ISアドベンチャー 聖騎士伝説   作:イナビカリ

41 / 133
第037話:単一仕様(ワンオフ・アビリティー)!エヴォリューションプログラム発動!!

ウォーグレイモン

「マドカ!セシリア!鈴!」

 

 ウォーグレイモンは【デスモン】や成熟期のデジモンと戦いながら3人が倒された事に気付いた

 3人の救援に向かおうとしたが目の前に【デスモン】達が立ち塞がった

 

デスモン

『!!!!!!!』

 

 【デスモン】は両手の邪眼から死の矢《デスアロー》を撃ち出した

 

 ドゴォォンッ!

 

 ウォーグレイモンは背中に装備してある盾《ブレイブシールド》で防いだが、《デスアロー》を受け止めたせいで動きが取れなくなってしまった

 

ウォーグレイモン

「クッ!…邪魔をするなあああぁぁぁっ!!!」

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

セシリア

「ぐっ…くうぅっ…」

 

 アリーナでは満身創痍となったセシリアとそれを見下ろす【レディーデビモン】がいた

 すると突然…

 

 ブオンッ!

 

 上空に二つの映像が映し出された

 

生徒達

「!?」

 

 それを見た観客席にまだ残っていた生徒達は言葉を失った

 そこに映っていたのは目の前にいるセシリアと同じように【スカルサタモン】と【マリンデビモン】によってボロボロになったマドカと鈴の映像だった

 

セシリア

「…マドカさん…鈴さん…」

 

レディーデビモン

『ホホホッ!!【バルバモン】様ね♪どう小娘?仲間が無様にやられた姿は?』

 

セシリア

「くっ………」

 

 あの映像が【バルバモン】の仕業だと知り表情を険しくするセシリアだった

 

一夏

「………マ、マドカ…鈴…」

 

 未だにアリーナから避難していなかった一夏は妹と幼馴染(一夏から見て)の姿を見て呆然となった

 それは一緒にいる箒とシャルルも同様だった

 ちなみにこの3人はアリーナで戦っていたセシリアと【レディーデビモン】を見て加勢をするどころかビビッて何も出来なかった

 

マドカ&鈴

『フッ…フフフフッ…』

 

生徒達

「!?」

 

 映像を通して突然聞こえてきたマドカと鈴の笑い声に生徒達が画面を見るとマドカと鈴は本当に笑っていた

 

マドカ

『…この…程度で…誰が根を上げるか!!』

 

『…アンタ達に勝てない様じゃ…太一に合わせる顔が…無い!!』

 

セシリア

「…そうですわね…この位で倒れては…太一様の仲間を名乗る資格など…ありません!!」

 

 2人の言葉に続くようにセシリアも笑みを浮かべながら力強く答えた

 

生徒達

「………」

 

 3人の言葉を聞いて生徒達は呆然としていた

 あれだけ傷付きながらも未だに闘志を失わず、太一と共に戦うと言っているのだ

 だが、そんなマドカ達の決意を【スカルサタモン】【レディーデビモン】【マリンデビモン】は嘲笑っていた

 そしてマドカ達にとどめを刺そうとしたその時…

 

マドカ&セシリア&鈴

「私達は…絶対に負けない!!!」

 

 カッ!!!

 

 3人の叫びと共に傷付き、スクラップ寸前のISが突然輝きだした

 

マドカ&セシリア&鈴

「!?」

 

 そして3人の目の前にウインドウが開きある文字が表示された

 

マドカ&セシリア&鈴

「…『E・V・O・L・U・T・I・O・N』…」

 

 3人が表示された文字を読むとISは更に輝きだし、光がマドカ達を包み込んだ

 

闇の完全体

『こ、この光は!?』

 

 その光を受け3体の完全体は数歩下がっていた

 そして光の中で3人の頭にある言葉が浮かび上がった

 マドカ、セシリア、鈴はその言葉を叫んだ

 

マドカ

「【ライズ・ドレイク】超進化!!…【シャイン・ドレイク】!!!

