強欲なエンジョイ勢のグランドオーダー   作:元ラヴァル流アラブリ

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長く休んでしまったので今回は前回のと合わせて二連投稿しました。

今回は我がカルデアの1・5部が始める前の状況をストーリーを混ぜて作りましたので多分楽しめる内容にはなっていると思いますのでよろしくお願いします。



『彼』と『彼女達』と『彼女』が来た ~1・5部を始める前に

人間はいつだって暗闇の中で光を求める…しかし俺は未だにその光を手にすることが出来ないでいる。

それはなぜだ?なぜだ?何故だ?何故だ?何故だ?何故だ?何故だ?ナゼダ?ナゼダ?ナゼダ?ナゼダ?ナゼダ?ナゼダ?ナ「先輩、先輩、起きてください」

 

―――・・・なんだい?マシュ…今俺は追憶とか思案やらで忙しい…

 

「どこが忙しいんですか!召喚部屋前で座り込んでいじけている姿を忙しいとは言いません!」

 

そう此処は自室のベットの中でもなく、謎の勢力に囚われて暗い暗い牢獄の中でもなく、全カルデアマスター達の希望と絶望を象徴し尚も求められる光・・・サーヴァント召喚を行うための召喚部屋、の前の廊下であり俺はそこで―――「先輩その顔色では前回に続きまたしても爆死してしまったのですね…」

 

マシュも思わず視線を下に落とし事実を口に出した。

 

―――流石我らのメイン盾ヒロイン…ストレートな言葉を叩き込んでくれる…そうだ、その通りだ、復刻嫁王、マーリン、武蔵ちゃん、キング・ハサンに続いて岩窟王チャレンジも失敗してしまった…各貯めて石で俺の信仰している単発ガチャ教で十回したが・・・出ないのだ、確かに✩4の鯖はボチボチ来てくれているが、君たちじゃないんだ(切実)―――

 

「先輩元気出してください!また石を貯めてチャレンジしましょう…それに」

後輩からの励ましの言葉は今は正直辛い…だってこの連載を始めて期間限定サーヴァントを一騎もお迎え出来ていないのだから・・・最後にお迎えできたのは復刻ガチャのジャンヌ・オルタさんだ…早四ヶ月弱経ってしまったのだ。限定さんプリーズ!我は限定に飢えているのだ!!あえて記そう!日本人は限定モノに弱い(確信)!

 

―――でもなマシュ、俺は巌窟王が欲しい―――何と言っても自身に星が集中しづらいアヴェンジャーでクイックメインのカード配列が素晴らしい―――是非ともウチのカルデアの頼光の相方で喚びたいその他にも・・・―――

 

俺を励ますマシュに俺が巌窟王に向ける熱意やらを口にする―――彼女の表情も疲れの色がにじみ出ていた。

 

「でも先輩…もう聖晶石の備蓄がありません!」

 

―――・・・そうだった、もう聖晶石も呼符も使いきってしまった…どうしよう―――

 

そんな不甲斐ない事実を抱えたまま俺は負け犬の様に召喚部屋前から立ち去るしかなかった

 

 

―――数時間後―――

 

 

「・・・先輩やってしまうんですね…」

 

―――既に悟っているだろうに改めてそんな事を聞いてくれるな、マシュ―――

 

此処は召喚部屋の室内…俺はこれから回す、回す…回しまくってやるこの手の聖晶石が尽きるまで・・・え?その石どうしたって?俺の信念とユキチがオーバーレイしてGとPの名前を持つカードを召喚してそこからランクアップして聖晶石を手に入れた・・・もう後には引けない。

 

「今からでも備蓄に回しましょう、先輩」

 

それでも俺をより安全安定の道へ引き戻そうとマシュは再び声をあげる…それでも俺は―――

 

―――・・・もう、嫌なんだ―――

 

俺は静かに言の葉を紡ぎ、吐き出した。

 

―――もう負け続けるのは嫌なんだーーー!!―――

 

俺の覚悟とも自暴とも取れる叫びと共に課金石を30個―――十連一回分を陣へと叩きつけた。

push、push、倍プッシュだ!!と俺は連打した、一回目は所詮様子見…俺のやさぐれた精神と心は何処か諦めてしまっているようだが回さなければいけない、もう賽は投げられたのだから…回転数が総てなのだ!!

そんな事をボンヤリと考えていると、「クハハハハハ」―――召喚陣から『彼』の笑い声が聞こえた気がする。

あー、礼装礼装銀鯖…こんな配列でひたすら連打をする俺の前に迸る金のエフェクトなど演出を抜かして『彼』が目の前に現界し、俺の呼吸は一瞬止まった。

「俺を呼んだな! 復讐の化身を! そうとも、俺こそは黒き怨念。エクストラクラス、復讐者(アヴェンジャー)である!」

チョイっと長めな赤い帯をなびかせてオールドな紳士服を着こなす帽子を被った超高校級な復讐者 岩窟王 エドモン・ダンテスさんだぜ!

