三人の追いかけっこは炎真達シモンファミリーが下宿している「なみもり民宿」の近くで終わった。下宿先近くまで逃げてきた炎真が何故か転び、その炎真に飛び掛かったアルフとそのアルフの首にフェイトがしがみつき大人しくさせた。
フェイト「ご、ごめんなさい、アルフがご迷惑を・・・。」
炎真「ゼェ、ゼェ、き、気にしないで、犬に追いかけられるのは慣れてるから」
人間体に変身したアルフ(人間体の時は炎真を追いかける衝動を押さえられるから)はアタシは犬じゃない!っとツッコミたかったがバツが悪いのか不貞腐れたような態度をとる。
アルフ「アタシ悪くないもん、コイツがさっさとジュエルシードを渡さばこんなことにならなかったもん「アルフ!」だってさフェイト~」
アルフの態度にちょっと怒った声色を出したフェイトは改めて炎真がずっと持っていた宝石に目を向けて炎真に告げる。
フェイト「改めて、ジュエルシードを渡してください」
炎真「ジュエルシードってこの宝石の事?」
自分の手の中にある宝石を彼女は求めている事を聞く炎真。
フェイト「そう、それを私に「きゅぅぅ~~」!!??」
シリアスな雰囲気をぶち壊すかのような気の抜けた音がフェイトのお腹から聞こえた。
フェイト「///(バッ!キョロキョロ)」
突然お腹を押さえ炎真とアルフを交互に見るフェイト。
炎真「え、え~と」
アルフ「・・・・・・」
炎真は少し戸惑い、アルフはあちゃ~と言わんばかりに右手で顔を被った。
フェイト「///////////!!!」
穴があったら入りたい心境なのか、ゆでダコのように顔を赤くするフェイト、すると今度は炎真とアルフからグゥー、クゥゥーと音がする。
炎真・アルフ「あ」
どうやら二人の腹の虫も空腹を訴えたようだ。
三人「・・・・・・・・・・・・」
何とも言えない雰囲気が辺りに漂いはじめ炎真が言う。
炎真「あ、あのさ、すぐ近くに僕の住んでる所があるからそこでご飯を食べてからで良い?」
フェイト「は、はい」
アルフ「あぁ」
二人は炎真に案内されちょっと古い建物に到着したが、炎真は玄関前に来て扉を開くのを少し躊躇った。
炎真(皆に何て話そう、少なくてもあの二人に見つかったら大騒ぎになっちゃうかもしれないし)
結局、結局うるさいメガネと軽薄メガネが頭によぎるが意を決して扉を開けてただいま~と言って中に入る炎真、玄関にはまだ誰も居ないことを確認するとフェイトとアルフを中に入れるがすると階段から件の軽薄メガネが降りてきた!
軽薄メガネ「おう、炎真おかえり・・・え?」
炎真「ジュ、ジュリー」
この軽薄メガネがシモンファミリー「砂漠」の守護者 加藤ジュリーである。ジュリーは炎真の後ろにいる金髪美少女と犬耳美女に目を向けると大慌てで居間に走り。
ジュリー「炎真が女の子二人連れてきたぞ!金髪美少女と犬耳カワイコちゃんだ!!」
すると黒髪の美女が物凄い勢いで走ってきた。
黒髪美女「炎真ーーーーーーー!!!!!」
この黒髪美女はシモンファミリーの大黒柱であり炎真の姉のような母親のような存在でありシモンファミリー「氷河」の守護者 鈴木アーデルハイト通称アーデルである。アーデルハイトは炎真の肩を掴むと物凄い勢いで詰め寄り揺さぶった。
アーデル「どういう事なの!?そちらのお嬢さん達は一体誰なの!!」
炎真「(ガクン!ガクン!ガクン!)お、おち、おちち、落ち着いてアーデル~~!」
フェイトとアルフは突然の展開に呆然としていたがアーデルのある一部分に目がいっていた。炎真の肩を揺さぶるたびにブルンっ!ブルンっ!とダイナミックに揺れる爆乳だ。
アルフ(ま、負けた!?)
フェイト(うわぁぁ、大きい、私もあの人位になったらあぁなるかな?)