 

 マドカの【ライズ・ドレイク】がその姿を変えていた

 機械的な形状から竜の様な曲線的な姿に変化していた

 背中の翼も更に巨大化しており、色も腕は黄色、上半身は赤、下半身は白となっていた

 これが【エヴォリューションプログラム】によって進化した【シャイン・ドレイク】だった

 それは光の竜【シャイングレイモン】に酷似していた

 そして他の二人も同じく…

 

セシリア

「【ブルー・ドレイク】超進化!!…【クロスウォー・ドレイク】!!!

 

 セシリアの【ブルー・ドレイク】は色が青から黄色へと変わっており、両腕に3本の巨大な爪を付けた形状が違う大型の手甲を其々装備していた

 更に背中にはこちらも形の違う大型の大砲を2門と巨大な盾を装備していた

 背中の大砲などは別として、その外観はまるでウォーグレイモンの様な姿だった

 だが、これが新たな姿【クロスウォー・ドレイク】だった

 

「【メガロ・ドラグナー】超進化!!…【メギド・ドラグーン】!!!

 

 鈴の【メガロ・ドラグナー】は外見が炎を模した禍々しい竜の様な外見へと変化していた

 背中には巨大な竜の翼があり、腰には長い竜の尾があった

 頭部の装甲に至ってはそのまま竜の頭になっていた

 両腕には《ペンデュラムブレイド》が変化したと思われる炎を模った大型の刃が装備されていた

 その姿は【四大竜】の1体【メギドラモン】を連想させる姿だった

 

生徒達

「!?」

 

闇の完全体

『何だその姿は!!』

 

 【スカルサタモン】【レディーデビモン】【マリンデビモン】の前に形状を変えたISを纏ったマドカ、セシリア、鈴が立っていた

 

マドカ

『…単一仕様(ワンオフ・アビリティー)…』

 

セシリア

「…超進化…」

 

『…【エヴォリューションプログラム】…』

 

生徒達

「ええっ!!?」

 

 3人の言った事に生徒達は驚きの声を上げた

 それもその筈、今にも殺されそうなタイミングで単一仕様(ワンオフ・アビリティー)が発動したからだ

 しかも彼女達の知る単一仕様(ワンオフ・アビリティー)とは明らかに違っていた

 本来、単一仕様(ワンオフ・アビリティー)は其々のISによって発現する能力が全て異なっており、一夏の【白式】と千冬の【暮桜】が同じ【零落白夜】を発現しているだけでも不思議だったのだ

 それをこの3機のISは全く同じ能力を発現させただけでなく、外見まで完全に変わってしまっていたからだ

 これではまだ二次移行(セカンドシフト)したと言った方が納得出来る状況だった

 だが、これこそが篠ノ之束がデジモンの能力を再現して開発した最新鋭機【Dシリーズ】の真の力だったのだ

 マドカ、セシリア、鈴は初めてISに乗った時の様に機体の全データが脳内に流れ込んで来た

 

マドカ&セシリア&鈴

「…コレが…私達の…」

 

 マドカ達は自分達の新しい姿に驚きながらも更に闘志を燃やし、目の前にいるそれぞれの完全体に目を向け…

 

マドカ&セシリア&鈴

「人間の底力…見せてやる!!!」

 

 そう叫ぶとマドカ、セシリア、鈴は再び目の前の完全体に向かって行った

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

千冬

「あの姿は!?」

 

 管制室でも千冬達は進化した3人の機体に驚きを隠せないでいた

 

オータム

「俺にも分からねえ…後で束に調べて貰う必要があるな…」

 

真耶

「アレって本当に単一仕様(ワンオフ・アビリティー)何ですか!?二次移行(セカンドシフト)したとしか見えないんですけど!?」

 

千冬

「だがデータ上では単一仕様(ワンオフ・アビリティー)が発動した事になってるんだろ?」

 

真耶

「は、はい!…確かにそうなんですけど…」

 

 真耶は手元にある3機のデータを見ながらそう言う事しか出来なかった

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

一夏

「………」

 

 一夏は再び戦い始めた目の前のセシリアと映像に映っているマドカと鈴を見て言葉が出なかった

 だが、新しい力を手にした3人の姿に悔しさから拳を握り締めていた

 

一夏

「(俺にもあんな力があれば…)くそぉぉ…」

 

 しかし、一夏は気付いていなかった

 マドカ達の手にした力は今の一夏では決して手に出来るものでは無い事を…

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 [BGM:Believer]

 

マドカ

「来い!!《ジオグレイソ―――ド》!!!

