ダイズの翠星石   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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第5話

翠星石はドクに頼んでこのファボス内の人口と産業比率、町の地図を取り寄せてもらい、それらを読んでいた。

 

「人口が2万人・・・まぁ面積からしてそんなもんですぅ。だけど食料生産プラントがなく、人口比率が男性7に女性3、町長含めた地球連邦の職員の人も閑職でブラック企業がホワイトに見えるくらいのデスマーチ中・・・しかも給料が安くて子供を大学に行かせられないとか・・・オワコンですぅ。」

 

「実際問題、ここの公務員は誰一人地球に行ったことが無いらしいですよ。」

 

「・・・これ、アクシズ擬きいけるですぅ。」

訳のわからないことを呟く翠星石であった。

 

 

連邦政府に対しての町民の不満 低ければ悪い

 

《100:31 機会を伺いつつ、何とかして現状を良くしたい》

 

 

 

 

 

 

ドクはデギンに対して手紙を送り続けていた。

しかし一旦恐怖を感じてしまったデギンは手紙を読む気にはなれなかった。

デギンと協力関係になっていたジオン・ズム・ダイクンはデギンの長女を心配して、様子を聞いてくるのだが、家庭内のことと言って絶対に口にしなかった。

 

 

 

 

 

《3D10 2+5+9

2 新しい野菜の栽培開始

5 ドクがマグネットコーティングの初期理論を使い、翠星石の関節の動きを良くする

9 ハロを作る》

 

「新しい野菜と米をつくるですぅ!!」

 

「こ、米・・・幻の食材ですか。」

 

「あと、トマトとスイカをつくるですぅ!!」

 

「どれも水が大量に必要ですね。」

 

「循環器を作ったから必要な水の量はだいぶ少なくできるですぅ。というかどんだけ食料が足りてないのに宇宙移民を進めたですか!!」

 

「・・・私の父親も医者でしたが、それが地球から出なければならないほど空気が悪かったらしい。」

地球はそこまで疲弊していたらしい。

 

(京都議定書はどうしたんですぅ!!)

前々世の世界的な環境保護政策を思い出す翠星石であった。

 

「の、農業革命以前に農業コロニーを増やすことが一番かもしれねーですぅ。」

翠星石は改革以前に栽培面積が足りないことを痛感する。

 

 

 

 

 

 

ハロハロ

 

「なんですかこのボールは?」

 

「空中に浮きながら自動で水をやり、種を植えてくれるマシーンですぅ。」

 

「・・・いりますか?これ?」

 

「か、数が揃えば・・・時期を間違えたですぅ。」

 

 

 

 

 

怒濤の1年が終わり宇宙世紀39年に突入する。

 

収穫量前からトマト、スイカ、米

《3D10 7+8+10 ×20キログラム》

 

「これが米・・・200キロも取れるなんて。」

 

「ほっかほっかですぅ。1年ぶりの米はうめぇですぅ!!」

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