かてきょーリリカルREBORN   作:BREAKERZ

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サブタイで分かると思いますが、あの人です。



夜天に浮かぶ浮雲

並森中学校(略して並中)の屋上に一人の生徒が昼寝していた。サラサラした黒髪に年齢不詳の整った顔だちをした男子生徒だ。

 

み~どりたなびく~、な~み~森の~、だ~いな~く少なく~、並がいい~。

 

男子生徒のポケットの中にある携帯から気の抜けた着信音が鳴り響く、少年は気だるそうに携帯を取り出し電話にでる、すると自分の副長からある情報を聞く。少年は情報を聞くと一方的に電話を切り、肉食動物のような猛禽類のような目付きを鋭くして笑う。

 

???「・・・・・・(にやっ)」

 

「笑うという行為は本来攻撃的な意味を持つ」という格言があるようにその少年の笑みがソレだった。

 

パタパタ

???「・・・」

 

少年の肩に黄色の鳥が乗り、少年は「風紀」と書かれた腕章を付けた学ランの上着を羽織り目的の「獲物」がいるところに向かう。海鳴へ。

 

夜の海鳴に車椅子に乗った一人の少女が数人の男達に絡まれていた。

 

少女「だから謝っとるやないですか。」

 

少女は今にも泣きそうなのを堪えて不良達に言う。

 

リーダー格「おいおい、何だよ?その態度?」

 

不良2「人にぶつかっといてごめんなさいで終わらせちゃダメでしょ?」

 

不良3「そうそう、君の車椅子にぶつかったせいで俺らのダチが足に怪我しちゃったんだYO!」

 

不良4「いてて、あぁ~、こりゃ折れてるかもよ絶対、お嬢ちゃんさ~慰謝料払ってくんない?軽く50万位さ~?」

 

少女「50万って!?自分達からぶつかっといて慰謝料も何もないやないですか!」

 

不良3「あぁ!人に怪我させといて何だよ!その態度はYO!」

 

不良5「こりゃ、年上のお兄さんとしてキチンと礼儀を教えてやんなきゃな~。」

 

不良6「でも俺ら、人に教えんの苦手ダゼ。」

 

リーダー格「じゃさぁ、身体で教えてやろうぜ(ニヤニヤ)」

 

不良3「うわ~、お前鬼畜~、でもこの子結構可愛いし悪くないかも。」

 

少女は自分の身体を抱き締めながら後悔していた、海鳴図書館からもっと早く帰宅してれば、近道だからってこんな人が余り通らない道に来なければこんな人達に会わなくてすんだのに。抵抗しようと大声を上げようとしたが、不良の一人が少女の口を塞ぎ下卑た笑みを浮かべ耳元で囁く。

 

リーダー格「大声上げたいなら上げていいけどさ~、俺らには仲間達がいてさ~、ちょっと俺らがお願いすれば君の友人やら、ご近所さんやらに何かあっちゃうかもよ?」

 

少女「!!??」

 

少女の脳裏に自分に親切にしてくれるご近所さんやお世話になっているお医者さんの姿が浮かび大人しくなった。

 

リーダー格「お利口さん、んじゃ行こうぜ、楽しい夜の始まりだ!」

 

不良共「いえぇぇぇい!」

 

リーダー格の号令の元、不良達は下品な歓声を上げた、不良の一人が少女の乗っていた車椅子を後ろから押す、少女はこれから起こることに只恐怖することしかできなかった。

 

???「ねぇ、君たち何群れてるの?」

 

低い声がその場に響く、少女と不良達は声がした方へ目を向けると学ランを羽織った少年がいた、不良達は自分達より身体が小さく見るからにカッコ付けな格好をしたヒョロそうな少年に馬鹿にしたような態度を取る。

 

不良2「おいおいボウヤどうしたの~?こんなところに来て正義の味方ごっこ?カッコいい~(ニヤニヤ)」

 

不良3「お兄さん達忙しいからさ~、消えてくんない(ニヤニヤ)」

 

他の不良達も少年に嘲笑を浮かべ、少女は不安そうな顔をする。

 

???「・・・・・・」

 

少年はなにも言わずただ不良達を見据えていた、怯えない態度にイラついたのか不良の一人が凄む。

 

不良5「鬱陶しいから消えろってんのが分からねえのか!?このガキ!!」

 

???「・・・」

 

凄まれてもどこ吹く風な態度に不良達はそろそろキレかかるが少女は少年に叫ぶ。

 

少女「逃げてください!この人達にひどい目に遭う前に逃げてください!」

 

少女は叫ぶが少年は少女をみて一言。

 

少年「僕は誰の命令にも従わない」

 

その一言に不良達は更に下品な笑い声を上げ、少女は絶望した顔をする。

 

不良2「じゃぁ死んどけ馬~鹿!」

 