 

 マドカは地面に右腕を叩きつけた

 すると地面がひび割れ、そこから【ライズ・ドレイク】と同じ《ジオグレイソード》が現れた

 マドカは《ジオグレイソード》を掴むと切っ先を【スカルサタモン】に向け構えた

 

スカルサタモン

『カカカッ!またその剣か?』

 

 【スカルサタモン】は《ジオグレイソード》を見てそう言って来た…だが…

 

マドカ

「コレをさっきまでの剣と同じと思わない事だ!!行くぞ!!!」

 

 ガキィンッ!

 

スカルサタモン

『何っ!?』

 

 斬りかかってきたマドカの《ジオグレイソード》を【スカルサタモン】は杖で受け止めたが…

 

スカルサタモン

⦅何だこのパワーは!?さっきまでとまるで違う!!剣の強度も上がってやがる!!⦆

 

 今度は【スカルサタモン】の方が押されていた

 さらに先程は簡単に砕けた《ジオグレイソード》も強度が上がっていた

 

マドカ

「ぐぐっ…はあああああぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 マドカはそのまま【スカルサタモン】を押し切り、体制が崩れたのを見計らうと…

 

マドカ

「コレで終わりだ!!」

 

 マドカは翼を広げた

 すると、光の粒子が集まり【シャイン・ドレイク】が輝きだした

 そしてマドカが胸の前で手を合わせると、その間に炎の火球が生み出された

 

マドカ

「《グロリアスバ―――ストッ》!!!」

 

 そのままマドカは火球《グロリアスバースト》を【スカルサタモン】に目がけて放った

 

スカルサタモン

『ぬぅっ!《ネイルボ―――ン》!!!

 

 【スカルサタモン】もマドカの《グロリアスバースト》に合わせて《ネイルボーン》を放った

 だが…

 

スカルサタモン

『!?』

 

 ドゴオオオオオォォォォォ―――――ンッ!!! 

 

 《グロリアスバースト》の炎が《ネイルボーン》の光を呑み込みそのまま【スカルサタモン】に直撃し爆発した

 

スカルサタモン

『グワアアアアアアアァァァァァァァァァ―――――――――ッ!!!!!』

 

 爆発の中から【スカルサタモン】が飛び出して、地面に叩きつけられた

 

マドカ

「ハァ…ハァ…ハァ…くっ!?止めをさしきれなかったか!!」

 

 マドカの言う通り地面に倒れている【スカルサタモン】は体はボロボロになってはいるがまだ生きていた

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 [BGM:brave heart]

 

レディーデビモン

『シャアアアアァァァァッ!!!』

 

セシリア

「《ドラモンキラ―――ッ》!!!」

 

 ガキィンッ!

 

 セシリアは向かってきた【レディーデビモン】の爪を右腕の《ドラモンキラー》で受け止めた

 

レディーデビモン

『くっ!!⦅さっきとはパワーも強度も違う!!⦆』

 

セシリア

「《トライデントファング》!!」

 

レディーデビモン

『何っ!』

 

 ザシュッ!

 

 【レディーデビモン】が右腕の《ドラモンキラー》に驚いた隙にセシリアは左腕の《トライデントファング》で斬りかかった

 【レディーデビモン】は《トライデントファング》を躱そうとするがそれでも躱しきれず腹部を掠らせてしまった

 

レディーデビモン

『おのれ!!』

 

 《トライデントファング》を躱した事で距離を取った【レディーデビモン】に対してセシリアは追撃せず《ドラモンキラー》と《トライデントファング》を構えすぐに動ける体制を取った

 

セシリア

(…まさかわたくしが接近戦主体で戦うなんて思っても見ませんでしたわ…太一様から接近戦を鍛えて貰っていて正解でしたわね!)

