(ファンファーレ)
「はーい皆さんこんばんわ 今夜は横須賀からお送りするで。パーソナリチーはかしこいかわいい龍驤チカちゃんとぉ」
「あ、あの……綾波型十番艦、潮、です」
「なんや潮、ここにはウチと自分しかおらへんのやで、緊張せんでもええやん」
「い、いえ……龍驤さんは凄い先輩ですし、ラジオで喋るのも初めてで…」
「今何て?」
「ひっ! ご、ごめんなさい!」
「ええから言うてみい…言うてみいや…ほれぇ…龍驤ちゃんがなんだって?」
「す、凄い先輩…ですか?」
「もう一回! ワンモアプリーズ!」
「りゅ、龍驤さんは凄い先輩!」
「ウェヘヘ…いやーそれ程でもあらへんよ…けど潮が言うんならそうかもしれんなぁ…つまりウチと潮、この二隻の性能は互角…しかし龍驤ちゃんが潮と並ぶためには足りないモンがある」
「艦体の性能を引き出すためのプログラムですか?」
「自分コナミっ子やな?! ちゃうねん…それはなぁ…」
(イントロ)
「は、始めの一曲はこちら…「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」オープニングテーマ、「Beyond the Bounds」です…」
「ゲーム史に残る名曲やね」
「私あのOP半日くらい見てられますよ」
「そんなに」
(フェードアウト)
「うーんやっぱええなぁ」
「これとナムカプ、サクラ大戦3のOPはどれも甲乙付けがたいです」
「潮は意外にもゲーマーだったんやな…」
「漣ちゃんがゲーム好きで、一緒に見たりやったりしてたら、その…ハマっちゃって」
「なーるほどぉ…って、今はその話は置いといて!」
「は、はい!」
「龍驤ちゃんが潮と並ぶために必要なもの!」
(バンッ)
「潮はそれがなんだかわかるか?」
「な、なんでしょう…軽空母と駆逐艦では役割も違いますし…」
「ほんなら言うて聞かせましょう…潮、自分には過ぎたるものが二つある! 一つ私にくださいな!」
「私、石田三成さんですか?」
「ちゃうわ! 自分佐和山城と島左近持っとるんか!?」
「私実は滋賀県出身で、飼ってた猫の名前はシマサコンでしたから…」
「な…ホンマかいな…最近の子はえろうハイカラやな…」
「嘘ですけど…」
「嘘かい! しばくで自分!? おっとアカンアカン…龍驤ちゃんはえーと…あの海…なんやったっけ、あの海のように広い心の持ち主やねん」
「カスピ海ですか?」
「そうそうカスピ海! ヨーグルトとか有名やね…ってなんでやねん! カスピ海は湖やないか! 潮じゃのーて赤潮にすんでホンマ!? 鼻血で!」
(ファンファーレ)
「さっきの話に戻るけどな、龍驤ちゃんになくて潮にあるモン…とっくにご存知なんやろ?」
「な、なんでしょう…雷撃能力?」
「ブー」
「若さ?」
「なんでや!!! 龍驤ちゃん四捨五入したらまだハタチのピッチピチレディやぞ!!! 大体その答えが二番目に出て来るっちゅうんはどういう了簡や!ヤングなパワーか! これだから駆逐艦は!! 恐ろしい子!! いや、もっとこう…あるやろ? 自分の胸に手ェ当てて、よう考えてみんかい!」
「あ…ま、まさか…」
「なんやその視線は…龍驤ちゃんのお胸がモノリスか何かに見えとるんか? キューブリックか?」
「む、胸…ですか?」
「正解(エサクタ)! 龍驤ちゃんに足りんもんは胸や。龍驤ちゃんに足りているもの、それは情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ!! しかし何よりもォーッ! お胸が足りない!!!!!」
「で、でもそれは…どうしようも無いのでは…」
