かてきょーリリカルREBORN   作:BREAKERZ

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今回のラスト。何度か出てきたアレが出てきます。


襲撃、来るⅣ

ー獄寺sideー

 

「ーーーーおおおおぉぉぉぉ!!」

 

獄寺と了平が目の前に居るナンバーズのノーヴェとウェンディと睨み合って数秒。先に動いたのはナンバー9のノーヴェだった。 ノーヴェは拳を構えながら足のローラーを使い、了平に向かって突撃する。

 

「でぇぇぇぇいっ!!」

 

「フンッ!」

 

ノーヴェが放った拳が了平の顔面を狙うが、了平は上体を曲げて回避すると、カウンターをノーヴェの右側胴体に叩きつけた。

 

「ぐはっ!」

 

魔導師でも、全身を覆うバリアを貼っても、あばら骨が一本か二本は折れるであろう了平の拳を受けて大きく吹き飛ぶノーヴェ。

 

「ーーーーぐぁっ!」

 

折れてはいないが、数本にヒビが入っているのを確信し、ノーヴェは苦悶に顔を歪め、打たれた部分を擦る。

今程、自分が戦闘機人であった事を感謝した日はないだろう。

 

「くらうっす!」

 

ウェンディが固有武装『ライディングボード』を構え、獄寺に向かって数発の魔力弾を放つ。

 

「へっ!」

 

獄寺はSISTEMA C.A.Iのフレイムアローで、正確に魔力弾を撃ち抜いていった。

 

「今度はこっちの番だな、『嵐+晴れ フレイムランチャー』!」

 

獄寺は即座に弾倉ベルトを髑髏の砲口に装着し、了平がFシューズで後退すると不規則に変速する弾丸を連射した。

 

「うわぁっ! あぶっ、あぶないっす!!」

 

「チィッ・・・・!」

 

ウェンディは悲鳴を上げながら、ノーヴェは舌打ちをし、殴られた箇所を抑えながら紙一重で炎を避ける。

 

「(コイツらの強さ、半端じゃない! グロ・キシニア達‹アイツら›と同じか、それ以上だと・・・・!?)」

 

「極限に! まだまだ行くぞぉっ!!」

 

「(こんなとんでもないヤツらを相手に・・・・勝てるのか!?)」

 

ノーヴェはそんな疑問を抱きながら、左手の乱打をしてくる了平の拳を、ソレこそ一発でも受ければ、『死』を予感させる拳を死に物狂いで回避する。『死』を予感させると言うのは大袈裟ではない。実際、了平の拳をかすった瞬間、その部分がまるで、質量兵器でも受けたかのように肉と骨を抉ったような錯覚すら感じた。

 

「くっ、エアライナー!!」

 

ノーヴェはスバルの『ウィングロード』とは色違いの『エアライナー』を発動し、その上に乗って避けた。

 

「このっス!!」

 

ウェンディはそう叫びながら、獄寺に数十発の魔力弾を放つ。だが獄寺は一切動じる事なく。

 

「おらよっと!」

 

ダイナマイトを装填した髑髏の砲台で、シャワーのような炎を放ち、魔力弾を霧散させた。

 

「そんなのありッスか!?」

 

「クソったれぇぇぇ!!」

 

ノーヴェはエアライナーを使って了平に接近し、彼に向かって渾身の拳を放った。

 

「ならば! コチラも・・・・!」

 

それを見た了平も、拳を構え、全身の細胞のエネルギーを右手の拳に集中させる。

 

「(エネルギー充填・・・・70%!) 行くぞ! 極限太陽‹マキシマムキャノン›!!」

 

了平の最強の拳が、ノーヴェの拳にぶつかった。

 

「オオオオォォォォッ!!!」

 

「(ビキィッ!)なっ・・・・う、嘘、だろおおおおおぉぉぉぉぉ!!??」

 

一瞬だけ拮抗したかに見えたぶつかり合いだが、ノーヴェのガントレットを砕き、ノーヴェの拳どころか、腕を吹き飛ばし、更にそれに引っ張られ、ノーヴェの身体が吹き飛んだ。

