~博麗神社~
霊夢「それで、2人はどうやって知り合ったの?」
霊夢は桜と魔理沙に問い詰めた。
桜「主な経緯は、分かりませんが恐らく魔理沙は外の世界に憧れていたのでしょう。自分の独自の研究で時空の狭間でも作り出し、飛び込みそして繋がっていたのが俺の家の物置の扉だった。ってことか?魔理沙。」
桜は何でも分かっているような仕草をして魔理沙に聞いた。
魔理沙「思い出した。そうだよ、桜は何でもお見通しだな。私は紅魔館で借りてきた本を資料にして時空の狭間の作り方を研究したんだ。最初は嘘っぽかったけど研究が続いていくうちに本物じゃないかなと意識するようになったんだ。そのあとのことは桜の言っているとおりだ。」
魔理沙は観念したように少ししょんぼりしながら話した。
その表情を見た霊夢が魔理沙を宥めるように言った。
霊夢「魔理沙、私は怒っている訳じゃないのよ。あんたを聞きだして桜を現代に返そうって言っているのよ。時空の狭間さえ作り出せれば桜は帰れるのだから。」
その言葉に桜はハッとなり魔理沙に聞いた。
桜「おい、時空の狭間はどうやって作りだしたんだ?」
その言葉には、桜の強い意志が見えた。
魔理沙「時空の狭間を作るのは、結構な時間がかかるし、何より使う消費がやばいくらいに多い。そこら辺にある魔力のかけらを集めて作ろうとしたら早くても1年はかかると思うぜ。」
魔理沙は首を振りながら少し弱々しそうに言った。
桜「そうか…時空の狭間を使って帰る方法はこれで完全に潰れたということか」
桜は理解したように言った。
だが、本心はそんなようなことはどうでもよかった。
霊夢「桜…それでいいの?」
桜「霊夢?何がそれでいいんだい?」
霊夢「時空の狭間を使えば帰れるのよ。たとえ1年かかったとしても行動はすぐに移すべきだと思うの。」
しかし、霊夢の主張に桜は首を振った。
そしてぽつりと言った。
桜「霊夢の言っていることも間違いではないんだ…一年間かかるといわれたら早いうちに行動をした方がいい。でも、ここは待つべきだと思う。」
霊夢「どうして、そんなことを平気な顔で言っていられるの?」
桜「俺の能力『生と死を操る程度の能力』は俺と一度でも会話をした人ならまだ寿命が残っていても殺すことができる。逆に死んでほしくない人が死んでしまったとき、寿命が残っているなら生き返らせることができるという能力なんだ。
しかも、ここで終わってくれれば問題ないが、当然、代償があるわけでその人を殺そうと思えば思うほど、自分に跳ね返ってくるというもの…対照に生きかえらせようと思えばその人が死んだ光景の3倍を自分で体験してから生き返れるというものなんだ…」
桜は少し怖い顔をしてうつむき加減で理由を話した。
霊夢「ということは…桜は今までもその能力を使って数々の人を殺してきたっていうの?自分を含めて」
桜「ええ、それもこれも全ては俺の隣に座っている魔法使いが原因なんですけどね。」
魔理沙「おいおい、私はただ桜に実験に付き合ってもらおうとしていただけであって、決して能力の開発に関わったわけではないんだぜ。」
桜「その実験がすべて悪いんでしょうが!あんな無茶苦茶なことをしてただで済むと思ってたのか。」
霊夢「その実験って?」
桜は少し考えて言った。
桜「それは…空間を切り裂く人体実験、簡単に言ってしまえば『瞬間移動』です。」
霊夢は桜が何を言っているのかすぐには分からなかった。だが、少し考えて魔理沙に問い詰めた。
霊夢「魔理沙あんた時空の狭間だけじゃなくてひょっとして空間までも作り出そうとしていたの?」
魔理沙「ああ、時間と空間は魔法使いが最も欲しい、それも喉から手が出るほど欲しいものなんだ。作り出すことに成功したら
霊夢「じゃあ、桜が幻想郷に来る前から能力があったのは…」
桜「そう…その空間を作り出した実験による不具合だということです。」
霊夢「そういう…事だったのね。それで今、桜の能力的には今はまだ動くなという指示なのね。」
その瞬間、桜の表情が変わって霊夢を見る目つきが変わった。
桜?「ええ、ですがいずれはチャンスが訪れます。それは、白玉楼に行ったらすべてが分かりますよ。」
霊夢「白玉楼…そこでいったい何が待ち受けているのかしら…すごくゾクゾクしてきたわ、ほら行くよ支度して、魔理沙、桜」
魔理沙&桜「へーい」
この時の霊夢と魔理沙は知らなかった。
これから起きることがどれほど桜に精神的なダメージを負わせることになるのかを…
~???~
?「なぁるほどぉーこれはこれは興味深いですねぇ」
?「はぁ…はぁ…はぁ」
?「さてと、お遊びの時間はもう終わりなのです。アナタは私によって死を遺棄することになるのです。つまりは無の境地に達することができるのです。」
?「俺は…あんたなんかよりももっともっと恐ろしい存在を知っているぜ。それは、自分自身の恐怖に打ち勝つための心をなぁ~」
?「御託は結構です。アナタは私に負けた。その事実は変わらないのです。では、無の境地へと歩みなさい。」
?「ぐわぁぁぁぁぁぁー」
やがて、男の姿は無くなり剣を握った一人の少年がぽつんと立っていた。
?「ああ、彼にも私の名前を知られる前に死んでしまった。なんて悲しい日なのでしょう。私はこれまでに沢山の人を殺してきたのに…誰も私の名前なんて気にしていないのです。自分も死んだら無の境地へと行けると思ったのですが…やっぱり、無理ですね。さあ、夜の王、光の王よ。私の姿を見て思い出すのです。そして幻滅するのです、今まで自分たちが犯してきた罪を見て…」
桜と夜桜を待ち受ける運命とは一体…
……To be continued
ども、咲くみょんです。幻想入りシリーズ2人の剣士が幻想入りをご覧いただきありがとうございます。今回の話で第一部終了となります。そしてこの投稿が恐らく2016年の最後の投稿になるんじゃないかなと思います。では~2017年も良い年になるように
さよならー