「せやで。けどなぁ潮、位人臣を極めたウチに足りないたった一つの花……それを欲しがるんは罪なことなんかな……一度でいいから赤城やサラ丸みたいに「ちちがでかいとかたこりがひどいわネー」的な愚痴をこぼしてみたい!! ブラのサイズで一喜一憂してみたいんよ!! ちちがない空母限定の飲み会はいっつもそんな話ばっかりなんや!!! なぁ瑞鶴!!! 葛城!!!」
「瑞鶴さんも葛城さんも大変ですね…」
(ファンファーレ)
「まあ無い無いと嘆くより、進んでちちを揉みましょうと言うし…」
(シュバッ)
(ポヨン)
「ひゃッ!?」
「何や…なんや!! 何やこの質量のある触感は!!」
「ふ、服に手を入れないで下さいぃ!」
(ポヨンポヨンポヨンポヨン)
「ヘッヘッヘ…そうは言いますがね奥さん…体の方は正直なんじゃああらしまへんか?」
「そ、そんなこと…ありません! 夫が帰ってきますから…やめてください…」
「ヒィーヒヒ! お前の夫は今頃オオアリクイに殺されてるんやで…諦めてワテと夜の近代化改修しようや…なあ…ええやろ…ワテと改修したらアガるでぇ…対空の数値が…」
「でも…でも…あ、お便りが来てます…」
「なんやて! よし読むでぇ! えーと何々…ラバウルの潜水艦Iさんから」
「全員伊号だからわかりませんね…」
「まあ一応名前は出さんルールやしええんちゃうか…えーと『潜水艦の出番がまったく無いんですけど! 私たちだって活躍の場が欲しいのでどうにかしてくだち!!!!!』だそうで」
「誰に向けたメッセージなんでしょうか…?」
「わからん! 潜水艦は殆ど海外に出向いとるからなぁ、国内におるんは訓練中のイジロー(伊26)くらいのもんで」
「あの人たち水着ですし浮きますもんね」
「ウチらだって浮くやん」
「艦だけに」
「正解!」
(ファンファーレ)
「も、もう終わりなんですね」
「あーせやね、そろそろ時間ですよっと」
「そう言えば龍驤さん、大和さんは何でいないんですか?」
「あー大和はな、佐世保行っとんねん。今頃武蔵とよろしくやっとるんと違うか」
「そ、そんな女性同士で…しかも姉妹でだなんて…!」
「業が深いこっちゃで…姉妹艦レズなんぞ大井だけで十分や…ってちゃうわ! 武蔵は知らんけど大和はノンケだから安心せえ」
「そうなんですか…よかった。私しょっちゅう胸を触られるんで、艦娘っていう人たちはみんなそうなのかと思ってました…」
「…ウチもですか?」
「ち、違いますよね…?」
「フッフッフ…それは奥さんの出方次第でおま…ワテが黒いと言えば黒、色柄モノはくっきりと……どないでっか奥さん……」
「や、やめてください…夫が帰って来ますから…後生です…」
「わからんお人やな…アンタの旦那はオオアリクイに…」
「ごめんやっしゃああああああ!!!」
(バターン)
「ゲェーお前は漣! 死んだはずじゃ!?」
「残念だったなぁ…トリックだよ…」
「漣ちゃん、折角来てくれたのに悪いんだけど…もう放送終わるよ…?」
「mjd!?」
「エムジェーデーってなんやねん?! それはともかくマジやで…まぁええわ、じゃ一言だけ喋ってええで」
「キタコレ! えーとじゃあ…えーと…潮のバストサイズは」
「当て身」
(ドスッ)
「そういう訳で本日はこれでお別れです」
「こわぁ…最近の子こわぁ…」
「お相手は横須賀鎮守府の潮と…」
「龍驤ちゃんでした! あとちょっとだけ漣!」
(ファンファーレ)
ちなみに初期艦の配置は
漣…横須賀
吹雪…舞鶴
電…呉
五月雨…佐世保
叢雲…鹿屋
だそうです。だから何だという訳ではありませんが