Mr.Eに呼ばれて集まった六聖魔人と神崎姉弟。
ホログラムにある物が表示されている。
「"装者計画"とは……?」
「今後、ノイズを使役、あるいはノイズそのものと敵対するという可能性を考えての計画です」
「ノイズというのはシンフォギア世界の異形のことですよね」
アオイの言葉に皆は訝しむ。
ノイズ―――。
人類共通の脅威とされ、人類を脅かす認定特異災害。
触れた人間を自分諸共炭素の塊に転換、
発生から一定時間が経過すると、自ら炭素化して自壊する特性を持つ。
しかし、その正体は先史文明期の人類により作り出された人を殺す為の殺戮兵器。
だが、ある事件を境に自然発生もしなくなり収束した。かと思われたが……。
「後に、何者の介入がない世界―――錬金術師と自動人形たちが改良した亜種ノイズを使い第三の戦いが発生したわけね」
シオンが言う。
つまり……よほど"捻くれて盲点を突くような転生者"が自在にノイズを使役、ノイズそのものが現れてもおかしくない。
「つまり――――こちらの世界にある聖遺物を、シンフォギアを纏わせる計画ということか」
「だが、適合者がいなければ纏う事もできない。ましてや聖遺物は……」
イージスが計画の重点を言うがニコラスが口を出す。
Mr.Eはカプセルを取り出す。
中にはシンフォギアを纏う者たちと同じペンダントの形をしている。
「これはアーサー王が所持している武器が一つ、エクスカリバーの破片を入れた物だ。
ハイスクールD×Dの世界のではなく、本物から得た物だ。入手ルートは極秘ですけどね」
「なるほど、それの調整の為に僕がやればいいという訳だね。
水聖魔人の名に懸けて、最高の出来に仕立て上げるよ」
ヨハンは俄然やる気が溢れた、研究魂に火がついたようだ。
しかし、まだ問題が残されているのをジャンヌは発言する。
「問題は適合者ですね。いったいどうすれば……」
「適合者に関しては、見つけていますよ。施設にいる子たちですがね……」
「Mr.E、そのシンフォギアになった子は処刑人として任命させるのですか?」
「……そうですね。しかし、断って平穏に生きたいのも本人の自由です」
ホムラの言葉にMr.Eは答える。
「まぁ、纏えたとしても、実践に慣れるまで訓練も必要だけどねー」
ヨハンは聖遺物のペンダントをじっくりと見て言う。
その時、シオンに電流が奔る。
「纏うとなれば……コスチュームとかは決まっているのかしら?」
「いえ、それはまだですね………」
「ならば、それに似合うコスチュームを考えてくるわ」
シオンはムフフッと笑う。
オタク趣味がある彼女はこういうのが得意なのである、しかも、完成度が高い。
「適合者の名前は……」
アオイの問いにMr.Eは資料手にする。
写真にはプラチナの長髪に白いリボンが特徴の女性である。
「彼女の名は――――――――――――、アルエリア。アルエリア・インサウラム」