かてきょーリリカルREBORN   作:BREAKERZ

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今回、仮面の戦士ネタを出します。


公開意見陳述会、来る

ースバルsideー

 

翌日。中央管理局・地上本部にて。

 

「さて、じゃあ私はそろそろ中に入るよ」

 

陳述会の開始が近付いて来た事で内部の警護することになったなのはは、先ほどまで共に警備をしていたスバルとギンガに声をかけた。

 

「ーーーーでね、内部警備の時デバイスは持ち込めないそうだから・・・・スバル、レイジングハートの事お願いしていい?」

 

「あ、あぁ、はい!」

 

そう言って、なのははポケットからレイジングハートを取り出し、スバルに預けた。

 

「前線の皆でフェイト隊長達からも預かっておいてね」

 

「はい!」

 

スバルがそう返事をすると、なのはは本部内、スバルとギンガは周辺の警備を再び再開したのであった。

 

「・・・・スバル。緊張してる?」

 

「うん。ちょっとね・・・・でも大丈夫だよギン姉! 私だって経験積んで(ドンッ)あうっ!?」

 

警備の為に歩こうとしたら、誰かとぶつかってしまったスバルが後ろに後退ると、ギンガが受け止めた。

 

「すみません! この子がよそ見をしていて・・・・」

 

「す、すみません!」

 

ギンガとスバルが顔を上げると、四人の地上本部の制服を着た男性に囲まれた、ぶ厚い唇と黒い縮れ毛の髪をしている、ギンガとスバルの周りにはいないタイプの女性が立っていた。

なのはとフェイトとはやてといった、『管理局三大美女』の美しさと異なるが、蠱惑的かつ妖艶な雰囲気ならば、なのは達を大きく上回っており、着ている地上本部の制服越しでも分かる程の、ギンガかなのはくらいはある大きな胸元をし、シグナムやシャマルにも負けない大人のプロポーションをした、何やら男性の興味を引くような魔性の魅力を発している、恐らく意見陳述会の参加者の秘書であろう、シグナムとシャマルと同い年くらいの大人の女性だった。

 

「いいえ、お仕事ご苦労様です。頑張って下さいね」

 

女性は優しい笑みを浮かべたまま、四人の護衛を連れて本部へと入っていった。

 

「はぁ〜、綺麗な人だったねぇギン姉?」

 

「・・・・スバル、騙されちゃ駄目よ。ああいう女の人は、男の人を色香と身体で誑かして、甘く優しい言葉という毒牙で骨抜きにして、締め上げて食い物にする毒蛇か食虫植物のような者なんだから」

 

一瞬見惚れていたスバルだが、ギンガは訝しそうに眉根を寄せながら言った。

 

「そうなの?」

 

「そうよ。以前父さんが私に内緒で、陸士108部隊の男性隊員達と一緒に、バジルくんを連れて、バジルくんの歓迎会と嘯いて、ああいう女の人がいっぱいいるお店に連れて行こうとしてたんだから」

 

「えっ? お父さん、未成年のバジルくんを使って、そんなお店に行こうとしてたの?」

 

ナカジマ姉妹の父親であるゲンヤ・ナカジマは、娘のスバルから少し軽蔑された。

 

 

 

 

 

 

ー山本sideー

 

山本と獄寺は、本部周辺の警備をしながら今回の任務について話し合っていた。

 

「それにしても、分っかんねぇよなぁ? 予言通りに事件が起こるにしても、内部からのクーデターの可能性は低いんじゃなかったか?」

 

「ああ。はやてから聞いたが、アコースって野郎が調査した範囲ではな」

 

「だとしたら、外部からのテロって事か? でも目的が分からねぇよな? 犯人はガジェットを作って、幻騎士やグロ・キシニアの雇い主のーーーージェイル・スカリエッティだったっけ? 管理局を襲って、何の得があるんだよ?」

 

「知るかよ。管理局に恨みがあるのか、ただ自分‹テメェ›の兵器の威力を証明したいヴェルデのようなマッドサイエンティストの思考だろう?」

 

