白井「あなた、そこで何をしておりますの? 見慣れない方ですわね。その服装も… 一体どちらから来られましたの?」
俺の名前は長谷川海。わけあって今こうして路上に倒れた状態で緑色の腕章を付けたツインテールの中学生と思しき女の子に声をかけられている。
長谷川「痛ってえー 今回は着地失敗したな。ところでそこの君、今西暦何年だ?」
「はい? (随分と変な質問をなされる殿方なのですね) 2016年ですの」
「そうか… 俺は結構な時間さかのぼってきたわけだな」
「何をおっしゃっておりますの? とにかくそこにいては通行する方々の邪魔になってしまいますの。移動して下さいませ」
「ああ、そうだな。迷惑をかけてすまないね」
路地裏
「それで、あなたは一体あそこで何をなさっておりましたの?」
「それは…」
「見つけたぞ、まさかこの時代にまでさかのぼっていたとは… さっさと始末してやる」
「何事ですの? ここで事件を起こそうと言うのなら私ジャッジメントとしてあなたを拘束しm」
「気を付けろ! そいつは時間系能力者、時間制止(タイムストッパー)だ!」
白井「何ですのその能力、そんな能力聞いたことありm ! これは何ですの、体が思うように動かない」
「それもそうだ、俺の能力は時間制止、俺のいる半径50mでは時間の流れが通常よりおよそ100分の1遅くなるんだ、体を動かすことはできるだろうが、そのスピードはあまりにも遅い。勝負あったな!」
白井「(っく! 何なんですの、この能力者? こんな能力学園都市のバンクには登録されていなかったはず。 せめてテレポ―トさえ使えれば… もう少しですの、鉄矢まであと1センチ あと1センチ) 」
シュッ
「うわ、何だ? 何で俺の腕に鉄矢が刺さってんだ!」
白井「予想的中ですわ。あなたの能力は見たところ4次元、私の能力空間移動は11次元ですの。 よって私の能力はあなたの能力の干渉下に入らなかったことということになりますの」
「っく! この時代もまだまだ捨てたもんじゃないんだな… いずれ復讐してやる、覚えてな!」
「消えた? さっきの方は一体どこに行ったというのですの… 私夢でも見ているのでしょうか?」
「いいやこれは現実だ。 いやあ、それにしても俺のいざこざに君を巻き込んでしまって本当に済まない」
「あなたには、聞きたいことが山ほどありますの。あなたは一体誰ですの? そして先程の暴漢は何者ですの?」
「一から説明するからとりあえずは一旦落ち着いてくれ」
そして長谷川は自分の今いる現状をすべて話始めた。
「そもそも、俺はこの時代の人間じゃない。俺は今からおよそ100年後22世紀の学園都市からやってきたんだ」
「何をおっしゃっておりますの? そんな嘘くさい話誰も信じる人なんておりませんの」
「それもそうだよな… 俺だって『私未来人なんです』って言ってくる奴がいたらソイツに精神科勧めると思う。まあ、それはゆっくりと時間をかけて信じてもらえるようにするわ。そこで、俺は訳あって未来からこの時代の学園都市に逃げてきたわけなんだ」
「あなたの話が仮に本当のことなのでしたら、あなた未来で何をなされましたの?」
「それは、それは今は言いたくない」
「分かりましたの。それで先程の暴漢はあなたの追手ですか」
「そうだ、いやあそれにしてもさっきはありがとう。おかげで命拾いしたよ」
「わたくしこれでも一応風紀委員(ジャッジメント)ですので、人助けなんて日常茶飯事ですわ」
「そうか、ジャッジメントか…」
御坂「おーっす、黒子。 ってその人誰よ? 見慣れない顔ね。もしかして黒子の彼氏?」
「ち 違いますの、私は生まれてから死ぬまでお姉様一筋ですわ。この方はただの通りすがりの一般人ですわ」
「そう、それなら言いけど…」
「まあまあお姉様、もしかしてやきもちでも焼いてなされまして?」
「そんな訳ないでしょ、ただあんたが男連れてるなんて珍しいなー って思っただけよ。ああそう言えば自己紹介が済んでいなかったわね、初めまして私は御坂美琴。この子は親友で私のルームメイトの白井黒子、とりあえずよろしく!」
「ああ… 俺は長谷川海」
「こう見えても、お姉様は学園都市に7人しかいないレベル5の第3位なのですよ」
「もう、黒子ったらいちいち余計なこと言わなくてもいいんだから」
「水を差すようで悪いがこの時代のレベル5だと俺らの世界ではレベル4.5とされていて… ざっと20人ほどはいるぞ」
「黒子、この人何言ってんの?」
「はあ、そう言えばお姉様にはこの方についてまだ説明をなさっておりませんでしたわ。では私からこの方について簡単に説明させて頂きますの」
黒子説明
「つまり、この人は今から100年後の学園都市からここにタイムスリップして逃げてきたってこと? にわかには信じがたい話ね」
「無理もありませんわ。わたくしだってまだ半分はこの方の話を信用しておりませんの」
「未来からタイムスリップして来たっていうのなら何かそれを証明できるものはないの?」
「そうだな… じゃあとりあえずこれを見てくれ」
そう言って長谷川は御坂達に向けて自分の手の平を見せた。
「何してんのよ、あたしにただの手の平見せてどうすんのよ! ん?何よこの気持ち悪い数字は?」
「わたくしにも見せて下さいませ、 確かに手の平に何だか気味の悪い数字が浮かんでおりますの。マジックなどで書いているようには思えませんし」
「これは俺が今までタイムスリップしてきた年数分を現しているんだ。ところで改めて自己紹介させてもらうよ。俺の名前は長谷川海、22世紀の学園都市レベル5第1位の時空移動(タイムワープ)さ」