回復枠は俺がやろう   作:杉山杉崎杉田

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第4話

 

 

学舎の園に、佐倉は潜入捜査に来ていた。………常盤台の制服を着て女装して。

 

『相手は常盤台の生徒を狙う傾向があるから、よろしくね♪』

 

との事で、女装して潜入捜査である。

 

「ったく、あの眼鏡巨乳ババァ……だったらテメーが行きゃいいだろ」

 

『聞こえてるわよ?通信機があるの忘れてるんじゃないでしょうね』

 

「はい、すみませんでした」

 

『安心しなさい、ちゃんと可愛いわよ』

 

「……それは、安心していい事なのか?」

 

『いい?おさらいしておくけど、犯人はおそらく光学系能力者。過去の被害者は全員、犯人の顔が見えていないからね。手口は自分の姿を消して後ろからスタンガンで気絶させ、眉毛に落書きをして帰るというもの』

 

「いやぁ、あの眉毛マジでロック・リーでめっちゃ笑ったわ」

 

『笑わないの。それと、犯人の能力は被害者には姿は見えないけど、監視カメラには何故か映るって事も覚えておいてね。捕まえる時は、なるべく周りの人を巻き込まないで、一人になれる所でね』

 

「了解です」

 

佐倉はとりあえず学舎の園のケーキ屋に入った。学舎の園の地図を見る。とりあえず、狙われてるのが常盤台の生徒であることから、常盤台中学から離れた地域をカットした。

 

「………それでも広いんだけど……」

 

ため息をつきながら、とりあえずケーキを食べた。その直後、どっかで見たことある集団が入って来た。前から、花の初春、セミロングの女の子、電撃の御坂、ですのの白井である。

直後、慌てて佐倉は机に伏せた。

 

『? どうしたの?佐倉くん』

 

「なんであいつらがいんだ!なんであいつらがいんだ!」

 

『あいつら?テロリストでもいたの?』

 

「白井達っス!こんな格好の所見られたら俺の人生終わる!」

 

『なら早く店出なさいよ』

 

「わーってるよ!……でも、せっかく学舎の園のケーキだから食べ終わってから行きます」

 

『勝手にしなさい』

 

と、いうわけで、ケーキを食べてから出た。

 

 

とりあえず、常盤台中学付近の路地裏を歩き回ることにした。なるべく隙を作る為に、ながらスマホをしながら歩いた。

自分の背後にも前にも気配はない。どこから覗かれてるような感じもなかった。

もう少し隙を見せる必要があるのか、或いは他の誰かが狙われてるのか………。

 

「後者だな」

 

急いで、現時点で一人になっている常盤台の生徒を探しに行った。

顔に眉毛を描いて行く以上、人が大勢いる場所で犯行はしないはずだ。ならば、路地裏をしらみ潰しに探すしかない。

 

『佐倉くん?』

 

「あ、固法さん。どうしました?」

 

『新たな被害者よ』

 

「………マジ?」

 

『それも、白井さんや初春さんの知り合いの子』

 

「チッ、やっぱ俺は狙われてなかったか……。けど、獲物を捕らえたということは、必ず次の獲物を狙ってこの辺りを徘徊しているはず」

 

『あなたを狙う可能性もあるわ。注意してね』

 

「ういっす。犯行現場は?」

 

『あなたがさっきまでいたケーキ屋さんよ。今、白井さん達も応援に向かってるから』

 

「了解」

 

そう返しながら、人気の少ない道に入った。のんびりとスマホをいじりながら歩く事数分、後ろから気配がした。

 

「ー!」

 

来たか?と思い、スマホを自撮りモードにして自分の後ろを、追跡者にスマホを見られないように映した。ガッツリ後ろにいた。

直後、佐倉はスマホを落とした。それを拾おうとした直後、その女は迫って来る。

それをスマホを拾いながら後ろを映し、画面を見ながらスタンガンを回避した。

 

「なっ……⁉︎」

 

「相手が悪かったな」

 

腕を掴んだまま、足をパンっと払って転ばせると、手錠を掛けた。

 

「っし、これで任務完了」

 

「お、男の人……⁉︎」

 

「風紀委員だよバカヤロー。ったくお前はくだらねーことやりやがって……」

 

女の子スタンガンを踏み潰すと、手錠した手を引っ張って持ち上げた。

 

「お前は警備員行きだ。300字以内に反省文を書いて提出しろバーロー」

 

言いながら、女のポケットからマジックペンを取り出す。その直後、自分の後ろに白井と御坂と佐天がテレポートしてきた。

 

「………あ?」

 

「風紀委員ですの、そこまでになさい。落書き魔さん?」

 

「うわやっべ!」

 

女装してる自分の姿を見られまいと、慌てて走り出す佐倉。まぁ、そんな事をすれば犯人に見えるのは確実なわけで。

 

「逃がしませんわよ‼︎」

 

「私の眉毛の仇ぃ!」

 

「私の友達に手を出して、許さないわよ‼︎」

 

またまた鬼ごっこになった。

 

 

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