 

「うわぁあああああああああ!!!」

 

ノーヴェは地面をゴロゴロと転がり、一回バウンドしてから盛大に倒れた。

 

「ーーーーおい芝生。殺してはいねぇだろうな?」

 

「安心しろ。まぁ片腕は暫く使えないだろうがな」

 

「ノーヴェ! 大丈夫っすか!?」

 

「く、クソぉ・・・・!!」

 

ウェンディに肩を貸して貰い、毒づきながらもヨロヨロと立ち上がるノーヴェ。

しかし、了平の拳とぶつかり合った右腕は、肩から外れ、血を滴らせながら力無くブラン垂れていた。素人目にも分かる程に、完全に骨が折れているのだろう。

 

「ノーヴェ、ドクターからは、『なるべく時間を稼げ』って言われるっすけど、もうこれ以上は無理じゃないっすか? コイツの強さ見てると、自信なくなってくるっすよ。ここはもう逃げるしか・・・・」

 

「弱音吐いてんじゃねぇ!! すぐにこいつらをぶっ倒して、さっきに逃がした『タイプ・ゼロ』を捕まえてドクターのとこに持って帰んだよっ!!」

 

逃げる事を提案するウェンディを叱咤するノーヴェ。獄寺は、気になる言葉を言ったノーヴェに質問する。

 

「そういやぁお前らさっき、ナカジマの事を『タイプ・ゼロ』って呼んでたよな? なんの事だそりゃ?」

 

「?・・・・なんだお前達、知らなかったのか?」

 

獄寺の疑問にノーヴェが答える。

 

「アイツの本当の名前は、『タイプ・ゼロ・セカンド』・・・・アタシ達と同じ、戦闘機人だ!」

 

「「っ!!??」」

 

ノーヴェの言葉に獄寺と了平が目を見開く。しかし、ノーヴェはそのまま続ける。

 

「アイツもアタシ達と同じ・・・・『人殺しの道具』なんだよっ!!!」

 

ノーヴェはどこか悲しげな眼をしながら悲痛な叫びが響き渡った。

しかしーーーー。

 

「「・・・・それだけか?」」

 

「「え?」」

 

獄寺と了平の問いかけに、ノーヴェだけでなく、ウェンディも間の抜けた声を漏らした。

 

「いやな、俺らの周りって大量殺人を犯した奴(六道骸)や、殺しが日常の一部になっているような独立暗殺部隊(ヴァリアー)や、全並行世界を支配する寸前にまでいったヤバい奴等(白蘭達ミルフィオーレファミリー)や、『裏社会の法の番人』と呼ばれている死神(復讐者‹ヴィンディチェ›)。さらに最近では非道な人体実験で人間を怪物に変えちまう組織やら、死の商人と呼ばれる財団や、古代錬金術で生まれた化け物や人類に反逆しようとした機械生命体やらと殺り合って来たからな」

 

「今更『戦闘機人』、つまりサイボーグが仲間にいると言われても、今一驚きに欠けるのだ」

 

獄寺も了平も、ツナの守護者として、数多の修羅場をくぐり抜け、多くのライバル達や、人知を超えた存在と命掛けの死闘を繰り広げてきた。ソレこそ、なのは達のくぐってきた修羅場なんて子供のお遊びレベルと言われても良いくらいの。

 

「それになナカジマの奴、アイツはな・・・・ただの馬鹿だ。『人殺しの道具』なんかじゃねぇ」

 

「当然、お前達もな」

 

「・・・・何?」

 

「え・・・・?」

 

獄寺と了平の言葉に、ノーヴェとウェンディは呆気にとられた。

 

「俺達は知っているぞ。本当の人殺しと言うのはな、どんなに上手く隠していても、『ガラス玉のような生気の全くない目』と、『悪党の臭い』をしているものだ」

 

「テメェらにはそれがねぇ。ナカジマ達もテメェらもーーーー『人間』だよ」

 

「「・・・・・・・・」」

 

ノーヴェとウェンディは一瞬、動くのを忘れて呆然とした。

 

