それでも僕は銃を握る   作:EVIL

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Episode05

ホテルでのトレーニングを終え、休んでいると電話が鳴った

 

「なんだ?」

 

「はじめまして、あなたを転生させた神とは別の神です」

 

電話の相手は若い女性の声だった

 

イメージ的には仕事のできるOLって感じか?

 

「今回、私の転生者と組んでもらいたく連絡させていただきました。なお、あなたの神からは了承していただいています」

 

…あのクソじじぃ…

 

「それに、一人では難しい仕事を回されることもあるかと思うので、お互いデメリットだけではないと思いますが」

 

「一つだけ聞かせろ。そいつは前衛タイプか、後衛か?」

 

後衛のタッグなんて最悪だぞ

 

「前衛タイプです。後衛タイプのあなたとは相性がよろしいかと」

 

前衛か、ならいざという時は大丈夫だろう

 

「分かった、了承するよ」

 

「了承いただき、ありがとうございます。では、少ししたら、そちらの方へ向かわせますので」

 

そう言って電話は切れた

 

面倒な奴が来なければいいが

 

電話の後、ストレッチをしているとチャイムが鳴った

 

「鍵は開いてるよ、どうぞ」

 

扉を開けて入ってきたのは、両儀式みたいな奴だった

 

みたいというのは、本人ではないだろうことと、違う点がいくつかあったからだ

 

まず、目につくのは眼鏡をかけている点だ。次に気怠そうな…ジト目だろうか、銀魂の坂田銀時みたいなやる気のないというか、死んだ魚みたいな目をしている

 

最後に着物が喪服のような真っ黒い和服であった

 

「あんたが、僕と組むことになった転生者かい?」

 

「あぁ…よろしく…」

 

声もなんか心なしか気怠そうだ

 

「元気がないようだが、どうしたんだ?」

 

「いや、これは元からだから気にすんな」

 

そう言われれば、これ以上は何も言えないな

 

「冷蔵庫に何入ってんの?」

 

そう言って勝手に冷蔵庫を開けている

 

「酒とか入ってないのか」

 

「酒は嫌いなんだ。欲しければ自分で買ってきてくれ」

 

「こっちの箱は…おっ、翠屋ってあの翠屋か!」

 

「勝手に食うなよ。俺が買って来たんだからな」

 

ホテルに戻る前に機会をみて買ってきたのだ

 

「いいじゃねぇかよ、一個くらい…」

 

「だめだ、自分で買え。それより、お前のことはなんて呼べばいい?」

 

いつまでもお前じゃよくないだろう

 

「あぁ、楓って呼んでくれ。で、あんたは」

 

「僕は…アサシンでいい」

 

「それ偽名じゃん」

 

「僕は過去を捨てたんだ。それくらいでいい。それに、親しい間柄になるわけじゃないだろう?」

 

「それもそうだな」

 

「で、勝手に翠屋の箱に手を伸ばすな」

 

「ちっ」

 

油断も隙もあったもんじゃない

 

コイツと上手くやっていけるのだろうか

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