 

 セシリアは先程からの自分の戦い方を分析していた

 

セシリア

(《トライデントアーム》と使い方がほぼ同じで助かりましたわ…何より右手のこの手甲…形状こそ少し違いますけどウォーグレイモンさんの《ドラモンキラー》と同じ名前の武装…以前ウォーグレイモンさんの戦いの映像を見ておいて良かったですわ!)

 

 そのまま視線を上空にいるウォーグレイモンに向けた

 実はセシリアは、以前鈴と一緒に太一と千冬に頼んで【七大魔王】との戦いの映像を見せて貰っていたのだ

 セシリアのこの戦い方はその時のウォーグレイモンを真似た物だった

 

セシリア

(それに、先程流れ込んできたこの機体のデータ…アレが正しいのなら『あの技』も使える筈…)

 

レディーデビモン

『小娘が調子に乗るな!!《デッドリーウェーブ》!!

 

 セシリアが自分の機体の事を考えていると【レディーデビモン】が《デッドリーウェーブ》を放ってきた

 

セシリア

「《プラズマレールガン》!《ハイパーランチャー》!」

 

 するとセシリアは背中に装備されている二門の大型砲…《プラズマレールガン》と《ハイパーランチャー》を展開し両手で構えた

 そしてそのまま砲撃すると思いきやその場で回転し始めた

 

生徒達

「?」

 

 観客席の生徒達もセシリアの行動が分からずにいた…

 だが、その瞬間…

 

セシリア

「《デストロイスマッシャ―――ッ》!!!」

 

 《デッドリーウェーブ》の飛翔体目がけてセシリアは乱射したのだ

 

 ドガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!!

 

 そして飛翔体は前回の《ギガデストロイヤー》の時と違い全て撃ち落とされてしまった

 

レディーデビモン

『何ぃっ!?』

 

 【レディーデビモン】が驚いている隙にセシリアは回転を止めると、《ドラモンキラー》と《トライデントファング》を胸の前で重ねた

 すると次の瞬間、両腕の手甲の間に炎の球体が生み出さた

 セシリアが両腕を広げるとそれに合わせて炎の球体も膨らんでいった

 そして両腕を頭上に掲げ、広げると最後にはセシリア以上の大きさの巨大な火球となった

 

レディーデビモン

『それは…まさか!?』

 

 【レディーデビモン】はセシリアが何をしようとしたのか気づいた

 セシリアはそのまま上体を逸らし大きく振りかぶり…

 

セシリア

「《ガイアフォ―――――スッ》!!!」

 

 炎の球体を【レディーデビモン】目がけて投げつけた

 セシリアが放ったのはウォーグレイモンの必殺技…あの《ガイアフォース》だったのだ

 

レディーデビモン

『ギャアアアアアアアァァァァァァァァ―――――――――ッ!!!!!』

 

 ドゴオオオォォォ―――ンッ!!!

 

 《ガイアフォース》の直撃を受けた【レディーデビモン】は巨大な爆発を起こした

 セシリアはアリーナの中で戦っていたので《ガイアフォース》による爆発で起きた衝撃と爆煙が観客席の生徒達にも襲い掛かった

 

生徒達

「キャアアアアアアアアァァァァァァァァッ!!!!」

 

 《ガイアフォース》の衝撃と煙で生徒達は悲鳴を上げるがセシリアはそれを気にも止めず目の前の煙から目を放さなかった

 すると煙が晴れだし、そこに見えたのは…

 

レディーデビモン

『がっ…あっ…』

 

セシリア

「フ~~~ッ…クッ!倒しきれませんでしたか!!」

 

 ボロボロになった【レディーデビモン】が倒れていた

 だが、【スカルサタモン】同様、まだ息は有った

 …ちなみに、《ガイアフォース》が着弾した時、アリーナに未だに残っていた一夏達3人は観客席の生徒達以上の衝撃を受け吹き飛ばされて気絶していた

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 [BGM:One Vision]

 

マリンデビモン

『喰ラエ!!』

 

 【マリンデビモン】は鈴に向かって触手を向けた

 だが…

 

「《クリムゾンブレイド》!!」

 

 ザシュザシュッ!!

