幻想入りシリーズ1:2人の剣士が幻想入り?   作:芳香サクト

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今回の話は前編からの続きになっております。
前編を読んでいない人は前編から読むことをお勧めします。


夜桜は最強の剣士 (後編)

〜試練の塔中心部〜

 

妖夢「行きますよっ」

 

 妖夢は右手の剣と左手の剣を左右に振り、構えをとった。

 

夜桜「ああ…全力でかかってこい。」

 

 夜桜も妖夢と同じように左右の剣を振り、構えた。

 

妖夢「『この楼観剣に切れないものなど…あんまりない』」

 

夜桜「あんまりかよ。そこは絶対って言えよ。」

 

妖夢「突っ込んでる余裕は無いですよ。」

 

夜桜「っ…」

 

 確かに妖夢は夜桜の脇腹を狙い、出ごたえまであった。

なのにこの男は妖夢の剣を素手で受け止めながら笑みを浮かべていた。

 

夜桜「良いねぇ…いい太刀筋だ。だがな…まだ足りない、根本的にな…」

 

 そう言うと夜桜は妖夢の剣を掴み、遥か彼方へ飛ばしたのだった。

 

妖夢「そんな…馬鹿な。私の楼観剣が効かないなんて…」

 

夜桜「お前は太刀筋は僕より上かもしれない…だけど剣に篭める思いが違いすぎる」

 

 そう言って夜桜は剣を振りかぶって言った。

 

夜桜「短い間だったけど…楽しめたよ。それじゃサヨナラ」

 

 夜桜の剣が妖夢の喉元を突き刺そうとした。

 

?「はぁーい、そこまでよ。」

 

 何者かの声がして、夜桜の剣はそこで止まった。

そして妖夢は怯えたような様子をしていた。

 

妖夢「ゆ…幽々子様」

 

幽々子「あら〜妖夢、こてんぱんにやられちゃったわね…」

 

妖夢「す…すみません。」

 

幽々子「良いのよ〜あなたも少しの敗北を知った方がいいかなって思っているから…丁度いい機会じゃない、その人に剣技を教えて貰ったら?」

 

夜桜「勝手に話を進めないでくれないかな?それとあなたが誰なのかも分からないし…」

 

幽々子「これはごめんなさい…私は西行寺 幽々子、ここの塔の頂上地帯 通称『白玉楼』の主よ。」

 

夜桜「あんたがトップって事か…ならあんたを倒せば俺がトップになり白玉楼の主となるということだな」

 

幽々子「ええ…そうなるわね。だけどあなたに私は倒せない。いいえ、それどころかあなたは私に剣を向けられない。」

 

 夜桜は言われたように幽々子に剣を向けようとした。

だが手が動かなかった。

 

夜桜「っ…確かにその様だな、今の僕ではあんたには向けることは不可能だろう…あんたから見えている静かだけど確かな力があることは流石にわかってはいたけれど、ここまで強いとなると何だろうな…恐怖しか感じなくなったよ…」

 

幽々子「物分りのいい少年で良かったわ…妖夢を倒した事、その腕を見込んで頼んでいるの…どうかな?引き受けてくれるかな?」

 

夜桜「この娘はこれからも成長すると思います。それもあなたの地位を脅かすぐらいにね。」

 

幽々子「それから…あなた魔界に来たのは初めてだったのよね。住むところがなくて困っているんじゃない?」

 

夜桜「痛い所をつきますね。僕はいつのまにかここにいた…だから住むところもないのです。」

 

幽々子「それなら、妖夢の剣術の先生として住み込みで働いてもらうってことは」

 

夜桜「悪くない話ですね。そちらが嫌じゃなければ僕はお願いしたいです。」

 

幽々子「ふふっ…決まりね。ほら妖夢も起きて、今日はお客さんがいるのよ。」

 

妖夢「はい、幽々子様」

 

幽々子「ついてきて…私の屋敷、白玉楼に案内するから…」

 

夜桜「は、はい…お邪魔します。」

 

 夜桜は幽々子の後を追いかけ白玉楼に向かった。

 

 そんな事があったなんて露も知らない桜は博麗神社でのんびりと時を過ごしていた。

 

?「夜桜が闇の王、桜が光の王…か…これは面白いことが見れそうだ。」

 

……To be continued




ども、咲みょんです。
夜桜くんルートも書き始め、桜くんの出番もなくなってきたなと思う今日このごろ、とうとう短編小説まで出してしまいました。Webの小説を書き始めて数日なのにこのペースで大丈夫か?というレベルです。
休む時はしっかり休みますので心配なく…
恐らく次回は桜くんのルートに行きたいなと思っております。
では〜また
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