強欲なエンジョイ勢のグランドオーダー   作:元ラヴァル流アラブリ

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やっと投稿できました。
今回は後書きの所属サーヴァント紹介はありません。
すでに様々な情報が行き交ってますが、気にせずに読んでください。
誤字、脱字の指摘があれば是非とも感想板の方にお願いします。


この時代の人は自分から名前を出さないのは常識らしい(偏見)

レイシフトした瞬間、いつもの何とも言えない浮遊感の後に俺たちは、『空』に投げ出された。

「アババババババァ!?」ぶつかる空気で顔が凄い事になっているだろな、と軽い現実逃避をしていたが…落ちてる、落ちてるからーーーー!?

いきなり空から落ちるという未体験の事にマシュは混乱しながらも対応しようとしていた。

空から落ちていることを認識したサーヴァント達は各々の能力で対処した―――

プロト兄貴はルーン魔術で重力やらの物理法則を操作して落ちる速度を抑え、小太郎は手足に布を展開してムササビの様に空を走り、ノブは魔王的なオーラ発して、召喚した火縄銃(巨大)を真下の地上へ向けて備え、マリーちゃんは方法が無いのかノブにしがみついていた、なぜか楽しそうである。残る頼光ママは―――普段のバスターアタックで相手に叩きつける雷鳴剣(仮称)より多くの紫電を纏わせて、地面に叩きつけて、着地しようとしている。

―――男性陣が技巧的に、女性陣が力技で対応しているのに少し目眩がしたが、マシュと共にこちらも急いで対処しなければ…

「マシュ―――、」

自分が呼ばれた事に反応するマシュは俺の指示で動けるように耳を澄ませた。しかし俺はあえてこんなセリフを吐いた。

「きみは―――何処に落ちたい?」

……これは指示を待っているのはアホらしい判断したマシュは有無を言わさず、俺を捕まえて(乱暴に)己の内に秘めた宝具の力を使い地面とぶつかる衝撃を封殺した。

 

各自、自分の持てる術で大地に叩きつけられずに無事に神代の地に足をつけた。

しかし降り立った地上……此処は小さな町の広場であろうか。その広場をサーヴァントたちの力(6割頼光、4割ノブ)で小規模なクレーターが出来てしまったのはご愛嬌だ。

ロマンからの通信も問題なく、今回のレイシフト・スカイダイブの原因を解説してもらいながら周囲を観察した。

落下の際、真下に人が居なかったのが幸いで、怪我人や死者はいない様子だ。周りには誰もいない―――おそらく雷が落ちるくらいの衝撃音が辺りに響いたはずだ、しかし誰も姿を現さない。よく建物を見ればどれも荒れ果てた…廃墟同然の建物しか見当たらない。

しかし、徐々に近づく異変にサーヴァントたちは気づき、警戒した。

ロマンから今まで遭遇したことのないタイプだろうと返答が帰ってくる。

 

周囲の廃墟の町並みの様々な物陰から『彼ら』は現れた。

『彼ら』一体が唸り声をあげて突進して来た。俺の眼前まで近づき、その口に並ぶ鋭い牙を突き立てようと大口を開けた瞬間、朱色の一閃が阻んだ。魔槍ゲイボルグを構えたアイルランドの光の御子、プロト兄貴がマスターである俺を守ってくれた。

「少し油断してんじゃねーか、マスター」

そんな苦言を聞くと俺も少しは反論したくなる。

「すまない、油断はしていない、ただあまりにも相手さんの特性が予想通りだったから驚いただけだ」

そう、今は自分の予想が的中したことに動きを止めてしまったのだ。

目の前の光景はいわゆる、やせいのまじゅうがとびだした!!的な状態だ。

「確かにレイシフト前の話の通り『魔獣』の類の様です。流石は先輩、見事な先見です」

いやー、もっと褒めていいぞ。「調子に乗らないで下さい」―――最近マシュが厳しいーなー、まあいいか。

んじゃーみんな、迎撃用意。敵はやせいのまじゅうだ、ヨロシク。

こうして俺たちのバビロニアでの初戦闘が始まった。

 

 

