アナザー11   作:諸々

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アーデ08

今度は命様と一緒に採掘を行う。彼が持ってきてくれるものに期待したいが、別物の可能性もある。

そしてさっきの現象も気になるが、おそらく命様も判ってはいないはずだ。

帰ってヘスティア様と相談するしかないだろう。

何個か採取していると彼が帰ってきたようだ、出迎えに行く。

見慣れないゼノス達が鉱石を運んできた。ただ動作がぎこちない。

「ヴェルフっち、すげー切れ味だこの剣。」

「だいぶ酷かったからある意味当たり前だな。」とヴェルフ。

「…随分持って来ましたね。」とリリ。

「あんまり持ってきても持って帰れないだろうから、この辺にしておいた。それよりありがとなヴェルフ。

それとリリっち、ほら。」リリにこぶし大の石を3つ渡した。

「ありがとうございます、私は見た事は無い石ですね。」

「俺もねえな。」とヴェルフ。

「でもきれいな石ですね。」と春姫。

「でも3つしかありませんね。」とリリ。

「私は期間限定ですから、それより仕送りの方が…」と命。

3人は顔を見合わせて頷きあった。

 

リリとヴェルフはアマンダイト鉱石を調べている。

「問題は無いようだな、こっちこそ助かった。明らかにこっちの方が貰い過ぎだな。」とヴェルフ。

「だったらポーションは有るかい。新人がへばっているんだ。」

「リリスケ。」

「はいはい分かっておりますよ。」とリリはポーションセットを渡した。

「おっ、すまねえ、ほら。」と言ってリドはポーションを鉱石を持ってきた仲間に渡した。

だが渡されたゼノス達は飲まない。

リドは黙ってポーションの一つを取り、一気に飲み言った。「うめえーー」

その言葉を受け次々飲みだす。「うまい」「おいしい」……

「すまねえ、奴らは人間たちの捕まっていたせいで不信感が有るんだ。」ヴェルフに言った。

ヴェルフは頷いた、その時リリの様子が目に入った。リリは荷物を前に考え込んでいた。

「如何したんだ?」

「荷物が多くてドロップアイテムを持ち切れないんです。」

この後、換金率か鍛冶に有用かでもめることに。

「前から不思議に思ってたんだがリリっち、それ如何するんだ?」ドロップアイテムを指差してリドが言った。

「その辺りは武器や防具に使うのが多いですね。私のこれにも使われていますよ。」虎鉄を取り出して命が言った。

「と言う事はそれが有れば武器が出来るのか。」とリド。

「作るとなるとそれなりに時間が掛りますよ。」とリリ。

リドとレイは話し合っている。やがてリドが言った。

「なあ、その爪や牙をもって来れば、武器は防具を作ったり直したり出来るのか?」

「さっきも言ったが、時間がかかるぞ。」とヴェルフ。

「ならば換金して買って来れば良いのではないでしょうか。」と命。

それを聞いてリリは考え込んだ。

「あなたたちは爪や牙が残った時は如何しているのですか?」

「使いようが無いんでそのまま捨ててるぜ。」

「なんと、もったいない…ポーションと交換しましょう。」

「…がめついぞ。」とヴェルフ。

「リヴィラの町と変わらないでしょう?」

「いいさ、どうせ捨てちまう物なんだ、逆にそれが必要なものに替わるんならありがたいぜ。」

話し合いの結果3日後に再度取引しようと言う事になった。

 

苦労して持ち帰り、ギルドでクエスト完了手続きを行う。

「御苦労さま、要求量は十分満たしています、追加のボーナスは後からね。これは継続できるけれど如何する?

それにしても早いわね。」とミイシャ。

「今回は幸運でした。継続でお願いします。

それと前回見せて戴いたクエストで、珍しい鉱石をと言う物が有ったと思うのですが、それを再度見せて戴けませんか?」

「そう言えば有ったわね、ちょっと待っててね?」と言ってミイシャは奥に引っ込む。

しばらくしてうなだれて帰ってきてミイシャは言った。

「ちょっと見当たらないの、後で探しておくわ。でもどうして必要なの?」

「いえ、今回珍しい物が手に入ったので合わせて受けようかと思いまして。」

「そう言う事なら依頼主に連絡しておくわ。」

 

 

ちなみに魔道書の件を、ヘスティア様がフェルズ様に聞いた処

あれはプロテクトの一種で、安易に読まれない様にワザとああなっているそうです。

「それなら解ります。魔道書の値段は豪邸に匹敵します。もし誰かに盗み読みされたなら

それは我が家に放火されたと同じこと。リリなら後ろから刺すかもしれませんね。」

と感想を言った所、へステイア様はなぜか硬直していたのが印象的でしたが。

 




魔道書にそんな設定が…(オリジナルの解釈です)
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