ファーリーとトゥムの特訓で強くなる一誠、祐斗、小猫。
その過程でアーシアと友達になったが、彼女は堕天使に捕らわれており、一誠が悪魔になるきっかけを作ったレイナーレが現れて彼女は連れ去られてしまった。
彼女を救出するため、古びた教会へと向かうが様子がおかしかった。
「……おかしいわ。はぐれ神父どころか堕天使の気配がしない?」
おかしいと思い、中へと入り地下へと向かう。
―――――そこは夥しい血が広がっていた。
首が無いもの、両腕が無いもの、上半身が無いものと様々だった。
奥には潜伏していた堕天使もいたが、遺体の損傷が酷く原形をとどめていなかった……。
「来やがったか……ウスノロども」
台座に座っていたのは、見た事のない男だ隣にはアーシアが縛られていた。
「遅いお前らに代わり、ゴミ掃除をしてやったぜ?」
ブンッと投げ捨てるは黒い翼だった。
目の前の男は明らかに異常すぎる存在だ。
「貴方は一体何者……?」
「ああん?俺はお前らみたいな連中を掃除するもんだよ」
男の両手にはショーテルを持ち、地面にこすりつけながら歩み寄る。
「なぁーに、お前らは堕天使に無惨に殺されて、通りがかった俺がはぐれ堕天使を始末しましたと、言うからさ!!」
ブォンとショーテルを振りかざし、リアスの首を撥ねようとするが――――。
―――ガギィン!!
ホムラが腕輪の部分でダブルショーテルを防ぐ技を見せた。
腹部目掛けて蹴りが炸裂し、吹き飛ばされる男。
「ホムラ!どうしてここに……?」
「嫌な予感がして、来てみたら……案の定、当たりだな。
あいつはお前らを殺しに来るクズだ。
アーシアを連れて急いで、逃げろ」
「ですが、あなた一人だけでは……!!」
朱乃だけではなく、皆も戦おうとするがホムラはクスリッと笑う
「その気持ちは嬉しい。
だが……巻き込んでしまうから、急いで逃げろ。
さあ、はやく!!」
ホムラの言葉に戸惑うが、リアスたちはアーシアを連れて、急いで退避する。
目の間の敵を見て、問いかける。
「お前、何が目的でリアスたちを襲おうとした?」
「そりゃあ、アイツらがアーシアを助けに来るのが遅いせいで、一度は死んで悪魔として生きる。
胸糞悪い事が嫌だったが、こうして転生して力を得た!!
手始めにうるさいカラス共を八つ裂きにしたさ!!」
なるほど、こういうクズもいたのか、と納得したホムラ。
ならば、仕事としてこいつを消し炭にする。
腕輪を手首に嵌めて、力を解放し炎鬼となるホムラ。
口から火の粉が噴きだし、ギラリッと睨む。
「てめぇも転生者か!?なら、死に……」
最後まで言えずに、殴り飛ばされる男は三回バウンドして、壁に叩き付けられた。
「ぐう……ちくしょうがぁぁぁぁぁぁ!!」
ショーテルを構えて、叩き斬ろうとしたがホムラの熱でショーテルは融解した。
「オオオオォォォォアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」
両手が燃えて、一気に駆け出し連続の手刀を振りかざす。
型も無いただ力任せに振りかざすだけだが、シンプルで強力。
最早、敵わないと分かったのか、命乞いをするが―――
「ま、待て……!!もう、悪さはしない!!だから……!!」
炎鬼は裁きを下すのだった。
「ハァァァァァァアアアアアアアアッ!!ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!」
両手から灼熱の波動を放ち―――相手を消し炭にした。
残っていたのは、黒焦げとなった人の形だけだ。
「ハァァァァァァァァァ………グオオオォォォアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
雄たけびを上げるとともに、炎の衝撃波が巻き起こる。
◆◆◆◆
事の顛末を話をするホムラ。
それを聞いてたアオイは目を瞑り、頷く。
「それで、アーシアちゃんはリアスたちの眷属に、ね……」
「ああ、本来の展開とは違ったが、どうにかな……」
本当だったら一誠が力を覚醒して赤龍帝の籠手を発現させるのだったが、止むおえない展開だ。
「そうそう。Mr.Eのお気に入りのヴィルゴが異世界へ赴いているそうよ」
「あの庭師が?……そういえば、他の者たちも異世界へと交流させるという計画もしていたからね」
「けど、私たちは、この町で監視しなければならないわ。呼ばれた場合は別だけどね」
「今後も刈らなければいけない。やがては来るだろう災厄の為に……」
次はライザーたちが来るだろうが、ここでも襲ってくる者たちがいるだろう。
警戒を怠らず、監視をするのが姉弟の役目だ。
今回は短めでしたが、後々の布石(回収できるか不安)。
さて、次は……ライザー&初のレーティングゲーム編へ!!