魔法少女リリカルなのは 異能の武器を使う者(更新停止)   作:文房具

10 / 15
第9話 降臨する『W』/現れる強敵

悠斗SIDE

 

「ジーク、瞬殺………いや、秒殺? とにかくサッサと倒して、なのはのところに行くぞ!!」

 

「うむ」

 

俺たちは両腰のデンガッシャーに手をかけ、取り外す。

 

そして、マスカレイドドーパントに駆け出す。

 

マウントされている状態の残りのデンガッシャーにそのまま連結させる。

 

ブーメランモード&ハンドアックスモードにしたデンガッシャーで、1体目のマスカレイドドーパントを斬り裂く。

 

さらに両側にいたマスカレイドドーパントを回転しながら斬る。

 

その様子を見て怯むマスカレイドドーパントに、俺たちは悠然と、手を後ろに組んで近づく………って、遅いんだよ、歩くのが!!!

 

「ジーク!!! 早く倒そう、って言っただろう!!!」

 

「おお、そうであったな、家臣よ………では」

 

まったく、いつでもマイペースすぎるよ、ジークは。

 

俺も人のことを言えた義理じゃないけど。

 

いつもとは違う金色のパスを取り出す。

 

《FULL CHARGE》

 

白い色のフリーエネルギーがチャージされたブーメランモード&ハンドアックスモードのデンガッシャーを、残りのマスカレイドドーパントに投げる。

 

それらは自在に動き回り、あっという間にマスカレイドドーパントは爆発した。

 

「よし、早くなのはのところに………」

 

「行かせませんよ」

 

突然、後ろから声がした。

 

「なっ!!! い、井坂………深紅朗………なんでお前が………」

 

「それは………あなたを倒すためでしょうねぇ………」

 

《WEATHER》

 

ちぃ………やっぱりウェザードーパントか。

 

乱れ童子以上の強敵だな。

 

「無粋な輩だ」

 

ジーはそういってウェザードーパントに攻撃を仕掛けようとする。

 

「ま、待てジーク。不用意に近づくのは危険だ!!!」

 

しかし、ジークは俺の制止を聞かずに、ウェザードーパントに向かっていく。

 

ウェザードーパントはカウンターを仕掛けてくるが、俺たちは華麗にそれを避ける。

 

さすが、電王最高のスピードを持っているウイングフォームだ。

 

ウェザードーパントの攻撃を避けながら、的確にこちらの攻撃を叩き込んでいる。

 

時々相手の攻撃も当るが、一撃で戦闘不能というほどではない。

 

「なるほど。それでは、そろそろ本気を出しましょうかねぇ」

 

ウェザードーパントの右手から、炎がにじみ出るように現れる。

 

しまった。

 

ここまででウェザードーパントの特殊能力は全く使っていなかったんだ。

 

「ふん!!!」

 

「ぐあああああ」

 

炎を纏った拳をまともに受け、変身が強制解除されてしまう。

 

「はあああああ………はあ!!!」

 

今度は黒雲が現れ、雷が発射される。

 

「くそ!!!  aegis(イージス)!!!」

 

目の前にaegis(イージス)を張って雷を防御するが、一撃一撃が重い。

 

だが、このままやられるつもりはない。

 

Hephaistos(へパイストス)Artemis(アルテミス)装填………発射!!!」

 

雷攻撃が終わった瞬間を狙い、俺は準備した弾丸を全て叩き込む。

 

「残念。蜃気楼です」

 

直後、すぐ後ろから声が聞こえると同時に、背中に衝撃が走る。

 

このままじゃ、やられるぞ。

 

出し惜しみしてる場合じゃない。

 

俺はオーズドライバーを巻きつけ、黄色いメダルを3枚セットする。

 

「変身!!!」

 

《ライオン トラ チーター  ラタラターラトラーター》

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおお」

 

オーズ、ラトラーターコンボに変身すると同時に、ライオネルフラッシャーを使う。

 

思わず目をつぶりたくなるほどの光とともに、周りに強烈な熱線が放出され、木々を焼き払う。

 

もちろんそれはウェザードーパントも例外ではない………はずなのだが、ウェザードーパントは逆に冷気を放出して熱戦を相殺する。

 

流石、TV放送でWのメタルブランディングを相殺しただけのことはあるな。

 

もちろん攻撃はこれで終わらない。

 

すぐさまトラクローを展開して、チーターレッグのスピードを生かして攻撃する。

 

流石のウェザードーパントもいきなりこれには対応できない。

 

「なかなかやりますね」

 

「言ってろ。これ、でっ!!!」

 

《SCANING CHARGE》

 

目の前に3枚の黄色のオーリングが現れる。

 

「はああああああ………セイヤーーーーーー!!!」

 

ガッシュクロスを当てようをしたが、そのままウェザードーパントの体を通り抜けてしまう。

 

「また、蜃気楼か!!! 今度はどこに………」

 

引いてくれたのか?