アルフも小さいとゆう訳ではないが大きいとゆう訳ではなく適度に膨らみ形も綺麗な胸をしているがアーデルと比べると貧乳に思えてしまったのか落ち込んだ。フェイトは羨望の目線を送るが、安心して良いフェイト、十年後の君はアーデルにも負けず劣らずのナイスバディに成長するのだ。
閑話休題
何とかアーデルを落ち着かせ居間に向かいフェイトとアルフを紹介しようとするが三人の腹の虫が合唱してしまい。とりあえず晩御飯にしてからになった。以前民宿の管理人さんが急病で来れなくなり食事が出来ずドタバタ騒動が起こった事があったせいか、アーデルは食事を作れるようになった事は割愛しておく。
閑話休題
食後、改めてフェイト・アルフは炎真からシモンファミリーの紹介が始まった。
ナイスバディな黒髪美女の「鈴木アーデルハイト」
軽薄メガネの「加藤ジュリー」
緑の髪に知的な雰囲気があるが、その正体は結局が口癖のボクシングバカにしてシモンファミリー「森」の守護者「青葉紅葉」
巨体の太めな体型だが気は優しくて力持ちのシモンファミリー「山」の守護者 大山らうじ
レ○ィ・ガ○ばりの奇抜なファッションと言動が目立つのシモンファミリー「沼」の守護者 SHITT・P通称しとっぴちゃん
黄土色のリーゼントに強面の顔をして結構短気だが根は優しくシャイな性格をしたシモンファミリー「泉」の守護者 水野薫
炎真自身も自己紹介し、フェイトとアルフの番になりフェイトは自分を魔導師、アルフは犬いや狼の使い魔だと言い可哀想な子を見る目に晒されるがフェイトが魔導師の姿にアルフが犬いや狼の姿に変身した姿を見せ納得してもらった。因みにジュリーは露出の高いフェイトの魔導師モードにイヤらしい目をしアーデルに殴られたのは割愛しておく。
河川敷での騒動を話し、その原因が炎真が持っているジュエルシードだと言うことを聞き、自分はそのジュエルシードを集めている事を話した。アーデルは何故そんな危険な物を集めているのか聞くがフェイトは自分の母親が求めているからと言い、それ以上は言わなかった。更に聞こうとするアーデルにジュリーが待ったを掛けてそこまでになったが、炎真が突然言う。
炎真「フェイトちゃん、そのジュエルシード集め僕にも手伝わせて。」
アーデル「炎真!?」
炎真の言葉にアーデルや他の守護者とフェイト達も驚いた。
アーデル「炎真、話を聞いてたの?ジュエルシード集めはかなり危険なことなのよ。」
炎真「でもそんな危険な事をフェイトちゃん達みたいな女の子がだけにやらせるなんてできないよ。」
アーデル「でもね・・・「ボスがやるってンだら良いんじゃねぇの?」ジュリー!?」
ジュリー「それに俺ちゃんもこんなカワイコちゃんの手助けしたいしな~、アーデルだって本心ではそう思ってんだろ?」
アーデル「そ、それは」
アーデルは冷たい態度を取っ手いるが内面はファミリーの皆を大切に思う情熱的な性格をしているのだ。それ故に炎真を危険な事から遠ざけたいと思っているがフェイトをほっとけない気持ちもあった。
アルフは河川敷で炎真の能力を見ているので協力してくれるのはありがたいと思っているが、フェイトは。
フェイト「炎真さん「炎真で良いよ」・・・炎真の気持ちは嬉しいけどでも私は・・・」
何処か悲痛な表情のフェイトの姿に守護者達はかつて他のマフィアから迫害を受けてきた幼い頃の自分達の姿が
重なり。
紅葉「結局子供が無用な気遣いをするな!」
らうじ「甘えたい時は甘えて良いんだよ」
薫・しとっぴちゃん「(コクン)」
ジュリー「皆こう言ってるぜアーデル。」
アーデル「ふぅ、仕方ないわね」
アーデルも納得した。
フェイト「み、皆さん・・・」
アルフ「アンタら・・・」
炎真「フェイトちゃん、僕達は迷惑なんて思わないよ、僕達だって色々な苦楽を皆で乗り越えてきたんだ、フェイトちゃんの力になれるよ。フェイトちゃん僕達を頼って。」
アルフ「フェイト」
炎真の言葉に何故か暖かいものが込み上がってきたフェイト、アルフとずっと二人ぼっちで誰にも頼れずにいたフェイトにとって炎真の言葉はとても嬉しかった、思わず涙ぐむフェイトはシモンファミリーの皆に頭を下げてお願いする。
フェイト「皆さん、よろしくお願いします!」
こうしてフェイトとアルフはシモンファミリーと共にジュエルシード集めをするのである。
ーオマケー
アーデル「さぁ、今夜は遅いし、フェイトちゃんとアルフさんは泊まっていきなさい、寝床は「あ、あの、」なに?フェイトちゃん?」
フェイト「え、炎真と一緒じゃダメですか?」
フェイト以外「!!!!????」
フェイトの爆弾発言に大騒ぎになったのは言うまでもない。
ーオマケ2(ちょっとシリアス)ー
結局、フェイトとアルフは炎真の部屋で寝て炎真は紅葉の部屋で寝ることになった、他の皆が寝静まったあとアーデルとジュリーは居間で二人っきりで話をしていた。
ジュリー「いや~、炎真の奴も隅に置けねぇな~、あんなカワイコちゃんに気に入られるとは「ジュリー」あん?」
アーデル「面倒事を嫌う貴方がフェイトに協力しようとしたのはあの子が私達に似てたから?」
不真面目で軽薄で女好きだがその実仲間思いで仲間達の事を良く見てる恋人にアーデルは聞く。するとジュリーは少しシリアスになり。
ジュリー「まあな、俺らはファミリーがいたがアイツは頼れる人間も甘えられる人間もいないようだ、あれじゃいつか壊れちまうと思ってな。あの子不器用そうだし、お前と同じで。」
ジュリーの言葉に少し顔を赤くするアーデル。
ジュリー「まぁ炎真はちょっと違うようだが」
アーデル「違う?それって」
ジュリー「重ねちまってんじゃねぇのかな?妹ちゃんとフェイトをよ、生きてればフェイトと同い年だったからな」
アーデル「!?」
ジュリーの言葉にアーデルは思わず炎真が寝てるところを見る。
アーデル「炎真」
フェイト編はこれで終了です、次ははやて編ですがはやてはあの男とカップリングします、あの二人って対照的な所がありますよね?