先陣を切るのはやはりランサー・プロト兄貴。他の兄貴にはないスキル『獣殺し』の効果を最大限に発揮してまさに独壇場である。その後ろに続くのは小柄な影はニンジャのサーヴァント風魔小太郎、その肉体から繰り出される術は対人のみならず、魔獣たちにも通用しているようだ。確か風魔の里では忍職以外に、普段の日常は狩猟やら畑を耕すなどで暮らしていたらしいから獣狩りはお手の物なのかもしれない…爆薬使うのはどうかと思うが…。

ノブとマリーは今回のまじゅう相手には相性が良くないの様なので後方に回って援護を任せている。しかしこの場で最も撃破数が多いかと問われれば、もちろん彼女だろう。

バーサーカー・源頼光、己の武具に紫電を迸らせて敵をなぎ払う力と技で瞬く間に敵を屠ってゆく…あとおっぱいがすごく揺れてます、ありがとうございます。「先輩、しっかり指示をして下さい」

パーティに入っていないマシュにジト目で睨まれて―――「男のサガだ、許せ…」とりあえず謝った。

こうして初戦闘は終わった。

 

初戦闘でこちらの消耗が思いのほか少なかった、だがクラス相性の差で実際はかなり危うかった。まあ、伊達に数多くの特異点を戦い抜いた英霊たちであるから打倒自体は難しくはないが・・・思いのほか魔獣たちはタフであった…編成まずったかな・・・。

戦闘を終えてまじゅうの亡骸を改めて調べた、獅子でも狼とも似つかない猛獣としか説明ができない、ロマンの方でも古今東西の神話、伝承に出現したであろう魔獣・幻獣など調べてもらったが成果無し。

…沖縄のシーサーに似ている気もするが…身体全体の赤っぽい、配色的にポ〇モンで例えるならガー〇ィだな(偏見)、(仮称)ガー〇ィと呼ぼう。

「先輩のお話は半分くらいしか分かりませんが、名前があることはいい事ですね。以後、正式名称が判明するまでガー〇ィ(仮)と呼びましょう」―――流石できる後輩、先輩の事は深く聴かず肯定するなんてなかなかできた後輩だ、よし沢山褒めてあげよう、よしよしよしよしよしよしよしよしよし!!、え?客観的に見て犯罪臭い手つきになってるからやめろって、そりゃないよ兄貴!!―――誠に遺憾ながらかわいい後輩との貴重な戯れを中断した。

我に帰ったマシュも顔を紅くして「先輩はテクニシャンなのでしょうか…気持ち―――」おっと、マシュくんそれ以上は口にはしてはいけない。

マシュとイチャイチャ未満のスキンシップに励んでいる俺に、視覚外の襲撃者が迫っていた。

「―――」…「――――――!!!」

今確かに人の声らしきのモノが聞こえた気がする、周囲を見渡すが姿が見えない「ブレーキ間に合わない―――私は悪くなーい!!」…まさか新手のス〇ンド使いか!?

そんな呑気なセリフを思い浮かべた瞬間―――硬さと柔らかさがいい感じに同居したナニカに上空から斜め45度の角度で突撃されるのであった。・・・・突撃してきた先方―――女の子は大した怪我も無いようで一人「日頃の行いが良いから」とか結構身勝手な自己解釈をしてくれている訳だが…「―――あれ?」彼女も突撃で自身と俺の身体は見事に絡み合っている状況を把握したようだ。「やあ、俺はあなたの体重計だ、ありがとうございます―――」とりあえず、とびっきりの笑顔とかなりひねった皮肉を来れてやる事にしたが「きゃーーー!!パン!!」悲鳴と平手の返答である…理不尽だ。

 

こうして未だ名前も知れぬ『彼女』との初対面を終えるのであった。

少し離れた場所でマシュはロマンとモニタリングしているらしく、『彼女』との経緯を説明しているようだ。

この事を簡単に書き込むとズバリこうだ!!「親方!!空から女の子が…」みたいな

「うえーーうおおおおおおおおーーーー!?」ロマンの絶叫が響き渡った。

『彼女』ロマンの声と言葉に物言いの一つでも点けたそうにしていたが「今はアナタね。私の肢体に断りもなく触れた処罰の話でもしましょうね」少し怖い顔で告げる―――うん、理不尽だが、話…情報交換くらい出来るだろうか…

