とある国の特殊部隊   作:ミュラさん

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第1話 とあるお国へ瞬間転生

皆さんはサバイバルゲームをご存知だろうか。よく大人達がおもちゃの銃で撃ち合ってるアレである。

そして平日の真っ昼間からサバイバルゲーム略してサバゲーをやろうとしている男が1人。

 

 

 

 

「なんだ?今日もやりに来たのか、亮太」

 

それに軍服コスチュームを着た亮太が笑いながら答える

 

「別にいいだろ?やることねぇんだからよ」

 

サバゲの店員は呆れたようにため息を吐く

 

「いくらお前が天辻家のボンボンだからってお前はもう25歳だ、そろそろ働き口探さねぇとダメだろ?」

 

それにイラッときた亮太は店員に怒鳴る

 

「なんだ?実はお前、俺が怖いんだろ!?このフィールドに来て欲しくないから仕事探せとか言ってこの店から遠ざけたいんだろ!本心をハッキリ言え!」

 

(あ、言っちゃったぁ!ヤバいよ…サバゲ出来なくなっちゃうよ!)

 

店員は震えた声で

 

「そりゃあ、怖いよ!本物の銃を作って警察に捕まったお前なんかが来てたらなぁ!!」

 

(すいません!あの時の俺は法律を完全に忘れていたんだ!忘れてくれ!)

 

店員は続けて叫んだ

 

「エアガンじゃなくて実銃でこのゲームに参加するんじゃないかって思うとお前が来る度に恐怖しかねぇんだよ!」

 

(最悪だ…信頼取り戻せないパティーンやないか、さようなら、お気に入りのサバゲ場……。)

 

「と、とりあえず、今日は参加させて貰うぞ」

 

そのまま亮太はフィールドへ入って行きゲームを始めようとした…

その時、急に目眩が自分を襲った。

 

(なんだ!?貧血か?昨日のレバニラ食っとけば良かったわぁ…)

 

目眩が治まり顔を上げる。

 

「帰ったらレバニラ食べ……ってなんだよ…ここ!!」

 

現在の状況を説明しよう

 

目眩が治ると目の前に広がったのは死体!人の死体!血にまみれた戦場跡!人の体や馬に槍やら弓やら刺さって放置されている。

 

(なんですか!?ここ!!最近はこんなリアルなサバゲが流行ってるんですか?つか、ここ昔のローマみたいな場所だな…一体どうなってるんだ)

 

「きゃあぁぁぁ!止めて!殺さないで!!」

 

悲鳴を聞いた瞬間に意思とは関係なく体は動き出していた。

 

短剣と南蛮鎧を着た男が女を襲っていた。

 

これはマズいと思った亮太はこちらに注意を反らす為に気休め程度だがサバゲ用に持ってきたエアハンドガンM9を男の頭に照準を合わせ引き金を引く。

 

パンッ!

 

と自分の尻を叩くような音と共に男の頭が血の色に染まり倒れる。

 

は?

 

一瞬何が起こったのか分からずしばらく固まっていた。

そして倒れた男に接近し脈を測る

 

(…脈……無いよ…?)

 

(ヤバいよ?なんか変な汗出てきたよ…)

 

改めて手に持っているM9らしき物を恐る恐る見る…。

 

「おい…ベレッタ社のロゴがないぞ?どこに行ったんだ…?」

 

しばらく考える

 

「あっ!」

 

「ベレッタ社のロゴなんてあるわけないじゃないか、だってこの銃作ったの俺だしな。なんだよぉ、ビックリ…し…た……」

 

「………。」

 

亮太は静かにしゃがみ両手を頭に置く

 

(やっべぇぇぇぇ!!昔自分で作った実銃やん!家にまだ残ってたなんて、警察の野郎共……ちゃんと家宅捜査したときにちゃんと押収しろよぉぉぉ!!)

 

(これ、サバゲで使うつもりだったのか俺は……)

 

女の人はまだ何が起こったのかわかっておらずそのまま固まっていた。

 

(と、とりあえず話を聞いて見るか)

 

「おい!」

 

「は、はいっ!命をお助けいただきありがとうございます」

 

「それで?ここはどこなんだ」

 

「ここはバルシズ国とサバラ国の戦争跡でございます。今はバルシズ国の領土となっております。」

 

(つまり、俺は完全に知らない世界に迷い込んだのか?漫画かよ……。

とりあえず情報が少なすぎるな、話を聞いてみるか…)

 

「バルシズ国の領土なら近くに町とかあるんじゃないか?」

 

(半分ダメ元だが、ゲームならこれで情報GET出来るよな…)

 

「はい、ここから馬で北へ半日行った所にバルシズ国の城下町がございます。」

 

(情報聞けちゃったよ!!ナイスっ!俺のゲーム経験!)

 

(しかし、馬が無いと辛いな…さて、どうするか…)

 

①銃を突き付け脅して馬を奪う

ゲスいな、これはない

 

②城下町まで歩く

これは最終手段だな

 

③馬を貸してくれるように頼みまくる

よし、これで行こう

 

「お願いだ!アンタの馬を貸してくれ!!」

 

「はい、命を助けてくれたお礼に差し上げます」

 

(え?超優しいやん、つかあっさり…)

 

「でも、そうなるとアンタが城下町に帰れないじゃないか」

 

「私の分の馬はあります。戦争で死んだ夫の死体を探しに来たのですが見つからず……夫の死体を乗せる為の馬が必要無くなりました。あなたが使ってください」

 

「では、お言葉に甘えて、ありがとな」

 

「はい、こちらこそ」

 

 

 

 




人生初めての小説を読んでいただきありがとうございました。

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