爆炎と氷河の姉弟   作:Mr.エメト

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久々の本編更新


修行と闇の真実

教会の事件後……アーシアはリアスの眷属となる。

今回からはライザー・フェニックスとのレーティングゲーム対決だ。

オカルト研究室にて、サーゼクスの妻であり最強の女王であるグレイフィアと邂逅。

アオイはリアスとソーナを助けた恩人として礼をされた。

 

現れたライザー・フェニックス。

リアスに冥界の未来のためと説得するが……リアスは断固拒否。

話が進まなくグレイフィアはレーティングゲームで勝敗を決めようと提案した。

十日間の猶予が与えられて、いざ―――特訓の始まりだ。

 

「一誠、小猫は俺とファーリーと組み手。祐斗はトゥムと相手にするとして……。

 魔力専門のリアス、朱乃、アーシアはこの人から教授してくれ」

 

現れたのは星を模した魔方陣が出現し、その中央から現れたのは様々な装飾を身に着けたローブに学者帽子の人物。

薄青色のボサボサ髪、左目にモノクルを付けた少年だ

 

「やぁ……ホムラから話は聞いたよ。僕の名はヨハン。君たちの訓練担当者だ」

 

三人には魔力の特訓に励む、それぞれの修行経過を見て見よう。

 

~一誠とホムラ~

 

「うおおおおっ!!」

 

神器を発動させて、ホムラと組み手をするが―――。

 

「動きが単調すぎる!!」

 

直線的に突っ込む一誠に対し、ホムラはカウンターをする。

一誠は背中から叩きのめされるが、立ち上がる。

 

「ただ、闇雲に突っ込めばいいというわけじゃない。

 祐斗みたいに速いわけではない、相手の隙を見て動け」

 

「は、はい!!」

 

「……常に、描くのは最強の自分だ。相手の強さに飲まれようとも前に進め。一歩ずつ一歩ずつ進め」

 

ホムラの力強いアドバイスに一誠は拳で汚れを拭い、構える。

 

 

~小猫とファーリー&祐斗とトゥム~

 

 

「アチョー!!」

 

ファーリーの拳や蹴りを避けつつも、攻撃を仕掛ける小猫。

しかし、ファーリーの目がキランッと光り跳躍して踵落としが炸裂する。

小猫はなんとか避けるが、少しばかり焦りが見えている。

 

「柔軟な動きはいいけど、まだまだネ!!もっと強く!!撃って来いネ!!」

 

「……はい!!」

 

反対の方では……祐斗とトゥムの剣戟戦が行われていた。

 

「なるほど、脚力は中々だ。動きの遅い相手なら……の話だ」

 

トゥムは右手に持つ剣に回転を加えてブーメランのように投擲した。

これには祐斗は驚き、思わず足を止めてしまい、弾き飛ばされた。

剣を手に戻し、地に刺してアドバイスをする。

 

「参考にならないが私の場合は剣をこの様に使う。

 お前の神器も剣を生み出すと聞いた、ならば……敵の意表を突く技も身につけよ」

 

「敵の意表……」

 

「それと……恨みを込められた剣では斬ることはできん。それを忘れるな」

 

その一言で、祐斗は目を見開く。

彼女は見抜いていたのだろう、祐斗の奥底に抱え込んでいる"復讐"と"闇"を

 

 

~ヨハンの魔法講座~

 

 

リアスと朱乃は試し打ちに魔力を放ちヨハンがそれをふむふむと頷き、ノートに書く。

書くのが速く、一瞬のうちに答えを導き出す

 

「リアスさんと朱乃さんは威力が高いけど……、どうにも技術面が足りないね」

 

「技術ですか……?」

 

「そう。動きが鈍間な船に大砲を撃ち当たれば、勝負はつく。

 だけど……動きが速かったり、対抗できるものがいたらピンチになる。

 闇雲に撃つだけじゃなく、小技で攻めてから大技で攻め落とすという感じ。

 それが課題、やってみてねー」

 

リアスと朱乃に課題を言い渡すヨハン、次にアーシアを見る

 

「回復役は真っ先に狙われやすいので……逃げ隠れが必要かな?」

 

「逃げ隠れですか?」

 

「それらは恥じることじゃないよ。昔から言うじゃない"逃げれば勝ち"って。

 味方と合流して、後は支援をするという感じにねー」

 

まずはアーシアに気配遮断の使い方を教えつつ、見破られたら逃げるという体力トレーニングもつけることに。

 

 

◆◆◆◆

 

修行が始まって四日目の夜。

その日も終わって、皆はぐっすりと寝ていた。

ホムラとヨハンが会話をしていた。

 

「今回は忙しい中、来てくださって、ありがとうございます。ヨハン殿」

 

「んー?気にしなくてもいいよー。

 神崎姉弟が気になるグレモリー眷属の事、興味があるし。

 それに……兵藤一誠くんだっけ?彼は魔力が低めだと言ってたけど……違うね」

 

「違うというのは?」

 

「魔力が無いんじゃなく、上手く扱えないだけ。幾ら、凍らせようとしても水になってしまう的な」

 

例えが解りずらいが、言いたいことは解る。

 

「まぁ……ドライグと対話できたなら、後は使いこなすように修行すればいいよ

 器がしっかりしてなければ、倍加しても耐えきれなく、膨らませ過ぎた風船みたいに破裂するし」

 

ヨハンはクスクスと笑いながら、一誠の成長報告をする。

 

「それにしても……Mr.Eは友人たちにも掛け合っていると聞いたよ。まるで大きな準備があるみたいで」

 

「……その時、我々には我々の準備をしましょう。俺と姉さんに命を与えてくださったあの人のために」

 

 

 

◆◆◆◆

 

 

 

Mr.Eはある場所を訪れていた。

向かったのは森の中にひっそりとたたずんでいる館。

玄関から入り、埃だらけの大広間、中央の階段を一段ずつ上がり、一つの部屋へと入る。

そこは資料が多くあり、机に至っては紙の山である。

 

内容は"異形の存在"、"聖遺物"、"神話の武器"、"英霊の座"、"アルタナ"、"異世界"、"聖なる扉"、"災厄"など

一般の人間は疎か、あらゆる学者が理解できないものだらけだ。

 

「……彼は亡くなるまで何を調べていたのだろうか」

 

最早、何もないと思い……館を後にする。

目の前に誰かが立っている、全身が包帯に巻かれたミイラ男だ。

 

「ここに来て、真実は見つけたかねMr.E」

 

「……お久しぶりですね、シュバルツバルト。いえ……墓場から甦った亡霊と言えばいいのか」

 

「私は亡くなったわけではない。真実を見つけたのだよ。そのおかけで……こんな姿になったがね」

 

「それで、何をする気なのでしょうか?」

 

「幾度の世界を見て来た君なら、解るだろ?

 君の子飼いである者が、他の世界で交戦した"転生"と呼ばれる派閥。

 それこそ、君が考える―――"災厄"だと」

 

「もう一つあるなら、貴方も"災厄"と考えてますがね」

 

「フフフフフフフッ。本当のショーはこれからが面白くなるぞ」

 

シュバルツバルトが闇に包まれると同時に、風が吹き荒れる。

影が空を飛び出し、Mr.Eはただそれを見るしかできなかった。

 

「……貴方が言う、ショーというものを見て見ましょうか」

 

ハラリッと落ちた包帯の切れ端を握り、彼は歩む。




今回登場したシュバルツバルトはこの作品においての最大の敵。
彼が調べた資料……あらゆる世界を渡ってきたことを示唆している。

次回は原作と大きく変わったライザー戦!!
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