 

 向かって来る触手に対して鈴は両腕に装備された《クリムゾンブレイド》を構えると、刃が巨大化しそのまま斬り裂いた

 

マリンデビモン

『何ィィッ!!』

 

「どうよ!!」

 

 触手を切り落とした鈴は【マリンデビモン】に対して口角を上げた

 それを見た【マリンデビモン】は…

 

マリンデビモン

『調子ニ乗ルナ小娘ガ!!《ギルティブラック》!!

 

 猛毒の墨《ギルティブラック》を再び吐き出した

 

「二度も喰らってたまるもんですか!!」

 

 すると鈴は巨大な翼を広げ、息を吸い込んだ

 そして…

 

「《ヘル・ハウリング》!!!」

 

 バサァァァッ!!

 

 翼を羽ばたかせ、技の名前を叫んだ

 すると、翼の羽ばたきによって衝撃波が発生し《ギルティブラック》の墨が霧散してしまった

 

マリンデビモン

『何イィィィッ!!』

 

 《ギルティブラック》が掻き消された事で【マリンデビモン】は動揺してしまった

 その隙を鈴は見逃さなかった

 

 ブオォッ!

 

 鈴は両手を広げ上に向けると手の平から巨大な炎が立ち上りアーチを描いた

 

マリンデビモン

『!?』

 

「…焼き尽くす!!」

 

 鈴は頭上で両腕を合わせ炎を圧縮するとそのまま自分の右後ろに両腕を持ってきた

 そして…

 

「《メギドフレイ―――――ムッ》!!!」

 

 両腕を突き出し圧縮した炎を撃ち出した

 

 ブオワアアアアアアァァァァァァァァッ!!!

 

マリンデビモン

『グギャアアアアアアアァァァァァァァッ!!!!!』

 

 《メギドフレイム》の炎は【マリンデビモン】に命中すると一瞬にして全身に燃え広がった

 

 ザパァァッ!!…ジュオオオオオオォォォォォォォッ!!

 

 炎に包まれた【マリンデビモン】はそのまま海の中に倒れ込んだ

 海に入ったお陰で炎は鎮火できたが全身は黒焦げとなっていた

 

マリンデビモン

『ゲ…ガ…ガァ…』

 

「ハァハァ…チッ!図体がデカい分しぶといわね!」

 

 【マリンデビモン】もまた他の2体同様死んではいなかった

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 マドカ、セシリア、鈴がそれぞれ完全体デジモンと戦っている頃、ウォーグレイモンは再び【デスモン】と大量の成熟期と戦っていた

 

ウォーグレイモン

「(【デスモン】だけならまだしも問題はあの【デビモン】と【デビドラモン】達だ…)まずは奴等の出入り口を潰す!!」

 

 ウォーグレイモンは【デスモン】の後ろにある魔法陣に向かって行った

 

デスモン

『!!!!!』

 

 ドン!ドン!ドン!ドン!

 

 【デスモン】が《デスアロー》を撃って来たが、ウォーグレイモンはそれを躱していった

 そして【デスモン】を超え魔法陣の前まで来ると…

 

ウォーグレイモン

「《ドラモンキラ―――ッ》!!!」

 

 ザシュザシュザシュッ!!!

 

 【デビモン】達が現れている魔法陣を《ドラモンキラー》で斬り裂いて破壊した

 

ウォーグレイモン

「コレでもう増える事は無い!!(けど【バルバモン】が同じ魔方陣を展開しないとも限らない!急いで【デスモン】と残りを倒さないと!)」

 

 ウォーグレイモンはすぐに【デスモン】達に向き直ると…

 

ウォーグレイモン

「《ガイアフォ―――――スッ》!!!!!」

 

 ドガアアアァァァ―――ンッ!!!

