(ファンファーレ)
「はい……艦娘ゥレェエエィディゥゥオの時間です」
「ちょりーっす、かわうちでーす。ヒック。どしたん北上ちゃん、いつもみたいな抑揚の無さにキレがないけど」
「フ……」
「なによなによ、生理?」
「私ってばさー 実は別世界ではうだつの上がらない高校生でー スカイツリー見学でもぼっちだったんだけどさ スカイツリーのてっぺんにいたらねー トラックが突っ込んできてさー」
「マジで!? それ本当にトラック!?」
「いやほら……コマンドーであるじゃん? 『こんなもの羽根の生えたカヌーよ!』みたいなシーン」
「あーあるね」
「だからトラックだって空飛んでもおかしくないっしょ?」
「言われてみればそうである」
(ファンファーレ)
「そんで? そのトラックにひかれて死んじゃった?」
「たぶんね 気づいたら何か神様のとこにいてさー」
「異世界転移系!? あれっしょ? ブラック鎮守府に放り込まれてありえないくらいゲッスい提督を指先一つでダウンさせて人間不信になった私らを『じいちゃん! あれだ! 大いなる愛!』みたいな大いなる愛で立ち直らせて見返りにセックス! ラブ&ピース! 的な展開もあり!?」
「せんだい!」
(バシィ)
「ぶった!?」
「そういうのじゃないんだよ… そういうのはお腹いっぱいなんだよ… あたしそういうのに憧れるトシじゃないんだよ… あと拳児のラストシーンは本当よくわかんないよねー」
「ふむふむ…じゃあどういうのがいいの」
「大体なんだよーブラック鎮守府ってさー トップがこくじんなの?」
「それだと日本の鎮守府はイエロー鎮守府になっちゃうじゃん」
「それもそうだ 要するにあれっしょー? エロ同人みたいな? 作戦失敗して帰ってきてー 入渠明けたら二秒でファックみたいな」
「サトウのゴハンみたいな言い方やめなよ! まぁ、さもありなん」
「あと資材の横流し! 公金横領! 無理なスケジュール! 轟沈上等! セックス! ドラッグ! バイオレンス!」
「ちょっとエロ本の読みすぎじゃない? まぁアレだ、そんな提督がさ、正義感が溢れすぎてビッチャビチャになったイケメン異能力持ち提督にキリステゴーメンされて爆発四散して、へいわが おとずれた…するんでしょ?」
「さればよかわうっちー 今ここにトラックが突っ込んできてさー あたしら二人死んでさー 転生なり転移したらさー」
「その喋り方気になってたけど あんたがったどっこさ 肥後さ 肥後どっこさ くっまもっとさ みたいじゃん」
「熊本城の募金したよ」
「やるじゃん」
(ファンファーレ)
「よし、じゃあアレだ! 転生! 前世の記憶を全部引き継いで生まれ変わり! なんかかっこいい名前! イケメン! イケボ! チート能力! 今夜のネタはそれでいこう!」
「かわうっちーはもし男になったらどんな声がいい?」
「諏訪部」
「諏訪部はもう予約でいっぱいじゃんよ」
「マジで……じゃあ鳥海浩輔」
「おこがましい……」
「えーじゃあ北上ちゃんは誰よ、脳内CV」
「だいたいの素人は明夫とかアジアさんとかひろしとか肉村さんとか櫻井孝宏とかチョイスするよねー 私は竹本英史かな」
「っかー! 結局イケボじゃん! はいはいいいですよ。そんで? 能力は?」
「ちんちんから衝撃波が出る」
「マジ? マジで……? ひょっとして残弾2?」
「うん」
「一生に二回しか撃てないじゃん!」
「ううん? 一回撃つと残弾が全部はじける」
「マジか!」
「そんで周囲一帯が焼け野原になるよ クウガのライジングマイティキックみたいな感じで」
「大惨事じゃん! 爆心地・自分じゃん!」
「だからアレよ ブラック提督にちんちん見せながら『フフフ…いいのかい 俺のビッグマグナムが火を噴くぜ』つってさー ハッタリ一本でビビらせるの」
「ブタのカードを『このままでいい』って言ったスタンド使いがいたっけね」
「そうそうあんな感じ……あれ それじゃあたしの声小野Dじゃん」
「っかー! イケボイケボ!」
「あーでもそれじゃあブラック提督がホモだった場合無効になるのか 『そんなことでビビるほどヤワな尻ではないわーッ!』」
「致命的な欠陥だねぇ……でもホモなら別に入渠が明けたら即ファックなんてことにはならないんじゃないの」
「でもまー ちんちんからショックウェーブ出るマンとしてはさー そこでハッタリだと気付かれたらもう爆心地・自分するっきゃないわけでさー そこから生まれる権謀術数っての? 駆け引き? そういうのよくない?」
「いいかなぁ……」
「じゃあかわうっちーの特殊能力はなんなのさー」
「ちんちんから世界平和が出る」
「概念出ちゃうんだ……」
(ファンファーレ)
「はーい、じゃあおメールのコーナーですよっと! さっそく読むね」
「いぇーい」
「えーと……大湊の軽空母Cさんから」
「あのおっぱいおっきい方かー」
「姉妹揃ってメタクソでっかいじゃん」
「言われてみればそうである」
「『大湊はファッキンコールド(くそさむい)ですがいかがお過ごしでしょうか』」
「佐世保もさむいよー 早く春になってほしいよねー」
「『大湊は司令官が女性なので、正真正銘女の園です。そこで質問ですが、女性同士の恋愛感情というものについてはどうお考えでしょうか。寒いのと人恋しいので、駆逐艦の一部でそういった気配を見せる子たちが見られます』あー…」
「あれかー 百合ってやつ?」
「百合とレズの違いがわからないんだよねー」
「百合はプラトニックなレズでー レズはレズ」
「パーフェクトだウォルター……って、マジで?」
「マジよマジ 大井っちから100万回くらい聞かされた」
「あの人結局どれなん? LGBTで言うところの」
「Bじゃないかな……? まーアレよ 別に鎮守府はセクシャルマイノリティの差別なんてしてないし? 任務に支障が無ければそこまで心配するこっちゃないと思いまーす」
「うちの司令官はガッチガチの愛妻家だよね」
「秘書艦やるたんびノロケるのやめてくださーい」
(ファンファーレ)
「はーいそれじゃあ ここで一曲だよー 仮面ライダークウガ主題歌『仮面ライダークウガ!』でーす」
「さっき話題に出たからねぇ。最近の仮面ライダーはどうなの? 涼風とか嵐とかがニチアサキッズと化してるみたいだけど」
「いやーわからないなー あたしも昔のは見てたんだけどねぇー」
「そっか、ああ、こんな感じの歌だったなー」
(フェードアウト)
「おっと、もうこんな時間じゃん。そろそろシメにいこっか北上ちゃん」
「そだねー あー注意しとくとー あたし達がさっき連呼してたちんちんってのはちんちんじゃないからね」
「え、ちょ、マジで?」
「そうだよー 艦娘はうんこしないし年も取らないし学校も試験もない ちんちんなんて言わない」
「言って……言ってる! それはまぁともかく、そこまでいくとファンタジーな生き物なのでは」
「そう だってあたしら軍艦が転生したようなもんじゃん」
「いや、まぁ、そうだけど……トイレも行くし生理も来るし寝るし起きるしお腹もすくし」
「あーじゃあアレだ 転生したらそれら一切の自然現象が起きずにー 何か世界とか救う救世主になろう」
「略してなろう」
「やったぜ」
(ファンファーレ)
ちなみに僕はアギトと555が好きです。