「ま、確かに管理局のような組織を潰した兵器となれば、次元犯罪者とか、地下組織とか、欲しがるヤツは大勢いるだろうけどよ、リスクとかが高すぎじゃねぇか?」

 

「その為に、幻騎士達のような手練れを雇ったのかもな。あの『未来での戦い』の後、未来の記憶を持ったボンゴレとジッジョネロファミリーが、白蘭のホワイトスペルの戦闘員、主に六弔花だった幻騎士達を探していたようだぜ。いくら未来の出来事とは言え、将来の敵や裏切り者になる奴らを野放しにしておく訳にもいかねぇからな」

 

「・・・・でもよ、どうしてスカリエッティは幻騎士達を雇ったんだろうな?」

 

山本の言葉に、獄寺も顎に手を当てて考える。

『未来の記憶』が手にしてから、ボンゴレとその傘下ファミリーは、ミルフィオーレファミリーに所属する事になる人間達の監視と捕縛、もしくは始末に乗り出した。

しかし不思議な事に、ある日を境に彼らの足取りはピタッと無くなり、二年後、つまり自分達がもといた時代では、追跡は打ち切られてしまった。

もしかしたら、その時にはもう、スカリエッティに雇われ、この『ミッドチルダ』に逃げていたとしたら、地球での追跡など意味は無いだろうが。

 

「(ーーーーしかしそれなら何で、スカリエッティは奴らの事を知っていたんだ?)」

 

気になる所だが、獄寺と山本は一旦会話を終わらせ、再び警備に戻った。

 

 

 

 

 

ーツナsideー

 

意見陳述会が開始し、それから四時間が過ぎた頃、ツナとエンマ、FWメンバーは休憩がてら本部前に集合していた。

 

「開始から四時間ちょっと・・・・中の方もそろそろ終わりね」

 

「・・・・本当に、何も起きないのかな?」

 

ティアナが腕時計を見て呟くと、ツナは何か不安そうな表情で言った。

 

「何も起きない事に越したことはないよ。最後まで気を抜かずにしっかりやろう!」

 

「「はい!」」

 

スバルの言葉にエリオとキャロは元気良く返事をする。

 

「? スバル、ギンガさんはどこ行ったの?」

 

「ギン姉なら、バジルくんと一緒に北エントランスに報告に行ってるよ」

 

スバルの回答を聞いたツナは、静かに頷いたのであった。

 

 

 

 

ーゼストsideー

 

一方その頃、ミッドチルダ上空ではゼスト・グランガイツと融合騎アギトが、中央本部を見下ろしていた。

 

「連中の尻馬に乗るのは、ど~も気が進まね~けど」

 

「それでも、貴重な機会ではある。今日ここで全てが片付くのであれば、それに越した事は無い」

 

「ま~ね。つか、アタシはルールーも心配だ。大丈夫かな、あの子?」

 

「・・・・そんなに心配なら、お前がついてやればいい」

 

ゼストのその発言に、アギトは少しムッとして反論する。

 

「今回に関しちゃ、旦那の事も心配なんだよ!ルールーには蟲達やガリューがいるけど、旦那は一人じゃんか!」

 

アギトはそう言いながら、空間モニターに映った恰幅の良いが、視線は鋭く顎髭をした男性、レジアス・ゲイズを指差す。

 

「旦那の目的はこの髭オヤジだろ? そこまではアタシが付いて行く。旦那の事、守ってあげるよ」

 

「・・・・お前の自由だ。好きにしろ」

 

「するともさ!旦那はアタシの恩人だからな」

 

素っ気ない態度を取るゼストに、アギトはそう応えた。

 

 

 

ースカリエッティsideー

 

そしてこちらは、スカリエッティのアジト。

 

「ナンバーズ。No.ⅢトーレからNo.ⅩⅡ『ディード』まで、全機配置完了」

 

司令室のような場所で、鍵盤の様なコンソールを叩いているのは、ウェーブがかった薄紫の長髪をした女性、スカリエッティの秘書の立場である『ナンバーズ』のNo.Ⅰ『ウーノ』は全ての準備が整った事をスカリエッティに告げる。