 

 《ガイアフォース》で【デビモン】達を一掃した

 

デスモン

『!!!!!』

 

 ウォーグレイモンが《ガイアフォース》を撃った直後【デスモン】は頭部の単眼が赤く輝きだした

 

ウォーグレイモン

「!?」

 

デスモン

『!!!!!!!!』

 

 【デスモン】は必殺技の《エクスプロージョンアイ》をウォーグレイモンに向かって放った

 

 ドガアアアァァァンッ!!!

 

 《エクスプロージョンアイ》はウォーグレイモンに命中し大爆発が起きた

 【デスモン】はウォーグレイモンを倒したと思ったが…

 

 ギュオオオオオォォォォォンッ!!!

 

ウォーグレイモン

「《ブレイブトルネ―――――ドッ》!!!!!」

 

 ウォーグレイモンは《ブレイブトルネード》で突っ込んで来た

 

デスモン

『!?』

 

 【デスモン】はすぐに《エクスプロージョンアイ》の2発目を撃とうとしたが…

 

 ドゴォォォォォンッ!!!

 

 発射は間に合わずウォーグレイモンの《ブレイブトルネード》が単眼を貫き、そのまま【デスモン】の体を貫通した

 

デスモン

『!?!?!?!?』

 

 ドガアアアァァァンッ!!!

 

 そして【デスモン】は爆発四散した

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

バルバモン

『………』

 

 今迄のウォーグレイモン達の戦いを高みの見物をしていた【バルバモン】は表情を険しくしていた

 自分が呼びだした闇のデジモン達が次々に倒されていったからだ

 闇の眷属でもある【デビモン】達にとっての天敵とも言うべき黄金の光を放つ【マグナモン】を纏った太一を異空間に封印したと言うのに新たに呼び出した究極体の【デスモン】はウォーグレイモンに倒されてしまい、3体の完全体も死んではいないが人間のマドカ、セシリア、鈴の3人によって瀕死の状態にされてしまった

 更にデジモンを呼び出す魔法陣もウォーグレイモンが破壊してしまった

 

バルバモン

『ヌ~~…貴様ら何をしておる!!人間の小娘に後れを取るとはそれでもこの【魔王バルバモン】の配下か!!』

 

闇の完全体

「!?」

 

 怒鳴り声を上げる【バルバモン】に倒れていた3体の完全体が反応した

 倒れていた3体はすぐに起き上がると【バルバモン】の下に移動し始めた

 

マドカ&セシリア&鈴

「!?」

 

 それを見たマドカ達も一端ウォーグレイモンの下に向かった

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

マドカ&セシリア&鈴

「ウォーグレイモン(さん)!!」

 

ウォーグレイモン

「マドカ…セシリア…鈴…皆無事か!」

 

マドカ&セシリア&鈴

「はい!」

 

 合流したウォーグレイモン達は互いの無事を喜び合ったのだが…

 

ウォーグレイモン

「…ところでその姿は?」

 

 ウォーグレイモンは今の3人の姿に疑問を持っていた

 

マドカ

「私達にも詳しくは分からない。分かっているのは今のこの姿がISの単一仕様(ワンオフ・アビリティー)によるものだという事だけだ。」

 

ウォーグレイモン

単一仕様(ワンオフ・アビリティー)?…確かISの持つ特殊能力だったか?」

 

セシリア

「はい…そうなのですが…」

 

「私達の知ってる単一仕様(ワンオフ・アビリティー)と違い過ぎるのよ…」

 

ウォーグレイモン

「そうなのか?」

 

マドカ

「まあお前はISに詳しく無いからな…後で束に調べて貰おう。」

 

「そうね。…それよりも私が気になるのはセシリアよ!」

 

セシリア

「はい?」

 

「アンタの機体…大砲とか付いてたり細かい形状は違うけど…どう見たってウォーグレイモンじゃない!!」

 

マドカ

「確かにな…」

 