 

「それよりも、なのはのところに行かないと」

 

俺はチーターレッグの性能をフルに引き出して走り出した。

 

 

 

 

 

なのはSIDE

 

「………魔法?」

 

ユーノ君もびっくりしている。

 

金髪の女の子は再び、魔力弾を猫さんに撃つ。

 

あれじゃあ猫さんが可哀相だよ。

 

猫さんを助けてあげなくちゃ。

 

背中に飛び乗ろうと思い、魔法を発動させる。

 

〔flier fin〕

 

綺麗な桃色の羽が生えて、猫さんの背中に飛び乗ることができた。

 

〔wide area protection〕

 

そして、大きなプロテクションを張って、猫さんを守ります。

 

弾自体は防げると思った時でした。

 

女の子が狙いを変えて、足を撃ったせいで、私も背中から落ちてしまいます。

 

私はゆっくりを地面に降りて、レイジングハートを構えます。

 

金髪の女の子は近くの木に降り立ちました。

 

「同系の魔導師………ロストロギアの探索者か?」

 

「え? 何を言ってるの?」

 

【なのは、気を付けて。あの子は僕と同じ世界の住人みたいだ】

 

ユーノ君が念話で話しかけてきます。

 

【同じ世界の住人? じゃあ、あの子もジュエルシードを?】

 

「ロストロギア、ジュエルシード………」

 

〔scythe form set up〕

 

彼女が持っていたデバイスが鎌のような形になります。

 

「申し訳ないけど、頂いていきます」

 

そういうと同時に、女の子が私に向かってきます。

 

私はとっさに空に飛びあがり、その攻撃をかわします。

 

でも、女の子はすぐに、刃の部分になっていた魔力刃を飛ばしてきました。

 

それをレイジングハートは、何とか防御してくれる。

 

少女が距離をとる。

 

私も地面に降りてレイジングハートをシューティングモードにする。

 

二人とも砲撃の構えになる………砲撃なら………

 

私たちは、デバイスを構えたままにらみ合います。

 

でも、私は、猫さんに気を取られて一瞬

 

そっちの方を向いてしまいます。

 

「ごめんね」

 

猫さんに気を取られていた隙の砲撃………避けられない。

 

私は空中に放り出され、そのまま意識を失った。

 

 

 

 

 

悠斗SIDE

 

走っていくと、すぐになのはは見つかった。

 

………ユーノのすぐ横に倒れている状態で。

 

「ユーノ!!! なのは!!!」

 

「あ、ゆ、悠斗!!!」

 

なのはは意識を失っているようだ。

 

特に外傷は見あたらない。

 

周りを見ると、ちょうど封印し終わって帰ろうとしている金髪の女の子がいた。

 

「あの子がなのはを?」

 

「………え?」

 

「なのはを倒したのはあの子なのか?」

 

「………うん」

 

「分かった」

 

俺は、女の子のところに歩いていく。

 

「待ってくれ」

 

女の子はこちらを向く。

 

大きな赤い瞳の顔には一切の表情がない。

 

「君はだれで、なんでこんなことをしたんだ?」

 

しばらく無言でいる俺達。

 

すると、突然、

 

「フォトンランサー………ファイア!!!」

 

金色の魔力弾を撃ってきた。

 

「うわ!!!」

 

俺はその魔力弾を受けて倒れる。

 

不意打ちだったせいもあるけど、コンボの疲労があるのが大きい。

 

話をするなら早くしないと。

 

なんにしても、少しおとなしくしてもらわないと。

 

こちらは腐ってもコンボ状態だ。

 

速効で決めれば何とかなるはず。

 

そう思い、チーターレッグで駆けだすが、

 

「フェイト!!!」

 

「ぐあ!!!」

 

横からの不意打ちで木に叩きつけられ、変身が解ける。

 

見ると、赤髪に猫耳………ではなく犬耳をつけた女性が立っていた。

 

「なんだい、意外に弱いじゃないか。ほらフェイト早く帰るよ」

 

すぐに言い返してやりたいセリフだったが、もはやその力も残っていない。

 

そのまま俺は意識を失った。

 

 

 

 

 

目を覚ますとすずかの家のベッドで横になっていた。

 

なのはも同様に。

 

2人には木の根っこで転んで気を失ったという少々無理がある言い訳をして、何とか納得してもらった。

 

そして今は、帰りのバスの中。

 

なのはは暗い表情をしている。

 

いや、俺もそうなんだろうな。

 

もっと………もっと強くならないと。

 

息抜きになるかと思った休日は、俺たちに、これからの事についての不安と、無力さを味あわせてくれた。

 




宝具紹介

オーズドライバー
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:なし
最大捕捉:1
仮面ライダーオーズに変身するためのベルト。
コアメダルの力で、ライダー史上最多のフォームチェンジが可能。
コンボという、特定のメダルの組み合わせによって変身するフォームは、強力な力を備えているが、その分体力の消費が激しい。


Artemis
ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:1~200
最大捕捉:50
エンジェロイド、イカロスが持つ武器。
永久追尾空対空弾であり、一度撃てば自動で相手に命中する。


Hephaistos
ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:5~500
最大捕捉:100
エンジェロイド、イカロスが持つ武器。
超々高熱体圧縮対艦砲と呼ばれており、高威力の砲撃を行うことができる。
その威力は、ディバインバスターとほぼ同等。


aegis
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:なし
最大捕捉:1
エンジェロイド、イカロスが持つ武器。
絶対防御圏であり、たいていの攻撃は簡単に防ぐことができる。
球状に展開することが可能なので、全方位をカバーすることが可能。



というわけで、無印編のボスキャラはウェザードーパントです。

理由は特にありません。

なんとなくWを見ているときこれがいいと思ったんです。

それより、ウェザードーパント強すぎましたかね?

ご意見お待ちしています。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。