ストライク・ザ・ブラッド the Garden of sinners   作:蒼穹の命

6 / 8
更新遅れて申し訳ありません‼︎ リアルと別の小説を書いていて遅れました‼︎何とか仕上がったので投稿します!
ホント大学、シンフォギア、ゆゆゆい、FGO、アポクリファ、課題で毎日が忙しい‼︎
え?アニメとアプリが大半じゃないかって?ハハハ、ナンノコトヤラ?
FGOじゃ不夜城アサシンしか当てられませんでした。エルドラドバーサーカーが個人的に欲しかったんだが……。



最後の日常

 結局睡魔に負け、織は夕方まで2人とグッスリ眠っていた。 あれ程時間が短く感じたのはいつ以来だろうか。 少なくとも春から休みに入るまではなかったのは確実だ。 だがらと言って殆ど何もせず食べて寝ていただけというのもどうかと思うが、ここ最近忙しかった為に一日中ゆっくり休めた日はあまりなかったのでそういう意味で考えると今日は貴重な日だったと思いながら、織はスーパーで夕飯の買い出しをしていた。

 

 起きた後、凪沙はそのまま家に帰り、夏音はもう少し修道院に居る事になった。 真っ直ぐマンションに帰宅した凪沙はともかく、夏音については、万が一の事を考えてナナキに使い魔のパスを通じて知らせるように言っておいたので、安心して買い物をする事が出来た。

 

 今日は肉が安かったので夕飯はハンバーグにしようと肉が置いてある棚に向かいながら、明日は何をしようか考えていた。 今日は散歩する予定のつもりが昼寝で潰れてしまったので、明日は島を一周でもしようかなと予定を立てていた矢先、ポケットの中に突っ込んであったスマホが着信音を鳴らしながらブルブルと振動する。

 どことなく嫌な予感を感じながら織は渋々電話をとった。

 

「はいもしもし、こちら南宮……」

『漸く出やがった! 織、明日暇だよな、な‼︎』

 

 まるで怒っているのかと思わせるほどの大声が、電話越しから織の耳を貫いた。 キーンと鳴る音が耳から消えるのを待ってから織は電話相手に返事を返した。

 

「んな大声出さなくてもちゃんと聞こえてるからトーン下げて落ち着いて話せ大輔。俺の鼓膜破る気か」

 

『わ、悪りぃ悪りぃ。改めて聞くけどよ、お前明日暇か?』

 

 織の一声で漸く落ち着いたのか、電話相手はゆっくりとした口調で聞いてきた。

 

「まあ、昨日でもう那月義姉の手伝いは終わったから特に予定は無いけど……どうしたんだ?」

 

『頼む! 課題終わらせんの手伝ってくれ!』

 

「………………は?」

 

 また信じられない頼みが耳に入り込んで来た。

 

「……ちょっとまて。お前もう夏休みの課題終わったんじゃなかったのか?」

 

 織の記憶が正しければ、課題の大半は夏休み序盤に面倒なものを一緒に終わらせて、後は毎日コツコツやれば終わる様に計画までちゃんと作った。 ついこの間、終わったぜー! と、ムカつくぐらい嬉しそうに連絡して来た筈なのだが……

 

『実はよ……休みの終わり近えから部屋の片付けしてたら、奥からプリントの束が……』

 

「何の課題だ?」

 

『…………休み前のテストの補習課題』

 

「ああ、成る程。 大体理解した」

 

 そういえば此奴、休み前のテストの8割を赤く染めてしまい、それで夏休みの課題とは別に追加の課題が出されていたな、と。あの時終わらせたのは夏休みの課題であって、追加の課題は入っていなかった。 恐らくは、夏休みの宿題が終わった喜びと達成感で追加の課題の事を今日まですっかり忘れていたってところだろう。本音を言えばお断りしたい。 せっかく明日の予定を決めたところなのに、ここでプランをオシャカにされたくはない……が、それで付き合いの長い親友を見捨てるのはあまりにも忍びない。

 

「……はぁ。わかった、手伝ってやるよ」

 

『本当か!』

 

 ただし、予定を潰してくれた代償は払ってもらおう。

 

「ただし、条件付きでだ。一つ目、やる場所は『逆月』。二つ目、昼飯は『逆月』でお前の奢り。この二つの条件を飲むんならな」

 

『おいおいおい! 逆月で昼飯だあ⁉︎飲み物は兎も角、料理の値段やばいってのに……』

 

「別に無理なら構わないぜ。 その代わり明日はお前1人で何とかしないといけねえがな」

 

 向こうは暫し唸りながら考え、

 

『だ──! 分かったよ! 奢るから手伝ってくれ‼︎』

 

「交渉成立だな。 で、明日何時に集まる?」

 

『9時に集まろうぜ!』

 

「了解、9時に逆月だな。言い出しっぺなんだから遅れんなよ」

 

『おう! じゃあ明日は宜しく頼むぜ織‼︎』

 

 元気よく啖呵をきりながら通話を終了した。

 

 武藤大輔。 小学生の時に知り合った織の男友達の1人であり、同じクラスの同級生である。周りからは人情厚い馬鹿一直線の男と認識されている。

 

 それは兎も角、こうして何の予定もなかった自由な夏休みの一日に別れを告げ、友人の宿題を手伝うこととなった。 再度溜め息を吐きながら織は夕飯の材料の肉を取りに棚の方に向かって歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 翌日、いつも通り体を動かし朝御飯を済ませてから、朝から雲ひとつない快晴で、ギラギラと輝く暑い日差しの中、目的地へ向かって織は歩いていた。

 

 喫茶店『逆月』。 この辺りではそれなりに名が通っている喫茶店であり、彩海学園の生徒たちもよく足を運んでいる。 最近だと数ヶ月後に行われる波朧院フェスタで、何処ぞのメイド喫茶とコラボ企画を考えてるとか何とかという噂が耳に入ってきたが。

 

「いらっしゃいませー……ってあら、少年じゃない」

「どうもユキノ。此処に来るのは2ヶ月ぶりか?」

 

 カウンターの向かい側に居た女性──ユキノに挨拶する。 表向きは逆月の店長だが、裏では情報屋を営んでいる。 那月義姉に此処に連れてこられた時に紹介され知り合った。

 

「少年が春の一件の後に来て以来だからあってるわね。 その様子だとそれ関連については心の整理が出来たみたいね」

「まあな……で今日は此処でダチと待ち合わせしてるんだが……って居た居た、そんじゃ後で注文頼むわー」

「ごゆっくりどうぞ少年」

 

 目的の人物を見つけた織はユキノとの会話を切り上げて大輔の所に向かう。

 

「おお! 来てくれたか織! 待ってたぜ‼︎」

「そっちも遅れずに来てたみたいだな。 そんじゃあさっさと終わらせようぜ」

 

 運命の邂逅までもう間も無くとは知らぬまま、織は大輔の課題の手伝いをした。

 

 数時間後、これが夏休み終わりの……否、何の問題なく友人とすごせる最後の日常になる……。




急ピッチで仕上げたので少し短いです。今回はオリキャラ登場回です。 次回は今度こそ原作主人公と原作ヒロイン回です‼︎
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。