幻想入りシリーズ1:2人の剣士が幻想入り?   作:芳香サクト

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予め、今回は夜桜くんが主人公になった作品です。
桜くんと霊夢が話しているくらいの同時刻で起きたことなのでご了承ください。


夜桜は 最強の剣士 (前編)

〜魔界〜

 

 気がついたら夜桜は魔界にいた。桜と一緒に道を通ったつもりなのに近くに桜がいないし、何だかとても薄気味悪い所だった。

 

夜桜「えっと…なんでこうなったのかな?」

 

妖怪「よく来たね。ここは魔界、歓迎するよ、夜桜くん」

 

 突然何処からか声が聞こえた。

夜桜はびっくりして声のした方向を見つめた。

 

夜桜「ったく、何処から声が聞こえてんだか…うおっと」

 

妖怪「ほほう…今のを避けるなんて、君ぃなかなか面白いね。」

 

 そう言った妖怪は、姿を現し腰から剣を取り出した。

 

妖怪「魔界に来たルールだ。倒さなきゃ次には進めないよ。」

 

夜桜「手荒い歓迎だなぁ…まあいいや、少しくらいは楽しませてくれよ。」

 

 夜桜はそう呟いて腰につけてある剣を取り出した。

しかし、刃は出さずに鞘につけたままだった。

 

妖怪「おいおい、そんなんでいいのかぁ?何なら手加減してやっても…」

 

夜桜「いらない、お前を倒すのにこれで充分だからな。」

 

 夜桜は妖怪の言葉を最後まで聞かずに自分の言葉を被せた。

 

妖怪「ケッ、舐めたことしやがって…まあいい、始めようぜ。」

 

夜桜「いつでも来ていいよ。」

 

 妖怪と夜桜の戦いは戦いと呼べるものではなかった。

しかし、あまりにも、妖怪が弱すぎて話にならないくらいのレベルだった。

 

夜桜「弱い…何だこの不完全燃焼は」

 

 妖怪は夜桜にワンパンでやられてしまった。

夜桜は倒れた妖怪を見て言った。

 

夜桜「んで、いいから早くこの魔界とやらのボスに会いたいんだけど…」

 

妖怪「はいぃぃぃぃ、今すぐにでもお通し致しますぅ。」

 

 夜桜に負けた妖怪は、途端に口調が弱くなってしまっていた。

 

夜桜「あ〜、場所だけ教えてくれればいいや 自分で行くし」

 

妖怪「あの塔の頂上ですぅ。中でも中間の階の人が強すぎるらしいのですぅ。」

 

 夜桜が妖怪に教えてもらった所を見ると、確かに塔があった。

 

夜桜「わかった。ありがとな、妖怪」

 

 夜桜はそう言うと塔に向かって走り出した。

もちろん邪魔をする雑魚妖怪はすべてワンパンで仕留めながら…

 

~試練の塔中心部~

 

夜桜「さて、気がつけば塔の中心くらいまで来てしまったな…ぼちぼちあの妖怪が言っていた強いやつが出るとかなんとか…」

 

妖夢「あなたがこの試練の塔の挑戦者(チャレンジャー)ですか…随分と若いんですね。」

 

 夜桜が声の主を見てみると、そこには半霊を連れた一人の少女がいた。

 

夜桜「あんたも、随分と若いと思うけど…ってかここ試練の塔って名前だったんだ。」

 

妖夢「私は、魂魄妖夢、この試練の塔の中心に位置する存在です。」

 

夜桜「お嬢ちゃんが、強いひとって事か…僕は夜桜、よくわかんないけど気がついたらこの魔界にいた。んで、今はこの塔の挑戦者(チャレンジャー)ってことか」

 

妖夢「そういうことです。さて、御託は終わりにしてさっさと始めましょうか?」

 

夜桜「あ、ちっと待ってくれ。お嬢…いや妖夢、そうか…お前は腰に2本の剣があるのか…」

 

妖夢「それがどうかしましたか?」

 

夜桜「出来ればさ…2本の剣を使ってくれない?僕もさ2本の剣を使うから」

 

 夜桜の提案に驚いたのは妖夢だった。

でも、目の前に立つ男の目はとても真っ直ぐな目をしていた。その目に圧倒されたのか妖夢は自然と2本目の剣を抜いていた。

 

妖夢「わかりました、夜桜さん。あなたの提案を受けましょう。」

 

夜桜「うん、ありがと。それじゃ始めようか!」

 

 そんな二人を遠くで見ながら一人の女性がこう呟いた。

 

?「あれ…あの人は、何処かで…」

 

……To be continued




ども、咲みょんです。今回はいままで焦点を当ててなかった夜桜くんのストーリーになっています。今までよりも長く作ってしまいました。出来るだけ後編も早めに作りたいと思いますので、前編と後編を揃えてお読み下さい。
では、また〜
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