セシリア

「それはわたくしも思いましたわ。機体の名前も【クロスウォー・ドレイク】になってましたし右腕の手甲の名前も《ドラモンキラー》と言いますし、先ほど《ガイアフォース》を使えましたわ。名前も武器も必殺技に至るまでウォーグレイモンさんに酷似してますわ。」

 

マドカ

「《ドラモンキラー》に《ガイアフォース》だと!?」

 

「本当にウォーグレイモンね…」

 

 セシリアの説明を聞いてマドカと鈴は彼女の機体がウォーグレイモンをISにしたような機体であると思った

 

セシリア

「そう言うお二人は何のデジモンがモデルになっているのですか?」

 

「え?」

 

ウォーグレイモン

「マドカが【シャイングレイモン】、鈴は多分【メギドラモン】だな。」

 

マドカ

「やはりそうなのか…《ジオグレイソード》は本来その【シャイングレイモン】の武器だからな…機体の名前も【シャイン・ドレイク】になっているからそうだと思った。」

 

「へ~…ねえ【メギドラモン】ってどんなデジモン?」

 

ウォーグレイモン

「デジモンの勢力の一つ【四大竜】の1体だ。詳しい事はこの戦いが終わった後に太一に調べて貰え。」

 

「【四大竜】か…うん、分かったわ!」

 

ウォーグレイモン

「さて、話は終わりだ!そろそろ奴等も動く!」

 

マドカ&セシリア&鈴

「!?…了解!!」

 

 ウォーグレイモンの言葉に3人は気を引き締め直し、それぞれの武器を構えた

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 ウォーグレイモン達が互いの無事を確認し合っている頃、【バルバモン】の下に集まった3体の完全体たちは…

 

バルバモン

『何じゃその様は?』

 

 マドカ達に敗れた事を責められていた

 

スカルサタモン

『も、申し訳ありません!』

 

バルバモン

『ウォーグレイモンが相手ならまだ分からんでも無いが、あのISとか言う玩具如きに後れを取るとは情けないのぉ?…ワシに無能な配下は必要無いのじゃがのぉ?』

 

レディーデビモン

『お、お許しください【バルバモン】様!』

 

マリンデビモン

『必ズヤ奴等ヲ倒シテ御覧ニイレマス!』

 

バルバモン

『ほぉ?ならば今すぐに奴等を始末せい!それが出来ぬ時はこのワシ自ら貴様達を始末する!!』

 

闇の完全体

『ははっ!!』

 

 3体はウォーグレイモン達に向き直るとそのまま襲い掛かって来た

 

闇の完全体

『死ねえええええぇぇぇぇぇ―――――っ!!!』

 

 向かって来る完全体達に対して迎撃の態勢を取るウォーグレイモン達

 だがその時…

 

 ピシッ!

 

全員

「!?」

 

 ウォーグレイモン達と完全体達の間の空間にひびが入った

 

 ピシッ!ピシピシッ!!

 

 ひびは更に広がっていき、そこから黄金の光が漏れだした

 

マドカ

「あの光は!?」

 

セシリア

「はいっ!」

 

「間違いないわ!」

 

 マドカ達はこの光が何か分かり顔を綻ばせた

 そしてひびの向こう側から…

 

「《(シャイニング)ゴールドソーラースト――――ムッ》!!!」

 

 バリイィィーーンッ!!

 

闇の完全体 

『ギィヤアアアアアアアァァァァァァァァッ!!!』

 

 ひび割れた空間を破壊する為に放たれた光の余波を受けマドカ達によってダメージを受けていた3体の完全体は悲鳴を上げ消滅した

 光が収まると全員の目の前に形状を変えた黄金の鎧を纏った聖騎士が現れたのだった

 

 




 <予告>

 マグナモンの力で異空間から脱出した太一

 ウォーグレイモン達と合流し最後の勝負に挑む

 自らの眷属が次々に倒された事で、遂に自らが前に出るバルバモン

 バルバモンを消し去る為、太一は奇跡の光を放つ



 次回!《ISアドベンチャー 聖騎士伝説》

 闇を消し去れ!放て!エクストリーム・ジハード!!

 今、冒険が進化する!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。