今回は、戦闘が少しあります。
それではどうぞ!
side ブラック★ロックシューター
「はぁ…はぁ………全然出られない」
あれから森を出ようと歩き始めて二時間程経ったけど…………全然出られず、完全に迷っていた。
虚の世界には森なんてなかった。………………とすると此処は完全に異世界だ。おそらくあの穴を通ったからだろう。
「それは後で考えるとして……どうしよう」
そう……まず、この森から出ることが先だ。
「でも……さすがに木を斬り倒しながら進むわけにはいかないし……………あ」
そのとき私は思いついた。…………そうだ、ジャンプして木の上から見渡せばいい。…………最初からそうすればよかった。
私は近くの木にジャンプし、木の上から辺りを見渡した。…………すると
「!…………あれは!」
視線の先には、古い建物の集落があった。そこには小さいが人が見える。
どうやら人里らしい……あそこで何か情報が得られるかもしれない。
「よし………行こう」
私はそのまま木から木へと飛び移りながら移動した。
〜〜10分後〜〜
私は集落に着き、その中に入った。顔はフードを被り隠している。
よく見ると人里の人達は古い格好をしている……確かマトを通して見たことがある……マトが見ていた《教科書》という本に載っていた江戸時代の《着物》というものだ。
それにしても……さっきから人の視線が気になる……私の様な人は初めて見るんだろう…………私、思念体だけど…………ヒソヒソと話し声が聞こえてくる。
里の人(男)「誰だ?あの子?」ヒソヒソ
里の人(女)「見ない格好ね…」ヒソヒソ
里の人(男2)「肌白っ」ヒソヒソ
……やっぱり此処は異世界なのか……私がそう思った、その時……
ザワザワザワザワザワザワ
?なんか騒がしくなってきた。人が段々と向こうに集まって行く。
何だろう?私は近くにいた髭を生やした男性に話を聞いて見た。
「あの……すみません」
「ん?何だい?」
「あの……なんか騒がしくなってきたんですけど?何かあるんですか?」
「ん?何だ。知らないのか?あ!もしかして君、外来人か?」
「(外来人?)あ、はい……そうです」
「そうか……じゃあ知らないのも無理もない。実は最近、宗教戦争が行われているんだよ」
「宗教戦争?」
「あぁ。丁度おじさんも見に行くんだけど、嬢ちゃんも行く?」
……確かに、此処は異世界だから何も知らない。ここは案内してもらおう。
「はい……お願いします」
私はその男性に案内してもらうことにした。
〜〜移動中〜〜
side 三人称
「どうぞ!我が博麗神社に信仰すれば博麗の加護が付きます!」
「我が命蓮寺に信仰すれば私、聖白蓮が仏教で皆様を導きます!」
「我が道場に信仰すればこの豊聡耳神子が皆に道教の救済をもたらしましょう!」
人々が集まっている場所に着くと3人の女性が何か言っている。
「もしかしてあの人達ですか?」
ブラック★ロックシューターは男性に聞いてみた。
「あぁ。あの紅白の巫女服を着ている女の子がいるだろう?あれは博麗の巫女ー博麗霊夢。彼女は妖怪退治の専門家だ。そしてあのドレスを着ている女性が妖怪寺曰く命蓮寺の僧侶ー聖白蓮。最後にあの腰に刀を携えているのが仙人の豊聡耳神子だ」
「そうですか……ありがとうございます。教えてもらえて……」
「いいよいいよ。じゃあ、おじさんはもう行くから」
「はい……ありがとうございます」
彼女は男性にお礼を言い、別れた。しばらくその三人の話を聞いていた。時々喧嘩をしていたけど……。
気がつくとお昼頃になっていた。
霊夢「ふう。今日はこのくらいにしましょう」
聖「そうですね」
神子「そうね」
どうやら今日はここまでらしい。
3人の話が終わろうとしたその時
里の人(女2)「キャァァァァァァァァァ‼︎」
「⁉︎」
突如、女性の悲鳴が聞こえた。
里の人(男3)「妖怪だー!妖怪が現れたぞー!」
里の人(男2)「逃げろー!」
里の人達が悲鳴をあげて投げ惑う。……どうやら敵らしい。
霊夢「妖怪ですって!」
聖「早く行きましょう!」
神子「えぇ!」
そう言うと、あの三人は騒ぎの方へ走って行った。ブラック★ロックシューターもその後を追った。
side 霊夢
「いた!あそこだわ!」
私は暴れていた大型の妖怪を見つけた。植物と狼の頭が合わさった様な妖怪だった。その妖怪の前に誰かが倒れている。
「⁉︎あれは……こころ⁉︎」
そこにいたのはお面の付喪神の秦こころだった。どうやら背後から襲われたらしい。
聖「こころちゃん!起きなさい!」
聖が呼びかけるが、返事がない。気を失っているようだ。
神子「早く助けなくては!」
神子は私達にそう言うと、剣を抜いた。
「ギャギャギャギャ!久々ノ肉ダ!付喪神カ。人間デハナイノガ残念ダガ、マァイイ。喰ッテヤル!」
妖怪が大口を開け、こころに喰らいつこうとしていた。
神子「こころ!」
聖「ダメ!間に合わない!」
誰もが諦めかけた……………………………
その時!
シュン!
シュピーン!シュピーン!シュピーン!
「「「え?」」」
今、何が起きた?突然私達の間から何かが通り過ぎ、何かが何かを斬った。
「ギャアァァアァァァァァ‼︎」
突然、妖怪が叫び出し、妖怪の方を見ると、その妖怪はいつの間にかバラバラに斬られていた。
そしてそこにその妖怪を斬った張本人はこころのところにいた。その子は、左右の長さが非対称のツインテールをしていて、フード付きの裾の長い黒い服、その背中には白い星のマークが付いており、右手には日本刀のような剣を持っていた。そして左目には青い炎が灯っていた。
「何?……あの子」
私は思った。あれほどの大きさの妖怪をあの剣で斬ったのか?周りにいた人達を巻き込まず、妖怪だけを正確に斬ったのか?…………と。
こころ「………………ん」
するとこころが目を覚ました。そしてその子はこころに手を差し伸べてこう言った。
「大丈夫?」
side ブラック★ロックシューター
タッタッタッタッタッタッタッタッ
私は騒ぎの方へ走っていた。そこには、ピンク色の髪の少女が倒れていた。どうやら背後から襲われたようだ。すると暴れていた妖怪が大口を開けて少女に喰らいつこうとしていた。
「まずい!」バッ
私はフードを取り右手をかざした。すると青い光が右手に集まり、そこから剣-Black bladeが出現した。
「……『アグレッサーモード』」ボッ
私はそう呟くと、左目に青い炎が灯った。そして、人ではありえないスピードで妖怪の方に向かい…………斬った。
「ギャアァァアァァァァァ‼︎」
すると妖怪は断末魔と共に崩れ堕ちた。そして周りを見渡し、誰も死んでいないことを確認する。
「………………ん」
するとピンク色の髪の少女が目を覚ました。よく見たら頭にお面を付けている。私はその子に手を差し伸べて言った。
「大丈夫?」
するとその子の顔を見た時、突然、私は感じた。
(!…………この子、私と同じだ!)
なぜ私がそう思ったのかというと……その子にも………………感情が無かったからだ。
そう……これが私と彼女……秦こころとの最初の出会いだった。
今日はここまで!
B★RSとこころの出会い!
次回もお楽しみに!