爆炎と氷河の姉弟   作:Mr.エメト

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今回は悪維持さんとコラボストーリー!!

鬼町夏煉が戦うは神崎ホムラ!!
焦熱を操る鬼神との大バトルを楽しんでください!!



獄炎ノ鬼神VS仮面ライダーヘレナ 前編

鬼町夏煉はとある場所へと向かっていた。

彼女の手には紙と地図が握られており、指定された場所―――この遺跡へと辿り着く。

手紙の内容には"場所へと来い。話がある"っと。

 

「指定された場所へと着いたけど……ここは?」

 

辿り着いたのはストーンサークルの遺跡。

その真ん中に胡坐をかいて瞑想をしている人物がいた。

 

―――神崎ホムラである。

 

(まったく、ヨハンさんも酷いもんだな……)

 

神崎ホムラはこうなった経緯を思い出す。

 

 

◆◆◆◆

 

 

「仮面ライダー?」

 

「そう。特に注目べきは、眼魂システム。

 これは幾多の存在の魂が込められており、その人物の力を使うという全く新しいライダーシステムなんだよ」

 

ヨハンは魔力でできたホログラムを生み出し、眼魂を表示する

 

「確認された世界では、このシステムを使い本来とは違う偉人を宿した眼魂があるのを確認されている」

 

「それで、今回の件と何が?」

 

「煉獄の義姉弟―――ヴラド・スカーレットの元にいる仮面ライダーで構成された処刑人。

 その中でも……鬼町夏煉。偽物の赤龍帝と戦い勝利した子だよ。

 ライダーになったその日に」

 

ヨハンは左目に懸けているモノクルがキラリッと輝く。

まるで新しい発見をした子供のようだ。

 

「ホムホムにはこの子と戦ってほしい。色々とデータとか採りたいからね。

 あ、ちなみにヴラドさんの許可は得ているよ」

 

ヨハンは椅子に座って、ゆっくりと回りながら言う。

 

「それに――――彼女が大切にしているモノを壊しちゃったら、本気で戦うんじゃないかナ?」

 

その笑みは虫すらも容赦なく解剖しかねない子供の笑顔だ。

 

(まぁ……ブラフでしょうけどね……)

 

 

◆◆◆◆

 

そして、現在。

彼女が現れて、ホムラはゆっくりと目を開けて夏煉を見る

 

「……来たか」

 

「私を呼んだのは貴方なの?何が目的なの?」

 

とにかく、戦う理由が必要だ。

ヨハンから教えてもらったが………。

 

「そうだな……。あんたが家族と呼んでいる奴を傷つけた」

 

その言葉に空気が一変し、夏煉は怒りの感情になるが冷静だった。

 

「……許さない」

 

バックルを開いて、スイッチを押した眼魂をドライバーにセットした後にバックルを閉じて元の状態に戻す。

 

《アーイ!》

 

ドライバーから聞こえた音声と共に、そこから黒地に紫の縁取りのパーカーが出て、音楽にあわせてグルグルと飛び回る。

 

《バッチリミトケー!バッチリミトケー!》

 

「変身!!」

 

レバーを引いてそのまま押し込むと周りに黒い霧が発生し、身体を紫のラインが入った黒いボディースーツに包まれ、パーカーを羽織ると何もなかった顔に紫と黒で顔が描かれ、額には炎の様な紫色の二本の角がついた。

 

《カイガン!ヘレナ!!デッドゴー!覚悟!!キ・ラ・メ・キ!ゴースト!!》

 

「私の生きざま、たっぷりと見せてあげる!!」

 

ホムラは変身を終えたのか、ゆっくりと胡坐を解いて、立ち上がり両腕についてる腕輪をはめる。

燃え盛る炎に包まれ、髪が赤くなり逆立ち、上半身に赤いラインのようなものが刻まれて点滅している。

白い息が漏れて、鋭い牙を見せて―――。

 

「ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」

 

ホムラは天に向けて雄たけびを上げる。

同時に炎を巻き起こし、力の差を見せつけようとする。

その姿は地獄の底に住む獄炎ノ鬼神だ。

 

(物凄い熱と炎……だけど!!)

