「わりぃなボウズ、てめえには何の恨みもないが死んでもらうぜ」
「っ!!!」
息が詰まる。目の前のその男ははっきりいって奇妙だった、青いタイツのような服装にも目がいったが、それよりも男がその手に持っている物のほうに目がいく。それは槍の形をしていた、だけどそれは槍の形をした純粋な殺意の結晶のように感じた。善も悪も関係無くただただ殺す、それだけを感じた。
「せめて一突きで葬ってやるから安心しな」
死にたくない……いや、まだ死ねない、死ぬわけにはいかない。爺さんの意思と生き残ってしまった責がまだ残っている。俺は『正義の味方』にならなくちゃいけないんだ。だから俺は―――
「じゃあな、もしかしたらお前が最後の一人だったのかもな」
男が槍を繰り出した。心臓に向かって来る槍の動きがひどくゆっくりに思えた、ゆっくりゆっくりと槍が胸に突き刺さっさた…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
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学校に忘れ物をしたことに気がついたのは、バイトが終わり家に帰ろうとしていた時だった。学校が帰り道の近くだったことと、忘れ物が明日提出しなければならない宿題だったこともあったので、もう深夜に近い時間帯だったが仕方なく取りに向かうことにした。
道すがら昨日の帰りに慎二が何か言いたいことがあると言っていたのを思い出した。あの時は急いでたからまた次の日に聞こうと思っていたけど、今日は慎二と話をするようなことが無かったからすっかり忘れてしまっていた。明日こそはちゃんと話をしよう。
夜の学校はひどく静かで、昼間とは一転してどこか不気味な雰囲気を醸し出していた。不気味ではあったけど、怖いというよりも夜の学校に勝手に入るのはやっぱりまずいだろうと思って、急いで教室に向かい目当ての物を手に入れて帰ることにした。
「あったあったっと」
忘れ物を手にしたとき、背中にぞくっとした感覚を感じた、まるでなにかぞわっとした物に体を包まれるような感覚だった。後ろを振り返って見るがそこには何の変哲もない窓とその向こうに夜空が見えるだけだった。
「気のせいだよな?」
きっとこの不気味な雰囲気のせいで変に感じたんだ。とにかく用事は済んだし長居は無用だ、早く帰ろう。そう思い駆け足で教室を跡にした。そうして靴箱へ向かう途中で音が聞こえた、空気が切れるような音と太鼓を叩いたような音だった。
「なんだこの音? グラウンドのほうか?」
連続的に響き続ける音が気になり、音のするグラウンドへ向かった。
相変わらずの不定期更新です。
この士郎はどういう選択をしていくのか・・・
次回の更新はまだ決まっていませんが出来るだけ早くしたいと思いますので楽しみに待っていてくださると幸いです。