かてきょーリリカルREBORN   作:BREAKERZ

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管理局来る!Ⅲ

 

ーアースラ 医務室ー

 

「ッは!?・・・ここは?」

 

クロノ・ハラオウンは目を覚ますと白い天井が目に入った。朧気の意識が徐々に覚醒していきここはアースラの医務室のベッドだと理解する。そばには母親であるリンディとリボーンそしてツナと炎真がいた。

 

「目が覚めたクロノ?一時間近く気絶してたのよ」

 

「母さいえ艦長、僕は・・・彼等と模擬戦をして・・・負けたんですね」

 

「了平さんと山本君と獄寺君そしてツナ君と連戦したからね、体力的にもかなり無理をしてたと思うよ」

 

「高町なのはは?」

 

「なのはちゃんは帰ったよ、まだ管理局と協力するか考えたいって」

 

「クロノ、気絶する前の事覚えてる?」

 

「はい、僕は・・・」

 

クロノはボンゴレとの模擬戦を思い出していた。

 

 

 

ー数時間前 アースラ・訓練室ー

 

「模擬戦を始める前にリンディ、クロノ、なのは、ユーノ、エイミィ幾つか言っておく事があるぞ」

 

柔軟体操している了平と山本と獄寺を尻目にリボーンは言う。

 

「まずボンゴレが使う“力”の事はここにいる人間以外他言無用にするようにしておくことだ」

 

「リボーンさん、それは貴方達“裏の人間”の制約“沈黙の掟<オメルダ>”になるのかしら?」

 

「やはりリンディクラスの局員には知らされてるようだな」

 

「艦長、“沈黙の掟<オメルダ>”とは?」

 

「裏社会のマフィアが守らなければならない掟よ。これに違反すれば最悪復讐者<ヴィンディチェ>が現れるわ」

 

「復讐者<ヴィンディチェ>って何ですか?」

 

なのはがツナに聞く。

 

「え~と、簡単に言えば裏社会の法の番人かな?」

 

「その通りね、そして管理局にとって“最悪の存在”とまで言われているわ」

 

リンディは以前リボーンがユーノに言ったボンゴレと管理局の戦争を話した。管理局が設立されて間もない頃、自分達の使う魔法を過信した一部の局員達が節操なく力押しという乱暴なやり方でロストロギアを回収・管理しようと躍起になり遂には“管理外世界”である筈の地球にある“トゥリニセッテ”を回収しようとし“アルコバレーノのおしゃぶり”を守護する赤ん坊“アルコバレーノ”と“マーレリング”を守護する“ジッジョネロファミリー”と“ボンゴレリング”を守護する“ボンゴレファミリー”と小競り合いに近い戦争を起こした。当初は“最強の赤ん坊 アルコバレーノ”を除き二つのファミリーからリングを回収する寸前まで追い詰めたが復讐者<ヴィンディチェ>が現れ戦争に介入した。

 

「当時“トゥリニセッテ”の回収に向かった魔導師達は一人一人が執務官クラスの実力者ばかりだったわ。クロノ、貴方より戦闘能力の高い魔導師ばかりね」

 

「・・・それで、その人達は?」

 

「戻ってきたそうよ、たった『一人』だけね」

 

「『一人』だけ?」

 

「ええ、他の人達は『首だけの状態』だったのよ、しかも恐怖や苦悶に満ちた死に顔だったそうよ」

 

『!?』

 

リンディとリボーンを除いた全員が驚愕した。

 

「その残った一人も一番年若かったにも関わらずまるで何年も年を取ったかのように老け込み、髪の毛も真っ白になってたそうよ」

 

「え?そんな事ってあるんですか?」

 

「フランス革命時マリー・アントワネットはたった一日牢屋に入れられただけで金髪の髪の毛が真っ白になったって逸話がある、人間は過度なストレスを受けると実年齢より老け込む事があるらしい」

 

なのはの質問に獄寺が答える。

 

「恐らくソイツは“メッセンジャー”として生かされたんだな」

 

「そう、そして復讐者<ヴィンディチェ>のメッセージは」

 

『カンリキョクヨ、“トゥリニセッテ”ニテヲダスナ、モシテヲダシタトキハ、ツギハキサマラガコウナル』

 

「とメッセージを送った魔導師はそのまま発狂し死んだとの事よ、後でその事を知った“穏健派”の魔導師達がトゥリニセッテを守護する者達に不可侵条約を結び今に至ったのよ」

 

『・・・』

 

沈黙する一同にリボーンが言う。

 

「分かったか?これからツナ達が使う力は他言無用の物だって事がな」

 

「私は構わないわ。他のみんなも綱吉君達の力は他言無用にするのよ」

 

コクコクとなのは達が頷くのを確認したあと、リンディはクロノにまず了平との模擬戦を始めようとした。

 

「それじゃクロノまずは笹川君と模擬戦を・・・って笹川君達は何をしてるの?」

 

了平の方に顔向けるとボンゴレと炎真となのはとユーノが『円陣』を組んでいた。

 

「よ~し!極限に行くぞぉぉ!!!了平!!ファイ!」

 

「「オオォ!!「「「「「おォ~」」」」」」」

 

と了平と山本以外は気恥ずかしく言う。

 

「よぉぉし!極限力がみなぎってきたぞ!!では行ってくる!!!」

 

「先輩!ガンバっす!!」

 

「久しぶりに落ちるぜ・・・」

 

「お兄さん、また自分で了平って・・・」

 

「(紅葉がやりたがりそうだな~・・・)」

 

「(恥ずかしい!恥ずかしい!恥ずかしいの!!)」

 

「(これが地球流?)」

 

約二名を除いた全員は気落ちしていた。

 

「「「・・・・・・」」」

 

管理局組は突然のアホ行動に唖然としていた。

 

「気にすんな、あれがアイツら流の気合いの入れ方だ」

 

「いや、気合いが入ったのは二人だけで後の人達は気落ちしてない?」

 

エイミィがリボーンにツッコム。とりあえずツナ達は無視し了平とクロノは向き合い、了平は左腕に装備した『晴れのバングル VerX』から黄色に輝く『晴れの死ぬ気の炎』を出す!

 

『!?』

 

ユーノは一度見たことがあるが、なのはは気絶していたので知らなかったが突然バングルから炎が灯り了平は相棒の名を叫ぶ!

 

「出でよ!ガリュー!!」

 

バングルから耳に晴れの死ぬ気を灯したカンガルーが現れた。

 

「ガァァ!」

 

「何!?」

 

「これは!?」

 

「嘘~」

 

「カンガルーさんなの!?」

 

「これが!漢の我が道をゆく俺の相棒!『漢我流』だ!!ガリュー行くぞ!」

 

ガリューは了平の言葉に答えるように吠えるとお腹のポケットから『晴れの死ぬ気の炎』が灯したグローブと同じく炎を灯した『F<フィアンマ>シューズ』を装備した。お互いに戦闘準備が整い向き合った。そして。

 

「二人共準備は良いわね。・・・・・・それでは模擬戦開始!」

 

リンディの号令を合図に二人は駆け出した!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが高町なのははあることに気付く。

 

「(あのカンガルーさん、お腹のポケットから武器を出したってことは『雌』のカンガルーさん!?名前“漢”我流なのに!?)」

 

それにツッコム人間はいなかった。




今回はここまでです。次回はトントン拍子に進めていくかもしれません。
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