アナザー11   作:諸々

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……おかしくなり始めたのは紅の角から。

……握っているのに「彼には武器が無い」。

……その後良い所は大剣に、そして前座扱いに。

……黒の巨人に出番はなかった。

 

 

村へ帰って改めて神に聞く。

神は仰った。「ワシはあれが訴えていたのを聞きそれを叶えただけじゃ。

もちろんできる範囲でだかの。故にただ知恵の芽をさずけただけじゃ。

後はあれに経験させて、芽をはぐくむのが良かろう。」

「僕はどうすれば。」とベル。

「あれとお前は一心同体、共に育っていく。そのように作られておる。

共に在り、共に学び、そして共に成長することを望んでおるぞ。」

「名前は何とかなりませんか?あの姿であれはさすがに呼びにくいです。」とレフィーヤ。

「それは難しいな。神に付けられた名前だ、故に存在そのものを縛ってる。

だからごく近いもの以外は受け付けないだろうよ。」

その言葉にみんなそれぞれ押し黙った。

「そうじゃ、今日有ったことを話してくれんか。内容は神の名に懸けて秘密にするぞ。」

ベルは了承した。神はリューを呼び言いつけた。

「ドア前で見張っておいてくれんか。秘密を守るためによろしく頼む。」

 

ドア前でリューは他のメンバーに睨みを利かす。商人達も使うため防音はしっかりしている。

ドア前はエルフの聴力(レベル4も併せて)でかろうじて中の話が聞こえる。

神は的確に誘導しベルの思いを引き出している。

彼が今日何を考えて行動したのかがよく判った。

 

残された3(+1)人は名前について話し合う。

「女の子っぽい名前を挙げてみましょうか?」とレフィーヤ。

だがすべて受け付けない。エイナ共々途方に暮れているとアイシャがベルの部屋のドアを指差し言った。

「近い物なら良いんだろ。あれなんか如何だい。」

「ククリですかー」微妙に嫌そうなレフィーヤ。

「ナイフよりはよっぽどマシでは?」とエイナ。

「ちょっと違うけどそれなら良いかな。」と否定し続けて少々疲れてきた少女。

「なら決まりだ。よろしくなククリ。」とアイシャ。

丁度その時ベルが神様の部屋から出てきた。名前が決まったことを知らされて言った。

「初めましてになるのかな、ククリさん。これからよろしくね。」明らかにほっとした様子だった。

「ククリで良いよ。ボクの方こそよろしくね。これからいろいろ話をしよう。」ベルに抱きついて言った。

「い、いろいろって。」ベルはうろたえながら聞いた。

「いろいろはいろいろだよ。」にこにこしながらククリ入った。

他の皆はその様子にほっこりした。

ちなみにベルとククリが一緒に寝ることを、だれも反対しなかった。

 

夜、寝室でレフィーヤはエイナに聞いた。

「エイナさん、明日はどうするんですか?」

「ついて行きたいんだけど、山の中じゃ無理だからここで待機かな。」

大都会オラリオ育ちで事務職の一般人では当然無理だ。

名目上レフィーヤはエイナの護衛、あまり離れるのはまずい。

「私がサポートすれば大丈夫ですよ。一緒に見に行きませんか?」

レフィーヤは内心焦っていた、団長の要望である『ベルの強さの秘密』を調べられていない。

アイズの為(レフィーヤ視点)ではあるが団長達を結果的に騙した事になる。

許されるためには、それ相応の結果がどうしても必要になってくるのだ。

エイナはこの際に気になっていることを聞いた。

「レフィーヤさんは、どうしてこの仕事を受けたんですか。?」

「気になるじゃないですか、あの成長速度。何をどうやったら、あんな事になるのか。」

「ファミリアの意向ではないんですか?」

「もちろんそれも有ります、特に首脳部は非常に疑問に思っています。」アイズの名前をあえて避ける。

「ロキファミリアでは、ベル君はどんな評価なんですか?」

「今回我々に攻撃してきたことは、ギルドのミッションと言う事で目を瞑るようです。

ですから今すぐ何かしようと言う事は有りません。ただ原因はそれだけかと疑っていますね。

エイナさんは彼と関係が深いみたいですから、何か知りませんか?」

エイナは頭を振って言った。「私も知りたいの。ベル君は何も言ってくれなかったから。」

「だったら一緒に調べませんか?2人で調べれば何か分かるかも知れませんし。」

エイナは了承して、これからは二人で調べる事にした。

 




ようやく名前が決まりました。これから活躍するのだろうか。

ちなみに、これはオリキャラなのだろうか?
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