今年中にA”s編を終えたいですね。
そして、今回でオリジナルが入ります。
了平とザフィーラの渾身の一撃により、ナハトヴァールを粉砕した。
『アアアアア!!』
ナハトヴァールが黒い魔力砲を二人に放つが回避した。
「ディーノ!!」
「応! 行くぜスクーデリア!!」
『ヒヒィーン!!』
ディーノが騎乗するスクーデリアが、ナハトヴァールの触手を大空の炎の翼で切り裂く。
「沢田くん! はやてちゃん!」
シャマルが上空で、肩にナッツを乗せたツナと魔法陣を展開しているはやてに声を上げる。
「ナッツ!」
『ガゥッ!!』
「彼方より来たれ宿り木の枝ーーーー」
『銀月の槍となりて打ち貫けーーーー』
ツナはナッツを全面に出させ、はやては融合しているリインフォースと呪文を紡ぐと、ナハトヴァールの頭上に黒い雲と白い三角形の魔法陣を中心に、白い光が幾つも現れる。
『「石化の槍、『ミストルティン』!!」』
『Gaaaaaaooooooooooooooooooooo!!』
白い光がナハトヴァールに降り注ぎ突き刺さり、ナッツの『調和の雄叫び』も浴びせると、刺さった箇所と浴びた箇所が石と化していった。
『アアアーーーー! アアーーーー! アァ・・・・グアーーーー!!』
「古里くん!」
徐々に石と化していくナハトヴァールを見据えて、今度は炎真を呼んだ。
「『大地の重力』!!」
重力に押されたナハトヴァールは海面に押し戻されるがーーーー。
『アアアアアアアアアアーーーー!!!』
すぐに石化を解いて重力から逃れようともがく。
《クロノくん! やっちゃえ!!》
「はぁ・・・・っ!」
エイミィからの檄で、魔法を展開させていたクロノが白い息を吐き、デュランダルを掲げて魔法を発動させる。
「凍てつけ!!」
デュランダルから青白い凍結魔法の砲撃が放たれると、その軌跡で海面が凍てつき、ナハトヴァールに当たると、その巨体を凍りつかせた。
『グァア・・・・・・・・!!』
「ツナ! なのは! 炎真! フェイト! はやて!」
ナハトヴァールが氷結するのを、ヘリから見たリボーンが、上空にいる五人に目を向けるとーーーー。
「ナッツ、形態変化<カンビオ・フォルマ>!」
『ガァオウウウウ!!』
ナッツの身体が鮮やかな橙色の大空の炎に包まれると、ツナのガントレットに融合し、噴射口のような手甲が装備され、両手をクロスに交差させて突き出す。
「オペレーション・XX<ダブルイクス>」
[了解シマシタ、ボス。XXBURNER<ダブルイクス バーナー>発射シークエンスに入ります]
ツナの耳に付けているが手甲から炎を噴射させると、炎真は『大地の重力』によって生み出した黒い重力球を圧縮させる。
「はぁああああああああああああああ!!」
ツナと炎真が最強技を放とうとする横で、なのはとフェイトとはやても、それぞれの最強技を放とうとしていた。
[スターライト・ブレイカー]
「全力全開! スターライト・・・・!」
なのはが周囲の魔力をレイジング・ハートに収束させるーーーー。
[プラズマ・ザンバー]
「雷光一閃、プラズマ・ザンバー・・・・」
フェイトが雷雲から落ちた稲妻を、ザンバーモードのバルディッシュに纏わせーーーー。
「・・・・・・・・ゴメンな、おやすみな・・・・っ!」
はやてはナハトヴァールを哀れむように謝意を呟くと、再び気を引き締めて、シュバルトクロイツを掲げると、白と黒の魔力が集まっていきーーーー。
「響け終焉の笛、ラグナロク・・・・!」
そして、五人の砲撃が放たれるーーーー。
[ゲージ、ダブルシンメトリー。発射スタンバイ]
「『XXBURNER AIR<ダブルイクス バーナーエア>』!!」
「『超新星の閃光<スーペルノヴァブリッツ>』!!」
「「「ブレイカー!!」」」
ナッツの姿をした橙色の炎がーーーー。
砕けた重力球から放たれる真紅の炎がーーーー。
桃色と金色と白色の魔法の光がーーーー。
漆黒の夜の海を目映い輝きで包み込んだーーーー。
ドガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンンン!!!