 

夏煉は臆さず、ガンガンセイバーを二刀流モードにして、構えて相手の出方を見る。

先に動いたのはホムラだ。

両手から火炎弾を連続で放ちつつ、目が見えなくなったところへ強襲する。

寸前の所で躱して、ガンガンセイバーで連続で斬りつけるが……。

 

「ジェラアアアアアアアアアアアアア!!」

 

"炎張連撃・炎爆蹴"(えんちょうれんげき ばくえんしゅう)

 

ホムラは炎の連続張り手をブチかまし、最後に回し蹴りが炸裂して吹き飛ばされるヘレナ。

地を踏ん張って、なんとか勢いを殺す。

 

「なら……!!」

 

D01:ホムラ魂を取り出して、交換してバックルに装着。

パーカーが出現し、憑依し姿が変わる。

 

《カイガン!ホムラ!!目指せ最強!迸る六爪!!》

 

赤いラインが入った黒いセーラー服、フード部分にはポニーテール状のモノに、白い髪止めがある。

肩部には六刀の刃、背中に七本目の刀『炎月花』を背負っている。

 

(姿が瞬時に変わった。なるほど……戦況を変えて有利にするタイプか)

 

地を蹴って、引っ掻くように連続で振り下ろすが、ヘレナは避けつつ斬る。

 

「そこだ!!」

 

勢いよく回転しながら切り裂く『颯』。

 

「グオッ!?」

 

六刀の連続斬りを浴びせる『隼』。

 

「グガアアッ!?」

 

相手の懐まで突進しながら斬り刻む『轟』。

 

「はっ!!せいっ!!やっ!!はあああっ!!」

 

六刀の剣技をホムラに浴びせて、上空へ投げだして抜刀術で斬り裂く『響』を決める。

強烈な斬撃技でホムラは吹き飛ばされて、片膝をつくが――――ゆっくりと立ち上がる。

 

『あれだけの斬撃を喰らって、立ち上がるのか!?』

 

「パワーもタフネスも桁違いね……」

 

ヘレナはホムラの強靭なタフネスに驚いている。

ホムラは深く呼吸し、両足に力を入れて気合を入れ始めた。

 

「ガァァァァオォォォォアアアアアッ!!」

 

"青炎業蛇"(せいえんごうじゃ)

 

右手で火力を調節し青い炎が噴きだし、鞭のように振りかざす。

刀で受け止めようとするが―――――。

 

『受けたらダメじゃ!!避けろ!!』

 

ハゴロモギツネ魂の声が聞こえて、ヘレナは急いで避ける。

すると、地面がバターのように融解して小さめのマグマだまりが出来上がった

もし、刀で受け止めようとしたら、確実に焼断される。

 

―――かつてないほどの強敵の前に、ヘレナはどう立ち向かうか?

 

 

◆◆◆◆

 

 

二人を衛星から映像を見ているヨハンと―――鬼崎陽太郎だ。

陽太郎は妹である夏煉を心配そうに見ている

 

「今回、協力してくれて感謝するよ。……まぁ、ホムラの言葉は僕が考えたから責任は僕にあるよ」

 

「ええ、解っていますよ。

 貴方の主は……スカーレット様と戦魔王様とは旧友と聞いてます。

 しかし、どうして夏煉を?」

 

「うーん、一番の理由としては……家族として生きるのもいいけど、束縛されすぎたらいけない。

 だから、独り立ちの儀式みたいなものかな?

 いつかは、独りで強く生きないといけない時がくる。あの子は君に依存しているような感じがあるしね」

 

「依存、ですか……」

 

「悪い事じゃないし、頑張っていると思うよ。

 けど……君に何かあると足を止めちゃうからね。

 だから、あの子が一人でどこまで戦えるか」

 

ヨハンは夏煉―――仮面ライダーヘレナを見て、ムフフッと笑う。

本気を出したホムラ相手にどう逆転していくのかを、楽しんでいる。




後半戦に続く!!
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