と言って少年にメリケンサックを付けた手で殴ろうとする、少年の顔面が潰れると予感した不良達は歓声を上げ、少女は目をつぶる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボキッ!!!ドキャ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不良達「え?」

 

不良達の間抜け声に目を開ける少女、少女の目の前に広がった光景は・・・・・・。

 

メリケンを付けた腕が肘から逆方向に曲がり、顎を殴られたようなポーズで地面に仰向けで倒れる不良の姿と何かで殴ったようなポーズを取る少年だった。

 

ドスンと倒れた不良は白目を向き気絶していた、不良のリーダー格は目を前の現実が信じられないのか倒れた仲間に言う。

 

リーダー格「お、おいなにやってんだよ、冗談だろ?悪ふざけが過ぎるぜ?」

 

若干震えながら倒れた仲間に言うが仲間は完全に気絶していた。

 

リーダー格「おい!ふざけんなよ!あんなガキ相手に何やられたフリして「バキッ!グシャッ!ベキッ!ドゴッ!」

え?」

 

他の仲間達を見ると全員やられていた、一人は顔面から電柱にぶつかり血で汚し、一人はエビ反り状態で地面にキスをし、二人はテトリスのように重なって倒れていた。訳がわからないと言いたげな顔をし、少年を探そうとするが。

 

???「どこを見てるんだい」

 

何と少年は既に目の前にいた、そして両手には黒いトンファーが握られていた。リーダー格の男は思わず驚いて後ずさるがすぐに余裕顔になり少年に言う。

 

リーダー格「て、テメェやっちまったな、上等だよ!今すぐ俺らの仲間全員読んでテメェを袋にして海に沈めてやんよ!」ピップルル、プルル、プルル。

 

しかし呼び出しているのに一向に出ない、いよいよリーダー格の顔に余裕がなくなる。

 

リーダー格「クソ!どうなってん「君達の仲間って最近海鳴と並森で詐欺に窃盗や恐喝に誘拐を繰り返しているゴロツキ集団の「躯(むくろ)」の事かい?」!?な、何でテメェ知ってんだ!」

 

???「名前が不愉快でね、調べたんだ。まさか並森ではなく海鳴に本拠地があったとはね、お蔭で探すのに手間取った。君達の仲間なら、全員噛み殺した。」

 

リーダー格「な、何ぃぃぃ!!??」

 

???「最後に残ったのは君だけだ、並森の風紀を乱した君達に制裁を与える。」

 

トンファーを構える少年、リーダー格は後ろにいる少女の方へ逃げると少女を人質にする。

 

リーダー格「て、テメェちょっとでも近づいてみろこのガキの命がどうなっても良いのか!?あぁ!」

 

少女「・・・(ビクビク)」

 

少年「関係ないね。」

 

リーダー格・少女「!!??」

 

少年は少女の事なんかお構いなしな態度を取る。

 

リーダー格「テメェマジでいってんのか!?」

 

少年「誰かが助けてくれる事を期待して自分でどうにかしようとしない弱虫には興味ないな。」

 

少女「!?」

 

少女は少年に言われた言葉にショックを受けると同時に何かを決意したかのような目になる、それに気付いた少年は少し笑い。

 

少女「がぶっ!!!」

 

リーダー格「ぐあああぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

少女は男の手にかぶり付き悲鳴を上げさせる、その一瞬の隙を少年は見逃さず一瞬で距離を詰めトンファーを男に叩きつける!

 

ドゴッ!バキッ!ボギッ!ゴギャッ!グシャッ!ドゴンッッ!!!

 

リーダー格の男は顔の原型が変わるほど殴られ虫の息状態になり気絶した。

 

少女「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、」

 

少女は緊張が解けたのか息切れを起こしていた、そんな少女に少年は呟く。

 

少年「君は只の弱虫じゃないようだね、少し興味が出たよ」

 

少女は少年に聞く。

 

少女「あ、貴方は誰なんですか?」

 

少女の言葉に少年は答える。

 

少年「人に名前を聞くなら自分からだよ。」

 

少女「わ、私ははやて、八神はやてです」

 

少年「並森中学風紀委員 委員長 雲雀恭弥。」

 

後に「夜天の主」となる少女と「管理局」すら警戒する巨大企業「HUHKI」の創設者である「紫雲の戦鬼」の出会いである。

 

この物騒な出会いを夜空の月が見守っていた。

 

ーオマケー

 

二人が出会った場所から100メートル程離れた所に気弱な少年と黒スーツの赤ん坊が途方にくれていた(少年の方が)、赤ん坊は少年の母親に連絡する際ニュースで海鳴と並森を騒がせたゴロツキ集団が全員逮捕され、その際構成員達が何者かに半殺しにされていた事を知るのであった。




はい、はやてのカップリング相手は雲雀です、自分なりに雲雀らしさを出したつもりです。はやて編はこれで終わります(はやっ)。次回は無印編スタートです!
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