投稿がだいぶ遅れてすみません!
色々と事情があり、書ける時間がありませんでした。
今回も楽しんでいただけると幸いです。
それではどうぞ!
side ブラック★ロックシューター
私が他の本を読み始めてからどのくらい経ったのだろう?
気になって2人の方を見てみると、小鈴ちゃんは本の整理を始めており、こころは絵本を何度も見ている。
……マト達も何度も見ていたから、気に入ったということだろう。
私はこころに近づいて、話しかけた。
「こころ、どう? ……その絵本」
こころ「あ、クロ。……うん。最後は悲しい……でも、なんだか不思議と惹かれる……私もこの絵本気に入ったよ」
「……良かった」
ことりとり いろいろのいろ
このお話は、白い小鳥がいろんな色の空を飛んで行くお話。
えがおのオレンジ……かぜひきのピンク……なみだの青……いろんな世界をくぐり抜けながらその身に色を羽に纏い、綺麗な虹色になるが……最後は色が混じり合って濁っていき……やがて翼は黒になって落ちていき……死んでしまう……というお話。
……こころも気に入ってくれたみたいでよかった。
ザワザワザワザワザワザワ
……? 何か急に外が騒がしくなってきた。
小鈴「あれ? なんだか外が騒がしいですね?」
こころ「本当だ。どうしたんだろう?」猿の面
「……外に出てみよう」
何だか人里の人達は何か慌てている様子だ。私達は気になり、鈴奈庵の外に出た。
side 三人称
「何……あれ」
鈴奈庵から出て、彼女達は今の空の光景に驚愕した。それは、さっきまで綺麗な青空だったのだが……今は、不気味な紅い空になっていたからだ。
こころ「さっきまで青空だったのに……」大飛出の面
小鈴「あれって……もしかして!」
「? ……あれが何か知ってるの?」
小鈴「はい! あの紅いのは霧でして……その霧はこの人里から離れた所に紅魔館という館がありまして、そこに住んでいる吸血鬼が出した霧なんです」
「(吸血鬼……幻想郷縁起と鈴奈庵に置いてあった本で見た。……確か、マトの世界では夜に活動し、人間の生き血を吸い、その唾液で吸った人間を操ることができる空想の怪物だと伝えられている。……此処は忘れ去られた者たちが辿り着く幻想郷だから居るのは当然…………かな?)」
「「小鈴!」」
「?」
……とそんなことを考えていると……後ろから2人の声がし、BRS達が振り向くと1人は阿求で、もう1人は青い服を着た女性。
小鈴「阿求! それに慧音先生!」
「……慧音先生? (先生というのは確か、学校という所で勉強というものを教える人のことだっけ?)」
慧音「こころ! それに……君は?」
慧音がBRSに話しかけてきたので、彼女はまず自己紹介をした。
「私はブラック★ロックシューター……クロと呼んでください」
慧音「……あぁ! 君は新聞に載っていた子か! 初めまして。私は上白沢慧音だ。昨日は里の皆を助けてくれてありがとう」
慧音さんはBRSに向かって頭を下げた。
……どうやら彼女のことを新聞で知っていたようだ。頭を下げたのは、昨日のことの感謝だろう。
「いえ。当たり前のことをしただけですから……」
阿求「慧音先生。お礼を言うのは後ですよ」
慧音「あ、あぁ……そうだったな」
慧音が阿求に言われて頭を上げると、小鈴が本題に入った。
小鈴「慧音先生。どうして紅魔館の主は紅い霧を出したんですか?」
慧音「いや……流石に私に聞かれても……」
慧音が小鈴の質問に困っている。……慧音も突然のことに対応が追いついていない様だ。
「(……たしかに、紅魔館の人達は何故紅い霧を出したのかわからない。幻想郷縁起に書いてあったけど……以前に出して霊夢に退治されて大人しくなった筈。それなのにどうして? …………まさか!)」ダッ!
