ブラック★ロックシューターが幻想入り   作:堕神帝

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みなさん、おはこんばんちわ!
投稿が遅れてしまい申し訳ありませんでした!
これからは自分のペースで投稿していきたいと思っています!
それではどうぞ!


第3話 初めての感覚

side ブラック★ロックシューター

 

あの後、紫は「用事がありますので、お先に失礼します」と言ってスキマに入り消えた。

 

 それからこころ達と色々と話しをして、気がついたら夕方になっていた。

 聖と神子は「弟子達が心配すると思いますのでこれで失礼します」と言って帰っていった。

 

 阿求は使用人達に夕食の準備をするように言い、私とこころは阿求に書物室という部屋に案内された。ここには《幻想郷縁起》という幻想郷にいる人物や妖怪などを記録している書物があるらしい。

 

 阿求は「夕食の準備ができるまでここにいてください」と言って書物室を出て行った。

 

 …………そして今、私は幻想郷縁起を読んでいる。

読み進めて見ると人里(ここ)以外、色々な所があることと、この世界の住人の情報が分かり、黙々と読んでいた。

 すると突然こころが質問をしてきた。

 

こころ「ねぇ、クロ」女の面

 

「ん?」

 

 こころが私のことを《クロ》と呼んだ。

 《ブラック★ロックシューター》は長いというので私のことを《クロ》と呼ぶことになった。

 …………私も違和感ないので気に入っている。

 

こころ「霊夢から聞いたんだけど、私が気絶している時、凄い速さで妖怪を斬ったんだよね?」

 

「うん」

 

こころ「それってどうやったらそんな速さになるの?」

 

 ……どう説明しようか……わかるかな?

 

「それは一時的に私の身体能力を向上させた」

 

こころ「……それっていつでも使えるの?」

 

「いや。あの時は一定時間経っていたから使えただけ……」

 

 ………そう、私はアグレッサーモードの他に様々な技を持っている。しかし、アグレッサーモードのように自身を強化したり、補助する技は一度使ったらもう一度使えるまで少し時間が掛かってしまう。

 

こころ「じゃあもう一度使えるまで一定時間経たないと使えないってこと?」

 

「うん」

 

こころ「なるほど…」

 

 すると戸が開き、そこには稗田家の使用人がいた。

 

使用人「お客様方、お夕食の用意ができました」

 

…どうやら夕食の準備ができたようだ。

 

こころ「わかりました。それじゃあ……行こっか。クロ」

 

「…うん」

 

 私達は、使用人に案内されながら廊下を歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………なにこれ?」

 

 それが、夕食が用意された部屋に来た私の第一声だった。

 

 

 白く粒のような物が《ご飯》で、茶色い液体が《味噌汁》、そして《マグロのお刺身》だ。

マトを通して見ていたからわかっていたけど………なんでマグロのお刺身が?

 

「……あの」

 

阿求「何ですか?」

 

「なんで……マグロのお刺身が?」

 

 そう、幻想郷には海は無い筈だ。それなのにマグロのお刺身がここにあるのはおかしい。

 すると、私の問いに阿求はニッコリと答える。

 

阿求「はい。貴女達と別れた後、紫さんが「あの子(クロ)の幻想入りのお祝いに♪」と持ってきてくれたんです♪」

 

 ………本当にあの人はなんでもアリだ。あ、妖怪か。

 

阿求「さ、冷めないうちに食べましょう」

 

 私達は畳の上に座った。するとこころと阿求は目を閉じ、両手を合わせた。

 

「何をしているんですか?」

 

阿求「これは、生きる物へ、そしてその生命をいただく感謝を込めているんです」

 

こころ「(お母さん)神子(お父さん)もやってた」

 

「…」

 

 そういえばマト達もこころ達と同じことをやっていた。私も同じく、目を閉じ両手を合わせた。

 

阿求「では…」

 

こころ・阿求「いただきます」

 

「いただき…ます」

 

 私達は《いただきます》と言い、二人は《箸》といわれる棒切れ二つで食べ始めた。

 

「?」

 

 ………使い方がわからない。

 

こころ「クロ?どうしたの?」

 

阿求「もしかして、《箸》の使い方がわからないんですか?」

 

「……うん。……使ったこと……ないから」

 

 私の発言で空気が少し重くなった。

 

阿求「だ、大丈夫ですよ。少しずつ覚えればいいんですから」

 

こころ「そ、そうだよクロ」猿の面

 

 ………二人共私に気を遣ってくれている。でも、問題はない。

 

 なぜなら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ……こう使うんだ」

 

こころ・阿求「⁉︎」

 

 こころと阿求は私の行動を見て驚いた。

 

「?どうしたの?」

 

阿求「どうしたの?、じゃなくて!え⁈もう使えるのですか⁈」

 

「二人を見て……コツを掴んだ」

 

 そう……わからないなら2人の使い方を参考にすればいい。その結果、答えを見出せた。

 

阿求「……他者を参考にするだけで、ここまでできるとは……凄い学習能力ですね」

 

こころ「……うん」大飛出の面

 

「そして……」

 

こころ・阿求「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが…………《美味しい》という感覚なんだ」

 

阿求「え……」

 

こころ「あっ。そっか……」女の面

 

 

 ……そう、思念体は食事を摂る習慣がない。世界が一つになった虚では時々動物をを見かけていたけど……別に狩る必要はなかった。

 

 ……このマグロの刺身を小皿にある《醤油》につけて口に入れると、醤油のしょっぱさとマグロの旨味が合わさり口いっぱいに広がる。そしてご飯のふっくらとした食感と甘み。味噌汁の香りが鼻を通り、深い味が喉を通る。

 

「……」もっきゅもっきゅもっきゅ

 

 私は初めての美味しさにどんどん口に運ぶ。

 

阿求「ふふっ。よっぽど美味しいんですね」

 

こころ「そうだね」翁の面

 

 こころと阿求は私を見て微笑んでいる。

 ……何がそんなにおかしい…………

 

「⁉︎」

 

こころ・阿求「?」

 

 あれ?………何だろう………なんか………急に苦しく…………

 

「⁈………グッ!………グゥ!」ドンドン

 

 ま……まずい……食べ物……が……喉……に……詰まっ……た。

 

こころ「わー!クロ⁉︎しっかりしてー!」大飛出の面

 

阿求「だっ誰か、水をー⁉︎」

 

 

 

 

 

 この後、喉に詰まらせてしまった私は二人に助けてもらい、阿求に注意された。

 

 

 

 

 

 私達は食事を終え、私とこころは寝室に向かい、阿求家の使用人に用意してもらった《布団》に入った。

 人が寝る時に身体に掛ける布らしい……

 ………それにしても何だろう。なんか胸がドキドキする。私はこころに聞いてみた。

 

「……ねぇ。こころ」

 

こころ「何?クロ」

 

「なんか胸がドキドキする……何だろうこれ」

 

こころ「それが《好奇心》だよ」

 

「《好奇心》?これが?」

 

こころ「うん」

 

 ……そういえば寝るときマトが言っていた。「明日が楽しみ」だと……

 

「これが……《好奇心》……」

 

こころ「そうだよ…………ねぇクロ」

 

「何?」

 

こころ「……明日、楽しみだね♪」火男の面

 

「!…………うん」

 

 私とこころは頷き合い眠りについた。………………初めてだ。相手に「明日が楽しみだね」と言われるのは…………これが《嬉しい》という感覚なんだ……

 

 

 

 

 ………本当に……明日が楽しみだ♪

 

 




今回はここまで!
クロに感情が!
次回もお楽しみに!

早いですが…………皆様、よいお年を!
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