爆炎と氷河の姉弟   作:Mr.エメト

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メインストーリー
炎と水


二人は突然目が覚めた。

そこはいつもの部屋ではなく、白と黒が均等に敷き詰められているフロア。

上を見上げると夜空に星々が照らしている異様な空間。

 

「コホン……突然の事で申し訳ないですね。私の名前は"Mr.E(ミスター・イー)"と呼んでください。

 えーと、神崎ホムラと神崎アオイ」

 

声がする方を見ると紫色の紳士服に山高帽と昔の貴族か画伯みたいな恰好をした青年が自己紹介する。

 

「さて……貴方たち姉弟は、病魔に蝕まれて亡くなりましたね。

 医学が発展しても治せなかった貴方達に」

 

「それで私たちに何をさせようというの?」

 

女性が警戒心を出して、問いかける。

 

「下級の神たちが別世界へ転生したい者たちに脅されては特典を貰い暴れてしまうと、

 その世界の本来のバランスが崩れてしまう。

 毒を以て毒を制す。つまり、貴方達には転生者を始末する係として欲しいのです」

 

内容は理解したが解らないことがあり弟は口を開く

 

「何故僕たちに?」

 

「君たちは生前のころ、そういうのを毛嫌いしているだろ?だからこそね」

 

姉弟は確かに"調子に乗った連中"は大嫌いなのだ。

普通の転生者や二次創作系とかは好きだが、本来の世界を崩し、その主人公を蹴落とすというのが我慢できなかった。

だから、それ相応の処刑や末路には納得している。

しかし、その処刑人という役目に自分たちに選ばれるというのは、驚いているが……。

 

「……引き受けてくれるかい?」

 

二人は断る理由は無く頷く。

 

「ありがとう。では……君たちが行く世界は――――ハイスクールD×Dの世界だ」

 

 

◆◆◆◆

 

 

ハイスクールD×Dの世界。

天使、堕天使、悪魔と神話に登場する者たちが跋扈する世界。

人間にも特別な力を持つ"神器"を持ち、これによって超常な者たちと戦うことができる。

 

夜―――。

一人の男、この世界に転生した者は走っていた。

この世界のヒロインたちを自分のモノにすると言う野望を持ち、同じく転生した者たちと徒党を組んでいた。

いずれは仲間たちを始末してと考えていたが、それも儚く散ったのだ。

突然現れた、二人によって……一人殺されて、バラバラに逃げた。

 

「はぁ・・・・はぁ・・・・なんだってんだよ!!チクショウ!!」

 

走って息はキレて、休んでいた。

足音が聞こえて、見ると――――襲撃してきた者の一人だ。

黒いコートをつけた赤い瞳の少年だ。

 

「対象者を発見……罰する」

 

ホムラが両腕の腕輪を付けると、炎が巻き起こり髪が赤くなり逆立つ。

 

「ゴルゥゥアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」

 

鬼の雄たけびを上げると、炎の衝撃波が巻き起こる。

 

「な、なんだよ!?てめぇ、俺を誰だと思って……」

 

転生者は特典の能力を使おうとするが、そうはさせずホムラは炎の鉄拳を顔面に喰らわす。

何回もバウンドして、壁に激突し、ヨロヨロと立ち上がるが―――。

 

「ジャラ!!ゴルァ!!ドラアッ!!ガルアアアアッ!!」

 

炎のスライディングキック、ハンマーパンチ、サマーソルト、アッパー、連続蹴りと叩きこみ

相手を宙に放り出して―――。

 

「ジェストォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

炎の右手刀を叩きこむ―――これぞ六道烈火。

敵に隙を与えぬ六連撃コンボである。

 

「ぐ……が……くそ……」

 

尚も立ち上がろうとするが、ホムラは目を赤く光らせて猛突進。

 

「ハァァァァァ……ゴオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」

 

相手の首を両腕で掴み挙げ、巨大な爆炎で相手を包み込こんだ。

 

「ああああああああああああああああああああっ!!!!俺は、ごん゛な゛……どごろで……じに゛だ……」

 

愚かな転生者の体は焼かれ、血と内臓は蒸発、骨も灰も残さずに炎の中へと消えた。

 

これぞ絶命奥義――"三千大千世界・全焦土"。

 

全てを焼き尽くす破壊の炎で肉体はおろか、魂すらも焼き尽くす業火。

炎の中から、悪鬼の姿をしたホムラの姿が浮かび―――。

 

「ハァァァァァァァァ……ドッゴラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」

 

雄たけびを上げて炎の中から飛び出し、元の姿に戻る。

すると、雨が降り出す。

降りしきる雨の中から蒼い長髪の女性が現れて、ホムラを叩く。

 

「だーかーらー。派手な技を使うなって言ったでしょ。

 消化しなきゃいけないこっちの身にもなりなさい」

 

「悪い……アオイ姉ちゃん」

 

素直に謝る弟を見て、よろしいと言うアオイ

 

「それで、今回の討伐したのは、あれで最後?」

 

「うん。そっちは……?」

 

「こっちも終わったわよ。

 風を使うとか毒を使うとか変な特典だけど難なく始末できたわよ。

 まぁ、おとなしく輪廻転生を待てばいいのにね」

 

彼女の掌からツララを生み出し高速で回転する。

おそらく、眼球や脳に突き刺したと考えると……想像絶する痛みだろう。

 

「さて、どうしょうかしら?」

 

「……腹減ったな」

 

ホムラは両目を瞑り空腹を訴える。

 

「そうね。レストランでも行きましょうか」

 

「……うん」

 

二人は手をつないで、立ち去った。

 

姉弟に与えられた任務は……踏み台転生者を狩ることだ。

自分の欲望の為に本来の主人公やその家族、仲間たちに手を出し不幸が起きる前に始末する。

それが、ホムラとアオイの役割だ。彼らは闇に忍び生きる。

 

――――彼らは駒王町に足を運び、更なる者たちを狩る




そんなわけが始まりました、踏み台転生者スレイヤー物語。
ある人たちに影響されてか投稿しました。

オリジナルキャラの姉弟はある作品をヒントに作りましたが……弟のホムラは流石にわかる人はいますね(;´Д`)

ちなみに踏み台転生者の処刑をお願いしたい・この方法で処刑させてほしいという希望のある方はメッセージでお願いします。

では、善き生活を!!
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