 

俺は歓喜する心に冷静さを取り戻すために程よい屈伸運動で身体を解し、クライチングなポーズから全力で走り出したし…彼の無防備な体躯を捕まえる様にダイブした…嬉しそうに頬を吊り上げて。

 

―――ヒャッホーーー!!!呼んだ、呼んだとも!連載開始後初の限定鯖だー! しかもアヴェンジャーさんだぞー! 巌窟王だぜ!十連一回目だぞ、いいぞ、いいぞ、やったぞ!―――まさに俺の心は粉砕!玉砕!大喝采!っと叫ぶ青眼厨な某社長並にテンションが上がっている・・・ちなみにこの台詞は社長ではなく後の時代に同じ中の人が演じるヒーローの台詞である。

 

流石の巌窟王も急な、しかもほぼ無害と存在と認識していたマスターに突進してくる様に鳩が豆鉄砲を食らったような呆けたレアな表情を作ったがそこは絆レベル0、反射的に自身の復讐心の具現化である怨念の波動を拳に纏わせ迫る俺にカウンター気味のチョピングライトを繰り出すが俺は更にその下を行く低空タックルで彼の下半身に迫って、組み伏せてマウントポジションを取った。

 

そして、息を荒くして彼を組み伏せた俺と押し倒された巌窟王の図が出来上がるわけだがどうしてこうなった・・・未だに少し呆けた顔も徐々に不機嫌に若干赤く顔を染めて下から鋭い視線を突き刺す岩窟王。

 

俺と岩窟王の視線が混じり合い、衝動的に俺は彼のシャツのボタンに指を掛けて乱暴に剥ぎ取りにかか「先輩!stay!!です!」―――ゴォッツ!!―――意識外からマシュの声と共に頭部に鈍い衝撃と痛みが駆け巡り俺は頭を抱ええて悶絶した。

 

―――痛ってーー! 何すんだよマシュ!いきなり人の後頭部にシールドスマイト叩き込んで俺をスタンさせる気か!!?―――

 

後輩の突然の奇襲に俺は悪態をつくが彼女の顔色もやや赤みを帯びていて―――

 

「ごめんなさい先輩、今力尽くで止めないと開けてはいけない扉を開けてしまうかもしれなかったので…つい・・・岩窟王さんもそんな艶っぽい表情を作らないで下さい!」

 

「・・・いいや、強引だったが・・・どこか我が師、ファリア神父に導かれた時のような―――」

 

ここまで召喚時の口上しか声を出していなかった岩窟王も満更でも無いような事を口にした…マシュも「ダンテスさん貴方もか」っと思ったが声に出さないだけ彼女は自重した。

 

そのあともマスターである俺、マシュ、岩窟王の三人の中で気まずい空気が渦巻いて膠着状態が続いたが―――

 

「酒呑の気配に引きずられて喚ばれてみれば、吾らはとんでもない所に来てしまったのか…」

 

「冥界の鏡も彼の男性が我が同盟者と示していますが・・・」

 

その空気を打ち壊したのは二人の女性の声…召喚の陣の中にカード化せずに現界を果たした二騎のサーヴァント。

 

前者はその額から伸びる二本の角から真っ当な人間の英霊ではなく既にカルデアに召喚された酒呑童子と同じ鬼の反英霊、茨木童子・・・後者の声の主は褐色の肌を惜しげもなく魅せつけ、それでも威風堂々と佇むのは第6王朝末期のエジプトを統治したとされている女王 ニトクリス である。

両者共通してハロウィンイベントの後に流行りのポンコツヒロインに名を連ねることになったのは余談である。

 

岩窟王の影に隠れてしまう格好になってしまったが彼女たちもお迎えできて俺としてはかなり嬉しいものを感じる(ハロウィンパーティ再現できるしな)そんな二人に近づこうとするが何故か彼女達は一定の間合いを取って後退りをする・・・何故かと聞くと―――

 

「いいや、男を喰い殺しかねない獣性を見せつけられたら流石の鬼の吾も警戒しなくては・・・もしや吾も喰いたいと云うならば、それ相応の覚悟を持て―――」

 

「同盟者の趣味趣向性癖に兎や角口出しはしませんが…」―――ズゥ、ズゥ、ズゥ―――

 

片やなんでも喰ってしまう珍獣を見るような眼差しで警戒し、片や自身の背後にミイラ男や黄金のスカラベ、子供の落書きのような不思議な使い魔『メジェド』を複数体召喚して何時如何なる事柄にも直ぐに対応できるように構えていた・・・この二人に共通して俺に男色の趣味を持つと誤解されたのは言うまでもない。

 

この誤解を解くのに数時間要したのは記すまでもない。

 

 

 

 

 

 

―――とある日の朝の事―――

 

 

 

―――んーー…頭……痛い…―――

 

意識の覚醒とともに鈍痛が俺の頭に襲いかかる…完璧に呑み過ぎたと思いながらまだ瞼が重い。

 