『グァアアアア・・・・!!!』
ナハトヴァールは五つの光に包まれ、その身体が徐々に砕けていき、周囲の岩柱を砕けていく。
飛行能力のあるメンバーは空に退避し、他のメンバーは草壁とロマーリオが運転するヘリコプターに乗り込んでいた。
「つかまえた!!」
シャマルがそう言うと、崩れるナハトヴァールから、『コア』を転送魔法で摘出すると、ユーノとアルフも手を出し、『コア』を成層圏にいる『アルカンシェル』の発射準備を整えたアースラへと転送させた。
と、その時ーーーーツナの『超直感』が警鐘を鳴らした。
「っ! 待てリンディ! それはーーーー」
《『アルカンシェル』、発射!!》
が、ツナの声が届くよりも早く、『アルカンシェル』が『ナハトヴァールのコア』を包んだーーーー。
そして・・・・『コア』は消滅したーーーー。
「状況、終了だ」
エイミィから、『コア』の消滅の報告を聞いたクロノが、全員にそう言い、なのは達は顔を綻ばせようとした。
しかしーーーー。
「違う・・・・」
ツナは先ほどまで『ナハトヴァール』がいた地点を睨んで、拳を構えた。イヤ、ツナだけではない、リボーンも炎真もディーノも、守護者達も武装を解除しないでその地点を睨んだ。
「ツナさん・・・・?」
「どうしたの?」
ツナ達の並々ならぬ雰囲気に、なのは達も首を傾げたその瞬間ーーーー。
ーーーーザパァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンン・・・・。
なんと、海面が盛り上がり、水柱を上げて現れたのはーーーー異形の肉塊となった『ナハトヴァール』だった。
「ば、バカな!? ナハトヴァールは今さっき・・・・!」
クロノはもちろん、なのは達も驚愕した表情を浮かべる。先ほど転送させ、アースラの『アルカンシェル』によって消滅させた筈のナハトヴァールが、今目の前に出現したのだから当然だ。おそらくこの状況をモニタリングしているエイミィやリンディ達も同じ表情をしている。
『グゥゥゥゥ・・・・グ、グフフ、ヌフフフフフ・・・・!』
再生を始めているナハトヴァールから、唸り声を上げていたが、徐々にくぐもった笑い声を上げていた。
「ナハトヴァールが笑ってる?」
なのはの言うとおり、“ナハトヴァールが笑っている”。
『ヌフフフ、あのテイドの“幻ジュツで、作られたニセ物”に欺かれるトハ、ジ空カン理、局とは随ブンと、杜サンな組織のヨウですネ・・・・』
「ナハトヴァールが、喋った?」
≪いえ我が主、アレはナハトではありません!≫
はやての疑問を、融合しているリインフォースが否定した。そしてヘリコプターから飛び降りてハングライダー(レオンが変身)で飛び、ツナの肩に乗り移ったリボーンがナハトヴァール?に向けて声を発した。
「なるほどな。さっきツナ達の砲撃を隠れ蓑にして、幻術で造り上げた偽物を転送させたって訳か。強力な幻術は人間の五感だけでなく、デバイスやアースラのシステムですら欺く事ができる。これほどの幻術使いなんて、世界でも10本の指に入るほどの手練れだな」
『ヌフフ・・・・まさカ、ボンゴレ、リングいや、ボンゴレギアでしたカ? それニ守護キ士共ガ接触した事により、かつて『闇の書』に施した呪印、いえシステムが起動できました」
グチュッ、グチュッ・・・・と、おぞましい巨大な肉塊だったナハトヴァール?が潰れるような音を立てながら縮小していき、遂に人間位の大きさとなり、さらにくぐもった声が良く通る男性の声となり、小さくなった肉塊から靴と服を着た足元が見え、徐々に人の形となっていった。
「アンタ、一体誰や・・・・?」
はやてが戦慄するように問いかけると、ナハトヴァール?は人間の胴体となり、ついには完全な人間の姿へと変貌した。
ディープブルーの髪をギザギザ2つに後頭部にクセ毛の髪型、顔つきは非常に整っており、服装は中世ヨーロッパの貴族のような衣装を着用し、あたかも貴族か王族のような気品があるが、その眼には恐ろしいまでの冷酷な光が宿り、背中に冷や汗が止まらなかった。
なのはもフェイトもはやてもユーノもアルフもーーーー。
執務官として次元犯罪者と相対してきたクロノやリンディ達もーーーー。
数々の戦場を駆け抜けてきた守護騎士達もーーーー。
蛇に睨まれた蛙のように身体が硬直してしまった。
いや、守護騎士達は何故か、その瞳から、涙が零れていた。
「ヌフフフフフフ。今の『闇の書』、いや『夜天の書』の主ですか? これはこれははじめまして。私の名はーーーー『D<デイモン>・スペード』。初代ボンゴレファミリー霧の守護者だった男です」
長い時を経て、夜天に眠っていた『悪魔<デイモン>』が、甦った。
はい。分かっていた人達には解っていたと思いますが、D・スペード登場です!
初代ファミリーと『夜天の書』の関係も段々分かってきます。