こころ「クロ⁉︎」
彼女は鈴奈庵の中に戻り、あるものを持って来た。
「多分……これだと思う」
そう言って彼女は皆んなに見せたのは文々。新聞だ。見出しは私のことが書いてあるところだ。
慧音「これは……文の新聞じゃないか!」
阿求「まさか! 彼女達はこれを見て!」
「可能性はある……慧音さん、紅魔館はどこにある?」
慧音「え……人里を出て北西の方角だが?」
阿求「クロさん、貴女まさか!」
「……紅魔館に行く」
紅魔館の主はこの新聞を見てBRSに興味を持ち、紅い霧を出したのだろう。ならば彼女自身が紅魔館に行って解決するしかない。とBRSは思ったのだ。するとこころが彼女に向かって言った。
こころ「だったら私も行く!」狐の面
慧音「こころ⁉︎」
こころ「クロは私の友達……見殺しにはできない!」
「わかった……慧音さんは里の人達を守ってください」
慧音「……わかった。2人共、あまり無茶はするな」
BRS・こころ「わかりました」
BRSとこころは慧音さんに返事をするとこころは空へ飛び、彼女は建物の上や木の上へ飛び移りながら移動した。
BRSはチラッと慧音さん達の方を見ると、3人共驚いた顔をしている。おそらく彼女の身体能力に驚いているのだろう。そう思いつつ彼女達は紅魔館に向かった。
〜〜少女達移動中〜〜
ー紅魔館付近・霧の湖ー
私は慧音さんに教えてもらった方角に行き、木から木へ飛び移り、開けた場所に来たのでそこに着地した。そこには大きい湖とその先に紅い建物が見える。私は紅い建物の方を指を指し聞いた。
「こころ……あれ?」
こころ「うん。あれが紅魔館だよ」女の面
やはりあれが紅魔館らしい。……早速私達は紅魔館に向かって行こうとした…………その時
ヒュン
BRS・こころ「⁉︎」
突然、背後から氷の塊が飛んできた。
それに気付いた私達は躱し、後ろを振り向いた。そこにいたのは、2人の子供だった。
1人は、青いワンピースを着ていて頭には大きな緑のリボンを付けて、背中には氷でできた6枚の羽があった。
もう1人は、白のシャツに青い服を着ていて髪はサイドテールで纏めており、背中には緑の掛かった2枚の羽があった。
「……貴女達は?」
チルノ「あたいチルノ! サイキョーの妖精よ!」
大妖精「ど……どうも……大妖精です」
妖精……幻想郷縁起に種族として書かれていた。確か、イダズラ好きだったっけ?
そしてチルノという子はこの辺りを自分の縄張りとし、最強(自称)の妖精と名乗っているらしい。……おそらくこの後、問答無用で勝負を挑まれるだろう。
チルノ「あんたたち! ここはあたいのナワバリだよ! かってに入ったからには、カクゴはできてんだろうね!」
しかし、今はそんなことをしている暇はない。……仕方がない、一瞬で勝負を着けるか。
「……『アグレッサーモード』」ボッ
チルノ「ここをとーりたかったら……」
シュン
チルノ「あたいをたおしてみ……へ?」
チルノは私を見て呆然としているようだ。何故なら…………私はこころの場所から一瞬でチルノの頭上に移動したからだ。
「ハッ!」ゲシッ!
チルノ「フベッ!」
ヒュー
ズガァン!
私はチルノを蹴り落とした。すると垂直に落下し勢いよく地面へめり込み、そのまま動かなくなった。
私は地面に着地し、チルノを地面から引き剥がし、安否を確認する。
………………良かった。気を失ってるだけだ。するとチルノと一緒にいた大妖精が近寄って着た。
大妖精「あの……チルノちゃんは?」
「大丈夫……気を失っているだけ」
大妖精「良かった〜。……あ、すみません。いきなりチルノちゃんが攻撃をしてしまって……」
大妖精はチルノが無事だとわかるとホッとし、頭を下げ私達に謝ってきた。
「いや……私の世界ではいつものことだから気にしないで」
大妖精「は、はぁ……」
「それより、大妖精はここから紅魔館への道はわかる? できれば案内してほしいんだけど……」
大妖精「はい。わかります。私についてきてください」
「わかった。こころ……行くよ?」
こころ「あ……う、うん(霊夢達から話は聞いていたけど……全然見えなかった)」大飛出の面
私は驚いて大飛出の面になっているこころを呼び、大妖精の道案内で紅魔館へ向かった。
ー紅魔館・門前ー
「紅い……」
こころ「うん……紅い……目がチカチカする……」
私達は紅魔館に着いた。近くで見ても真っ赤だ。……なんで此処の主は……いや考えなくても理由はわかるけど……悪趣味だ。
……ん? 門の前に誰かいる……
「ねぇ大妖精……あそこにいるのは誰?」
私の目線の先にはチャイナドレスを着て、赤のストレートヘアーの女性が仁王立ちしている。
大妖精「あの人は、紅魔館の門番の美鈴さんです」
やはりこれだけ大きい館だから門番もいるのは当然か……すると美鈴は私に向かって叫んだ。
美鈴「来ましたね、外来人! 私の名は紅美鈴! お嬢様の命により貴女をこの先には行かせません! (なんだ。ただの女の子じゃあないですか。これなら楽勝に勝てますね♪)」
美鈴はそう言うと身構えながら笑っている。……おそらくただの女の子だから問題無く勝てると思っているのだろう。
こころ「クロ……私がやる?」
「いや、いい……2人共下がってて」
こころの問いに私は首を横に振り、2人の前に出て右手を横にかざした。
美鈴・大妖精「?」
こころ「(何やってんだろう?)」猿の面
「……」
ガチャ! ガコン! ゴン! ゴゴン!
カチャン! ガン! キン!
すると右手が青く発光し、光とともに黒い鉄屑が形を成し、私の右手には鈍く光を反射する漆黒の砲身ーBlack rock cannonが現れた。
3人「⁉︎」
「lock……」
そして私は、砲口を美鈴に向け……………………放った。
「fire‼︎」
ドン! ドン! ドン! ドン! ドォン!