彼女もこちらに興味を示しているみたいで、色々と質問してきた。

答えられる範囲で返答して、次はこちらと質問をしようとしたら―――「質問?アナタ、人間の分際で巫女でもないアナタに答えてあげる言葉はないわ」―――かなりの塩回答にだが、俺たちは諦めない…そう、「まずはお名前を教えてください」―――

その言葉に「私を知らないの?」っと呆れた表情を浮かべる『彼女』にカルデアの、俺たちの事情を説明した。

……『彼女』もその説明に得心したのか、信じて、再び呆れた表情を作った。

そのあとも「未開人だー」、だとか「財産全て差し出せ」とか言われたが締めに「クッションになってくれてありがとう。干し草ぐらいの助けにはなったわ。」彼女なりの感謝の言葉を送られた。

落ち着いたと判断したロマンが自己紹介を始めたが、結局『彼女』は名前を名乗らなかった。本人曰く、人間程度に名乗らない主義らしい、あと自分に会った事は全て忘れろとのことだ…。

そして『彼女』は見るからに『これはすごい』っと思えるものを落としてしまったらしいが、残念ながら覚えがない。さっきこの世界に来た人間である自分たちには分からないし、たぶん見てはいないと思うが…『彼女』も落し物に関して内心かなり不安定になってしまっているのか自問自答を始めてしまった。仕方がないので黙って『彼女』を観察してみることにした。少々短気そうな正確だが彼女の姿を一言で表すなら容姿端麗、スラリと伸びた手足に慎ましくもしっかり自己主張をしているスレンダーな胸部、男の夢を壊さないくびれた腹回りに形の良い尻…彼女を飾る金の装飾品は最早『彼女』を映えさせるためのおまけでしかないだろう。正直に記そう、彼女もまた逸材である。これまで多くの英雄たちに出会った。彼ら、彼女らは不思議と顔面偏差値高い(一部除く)…そんな英雄たちと比べても『彼女』もまた美しく、魅力的である・・・

「――――――、――――――!?」おおっと『彼女』は何か俺に訴えたのか言葉を聞き逃してしまった。涙目の表情もなかなか可愛らしいが……なぜかポンコツ臭が出てきた、親しみが持てそうだ。

しかしこうした歓談の時間も終わりを迎えた、魔獣の唸り声と共に。

 

遅れて、ロマンからの通信から魔獣・ガー〇ィ(仮称)の大量接近を告げられる。俺たちはすぐに迎撃態勢を取ると『彼女』は俺たちの様子を感心しているようだ。『彼女』に下がるよう促すが…「ムシャクシャしてるから私が相手してあげる、アナタたちが下がっていなさい!!」

『彼女』は自分の空飛ぶ乗り物、天舟と共に浮遊した。どうやら『彼女』の乗り物は武器という役割もあり、『彼女』は天舟の一部をしならせて構えた。

すでに魔獣達を捕捉しているようでその姿を現した瞬間、それに合わせるように『彼女』の天舟から金色の閃光が発射され、、魔獣達を打ち抜き物言わぬ肉片へと変えるのであった。

―――『彼女』は天舟と呼んでいるが、一般的に想像しやすいボート状の舟ではない。例えるなら弓、もしくは弩を魔改造した外見である―――天舟と共に『彼女』は上空へと飛翔し、目に写る魔獣達を屠り始めた、最早これは戦闘ではなく、一方的な虐殺に等しい…がその姿は美しくもあり、畏怖も覚えるものであった。

 

襲撃して来た魔獣達のその殆どを彼女は仕留めると『彼女』もストレスを発散出来たのか、満足したのか笑みが溢れる。しかし一息つく間もなく、第二陣、第三陣と魔獣たちの接近するモノとすでに包囲されている情報がは入る、連戦は必至である上に更なる追い打ちが降りかかる。

「あとは自分たちで頑張ってね、バイバイ」的なセリフを残して、『彼女』上空の遥か彼方へと去ってしまった―――まだ名前も教えてもらってないのに……結局『彼女』の名前すら分からず、この多勢に無勢の状況はまずい。

