かてきょーリリカルREBORN   作:BREAKERZ

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なのはファンの皆様、申し訳ありません。
それと、ツナとエンマに新たなスキルを与えます。


隊長陣の模擬戦

ーツナVSフェイトsideー

 

「はぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「・・・・・・・・」

 

殆どレオタードと手甲しか装備しておらず、そのアーデルハイドクラスのナイスバディを晒すフェイトの最強にして最速の姿、『真・ソニックフォーム』でツナにバルディッシュ・ザンバーフォームで斬りかかるが、ツナは全くその場から動かずにいた。

フェイトはツナを袈裟斬りするようにバルディッシュを振り下ろし切り裂いた。

がーーーー。

 

「ーーーー残像だ」

 

「っ! (ドンッ!)かっは!?」

 

斬り裂いたツナが陽炎のように消え、後ろから声がした瞬間、振り向こうとしたが、左脇腹に衝撃が入り、そのまま吹き飛ぶ。見やると、ツナが裏拳を放ったポーズでいた。

 

「ーーーー!」

 

「(バキッ!)あぐっ!」

 

しかし、すぐにツナの姿が消えたかと思うと、フェイトの吹き飛ばされた方向に先回りし、今度は上段蹴りで右脇腹を蹴り上げ上空に飛ばすと、またもや先回りしたツナがダブルスレッジハンマーをフェイトに背中に振り下ろした。

 

「ふん!」

 

「(ドゴンッ!) がぁはっ!!」

 

隕石のような速度で地面に叩きつけられたフェイトは、大きなクレーター中心で気を失っていた。

 

「勝者、ツナ!」

 

それを見ていたリボーンが手を上げてそう宣言した。

 

 

 

 

 

 

 

ーエンマVSなのはsideー

 

別の場所では。

 

「アクセルシューター! 全力展開!!」

 

なのはが大量の魔力弾を空に展開する。

その総数は、なのはの周囲の空を埋め尽くす程の数の魔力弾であった。それも『点』ではなく『面』。

並の魔導師では、これほどの魔力弾を制御する事など先ず不可能だが、それを成せるのは、なのはの天性の才覚とたゆまぬ努力の賜物と言えるだろう。

 

「ーーーーシュート!!!」

 

こんな場面を見れば、並の魔導師ならば絶望に押し潰され、なのはの事を『魔王』と称するかも知れないが、展開した当の本人であるなのはの顔には、一切の余裕がなく、必死の形相で目の前の相手、エンマに向けて展開した魔力弾を全て放った。

 

「・・・・・・・・」

 

エンマを少し目を見開いて、両の眼に紋章が浮かび上がると、『重力操作』によって幾つかの魔力弾があらぬ方向に動き、それが別の魔力弾にぶつかり、爆裂すると、連鎖するように他の魔力弾が爆裂し、エンマの元に辿り着いたのはほんの数個だけだった。

 

「・・・・・・・・」

 

「ーーーーっ!!!」

 

勿論、エンマはそれらを片手で余裕に弾き飛ばすと、爆裂によって生じた爆煙の中から、なのはが飛び出し、レイジングハートを威力上昇に近距離戦特化の『エクセリオンモードA.C.S.』にして、エンマに突撃し、肉薄すると砲撃魔法を放つ。

 

「全力全開! 『スターライトブレイカー』!!」

 

なのはも魔力弾が通じないのは織り込み済みでおり、その爆煙に紛れながら砲撃魔法の準備を整えていたのだ。流石のエンマも防ぎようもないし、重力操作で砲口の向きを変えようとしても間に合わない。

 

「(ーーーー勝った!)」

 

なのはは一瞬、勝利を確信した。

がーーーー。

 

「っ!」

 

「えっ!?」

 

恐らく重力操作なのだろうが、レイジングハートの先端と、エンマが凄い勢いで左右に動き、レイジングハートから放たれた砲撃があらぬ方向に放たれ、その砲撃の振動でなのはがその場から動けなくなる。

そして、エンマが既に後ろにいた。

 

「重力を操作すると言うのは、引き寄せる引力だけじゃない、弾き飛ばす斥力もあるんだよ。なのはちゃん」

 

