魔法少女リリカルなのは 異能の武器を使う者(更新停止)   作:文房具

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調子に乗って2話連続投稿です。


無印編
第3話 原作開始


???SIDE

 

僕は森の中を走っている。

 

()()を封印しなくちゃいけないけど、もう体力も魔力も限界に近い。

 

こうなったら一か八か。

 

僕は迫ってくる思念体の方を向く。

 

「妙なる響き光となれ、赦されざる者を封印の輪に、ジュエルシード封印!!」

 

その声と同時に僕は、赤い宝石のような丸い玉を目の前に突き出す。

 

すると、目をふさぎたくなるほどの光があふれ、思念体の体が吹き飛ばされる。

 

ダメージを与えることには成功できたけど、魔力も体力も使い切った。

 

「逃がし…ちゃった」

 

意識がもうろうとしてくる。

 

このまま()()を野放しにしていたら、この星が大変なことになちゃう。

 

だから、最後の力を振り絞って念話を送る。

 

「誰か僕に力を貸して、魔法の力を」

 

 

 

 

 

悠斗SIDE

 

俺が高町家に居候し始めて約半年がたった。

 

その間にはいろいろなことがあったが、それを説明していると日が暮れてしまうのでやめておく。

 

この半年間は武器を使ったトレーニングを中心に能力の確認をした。

 

士郎さんが剣術ができたのには驚いたけど、おかげで少しは剣がふれるようになった。

 

まあ、もちろん、銃の扱いまでは教えてくれなかったので、そっちの方は独学だけど。

 

んで、能力を使いながら分かったことは、『強すぎる武器は使えないんじゃないか』という事だ。

 

考えてみたら、約束された勝利の剣(エクスカリバー)なんて、もし人に当たったらその人は塵も残さずに消し飛んでしまうだろう。

 

Fateとかではサーヴァントを殺せばよかったんだろうけど、『魔法少女』は人殺しはしないだろうし、っていうかそもそも、人と戦うかどうかも分からない。

 

俺の中の魔法少女のイメージは、町の人を困らせる悪の組織が作る化け物退治、なんだけど。

 

なので結論は、『全ては原作が始まるまでわからない』という事になった。

 

ところで、今は昼休み。

 

ひとつ前の授業で将来の事について話されたために、今の話題はそっち方面に行っている。

 

「将来かぁ~、アリサちゃんとすずかちゃんはなりたいものって決まってるんだよね」

 

「私は、お父さんとお母さんがの後を継ぐことよ」

 

アリサの家は世界的に有名な会社だからな。

 

家、メチャクチャでかいし。

 

「私は機械が大好きだから、お姉ちゃんみたいな大学に行きたいかな」

 

すずか、君は本当に小学生かい?

 

「ユウ君はどうするのか?」

 

「俺か? 今は特にないかな。そのうち………高校生くらいまでに決めればいいんじゃないか?」

 

「そっか~、2人は決まってるんだ………」

 

どうしたんだろう、なのはは、暗いな。

 

っていうかすごいな、この3人は。

 

この年で将来のことを考えるなんて。

 

「でも、なのはは翠屋の跡継ぎじゃないの? ほら美由紀さんって料理………あれだし」

 

「うん、それも考えていることの一つではあるんだけど………私、取り柄がないからなぁ。やりたいこと………ほかに何かあると思うんだけど………」

 

その発言にムッとしたアリサは、振りかぶってレモンを投げる。

 

が、狙いがそれて一直線に違う場所に飛んでいく。

 

具体的に言えば、俺の目に。

 

「うわぁぁぁぁぁ!!! 目がぁぁぁぁぁ!!!」

 

しみる!! レモン汁がしみるよ!!

 

「バカチン!!!」

 

あ、アリサが怒った。

 

「私の親友が卑屈になるんじゃないの!!」

 

「アリサちゃん、ユウ君の心配もしてあげようよ」

 

アリサは俺のことをスルーしてなのはの頬を引っ張る。

 

すずかは苦笑いしながら、俺のことを気遣ってくれる。

 

これは俺たちにとっていつもの事、つまり、日常である。

 

とりあえず、俺たちの世界は平和だった。

 

 

 

 

 

放課後になり4人で帰っていた。

 

すると、突然なのはが立ち止る。

 

「どうした? なのは………って、どこ行くんだよ」

 

いきなり走り出した。

 

どうしたんだろう?

 

急いで追いかけると、小さな動物を抱えていた。

 

「この子が倒れてて………どうしようユウ君」

 

これは……フェレット? よくわかったな、なのはは。

 

「とにかく衰弱が激しいから、病院じゃないか? 動物病院ってどこだっけ?」

 

「私、家に電話してみるわ」

 

アリサは携帯を取り出す。

 

「よろしく頼む」

 

そうして俺らはフェレット(?)を動物病院に連れて行った。

 

 

 

 

 

その夜

 

お風呂からがって廊下を歩いていると、突然なのはの部屋のドアが開いて、それに顔をぶつけた。

 

「いっっった~」

 

なのはは俺には目もくれずに、凄い勢いでどこかに行ってしまった。

 

「なんだよ、もう」

 

玄関に向かうと、士郎さんたちが騒いでいた。

 

「なのははどこ行ったんですか?」

 

「それが分からないんだよ。どうしたもんか」

 

「すいません!! 俺も行ってきます!!」

 

そう言って、俺は飛びだした。

 

いったいどうしたんだよ、なのは………

 

 

 

 

 

なのはSIDE

 

今日見た夢と、あの林で聞こえた声と同じ声が聞こえたので、私は、あのフェレットを預けた獣医さんを目指して走っています。

 

「はあ、はあ、つ、着いた」

 

息を切らしていましたが私は、病院に着きました。

 

すると突然、いきなり爆発みたいな音がして………砂埃の中から、あのフェレットが飛んできた!?

 

「ふぇぇぇ!?」

 

慌てて私はフェレットを受け止めます。

 

さらに驚いたのはそのフェレットさんが、

 

「すいません、助けていただいて」

 

「しゃべった!?」

 

「あなたにこれを………どうかあのジュエルシードを封印してください!!!」

 

フェレットさんが赤い宝石を差し出してきたけど、何だろうこれ?

 

それに封印?

 

何が何だかわからないよ~

 

するとフェレットさんは色々と説明してくれた。

 

「えーっと、つまり、この宝石で魔法を使って、あのジュエルシードを封印すればいいの?」

 

「その通りです」

 

「わ、わかったの。レイジングハート、セットアップ!!!」

 

あわわわわ、私がそう叫んだ瞬間、あたりが桜色に光りだした。

 

「ふぇぇぇ? ど、ど、どうすればいいの?」

 

「落ち着いて、杖とバリアジャケットを想像してください」

 

そんなこと急に言われても………

 

私は、必死にイメージします。

 

すると、光がおさまると杖と学校の制服に似た服を着ていました。

 

「それでフェレットさん次は………」

 

次に何をすればいいのかをフェレットさんに聞く前に、怪物がジャンプして襲ってきます。

 

私はとっさに目とつぶります。

 

次の瞬間、怪物の悲鳴が聞こえました。

 

恐る恐る目を開けると、そこには、私の大切な人であるユウ君が、黒と白の二つの剣を持って立っていました。

 




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