彼女らの前の巨大なモニタには、ゼストとルーテシア、そして地上本部が映し出されている。

 

《お嬢とガジル、ゼスト殿も、所定の位置につかれた》

 

《攻撃準備も全て万全。あとはGOサインを待つだけですぅ~》

 

「ええ」

 

「・・・・・・・・」

 

トーレとクアットロからの通信に、ウーノが微笑みながら答える。その時、ウーノの後ろに座していたスカリエッティが真剣な眼差しでモニタを見据えていた。

 

「随分と真剣ですねドクター? こちらの戦力の方が圧倒的に機動六課を、時空管理局を上回っているのに」

 

「ああ、確かに『量』は管理局の方が上だが、こちらの『質』の方が圧倒的に上だ。しかし、向こうにはそれを覆しかねない『真のストライカー達』が首を揃えているのだ。簡単に余裕を持てない。ーーーーそうだろウーノ? ナンバーズで唯一、“『もう一つの未来』の記憶を持つ戦闘機人よ”?」

 

「・・・・そうでした。申し訳ありません、ドクター」

 

そう言って、ウーノは頭を下げる。

ナンバーズの中で、彼女はスカリエッティの秘書としてのポジションにいた故に、『もう一つの未来』で起こった記憶を宿したのだ。

スカリエッティはウーノの言葉に頷いてから、一度大きく深呼吸をした。

 

「ーーーーでは、我々の『スポンサー氏』だけでは無い。時空管理局と言う『井戸』、もしくは『揺り籠』、はたまた『温室』でぬくぬくと過ごしてきたカエルのような魔導師共にも、とくと見せてやろうではないか。我々の『想い』と『執念』とーーーー『覚悟』を。自分達の信じる『魔法』が、如何に『無力な手品』である事を!」

 

椅子から立ち上がり、その目にはまるで、ツナ達のような強い『覚悟の炎』を宿したスカリエッティが手を振り上げた。

 

「ーーーーさあ! 始めようか!!」

 

「はい」

 

スカリエッティの言葉を聞き、ウーノが両手をコンソールに落とす。

その指がコンソールの上を滑るように動き、それに合わせて荘厳なパイプオルガンの音色が響き渡ったのだった。

 

 

 

 

 

 

ーツナsideー

 

「・・・・・・・・ん?」

 

ツナがふと空を見上げると、六課隊舎に置いてきたヴィヴィオの事を思い浮かべていた。

 

「(ヴィヴィオ、今何してるのかなぁ? ランボを泣かしちゃって、クロームが困っちゃってたりして・・・・寂しがってないかなぁ?)」

 

お土産に、何かお菓子でも買ってきてあげようかな、とツナが考えているとーーーー空に、点滅する光が見えた。

 

「ん?」

 

その光を訝しそうに見ていると、光が四つ、九つと、さらに数が増え、最後に数十にまで増えると、ツナは目を見開いて、声を張り上げた。

 

「ーーーー皆! 敵だぁ!!」

 

『っっ!!』

 

ツナの言葉に、守護者とFW陣がツナの視線を追うと、光がやがてその姿を顕にした。

「ガジェット、なのか・・・・?」

 

それは、カラーリングこそ今までのガジェットと同じ紫色だが、顔面がメーターのような計器が付いており、戦闘機や爆撃機といった飛行兵器を人型にしたような、モスカとは違ったロボット兵器であった。

 

 

 

 

 

 

 

ースカリエッティsideー

 

「ーーーー私にとっては『過去の兵器』だが、君達にとっては『未来の敵』を、特別にご紹介するよ、ネオボンゴレファミリーⅠ世‹プリーモ›よ。ーーーー『ファントムクラッシャー』をガジェット化させた、『ファントムガジェット』。さぁ、実験を始めようではないか!!」

 

スカリエッティがそう指示すると、『ファントムガジェット』達が一斉に、死ぬ気の炎を内包したミサイルの発射した。

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