そう。エンマはレイジングハートと自分に斥力をかけて離脱したのだ。

 

「ーーーーぁっ・・・・!」

 

急いで砲撃を中止しようとするなのはだが、エンマの手刀によって意識を刈り取られた。

 

「勝者、エンマ!」

 

リボーンの声が、意識を失うなのはの耳に深く響いていた。

 

 

 

 

 

 

 

ー獄寺VSはやてsideー

 

「っ! 彼方より来たれ、やどりぎの枝。銀月の槍となりて、撃ち貫け。石化の槍、『ミストルティン』!」

 

はやては魔法陣を中心に六本と、その中心から一本の最大七本の光の槍を生み出すと、獄寺に向けて放つ。

光の槍が当たった箇所が石化する魔法『ミストルティン』これを受ければ、如何に『SISTEMA C.A.I』でも防げない。

がーーーー。

 

「嵐+晴れ『フレイム・ランチャー』!」

 

放たれた実体弾のマシンガンが『ミストルティン』を撃ち抜き、そのままはやてへと向かう。

 

「くっ!」

 

はやては前面に障壁を張って防ぐが。

 

「ーーーー『瓜ボム』」

 

「っ! 『にゃぉん♪』瓜ちゃーーーー」

 

ーーーーボンッ!!

 

いつの間にか背後に張り付いていた爆弾モードの瓜が爆発し、気を失ったはやてが爆発から飛び出て、地面に落ちて気絶した。

 

「勝者、獄寺!」

 

リボーンの言葉に、獄寺はフンッ! ドヤ顔を浮かべた。

 

 

 

 

ー山本VSヴィータsideー

 

「どりゃぁぁぁぁぁ!!」

 

「ーーーー『時雨蒼燕流 守式四の型 五風十雨』」

 

アイゼンを振るうヴィータだが、山本はまるで流水のようにその攻撃の流れに乗って回避すると、一瞬でヴィータに肉薄し。

 

「ーーーー『時雨蒼燕流 攻式八の型 篠突く雨』」

 

「うぁああああっ!!」

 

斬り捨てられたヴィータはそのまま仰け反りに倒れる。

 

「勝者、山本!」

 

リボーンの声が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ー了平VSシグナムsideー

 

「極限!!」

 

「相変わらず猪突猛進だな! 笹川殿!」

 

真っ正面から馬鹿正直に突進してくる了平に、シグナムがレヴァンティンを振り下ろす。

がーーーー。

 

「ふんっ!」

 

「なっ!?」

 

何と了平はレヴァンティンの刀身を拳の回転で受け流すと、そのままシグナムに拳を叩きつけようとする。

 

「くっ!!」

 

意表を突かれたシグナムが鞘と甲冑で防御しようとしたが。

 

「『極限太陽‹マキシマムキャノン›』!!」

 

「がっはっ!!」

 

その必殺の一撃の拳を受けると、鞘が折れ、甲冑が砕け散り、そのまま後方に吹き飛んでいき、そのまま訓練施設の小島から海へとドボンッと落ちた。

 

「ぬぉ! シグナムのヤツ、大袈裟に飛んだな・・・・」

 

《大袈裟なのはあなたです!!》

 

「勝者、了平!」

 

FW陣が了平にツッコミと、リボーンが勝利を言った。

 

 

 

ーバジルVSザフィーラsideー

 

「ぬぉぉぉぉ!!」

 

「はぁぁぁぁ!!」

 

ザフィーラの拳と、バジルのブーメランが火花を飛び散らせる。

 

「流石ですザフィーラ殿! この時代の雲雀殿のストップ役をしているだけはありますね!」

 

「いや! こちらはかなりギリギリだ! それにしても流石は10代目のお父上、現『CEDEF』の親方様である家光様の直弟子! 見事だバジル殿!」

 

ザフィーラが肘打ちを、バジルがブーメランでそれに応戦すると、激しい衝撃波が起きると、二人の距離は大きく開いた。

そして・・・・。

 

「『激流の刃‹トレント・ディ・ラーマ›』!!」

 

『雨の死ぬ気の炎』をブーメランで包みこんで投擲すると、青色の鏃状の刃となってザフィーラに向かっていく。

 