彼女の高い戦闘力が有ったからこそ、ここまで損害が軽度で済んでいたが…焦る心を静めて、ロマンからの情報を吟味して最善を考える。

―――「東の方角が一番個体数が少ない、そこを一点突破するしかない」

兄貴と小太郎を先行させて、俺たちは包囲網突破を目指した―――

 

時間が経過するだけ魔獣達の数の暴力に俺たちは徐々に削られていた。

クラス相性の良い小太郎だけでは手が回らず、頼光もサーヴァント達子の攻撃の隙を突いて、戦闘力皆無の俺の目の前にまであのギラギラして牙が迫る。次の数秒後に喉笛を噛み切られ俺は絶命するのを予想させられた。その絶体絶命の瞬間、目の前に金色の鎖が現れて魔獣達を打ち抜いた。

「手助けが必要ですか?」

若草色の髪をなびかせて彼、だろうか、かなりの美形で美少年にも美少女にも見える中性的な人物が現れた。

彼は自らをエルキドゥと名乗り、どうやらこちらの事情をある程度知っているようで、有無を言わさず圧倒的戦闘力で60を越える魔獣達を一掃した―――level100…聖杯強化済みすかーー!?。

お互いの簡素な自己紹介を終えて、彼は自らウルクの都まで案内をかって出てくれた。

彼の協力を得た俺たちはエルキドゥの先導の元、魔獣の巣と化した廃墟から脱出後、ウルク市への旅路を進めるのであった。―――ああ、早くサークル設置してサーヴァント取っ替え引っ変えしてサックっと人理修復したい。

俺たちはエルキドゥの案内で極力、戦闘避けるためメソポタミアの大地を北上していた。

それでも魔獣達に出くわすが、そこはエルキドゥの圧倒的な戦闘力で殲滅して事なきを得た…あいつら竜属性でランサークラスなんだぜ、此処はすまないさんの出番であるはずが、残念ながら我がカルデアに彼は居ないのだ…すまない。

そして道中、絶対魔獣戦線バビロニアの名にふさわしいバビロンの壁を一望したあと安全地帯と目される森林地帯、杉の森へたどり着いた。ウルクから遠ざかっている事をエルキドゥへ問うと川の波止場があるので後はその川を下るだけだそうだ……違和感を覚える返答であった。もう一度問いただそうとした瞬間、木々の間、森の奥から奇妙な二人組に声を掛けられた。

白いローブを頭からすっぽり被っているが少しだけ覗かせる顔と…不思議と明るげな雰囲気を持った青年と黒いローブに美しい紫色の長髪を編んで垂らした小柄な少女だ。自分達は道に迷っていたそうだ―――だがこの青年どこかで出会ったような……

彼らもウルクの地に行きたいらしいが自分達はお互いを知らない、先ずは自己紹介から始めたいようだがかなりのひねくれ者のようで自分達は名前を名乗れないらしい…一般的な常識でも怪しすぎると思うのが本音である。

しかし白いローブの彼はそんなことを気にする様子もなく、おそらく立ち聞きをしていたであろう俺の名前を呼び、その流れでマシュも名乗り、次にエルキドゥを紹介した。

エルキドゥの名前を訊いた青年は途端、困ったと顔を曇らせた。白いローブの青年は回りくどい物言いだが確かな口調で説明した、要約するなら―――エルキドゥはすでに死んでいると―――衝撃の事実に俺達は彼、エルキドゥを注視した。彼の顔に陰が堕ち、笑みを作る口元から静かに笑い声とあっさりと自分の嘘を告白する。

そこからの展開は早かった、不気味な魔力を放ち始めた臨戦態勢を取ったエルキドゥは明らかな敵意と殺意を持って俺たちに牙を剥いた―――。




今回はここまでです。自分が真面目に文を打つと今回のシナリオの一章+1につき6000字以上打ってしまうみたいです。早く打つ力が欲しいです、先生。
後半はかなり雑に削ってやっと投稿しました、もっと時間が有ればじっくりやれますが攻略と執筆の平行作業はなかなかの二重苦です。しかもリアルに次回の最終決戦イベントがすぐそこまで迫ってます。みんなしっかり準備出来ているかな?
私は出来ていない(断言)
次回はかなりダイジェスト的な文になってしまうと思います。
では次回の投稿楽しみに( ̄∀ ̄)
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