魔法少女リリカルなのは 異能の武器を使う者(更新停止) 作:文房具
どういう事なんだ。
俺が2体のモールイマジンを見たときに、最初に思ったことがこれだ。
ここは、『魔法少女リリカルなのは』の世界であって、『仮面ライダー電王』の世界ではないはずだ。
「なんだろう、あの生物は………」
ユーノも俺とは理由は違うが、首をかしげている。
ユーノが知らないってことは、やっぱりこの世界にはいないはずの存在なのか。
それともユーノが知らないだけで、もともと存在するものなのか。
とりあえず、そんなことはどうでもいい。
襲ってくるなら撃退するし、そうでないなら情報を集める。
「え? ジュエルシードじゃないの?」
今度は、なのはが首をかしげる。
なのはの疑問はもっともだ。
なのはは、ジュエルシードが現れたと聞いたからここに来たんだから。
「あ、うん。あの4本足の方は現住生物を取り込んだジュエルシードなんだけど、ほかの2体は、違うっぽいんだよね」
ん? 今のユーノの発言に気になるところがあったぞ。
「現住生物を取り込んだって、どういう意味だ?」
「えーっとね、簡単に言えば、その場所に住んでいる知能のある生物を取り込んだってこと」
「取り込まれると、なんかデメリットがあるのか?」
「強くなってるってことと、怪我をさせちゃうと、ジュエルシードを封印した後も身体に残るところかな」
「ち………そうか」
俺は無意志の内に舌打ちしていた。
状況は芳しくないな。
怪我をさせちゃダメってことは、昨日みたいに四肢を切断して動きを止めることはできない。
つまり昨日よりも格段に難易度が上がっているってことだ。
さらに不確定要素として、2体のモールイマジン。
いや、どっちもただ倒すだけなら、意外に簡単だ。
しかし俺たちの目的はあくまでも、ジュエルシードの封印。
仕方がないな………
「ユーノ。できるだけ、なのはのサポートをしてやってくれ」
「え? いや、いいけど、悠斗はどうするの?」
「俺か? 俺は………」
不敵に笑いながら告げる。
「あの得体の知れないヤツらに、ご退場願うさ」
ユーノSIDE
「あの得体の知れないヤツらに、ご退場願うさ」
「え………でも………」
僕は悠斗のその提案にすぐには賛同できなかった。
最初は1人でもジュエルシードを封印しようと思っていた。
でもそれは、実際には無理で、1回だけでもこの世界の人に手伝ってもらおうと思いであったのが、なのはと悠斗だ。
なのははとてつもない魔法の才能、悠斗は魔法を使わないで、不思議な武器を使う。
2人はこれからも手伝ってくれると言ってくれたが、まだ二人を危険な目にあわすのには抵抗がある。
でも、実際、悠斗の提案は正しい。
なのはは、昨日魔法を知ったばかりで、まだ封印しかできない。
僕は体調が万全じゃないし、もし万全だとしても、僕には直接的な戦闘力はあまりない。
「………わかったよ、じゃあ、気を付けて」
僕は悠斗を信じることにした。
悠斗SIDE
「じゃあ、なのは、ユーノ、ジュエルシード封印よろしく」
さてと、行きますかね。
俺はイマジンのほうに歩き始める。
まあ、十中八九戦闘になるだろうけど。
しばらく歩くと、モールイマジンは俺に気付いたらしく、俺に向かって声をかけてくる。
「お、てめぇが櫻井 悠斗か」
「ああ、そうだけど。君ら何? なんでこの世界にいるの?」
俺はいきなり核心を突く。
すると片方のモールイマジンが見下したような口調で答えてくる。
「さあな。知りたかったら、力ずくで聞いてみろよ」
交渉決裂だな。
ま、倒したって教えてくれないだろうし。
ちゃっちゃと倒しちゃうか………やっぱりイマジンを倒すって言ったらこれかな。
「
俺の左手にデンオウベルトが現れる。
そしてそれを腰に巻きつけ、赤いボタンを押す。
「行くぞ、モモタロス。変身」
パスをセタッチさせる。
《SWORD FORM》
電子音と同時に灰色の結晶が飛び散り、俺の体に集まって、ライダースーツを形成。
さらに、オーラアーマーが俺の周りを飛びながら表れ、装着される。
最後に顔のレールを滑りながら、桃のような形をした電仮面が現れ、ある位置まで行くと、桃が真ん中からぱっくりと割れ、装甲の赤い部分と同時に紅く光り、周りの空気を揺らす。
そして、登場の時のきめ台詞。
「俺、参上!!!」
ここに『仮面ライダー電王ソードフォーム』が誕生する。
「へへ、相手はイマジンか。じゃあ、わかってると思うが一応言っといてやる。いいか、この俺にまえふりはねぇ。最初っから最後までクライマックスだ!!!」
「電王かよ。余計に殺したくなってきたねェ」
「上等だ。行くぜぇ!行くぜぇ!」
俺たちは、腰に装備してあるデンガッシャーをソードモードにしながらモールイマジンに突撃していく。
連結し終わると同時に、デンガッシャーの先端の部分から、フリーエネルギーで出来た刃が伸びる。
「おらっ、おらぁ!!」
「ぐはっ!」
そして、モールイマジンに斬撃を与える。
型も何もない剣だが、とにかく速い。
相手が反撃をする前に自分の剣を叩き込む。
2体を相手取りながらも、一方的に攻撃をしていく。
「さてと、そろそろ終わりだ」
俺は再びパスをセタッチさせる。
《FULL CHARGE》
ベルトから発せられた電子音声と共に赤いフリーエネルギーがデンガッシャーへとチャージされていく。
「行くぜ、俺の必殺技………パート2!!!」
俺が叫ぶと同時にデンガッシャーソードモードのエネルギー刃が上空へと飛んでいく。
「おらっ!」
俺はそのままは刃のないデンガッシャーを振る。
それと同時に空へと飛んで行った刃が2体のモールイマジンを襲う。
「ぐああああっ!!!」
そして、爆発が起き、モールイマジンは砂となり、消滅する。
ベルトを取り変身を解除すると、ちょうどなのは達もジュエルシードを封印し終えたところだった。
宝具紹介
デンオウベルト
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:なし
最大捕捉:1
仮面ライダー電王に変身するためのベルト。
イマジンの力を借りることによって、さまざまなフォームに変身可能。
ベルトを着けているときに限って、イマジンとの会話が可能になる。
なお、原作の通り、変身するとそのイマジンに憑依される。