ーアースラ 艦長室ー
リンディ・ハラオウンは艦長室で調べ物をしていた。先日ボンゴレファミリーとの会話で『アルハザードに行く方法』を白蘭から教えられてから炎真が協力している少女 フェイトとアルハザードには何か関係があると考え、管理局のデータベースにアクセスし、最近行方不明になっている魔導師、もしくは次元科学者を調べれば何か解ると思ったからだ。そしてヒットした。
「プレシア・テスタロッサ。大魔導師と言われ次元科学者としても高名な魔導師、数年前に一人娘のアリシア・テスタロッサを亡くし以後は行方を眩ませる。行方不明になる以前に不正な研究を行っていた疑いアリか」
プロフィールの隅に置かれた顔写真には長い黒髪の若い女性が写っていた。リンディは管理局上層部にこの事を報告するか迷っていた。先日炎真から「フェイトに手を出したらシモンファミリーは管理局に戦争を挑む」と宣言されその『覚悟に満ちた瞳』に気圧されたと言えばそうなのだが、自分は組織の一員としてそして艦を任された艦長としての『責務』を果たそうと決めた。
ー数日後、とある次元世界ー
約束の日になり戦場になる海に沈んだビル群の屋上では高町なのはとフェイト・テスタロッサが向かい合っていた。お互いのジュエルシードを賭けての決闘が行われようとしているのに二人はBJを纏い空中に佇んだままお互いの顔を見ず両手で顔を覆い下を向いていた。その訳は。
なのはの後ろで。
「極限にッッ!!フレーッ!フレーッ!なッ!のッ!はッッ!!!」
『フレッ!フレッ!なのはッッ!!フレッ!フレッ!なのはッッ!!オオォォォォォーーーーー!!!!」
了平を筆頭に風紀委員のような長学ランに手袋と『必◯勝』と達筆で書かれた鉢巻をしたツナと獄寺と山本とチアガールにコスプレしたリボーンがいた。ツナと獄寺はヤケクソ状態。ナッツ達ボンゴレアニマルズも鉢巻を巻き『なのは●必勝』とこれまた達筆で書かれた団旗をガリューが振り回しそれに合わせて鳴くかジャンプしながらなのはを応援していた。
余談だがアースラでエイミィとモニターで観戦していたクロノと結界役で参加しなくてすんだユーノは心の底からホッとしていた(リンディとエイミィはクロノとユーノが参加できない事を残念そうにしていた)。
更にフェイトの後ろも。
「結局!行くぞッッ!!」
『ゴーッ!ファイッ!ウィンッ!ゴーッ!ファイッ!ウィンッ!オオォォォォッ!!フェイトッッ!!!!』
相手に負けてなるものかと紅葉を筆頭にチ◯男◯よろしくな格好で派手なジャンプやダンスと組体操で応援するシモンファミリー。『Fight☆Fate』と書かれた団旗をらうじが振っていた。結界役のアルフは参加できなかったがチアガールをやってみたかったと残念がっていた。
なんでこんな事になったかと言うと。なのはとフェイトの決闘が近づきなのはを応援しようと了平と山本が提案し、なのはの為になるかもと深く考えずにツナが了承し獄寺も渋々了承とここまでは良かったのだが、リボーンが悪ノリしこの事を炎真に連絡しそれを聞いた紅葉は「結局!負けるものか!」とフェイトを応援しようとしたらこうなってしまった。炎真達も「フェイトの為だ」と考え猛特訓の末にダンスを覚えた。そしてなのはがボンゴレとフェイトがシモンと『円陣』をし、二人がBJを纏って向かい合った瞬間に応援合戦が始まったと言う流れだ。
さて両陣営の応援を背中に浴びた二人の心境は。
「「(恥ずかしいーーーーーーーーーーーーーー/////////////////////!!!!!!!!)」」
もういっそ一思いに殺して!と言わんばかりに顔を紅くしていた(笑)。
これがアリサとかなら文句の1つや2つや3つは言っている所だが、そこは生来の『お人好し』のなのはちゃんとフェイトちゃん。自分達の事を思っての応援だと理解しているが故に何も言えなくなっていた。
「良ぉぉしッ!なのはの為にもう一度行くぞッッ!!」
「ムッ!ならばこちらも結局行くぞッッ!!」
「「(もうやめてーーーーーーーーーーーーーー///////////!!!!!!)」」
心の中で悲鳴を上げるなのは&フェイトだが悲しきかな、二人の思いは体育会系軍団とヤケクソ組と悪ノリ組には届くことがなかった。応援合戦をその後2回程やって二人が気持ちを切り替えて決闘を始めるまでかなり時間を喰ったのは言うまでもない。
クロノとユーノは心の底から思う。
「「(参加しなくて本ッッッッ当に良かった!)」」
と。
ひょっとしたら暫く「かてきょーリリカルREBORN」は休むかもしれません。こんな駄文を楽しみにしてくれている読者の皆様に今のうちに謝っておきます。