「くぅぅぅぅっ!!」

 

両腕を交差して防御するザフィーラ。技の勢いに押され、地面に轍を作りながら後ろに行く。

そして、ザフィーラが止まると、両腕を交差したまま止まった。

 

「くっ!」

 

バジルが徒手空拳の構えを取るが、ザフィーラは両腕をダランと下に落とした。

 

「ーーーー降参だ。バジル殿」

 

「えっ?」

 

フッと笑みを浮かべるザフィーラに、バジルが訝しそうに首を傾げる。

 

「今の一撃で・・・・両腕がイカれた。これではもう無理だ・・・・」

 

ザフィーラが赤黒くなっている両腕を見せてそう言った。

 

「勝者、バジル!」

 

と、リボーンの声によって、隊長陣の模擬戦は全敗に終わった。時間は、全員合わせて五分未満だった。

 

 

 

 

 

ーギンガsideー

 

「・・・・・・・・」

 

ギンガは目元が影に隠れ、さらに大きく口を開けて唖然となった。

時空管理局の英雄的な存在である六課隊長陣が、平均時間五分で、まるで子供扱いのようにあしらわれた模擬戦に、思わず指を指してFW陣に顔を向ける。

 

「ギン姉。世の中って、次元世界って、時空管理局が把握している以上に広いんだよ・・・・」

 

「なのはさん達の故郷である地球には、これだけの強い人達がまだまだいっぱいいるそうですよ・・・・」

 

「・・・・・・・・」

 

さらに絶句するギンガ。時空管理局の最強戦力がこんなあっさりと倒してしまう強者がいっぱいいる地球が、何やら恐ろしい修羅の世界に思えてしまったのだ。

 

 

 

 

ーツナsideー

 

「ツナパパ! スパゲッティまだー?」

 

「うん・・・・あとちょっとで・・・・よしできた! ボンゴレスパゲティだよ」

 

「わーい♪」

 

模擬戦の後、ツナはヴィヴィオにボンゴレスパゲティを振る舞った。なのはの淹れるキャラメルミルクと同じように、ヴィヴィオの好物になったのだ。

 

「ボスとして頑張った部下達に料理くらい振る舞えるように覚えておけ」

 

と、リボーンによって(半ば強制的に)覚えさせられた唯一の料理なのだ。

 

「うっ・・・・」

 

が、ヴィヴィオの手が止まった。苦手なピーマンが目に入ったからだ。

 

「ヴィヴィオ。ピーマンも食べなきゃダメだよ?」

 

「うぅ〜・・・・」

 

ピーマンが嫌いなヴィヴィオが、嫌そうな顔をツナに向ける。

 

「頑張ってヴィヴィオ。ちゃんと食べたら、デザートにティラミスを作るから」

 

「えっ!? エンマパパのティラミス!?」

 

「うん」

 

ツナと一緒に、エンマも学び、これまた唯一作れるようになった料理である。勿論、ヴィヴィオの大好物である。

 

「うぅ〜・・・・あむ! むぅ〜・・・・んくっ」

 

意を決してピーマンを食べたヴィヴィオは苦しそうに咀嚼すると、飲み込んだ。

 

「エライぞヴィヴィオ」

 

「頑張ったね」

 

「うん・・・・!」

 

二人のパパ達に撫でられ、ヴィヴィオは満面の笑みを浮かべた。

 

『・・・・・・・・』

 

そしてその近くで、ツナ達にボコられたなのは達はテーブルに座り、食事する気力も無いが、必死に食べ物を胃に入れていた。

 

「なのはママー! フェイトママー! ヴィヴィオピーマン食べれたー!」

 

「う、うん・・・・よかったね、ヴィヴィオ・・・・」

 

「エライよ・・・・」

 

「えへへ〜・・・・」

 

二人は何とか笑みを浮かべてそう言うと、ヴィヴィオはまたも笑みを浮かべるのであった。

ちなみにギンガとバジルはスバル並の大食いであり、スバル以外のFW陣は唖然としていた。

 

 




ツナに『ボンゴレスパゲティ』作り能力。エンマは『ティラミス』作り能力を得ました。
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