美鈴「( ゚д゚)」
ドガァァァァァァァン‼︎
爆発と共に門が破壊され、美鈴は門の向こうに吹き飛び、そのまま気絶して動かなくなった。
「……」
私は美鈴が倒れたのを確認するとcannonを青く発光させて消した。
するとこころと大妖精が走って来た。
こころ「ちょ、ちょっとクロ! 何今の⁉︎」大飛出の面
「……あれはBlack rock cannonといって私しか使うことができない武器……私たち思念体は今のように武器を出して戦うの」
思念体は今の私のように武器を出して戦う。そして、戦いの状況によって武器の形を変えることだってできる。
こころ「な、なんか凄いな。思念体って」猿の面
「そうかな?」
こころ「いや凄いよ」
私とこころが話しをしていると、大妖精が話し掛けてきた。
大妖精「あ……あの」
「ん? 何?」
大妖精「め……美鈴さんは?」
大妖精は美鈴さんが心配そうだったので、私は美鈴さんの元に行き安否を確認する。
「……大丈夫、死んでない……気絶しているだけ」
大妖精「はぁ〜。良かった〜」
大妖精は美鈴が気絶しているだけだと言うと、安心したのかホッとした。
「大妖精。此処から先は危なくなるから……早く逃げた方がいい」
大妖精「は……はい」
「あ……それと」
大妖精「?」
「此処まで案内してくれてありがとう」
大妖精「! ……はい!」
私が大妖精にお礼を言うと、大ちゃんは笑顔で返事をして行った。
「さて……こころ……行こう」
こころ「うん」狐の面
こころは頷き、私達は改めて身を引き締め、紅魔館に入った。
ー紅魔館内部・玄関ー
私達は紅魔館の扉を開け中に入った。入って見ると玄関は広く大きな階段がある。
紅魔館の大きさから見たら、これは探すのに苦労しそうだ。
「彼女達は……何処にいるんだろう?」
こころ「さあ……」猿の面
と、そんなことを言っていると……
「ようこそおいでくださいました。お客様方」
BRS・こころ「⁉︎」
突然、階段の方から声がしたので見ると、さっきまでは誰も居なかった階段の前に、女性が居た。
「……貴女は?」
「私は十六夜咲夜。この紅魔館のメイド長を務めております」
メイド服をきた女性は名前を名乗り、お辞儀をした。
「初めまして……私はブラック★ロックシューターといいます……クロと呼んでください」
こころ「私は秦こころ。こころでいいよ」
私達は自己紹介をして、咲夜さんは本題に入った。
咲夜「貴女がお嬢様が仰ってた外来人ですね。実はお嬢様から……「外来人が着たら私の所に連れて来なさい」と言われております」
……やっぱりレミリアはあの新聞を見て私のことを知ったんだ。
「あの……咲夜さん」
咲夜「咲夜でいいわよ。それで何?」
「あ……はい。咲夜、私は人間じゃないよ」
咲夜「え? 人間じゃない?」
「私は……思念体です」
咲夜「思念体?」
こころ「咲夜。実はクロは斯く斯く然々で……」
咲夜「なるほど……」
まただ。……小鈴ちゃんの時もそうだったけど、これって伝達法の一種なのかな?
咲夜「では、お嬢様の所に案内するわね。こちらよ」
「あ……はい」
私達は話しを終わりにし、咲夜について行った。
ー紅魔館内部・廊下ー
私達は咲夜の案内で廊下を歩いていた。しばらく歩くと咲夜は一つの扉の前に止まり、扉をノックした。
コンコン
咲夜「お嬢様。お客様2名を連れて来ました」
……すると中から声がした。
「いいわよ。入って」
咲夜は扉を開けた。中に入るとその部屋は広く、中央には大きな玉座があった。どうやらこの部屋は玉座の間らしい。そして玉座の所に3人の女の子いた。
1人は、玉座に座っていて、ピンクの服を着て頭にはナイトキャップを被り、背中には悪魔の羽が生えている。
右の子は、赤い服を着て頭には1人目と同じナイトキャップを被っているが、背中には枝に七色の宝石が付いた羽が生えている。
左の子は2人より背は高く、紫と薄紫の縦じまが入った服を着ていて、帽子には三日月の飾りが付いており、手には本を持っている。
……あの3人から……特に玉座に座っている子供からはとてつもない力を感じる。すると玉座に座っている子供が私に話し掛けてきた。
「よくここまで来たわね。では先ず、貴女の名前を教えてくれないかしら?」
「……ブラック★ロックシューター……クロでいい」
私は彼女達を警戒しながら自己紹介をした。……ここで気を抜いてはいけない。気を抜いたら…………殺られる!
「わかったわ、クロ。ようこそ紅魔館へ。私がこの紅魔館の主であり、この異変の首謀者…………」
「レミリア・スカーレットよ」
今回はここまで!
効果音をつけるのはなかなか難しいですね……
ちゃんと表現できてるか不安です。
次回もお楽しみに!