「くっ・・・・退くぞ、ウェンディ・・・・!」

 

「了解っす・・・・」

 

ノーヴェはウェンディのライディングボードに乗って、その場を立ち去って行った。

 

「奴等、立ち直れると思うかタコヘッド?」

 

「少なくとも、グロ・キシニア達よりはマトモだと思うぜ芝生」

 

二人はそう言うと、先に行かせたFW陣を追った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーなのはsideー

 

獄寺と了平が戦闘機人を撃退したのと同時刻。

本局の地下では、なのはとフェイトがFWメンバーとの合流場所であるロータリーホールに向かおうとしていた。

すると・・・・。

 

「高町一尉・・・・! テスタロッサ執務官・・・・!」

 

「「シスター・シャッハ!?」」

 

呼び止められた2人が後ろを振り返ると、聖王教会のシスター兼カリムの護衛であるシャッハが息を切らしながら近付いて来ていた。

 

「どうしたんですかシスター! 会議室にいらしたんじゃ?」

 

「はぁ、はぁ・・・・会議室のドアは勇姿の努力でなんとか開きました。それで、私も急ぎ、二人を追って・・・・」

 

「はやてちゃん達は?」

 

なのはが会議に出席しているはやてとアインスとシグナムの事を聞いた。

 

「皆様方は、まだ会議室にいらっしゃいます。ガジェットや襲撃者達についての説明を・・・・」

 

シャッハがそこまで説明すると、なのはとフェイトの背後から複数の足音が聞こえてきた。その音に振り返ると、そこにはFWメンバー四人が走ってきていた。

 

「わぁ、良いタイミング」

 

フェイトがそう呟くと同時に、FWメンバーが到着した。

 

「お待たせしました!」

 

「お届けです!」

 

スバルとティアナは息を切らしながらも預かっていた二人のデバイスを差し出す。

 

「うん!」

 

「ありがとう、皆」

 

二人は感謝の言葉を口にしながらデバイスを受け取る。

 

「こちらは私がお届けします」

 

「お願いします」

 

そう言ってはやてとシグナムのデバイスを受け取るシャッハ。

 

「あれ? ツナさん達とギンガは?」

 

「一緒じゃないの?」

 

と、そこで二人はFW陣と共に行動していたツナ達とギンガが居ないことに気がつく。

 

「実は・・・・」

 

ティアナとギンガはあったことを有りのまま二人に説明する。

 

「そう・・・・じゃあ、早く皆の援護に行かないとね」

 

なのはの言葉に全員が頷き、フェイトは現状を報告するため、ロングアーチに連絡を取る。

 

「ロングアーチ、こちらライトニング1」

 

しかし・・・・。

 

《・・・・こち・・・・ロングアー・・・・》

 

聞こえてきたのはノイズが酷く、マトモに通信が聞こえない状態だった。

 

「グリフィス!? どうしたの、通信が!?」

 

《こちらは今、ガジェット達やアンノウンの襲撃を受けて・・・・持ち堪えていますが、もう・・・・!』

 

ここで、グリフィスからの通信が途絶えた。

 

「「(コクン)」」

 

すると、なのはとフェイトは頷き合い、メンバーに指示を出した。

 

「分散しよう。スターズはツナさん達とギンガの安否確認と襲撃戦力の排除」

 

「ライトニングは、六課に戻る」

 

「「「「はい!!」」」」

 

「シスターシャッハ。上の皆をお願いします」

 

「この身にかけて!」

 

そして、全員それぞれの行動を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

ークロームsideー

 

「な、何で・・・・?」

 

六課隊舎に残っていたクロームは、シャマルとザフィーラと共に、襲撃してきた敵を見据えながら、戸惑いの声を上げた。

戦闘機人だけではない。その後ろで展開しているーーーー『パワードスーツ』を着た一団を見てだ。

 

「何で〈ミッドチルダ〉にこれがーーーー『G4』が!?」

 

黒いパワードスーツの青い複眼が、不気味に光った。




はい。仮面ライダーから、G4が参戦しました。装着者かいます。リリカルキャラです。
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