次のターゲットに向けて準備をする
もう一人のターゲットはデバイスを持っている
デバイスのサポートがあると戦いにくい
だが案はないこともない。その為の準備である
しかし、準備にかなりの時間が必要だ
だが、確実に成功するだろう
「さて、作戦開始っと」
今は使われていない廃ビルの屋上からターゲットをスナイパーライフルで狙う
どうやらジュエルシードを探しているらしい
ターゲットの心臓に狙いを定めて引き金を引く
だがデバイスのバリアによって守られる
「やはり簡単にはいかないか…」
それに今のでこちらの場所がばれてしまった
勿論これも作戦のうちなのだが
「うまく引っかかってくれよ」
ビルの中へと入り身を隠す
ターゲットもビルの中へと入ってくる
まず入り口にあるクレイモアが起動し、ターゲットに襲い掛かるがまたしてもバリアに防がれる
ターゲットはバリアを張りながら俺がいる上の階にやってくる
「お前か!俺を狙ったのは!」
俺はそれに答えず右手に持ったキャリコを撃つ
「はっ、モブごときがオリ主の俺に勝てるワケねぇだろう!」
ターゲットは変わらずバリアで身を守っている
俺は右手でキャリコを撃ったまま、左手のコテンダーをターゲットに向け、引き金を引く
大きな銃声音が聞こえるのとほぼ同時にターゲットに命中する
「がっ…はっ…なんっ…だよ…これ…があああああぁぁぁぁぁ!」
『マスター、どうした!?マスター!?』
弾がバリアを貫通し、命中した
ターゲットは胸やのどを苦しそうにかきむしり、やがて地面に苦しそうに倒れた
今回使用したのは起源弾だ。バリアを張るのに魔力を使うから、効果は抜群だろう
「てめぇ…モブじゃねえのかよ…」
デバイスがあろうとも魔力が使えないんじゃ、奴はただの子供になったも当然だ
『お、お願いだ!俺はどうなってもいいからマスターだけは!』
デバイスが何か言っているが、俺は無視して手榴弾を投げて爆発させる
「……ミッション完了っと」
薬莢や使ったクレイモアを回収していく
よし、これで全部回収したな
じゃあ、帰るとするか
「あなたは…!」
「ん?あんたはこの間の…」
新たにビルに入ってきたのはフェイトだった
どうして…って普通に発砲音とか聞こえたからか…
この間と同じアサシン装備だから顔はばれないだろうし、死体はすでに燃やしたから大丈夫なはずだ
「ここで何をしていたんですか?」
「答える義務はない」
そう言ってそのまま通り過ぎようとする
「待ってください」
また呼び止められた
いちいちなんなの?俺のファンなの?
「この前のアレって、どういうことなんですか?」
アレ?…ああ、ジュエルシードのヤツね
「時が来れば分かる」
「ごまかさないでください!」
「ごまかしてなどないさ。たとえ話をしようか。リンゴが食べたいとしよう、リンゴが木になるまで時間がかかるだろう?どんなに欲しくたって、時間が来なければ意味がないのさ」
「……納得できません」
「別に納得を求めてはいないからな」
俺はそう言ってその場から去っていく
「あっ、お前は!」
何だ何だ、次から次へと…って、あいつはこの前の偽善者くんじゃないか
「何か用か?僕は今から帰るところなんだが」
「……また…また、殺したのか」
こちらを睨みながら聞いてくる
「ああ、殺した。そういう契約だからな。それがどうかしたか?まさか殺すなといいたいのか?」
「いいや、違う」
「なら、なんだ?こっちも忙しいんだが?」
「俺を…俺を連れて行ってくれ」
「……何を馬鹿なことを」
「俺は本気だ!あんた、神様と契約して願いを叶えてもらったんだろ!?なら、俺も」
「無理だ」
「どうして!?」
「お前はすでに願いを叶えてもらって転生を果たしてここにいる。お前はすでにこの世界に縛られているんだ。死んでも神に会えず終わりだよ」
「そんな……」
「一生懸命に考えたのかもしれんが、世界というのは都合よく回ってないんだ。理解したか?」
「俺は…俺は……」
俺は何も声をかけずに去っていく
これからどうするか決めるのは俺ではなくアイツ自身なのだから
まぁ、あんなに追い込んだのも俺なのだが…