幸い吐き気は無いようなので二度寝するかどうか少し葛藤し時間を見たから決めようと瞼を開くと「漸く目を覚ましたか? マスター」―――!?―――

 

…眠気眼で声の主をを目の前に見覚えのある居ないはずの『彼女』が何故か体育座りでソコにいた―――

 

―――先日召喚したニトクリスよりも色がやや薄い褐色の肌に花嫁を連想させられる白いヴェールと同色で一体化している様に錯覚してしまう純泊の髪、やや赤の色が強い瞳が俺を見つめている・・・正直寝起きの今回のシュチュエーションに悪い思い出しかない(第一話 ダレイオス・ブライド)が今回は間違いなく彼女―――✩5セイバーのサーヴァント 『アルテラ』がココに現界している。

 

「どうした? マスター、私の顔がそんなにも珍しいか?」

 

―――すまない、まだ寝起きで頭が回らないだ・・・―――

 

彼女―――アルテラ、正式にはアッティラ・ザ・フンという名の方が世界的に知れ渡っている(らしい)破壊の大王であるが…首を傾げている姿はやはり美しく…可愛らしいモノを感じる、流石2016年後期に発売したエクステラで全鯖ヒロインランキング(非公式・投票者 俺のみ)で爆上がりしただけはある。今ならゴールド・ヒロイン枠狙えます(確信)

 

普段ならば先の召喚に成功した岩窟王並に飛んで跳ねて喜びたいのだが…俺は彼女を召喚した記憶が無い、何故だ?

 

昨夜の事を順番に回送してみるが―――

 

~~夕食後に風呂に入って、その後くろひーの部屋にお邪魔して酒とつまみを交えながらブルマ派かスパッツ派(えっちゃんが先日実装した…俺はどちらかといえばスパッツ派だ!)というくだらない話やら早くBBAを召喚してくれせがまれたり(正直ヒゲ面の男に迫られるのはなかなか辛い)っと駄弁って―――アカン、ソコから記憶がない。

 

まだまだ回転数が足りない頭で思考するが手っ取り早く召喚されたアルテラに聴いてみるという解に至るわけで―――

 

「―――確かに私はおまえに喚ばれたサーヴァントだ、私が視たものは召喚部屋と呼ばれる部屋で既に出来上がって泥酔していたおまえの姿だけだ・・・そういえばうわ言のように 「えっちゃん・あるてらぴっくぅあっぷぅ」 やら 「すぱっつぅ」など聞こえたが恐らく酒の席の帰りに私を召喚したのだろう…」

 

彼女は当初淡々と静かな口調で召喚時の状況を教えてくれていたが徐々にその口調に不機嫌そうな口調へ変化し―――

 

「ふらつく足でこの部屋に入って…私の不意を突いてこのベットに押し倒し、全身くまなく触りたくり、剰え私の胸や腹に顔を埋めて…そこでおまえは寝息を立てて・・・」

 

褐色の肌で分かりづらいが紅く頬を染めてそっぽを向いて

 

「私に無作法に触れて本来なら! 問答無用で軍神の剣の錆びにしてくれる所だが…昔世話になったフン族の長老達の酔い潰れている様に似ていた…から今回は斬らないやった、感謝するがいい…今後あのようなことをすれば容赦はしない・・・改めてよろしく頼むぞマスター」

 

―――どうもすいませんでした!―――…俺はどうやら酔った勢いでヒロインX(オルタ)・アルテラピックアップを回してしまったらしい…そこで運良くアルテラを召喚に成功できたのだ。しかし泥酔状態の俺はとんでもない人(絆レベル0)にセクハラかましていたとは・・・正直、彼女の美しい天性の肉体を堪能した記憶が無いのが妬ましい、そして有難う顔も知らぬフン族の長老達…あなたたちのお陰でカルデアマスター斬殺事件は未然に防がれた―――

 

こうして今日も無事に新たな仲間を加えて俺たちのエンジョイは続く。

 

 

 

―――数分後―――

 

―――・・・・・・・ッツ!!!!!?・・・・・・―――

 

俺はこの調子でえっちゃんも引くぞー!っと意気込んで聖晶石の残数を確認したら…0の数字が一つだけ・・・やってしまった・・・皆は計画的に石を消費しましょう。




皆さん、石の御利用は計画的に(キリ)・・・ってな具合で念願のアルテラさんと連載中初の限定鯖をお迎えできました。
これで通常で実装されている✩5セイバーコンプできました(やったーーー!)
コンプ自体はアルテラさんが加入してくれてから気づき、全く意識していませんでした。

今回の内容の一部にBL風の作風にチャレンジしてみましたが…そういえばBL真っ当に読んだことなかった・・・勉強しようかな(血迷い)

そして結局えっちゃん入手ならず・・・代わりに入手出来ていなかったポンコツヒロイン×2を仲間にできたので良しとします(自己満足)

次回から1・5部の内容に入っていきますが、そこは私自身が感じた事やら考察やらを感想を記していく程度のモノになる予定ですのでよろしく願い致します。
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