ていた凪沙達から笑いが出た。
「なんだよ2人共、急に笑い出して……」
「ごめんね、急に笑っちゃって……ただ、久しぶりにしー君の元気な姿を見れたから嬉しくてつい……」
「え……」
「春辺りから夏休み入るまで織君元気なかったでした」
「凪沙達心配してたんだよ」
「あーその……悪かった。あの時ちょっと色々あってな」
あの時のことを思い出したせいか、左手から痛みが走ってくるような感覚に襲われた。 2人に気づかれないよう右手で左手を思わず抑えながら織は返答する。
「ううん、元気なら全然いいよ! あっそうだ、ねえしー君、この後って何か予定ある?」
「いや、特に何もないけど……」
「じゃあさ……」
凪沙は足元に置いていたバスケットを持ち上げて織に見せながら
「丁度お昼だし、サンドイッチ作ったから一緒に食べない?」
夏音が持ってきた袋にある猫缶を開けて猫達に餌をあげ終わった3人は木陰辺りにシートを敷いて腰を下ろし、凪沙が作ってきたサンドイッチを食べることになった。 因みにナナキは猫缶と一緒に夏音が持ってきた骨つき肉にガブリついている。
「ナナキ君と猫達にご飯あげ終わったし、凪沙達も食べよっか」
凪沙の手によりバスケットを開かれ、色とりどりのサンドイッチ達が姿を見せた。
「うわあ……」
「ん、美味しそうだな」
「でしょ! 今日調子良かったから張り切りすぎて沢山作ってきちゃったんだ! 凪沙と夏音ちゃんで食べきれるか不安だったけど、しー君がいてくれて良かった! それじゃ……」
「「「いただきます」」」
3人は互いにサンドイッチを手に取って食べ始めた。
「どう、2人共。味は大丈夫?」
「美味しいです」
「少し辛味が効いてるが美味いぜ、これ」
サンドイッチの味が大丈夫なのか聞いてきた凪沙に織と夏音は正直な感想を返し、さらにサンドイッチを口にもっていく。
「良かった。朝早く起きて作った甲斐があったよ!」
凪沙は嬉しそうに笑った。
ここ最近夜中で動くことが多かった所為か、サンドイッチを嬉しそうに食べる夏音、綺麗な笑顔を見せる凪沙の姿が織にはとても眩しく見えた。 見渡す限り一面の青空と、葉と枝が生い茂っている木の下で昼食が取れるだけでも十分平和すぎるのに、そこに彼女たちまで加わったら、キャパシティなんて簡単にオーバーロードしてしまいそうだ。これ以上見ていたら自分の何かがまずいことになりそうだと感じた織はバスケットから追加のサンドイッチをとり、再び口の中へ運び始めた。
前々から気づいていたが、どうも自分はモノの死は直視できても二人の少女を直視できない時があるようだ。
そして直視という単語に連想して一つ思い出した。 そういえばこの場にいない義理の姉も同様にたまに直視できない時もあったなと。 一体何故なのか、この時の織はまだ理解できていなかった……。
「ごちそうさまでしたっと」
「ふう。美味しかった~」
「はい……沢山食べたでした」
昼食を済ませた3人はシートの上で川の字の様に寝っ転がっていた。 先程も思ったが夏休み終わりの間近にしては穏やかな天気だ。つまり……
「(やべ……また眠くなってきた……)」
睡魔が襲ってくるということだ。 気付いた時にはもう意識が朦朧としてきており寝る寸前だった。 なんとか眠気と必死に格闘している織の左右から暖かい感触がした。 一体何なのか見てみた。 その正体は織の腕に抱きついて眠っている凪沙と夏音だった。
本格的にマズイと感じた織は何とかして2人を離そうとするが中々外れない。 もう少し力を入れればどうにかなりそうだがそれでは起こしてしまう。 ならばどうしようかと考えていたが、2人の方へ意識を向けてしまったせいで、もう織には眠気に対抗する力は抜けていた。
まぁ、偶にはこんな日もいいか……
そんなことを脳裏で呟きながら、織は2人の温もりを感じながら意識を手放し、再び眠りについた……。
だが、この穏やかな1日がある意味、この面子で過ごす最後の休息だとこの時の織は知る由もなかった……
関係無い話ですが、FGOの呼札5枚と10連した結果、ヘラクレスさんが来ました。 予想はしたがプロトアーサーはあたりませんでした。ヘラクレスが来てくれたのは戦力的に嬉しいけど、欲しいキャラに来て欲しかった。無課金はやっぱりきついな…。
次回からは原作に入っていきますので執筆スピードが早くなるかもしれません!
後、本作品を評価してくれた結城/さん、有難うございます!