爆炎と氷河の姉弟   作:Mr.エメト

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今回はヴラドさんとのコラボストーリー!!

ここでも新たな処刑人とちょっとした戦闘です!!


異世界と交流

異世界と交流

 

 

「さて……ジュノ、ソフィア。ヴラドさんの世界に行きますよ」

 

「「………え?」」

 

呼ばれて何かと思いきや、マスターの交友関係の人に会う話のようだ。

また、転生者狩りの件かヴィルゴが報告した"災厄"に関することかと思ったが……。

しかも、出かける用の灰色の貴族服を装着してるし。

 

「しかし、ヴラド様というのは、どのようなヒトでしょうか……?」

 

「強いて言うならば、普段は(つ>▽<)つ<ワーイっ、と朗らかで穏やか、研究熱心な方ですが……。

 断罪する時はとんでもなく、恐ろしいと言えばいいでしょうかね」

 

「……アタシらがついて行く理由は重要な話、ということでいいわけか?」

 

ヴィルゴの報告で警戒するジュノとソフィア。

しかし――――。

 

「いえ、ヴラドさんが"遊びに来てください。お茶菓子も用意してます♪"っと」

 

ズデーンッ!!

 

そんな、子供の遊びの約束みたいに……。

 

「しかし、四人となってますが……。

 神崎姉弟、ファーリー、トゥムは一誠たちの護衛。

 ヴィルゴ、蓮は狩り仕事、ウィルはメンテナンスですし……。

 おお、いましたな一人だけ予定が無い人が……。」

 

二人はやれやれとため息をついていた。

 

 

◆◆◆◆

 

 

=ヴラド・スカーレットの世界=

 

そんなこんなで、たどり着いた世界。

大きな研究室の様な場所でその奥には………。

 

「この資料はfate次元の24番へ送って、

 こっちの資料はSAO次元の73番へ送っておいて。

 はい、もしもし?……え、またですか?今月だけで何回目ですか……それじゃまた後程……。

 あ、クロちゃーん♪なのは次元の48番担当の転生神のお仕置きお願いね★」

 

そこには大量の資料と画面を見ながら電話にも対応しながら、ゆっくり達へ指令を出している人がいました。

ちなみにさっきクロちゃんって呼ばれてたのは"サイボーグクロちゃん"本人だった……。

 

(あの破壊のプリンスが、こんな所に……。)

 

「あ、ナナちゃーん四人分のレモンティーとお茶菓子の準備お願いね?」

 

今度は尻尾の先に電球の付いた猫型ロボットのナナってのにレモンティーとかを頼んでこっちを向いた。

 

「いや~すみませんね、少し仕事が立て込んでたもので……。

 あと少しで終わるのでそちらのソファーで御茶をして待ってもらってもよろしいですか?」

 

「いえいえ、すみませんね」

 

((し、紳士すぎるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!))

 

ジュノとソフィアは心の中でシンクロして叫んだ。

 

 

~御茶タイム(・∀・)旦~

 

 

「どうもどうも、お待たせしました~。ふむふむ、ミスターの処刑人たちかい?」

 

「ええ。まだ全員ではありません。仕事で来れない人もいますので」

 

「それは残念。ミスターお気に入りの神崎姉弟やヴィルゴちゃんを見たかったけどね。

 えっと、ジュノちゃんにソフィアちゃん。……それで君は?」

 

四人目は―――――真っ黒なコートと帽子を被り、黒い長髪。

翡翠色の瞳を持つ男性だ、背中には大きな鋏を背負っている。

 

「ええ、紹介しますよ。彼は……」

 

Mr.Eが紹介しようとするが、男は立ち上がり帽子を取り、頭を下げる

 

「初めましてヴラド様。私は咬呂戯幽斬(かむろぎ ゆうき)と申します」

 

「礼儀正しいね。彼はどんな処刑人かな?」

 

「彼は……得物を見る限り、背中の鋏ですよ。

 私の親友に鍛冶王がいて、特注の鋏を作成してくれたんですよ。

 魂すらも切り裂く鋏、斬られたら相当の苦しみを与えますからね」

 

御茶を飲んで、幽斬の説明をするMr.E。

ヴラドは目を輝かせて―――。

 

「おおー!!それは珍しい!!

 それにしても、Mr.のところには色々な物があって羨ましい!!」

 

「……そうですね。彼・彼女たちは私の大事な"家族"ですからね」

 

その言葉にジュノ、ソフィア、幽斬はしんみりとした感じになる。

施設にいる者たちは様々な事情があって、保護して育成する。

異能の力をうまくコントロールした者は社会に馴染めていく者たちがいる。

 

だが……処刑人として道を選んだ者たちはMr.Eの剣にして盾。

彼が言う"災厄"に備えて、研磨していく日々を送っている。

勿論、Mr.Eは処刑人たちを普通の生活に戻してやりたいと思っているが、それは……本当の安息と安寧が訪れた時だ。

 

「……なるほど。その気持ちはよーく解るよ。私も家族を大事にしているからね」

 

ヴラドも頷く。

しばらくの談話が続くが……。

幽斬が立ち上がり、外を見る。

 

「失礼、外へ行きます。」

 

ドアを開けて閉める幽斬。

Mr.Eは外を見て"なるほど"と理解した。

 

「下賤な奴が現れたんだろうな……。それで始末しにね」

 

「一人で大丈夫なので?」

 

「ええ、例え……大人数で来たとしても、彼は負けませんよ」

 

 

◆◆◆◆

 

 

雨が降り注ぐ中、幽斬は目の前の真っ黒な軍隊を見る。

恐らくクズの転生者が用意した者だろうと、考え―――。

 

「………斬る」

 

背中の鋏を取り出し、クルクルと回して構える。

鋏の接合部を外し、片断ち鋏にして二刀流の構えをする。

 

「影だろうとも、切り裂く」

 

ダッと駆け出し、次々と影の軍隊を切り裂く。

切り裂かれた影は塵のように消え去っていく。

本体を探すと―――無数の鋭い棘が飛んできたが、難なく回避する。

 

「ちっ。上手く避けたようだな。てめぇも踏み台か?」

 

踏み台。つまりはこの影の軍隊を出したのはこの男のようだ。

だが、幽斬はつまらなそうにため息をつく。

 

「……御茶の続きをしたい。終わらせる」

 

その言葉に男は青筋を立てて、憤る。

 

「ふざけたことを、抜かすな!!」

 

地面につけると、黒い棘を無数に生やして突き刺しにかかるが、一閃で全てを切り裂く。

 

「柔らかい。あの御方の"影"に比べたら……貴様は最低だな」

 

目の前に現れて、ハサミを構える。

 

「その首を斬る」

 

――ジャギン!!

 

クズの転生者の首が宙を舞い、更に首が無い胴体が真っ二つに斬られて消滅した。

 

「眠れ、永久に……」

 

降り注ぐ雨の中で静かにいう。

その後はヴラドが行っている実験を視察したりと過ごした。

まだまだ、やるべき使命が残っている―――。

いつか‥‥共闘することを願って―――。

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